富山×食器

富山県には代表的な伝統工芸品「越中瀬戸焼」と「小杉焼」があります。

• 越中瀬戸焼

  
  富山県立山町瀬戸地区で製作されている伝統工芸品の一つです。
  越中瀬戸焼の歴史は430年と古く、文禄3年に加賀藩の当主が陶工の彦右衛門を呼び、つくらせたことが起源とされています。
  最も栄えていた頃は磁器も製作されていましたが、現在は陶器のみ焼かれています。
  植物灰を用いた自然の釉薬や色が特徴です。

• 小杉焼

  富山県県射水市小杉地区で製作されている伝統工芸品の一つです。
  小杉焼の伝統は長く、1816～1907年の約100年間もの間受け継がれており、陶工・高畑与左衛門が窯を開いたことが始まりとされています。
  衰退していた時期もありましたが、池上栄一によって1970年には復興されました。

• 釋永由紀夫

  越中瀬戸焼を復興させた第一人者。
  富山県新川郡立山町上末に工房を構えています。
  後の人間国宝、「石黒宗磨」を工房に招き、技術革新をはかりました。
  個展を開いた際、スティーブ・ジョブズ夫妻が訪れ、以後彼の作品を購入するようになったことで話題になりました。