着物買取2021年09月27日

着物の喪服って買取相場はいくらぐらい?家紋が入っていても買い取ってもらえるの?

この記事では、喪服買取相場や高く売るポイントなどを紹介しています。

買取査定に出す際には参考にしてみてください。

また、自分の家特有の家紋が入っていても付け替えて利用する方もいるため、あきらめずに査定に出してみましょう。

※弊社ウリエルでは喪服は買取対象外です。

着物の「喪服」とは

Black awareness ribbon on gray background.

着物の喪服」とは、葬儀や告別式などの際に着用する和装の儀礼服です。

近頃ではブラックフォーマルと呼ばれる洋装の喪服が主流になりつつあります。

そのため、着用する機会が減った着物の喪服ですが、ここでは着用シーンや種類について解説していきます。

葬儀や法事で用いる礼服の一種

喪服は、葬儀や法事で着用する礼服の一種です。

特に着物の喪服は、故人の親族が着用する「正喪服」のことを指しています。

葬儀や告別式などの際には、故人からみてどのような関係かによって着用する服の種類が変わります。

着物における喪服の種類

喪服は、主に以下の3つに分けられます。

正喪服

正喪服は、最も格式が高い喪服と位置づけられていて、葬儀や告別式などの場で、喪主や親族などの主催者側が着用する喪服です。

男性の場合は紋付羽織袴、女性の場合は黒紋付に、黒無地の帯や白の足袋、黒の草履などを着用します。

また、肌の露出はできる限り控えることがマナーです。

準喪服

準喪服は一般的な喪服で、一般参列者が葬儀や告別式に参列する際に着用する喪服で、状況によっては喪主や親族が着用することもあります。

男性はブラックスーツ、女性はワンピースなどを選びましょう。

また女性の場合には、極力肌の露出が控えめなものを選んでください。

略喪服

略喪服は、三回忌以降の法事や急な弔問、またはお通夜へ参列する際などに着用します。

男女ともに黒や濃紺などの色合いを選びます。

喪主側から「平服でお越しください」とあれば、略喪服を着用するのが一般的です。

家紋について

着物の喪服においては「家紋」の数と場所も重要です。

家紋が入っている喪服には五つ紋、三つ紋、一つ紋などの種類がありますが、家紋が入っている数が多いほど格式が高くなり、葬儀の場において着用する人も限られます。

正喪服を着用する際には、両胸と両袖の背面、背縫いの中央に5か所家紋が付いた五つ紋の喪服に黒の帯や小物を合わせます。

三つ紋は、背縫いの中央と両袖の背面の3か所に付いており、主に一般参列者が喪服に付けます。

そして一つ紋は、背縫いの中央に家紋が入っています。

女性の場合、結婚前に着物を持たされた場合には実家の家紋、結婚後に着物を仕立てた場合は夫側の家紋を使用することが一般的です。

もし家紋がわからない場合には、「通紋」が入った着物を着用しましょう。

喪服の家紋は家系で特に決まったものがなければ、通紋でも差し支えありません。

着物の中でも喪服の買取相場は?

man or mortician at funeral mourning

喪服の買取相場は、ブランド品で保存状態がよいものであっても2,000~4,000円ほどと言われています。

ブランド品でない場合は数百円になることもあるため、それほど大きな買取価格は期待できないでしょう。

需要が限られているので高価買取は難しい

喪服の買取相場が低い理由は、需要がそれほど高くないという点にあります。

葬儀や告別式など限られたシーンでしか喪服は着用しないため、必要とする人が多くありません。

また近年は、喪服よりもスーツやワンピースなどの洋装を選ぶ人が増えていることもあり、この点も需要を減らしている大きな原因と言えるでしょう。

家に関係する家紋が入っていると安くなる傾向

また、喪服に家紋が入っていると買取相場はさらに安くなる傾向にあります。

家紋は家特有のものなので、着用できる人が大幅に限定されるためです。

一般的に、家系に無関係の家紋が入った喪服を着用することはまずありません。

もし家紋が入っている喪服を持っている場合には、売らないで取っておくというのも一つの選択肢でしょう。

喪服を高く売るポイントとは

Japanese male businessman working from home in plain clothes

買取相場が低い傾向にある喪服ですが、場合によっては高く売れることもあります。

ここからは、喪服を少しでも高く売るポイントを解説していきます。

共通する家紋が入っていれば高価買取も

喪服を少しでも高く売りたい場合、着物に付いている家紋を確認してみてください。

付いている家紋がどの家でも使える「五三の桐」や「通紋」であれば、買取をしてくれる業者は多くなります。

家系の家紋がわからない人や家紋の種類にこだわらない人にとって、一定の需要が見込めるからです。

高品質な喪服なら高く買い取ってもらえることも

持っている喪服がブランドものなど高品質のものであれば、高く買い取ってもらえるケースもあります。

喪服は家紋の付け替えが可能なので、高価買取が見込めるチャンスです。

またその際には、確かな専門知識を持った業者に持ち込みましょう。

専門の査定士がいないリサイクルショップなどでは、高価買取の可能性は低いと言えます。

専門買取業者では専門の査定士が丁寧に査定してくれるため、高額査定されやすくなります。

よい状態をキープしておく

少しでも喪服を高く売りたい際には、保存状態をよくしておくとよいでしょう。

着物の保存状態によって買取価格は変わってきます。

保管中にカビが生えないよう湿気が少ない場所を選びましょう。

また紫外線にも弱い喪服の黒は、色あせなどが起こりやすいため、直射日光が当たる場所に保管するのは避けることが重要です。

喪服を着用する機会は限られていますが、着用したあとは必ずクリーニングに出しましょう。

クリーニングに出さないまま保管しておくと、汚れが付いたままとなりシミや変色が発生します。

着物の保管には、除湿剤を使うなどの配慮も大切です。

付属品は揃えて査定に出そう

喪服を高く買い取ってもらうための重要ポイントは「付属品を揃えて査定に出す」ことです。

喪服に合わせる帯などの小物は、喪服と同じく、他の場面での着用ができません。

そのため購入者は、「できる限りセットで揃えておきたい」というニーズを持っている可能性が高く、帯や腰紐など付属品はすべて揃えておくと高く売れる可能性が上がるでしょう。

主な喪服の付属品は下記の通りです。

・帯
・腰紐
・草履
・バッグ
・証紙

特に買った際に付いてくる証紙は、喪服の品質やブランドを証明する大事な付属品です。

喪服を購入した際には、なくさないように小物とひとまとめにして保管しておくとよいでしょう。

まとめ

Chrysanthemum on white artificial flower

当記事では喪服の買取相場や高価買取のポイントについて解説しました。

喪服の需要は限られていますが、店舗によっては状態や品質次第で買取可能な場合もあるため問い合わせてみるのがよいでしょう。

※弊社ウリエルでは喪服は買取対象外です。

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