骨董品・古美術買取

絵画

絵画は日本画、西洋画、リトグラフなど多様な種類があり、作家の知名度や制作年代が評価に大きく影響します。特に原画は印刷画よりも価値が高く、有名作家による古い作品ほど高く評価される傾向があるでしょう。絵画の査定では、作者の知名度や保存状態も重要なポイントです。以下に代表的な高価買取が期待できる作家と作品は以下の通り。

掛け軸

掛け軸は日本製と中国製があり、特に希少性が高く、作家の署名がある作品は高値がつきやすい傾向です。
室町時代から安土桃山時代にかけての古作は市場でも高評価を得ており、巨匠による現代作品も高く評価されることが多いです。
以下に代表的な高価買取が期待できる作家と作品は以下の通り。

茶道具

茶道具の買取では、茶碗・鉄瓶・香炉・急須・茶釜・茶杓など多くの種類が対象になります。一見すると古くて価値がなさそうな品でも、落款（刻印）や署名があるだけで評価額が上がることも。特に有名作家や人間国宝による茶道具は、使用感があっても高く評価されやすい傾向です。
茶道具の代表的な作家は以下の通り。

書道具

書道具の買取では、基本となる硯・墨・筆・紙の「文房四宝」に加え、文鎮・毛氈・印材なども対象となります。有名作家が手がけた書道具は、美術的価値や希少性が評価され、相場より高く取引されることが多いでしょう。中でも硯は特に評価が高まりやすく、特に中国・瑞渓産の原石で作られた「瑞渓硯」や、日本の赤間石・雄勝石で作られた和硯は高く評価される傾向です。
書道具の代表的な作家は以下の通り。

陶器・磁器

陶器・磁器には茶碗、花瓶、皿、壺、徳利、ぐい吞みなどがあり、種類によっても評価が異なります。高値がつきやすいのは、有名作家による作品や古い時代に作られたものです。無名作家のものでも古ければ希少価値が認められ、高値となる場合もあります。
陶器・磁器の代表的な作家は以下の通り。

ただし、古い年代のものであれば無名作家のものでも希少性が高く、高値がつく可能性もあります。

中国美術

中国美術品とは、中国で制作された絵画・書・陶磁器などの美術工芸品を総称する言葉です。世界的にもコレクター需要が高く、中国国内でもその価値が再評価され、市場価格が上昇傾向にあります。2007年以降、中国では1911年以前に作られた骨董品の国外持ち出しが禁止されており、それ以前に日本に輸入された中国美術は希少価値が高く、特に高く評価されることが多いです。
代表的な作家は以下の通りです。

香木

香木とは、インド・ベトナムなどのアジア諸国で産出される高級香料で、代表的な種類には沈香・伽羅・白檀があります。近年は中国を中心に需要が急増し、骨董市場でも注目される存在となっています。中でも伽羅は最高級とされ、天然物で状態が良ければ1gあたり数万円〜数十万円で取引されることも。人工香木も多く出回っているため、証明書付きの天然香木は特に高く評価されやすいです。
価値の高い香木の特徴は以下の通り。

仏像

仏像は仏師による作品や希少素材で作られたものが高く評価されやすいです。木・石・漆・象牙・金など素材の種類や、保存状態、彫刻の精度によって価値が左右されます。また、印相や衣装、表情といった様式や、菩薩・如来・明王といった種類によっても価格に差が出やすいです。近年では特に阿弥陀如来や不動明王が注目され、需要が高まっており、希少性や作家性が評価されやすい要素になります。

美術品

骨董品の中でも美術品は高く評価されやすい分野の一つです。絵画・書・彫刻・陶磁器・仏像・香木・掛け軸など多岐にわたるジャンルが存在し、作家名・素材・制作年代・保存状態などが評価のポイントになります。有名作家による作品や、希少価値の高い古美術品は特に高く評価される傾向にあります。
また、日本美術だけでなく中国美術・西洋美術も市場での需要が高く、海外作品の買取も盛んです。

ペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯は、骨董品の中でも人気が高く、高く評価されやすい美術工芸品です。代表的な産地にはイスファハン・タブリーズ・カーシャン・クム・ナインの5大産地があり、特に評価が高い傾向にあります。素材はウールやシルクが主で、シルク製は高級品とされていますが、経年劣化により状態が悪いと査定額が下がる場合も。
100年以上前のアンティーク絨毯で保存状態が良好なものは、数十万円以上の価格がつくこともあります。

銀製品

銀製の骨董品やアンティークは、装飾品・工芸品としての美しさと、素材としての銀の価値を兼ね備えており、常に安定した需要があります。中でも細密な彫金や装飾が施された銀製品は、評価が高まりやすい傾向です。著名作家による銀器は、美術品としての評価も加わり、高価買取の対象となります。
代表的な作家は以下の通りです。

その他の品目

骨董品の世界は非常に幅広く、絵画や茶道具以外にも高価買取の対象となる品が数多く存在します。特に、個人では価値が判断しづらいものでも、専門の査定士による評価で思わぬ高値がつくことがあります。以下のような品目も骨董品として扱われています。

・着物
・切手
・古銭
・アンティーク製品（懐中時計・カメラ等）
・西洋アンティーク（ガラス製品・ブロンズ製品等）
・人形（御所人形・ビスクドールなど）
・古書（和綴・巻物など）
・金銀製品やプラチナ製品
・珊瑚製品や翡翠製品
・和楽器
・刀剣・武具・甲冑

「詳細がわからない」「作者や由来が不明」という場合でも、専門知識を持つ査定士が丁寧に対応いたします。