茶道具・茶器の高価買取はウリエルにお任せください!

茶道具・茶器の高価買取は、専門知識と実績のあるウリエルにお任せください。茶碗・茶釜・水指・茶入・棗・茶杓・風炉・鉄瓶・銀瓶・香合・掛軸(茶掛)など、幅広い茶道具に対応しています。作家物や名品はもちろん、古い品でも丁寧に査定し、市場相場を踏まえた適正価格で買取いたします。
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茶道具の買取例

  • 東京都北区出張買取
    買取日:2021/12/15茶道具買取

    茶碗/楽弘入 黒茶碗

    買取価格
    ¥350,000
  • 東京都大田区出張買取
    買取日:2021/07/18茶道具買取

    茶道具/人間国宝 音丸耕堂作 堆漆鶴香合

    買取価格
    ¥250,000
  • 東京都北区出張買取
    買取日:2021/03/28茶道具買取

    黒楽茶碗 茶入

    買取価格
    ¥10,000
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お客様の声

  • 母の茶道具を査定してもらうと高値が付きました
    出張買取茶道具40代女性神奈川県横須賀市にお住まいのお客様

    お茶の先生をしていた母の茶道具を査定していただきました。初めての買取査定だったので右も左もわからない状態でしたが、担当の方にしっかりと説明していただきとても感謝しております。

    ウリエル査定士からのコメント

    お母様の茶道具を査定させていただきました。見させていただいた茶碗などの中には人間国宝の作品なども多くあり査定金額もしっかりとつけさせていただきました。お茶道具などは割れ物も多く、共箱などに入っているためかさばりやすくなります。当社の出張買取では訪問から査定、運びだしまでプロのスタッフが対応いたしますのでお客様のご負担なく査定をすることが可能です。ぜひ、また何かお困りの際はウリエルをご利用ください。

  • 何社か査定して、一番丁寧なウリエルで買取しました
    出張買取茶道具30代女性東京都港区にお住まいのお客様

    何社か査定に来ていただき、一番丁寧に対応してくださったウリエルに買い取っていただきました。

    ウリエル査定士からのコメント

    花瓶や鉄瓶をお買取りさせていただきました。割れているものなどもあり、評価が下がってしまったものもございましたが、量が多かったためご希望の金額に届くお買取りが出来ました。以前の買取業者に買い取れないと言われたものも、捨てる前にぜひウリエルにご相談ください。この度はご利用いただき誠にありがとうございました。

  • しっかり価値の分かる査定士の方でした
    出張買取茶道具60代男性神奈川県稲城市にお住まいのお客様

    母親の持っていた本や茶道具があったので、誰も使わないので、売りました。割れたらこまるので来てもらいました。大切にしていたことは知ってましたが、本当に価値のあるものだったようです。高く買ってくれてありがとう。

    ウリエル査定士からのコメント

    今回お売りいただいたものの中には人間国宝の濱田庄司の茶碗がありました。知名度、人気ともに高い作家です。大切に使われていたとのことで、品質は良好な状態でした。この度はお売りいただきありがとうございました!

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茶道具の買取について

茶道具の買取について

茶道具は、美術品としての価値だけでなく、歴史的背景や流派ごとの伝統、作家の格付けによっても評価が分かれます。

まずは茶道具の歴史やその価値について見ていきましょう。

茶道具の歴史

茶道具の文化は、遣唐使が持ち帰ったお茶をきっかけに始まりました

最初は薬用として使われていましたが、鎌倉時代以降に禅宗と結びつき、精神修養の一環として重視されていきます。

そして安土桃山時代、千利休が「侘び寂び」の精神を基に茶道を体系化し、日本独自の美意識を備えた茶道具が誕生しました。

南部鉄瓶や楽茶碗など、国産の素材と職人技が融合した作品が今も高く評価されています。

茶道具の価値

茶道具の査定では、作家の銘が入っているか、または付属の共箱があるかが大きな評価基準となります。

例えば、茶杓に見られる「削り銘」や、茶碗の箱に書かれた作家の署名などがあると、真贋の確認がしやすくなり、買取価格が上がりやすいです。

また、状態も重要で、汚れやヒビがない方が好まれます。

価値が下がる恐れがあるため、無理な清掃は避け、ホコリを優しく払う程度にしておきましょう。

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茶道具の作家一覧

茶道具の作家一覧

茶道具の価値は、作家の知名度や流派、制作背景によって大きく異なります。

とくに千家十職や樂家のような歴史ある家系の作品は、美術的価値が高く評価されやすいです。

代表的な作家は以下の通り。

  • ・有名な茶道具の作家一覧
  • ・千家十職
  • ・三千家 家元
  • ・歴代 樂吉左衛門

それでは順番に解説します。

有名な茶道具の作家一覧

松花堂昭乗沢庵宗彭
小堀遠州
千宗旦
川上不白
松平不昧
千利休
古田織部
大樋長左衛門
音丸耕堂
黒田辰秋
飯塚小かん齋
飯塚琅かん齋
大西清右衛門
奥村吉兵衛
板谷波山
河井寛次郎
富本憲吉
北大路魯山人
加藤唐九郎
金重陶陽
柴田是真
高野松山
白山松哉
濱田庄司
井上萬二
永樂善五郎
三輪休雪
中里太郎右衛門
鈴木表朔
三浦小平二
木村盛康
金重素山
西岡小十

千家十職

茶碗師…樂吉左衛門
釜師…大西清右衛門
塗師…中村宗哲
指物師…駒沢利斎
金物師…中川浄益
袋師…土田友湖
表具師…奥村吉兵衛
一閑張細工師…飛来一閑
竹細工・柄杓師…黒田正玄
土風炉・焼物師…西村(永樂)善五郎

三千家 家元

初代千利休宗易(抛筌斎) せんのりきゅうそうえき(ほうねんさい)
2代少庵宗淳 しょうあんそうじゅん
3代元伯宗旦(咄々斎) げんぱくそうたん(とつとつさい)
三千家表千家 不審庵裏千家 今日庵武者小路千家 官休庵
4代江岑宗左(逢源斎)
こうしん(ほうげんさい)
仙叟宗室(臘月庵)
せんそう(ろうげつあん)
一翁宗守(似休斎)
いちおう(じきゅうさい)
5代良休宗左(随流斎)
りょうきゅう(ずいりゅうさい)
常叟宗室(不休斎)
じょうそう(ふきゅうさい)
文叔宗守(許由斎)
ぶんしゅく(きょゆうさい)
6代原叟宗左(覚々斎)
げんそうそうさ(かくかくさい)
泰叟宗室(六閑斎)
たいそう(りっかんさい)
真伯宗守(静々斎)
しんぱく(せいせいさい)
7代天然宗左(如心斎)
てんねん(じょしんさい)
竺叟宗室(最々斎)
ちくそう(さいさいさい)
堅叟宗守(直斎)
けんそう(じきさい)
8代件翁宗左(啐啄斎)
けんおう(そったくさい)
一燈宗室(又玄斎)
いっとう(ゆうげんさい)
休翁宗守(一啜斎)
きゅうおう(いっとつさい)
9代曠叔宗左(了々斎)
こうしゅく(りょうりゅうさい)
石翁宗室(不見斎)
せきおう(ふげんさい)
仁翁宗守(好々斎)
にんおう(こうこうさい)
10代祥翁宗左(吸江斎)
しょうおう(きゅうこうさい)
柏叟宗室(認得斎)
はくそう(にんとくさい)
全道宗守(以心斎)
ぜんどう(いしんさい)
11代瑞翁宗左(碌々斎)
ずいおう(ろくろくさい)
精中宗室(玄々斎)      せいちゅう(げんげんさい)一叟宗守(一指斎)
いっそう(いっしさい)
12代敬翁宗左(惺斎)
けいおう(せいさい)
直叟玄室(又玅斎)
きそう(ゆうみょうさい)
聴松宗守(愈好斎)
ちょうそう(ゆこうさい)
13代無盡宗左(即中斎)
むじん(そくちゅうさい)
鉄中宗室(圓能斎)
てっちゅう(えんのうさい)
徳翁宗守(有隣斎)
とくおう(うりんさい)
14代宗左(而妙斎)
そうさ(じみょうさい)
碩叟宗室(無限斎,淡々斎)
せきそう(むげんさい,たんたんさい)
不徹斎宗守
ふてつさい
15代宗員(猶有斎)
そういん(ゆうゆうさい)
汎叟宗室(鵬雲斎)
はんそう(ほううんさい)
宗屋(随縁斎)
そうおく(ずいえんさい)
16代玄黙宗室(坐忘斎)
げんもく(ざぼうさい)

歴代 樂吉左衛門

名前生年
初代長次郎生年不詳~天正17年(1589年)
二代常慶永禄4年(1561年)~寛永12年(1635年)
三代道入慶長4年(1599年)~明暦2年(1656年)
四代一入寛永17年(1640年)~元禄9年(1696年)
五代宗入寛文4年(1664年)~享保元年(1716年)
六代左入貞享2年(1685年)~元文4年(1739年)
七代長入正徳4年(1714年)~明和7年(1770年)
八代得入延享2年(1745年)~安永3年(1774年)
九代了入宝暦6年(1756年)~天保5年(1834年)
十代旦入寛政7年(1795年)~嘉永7年(1854年)
十一代慶入文化14年(1817年)~明治35年(1902年)
十二代弘入安政4年(1857年)~昭和7年(1932年)
十三代惺入明治20年(1887年)~昭和19年(1944年)
十四代覚入大正7年(1918年)~昭和55年(1980年)
十五代樂吉左衛門 当代樂吉左衛門昭和24年(1949年)~
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茶道具の種類

茶道具の種類

茶道で使われる道具は、季節や点前の種類によって使い分けられます。

実用性に加え、工芸品としての美しさや格式も重視される点が特徴です。

主な種類は以下の通り。

  • ・炉縁
  • ・風炉
  • ・茶壺

それでは順番に解説します。

炉縁

炉縁(ろぶち)とは、茶室の炉の周囲に設置する木製の枠のことです。

畳と炉の境目に取り付けることで、熱が畳に伝わるのを防ぎ、美的な装飾の役割も担います。

素材には塗りや木地などがあり、季節や趣向によって使い分けられます。

炉の季節(11月〜4月)に用いられる茶道具として、炉の風情を引き立てる重要な存在でしょう。

風炉

風炉(ふろ)は茶道で使われる可動式の炉で、茶釜を据えて湯を沸かします

5月から10月の風炉の季節に用いられ、暑い時期は客との距離が広がり涼しさを感じさせるでしょう。

材質には土製や金属製があり、形も多様で茶会の趣向に合わせて選ばれます。

炉と異なり、据え置き型で移動可能なのが特徴です。

風炉の選択は亭主の工夫が反映され、茶席の雰囲気づくりに重要な役割を果たします。

茶壺

茶壺(ちゃつぼ)は、石臼で挽く前の抹茶の原料となる葉茶を保存するための容器です。

「大壺」とも呼ばれ、小壺(茶入)とは用途が異なります。

古くは中国や東南アジア産が珍重され、日本国内では信楽や丹波、京都などでも制作されました。

特に時代物や名工の作による茶壺は、骨董的な価値も高く、茶道具の中でも人気のある一品とされています。

食籠

食籠(じきろう)は、茶席で主菓子を盛るために使われる蓋付きの器です。

円形や角形、重ね式のものなど形状はさまざまで、漆器製が多く見られますが、近年は陶磁器製も増えています。

黒文字箸を添えて客に供するのが一般的な形式です。

菓子の色合いや形と調和する食籠を選ぶことで、季節感や趣を演出する役割も担っています。

菓子鉢

菓子鉢(かしばち)は、主に盛込鉢とも呼ばれ、主菓子を客の人数分盛って提供するための器です。

茶席では黒文字を添えて提供され、唐物や和物、陶器や漆器など多彩な素材が使用されます。

干菓子器との組み合わせを意識して選ばれることが多く、形や色合いも茶席の雰囲気を左右します。

見た目にも華やかで、もてなしの気持ちが表れる重要な道具のひとつです。

風炉先屏風

風炉先屏風(ふろさきびょうぶ)は、二枚折りの小型屏風で、道具畳の向こう側を囲うように設置されます

背景としての役割だけでなく、茶道具を引き立て、茶席全体の調和をとるために用いられます。

季節や茶会の趣向に応じて、絵柄や素材を変えることも多く、演出面で重要な存在です。

竹や和紙、絹張りなど素材によっても印象が異なり、視覚的な効果を高めます。

炭斗

炭斗(すみとり)は、炭点前の際に使用する炭を入れておくための容器です。

他にも「すみいれ」「すみかご」などとも呼ばれることもあります。

素材には竹や編み物、木製などがあり、形式に応じて形状や大きさが異なります。

亭主が客の前で炭を組む作法の一環として用いられ、見た目の美しさや清潔感も重要視される道具です。

帛紗

帛紗(ふくさ)は、茶道具を清めたり、茶器の扱いの際に敷物として使用する絹の布です。

サイズは縦約27cm、横約29cmで、朱色や紫色など流派や点前によって色が決められています。

主に茶杓や茶入などを清める際に使われるほか、所作を美しく見せる演出効果も期待できるでしょう。

扱い方に流儀の差があり、使いこなしには熟練が求められます。

建水

建水(けんすい)は、茶碗をすすいだ湯や水を捨てるための器です。

別名「こぼし」「みずこぼし」とも呼ばれ、茶事や点前の際に必ず使用される実用的な道具になります。

金属、陶磁器、竹など多様な素材で作られ、見た目の美しさより使い勝手や衛生性が重視されるのです。

道具の中では控えめな存在ですが、茶席の整いを保つ重要な役割も果たすでしょう。

蓋置

蓋置(ふたおき)は、茶釜の蓋や柄杓(ひしゃく)を一時的に置くための道具です。

茶道の所作において、釜の蓋を扱う動作の際に使用され、実用性とともに茶席の美意識にも関わる重要な役割を果たします。

素材には陶磁器、竹、金属などがあり、季節や趣向に応じて使い分けられます。

形や意匠の違いで趣が生まれるため、亭主のこだわりが表れるポイントです。

茶入

茶入(ちゃいれ)は、濃茶を入れるための小型の陶器製容器で、茶道具の中でも格別に尊重される道具のひとつです。

通常、象牙の蓋が使われ、さらに高級な織物で仕立てられた「仕覆(しふく)」で包まれて用いられます。

作家や窯元によって価値が大きく異なり、古来より家宝として受け継がれることも。

鑑賞性と格式を備えた、まさに茶道具の代表格です。

風炉釜

風炉釜(ふろがま)は、風炉の上に据えて湯を沸かすために使う茶釜です。

風炉の季節である5月〜10月に使用され、土製や銅製、鉄製など多様な素材が用いられます。

釜の形や地紋、鐶付(かんつき)の意匠にも趣向が凝らされ、季節や点前に応じて種類が選ばれるのです。

使い込まれた風合いも魅力として高く評価されることもあります。

金瓶

金瓶(きんびん)は、純金や金合金で作られた湯沸かし用の道具です。

その豪華な外観と希少性から、美術品としての評価が非常に高く、資産価値も見込まれています。

実用性に加えて、床の間や茶席に置かれることで場の格式を高める装飾的な意味合いも持ちます。

金の重量によっても価値が変わるため、査定時には素材の純度も重要なポイントです。

銀瓶

銀瓶(ぎんびん)は、銀製の湯沸かし道具で、見た目の美しさと高い実用性を兼ね備えています。

銀の柔らかな光沢は茶席に上品さを添えると同時に、湯の味もまろやかにするといわれています。

全体が一枚の銀板から作られているものや、霰(あられ)と呼ばれる装飾が施されたものは、特に人気が高いです。

手仕事の技巧が光る工芸品としての側面も強く、コレクターからも注目されています。

火入

火入(ひいれ)は、煙草盆に組み込まれ、切炭の火種を入れておく小型の容器です。

灰を中に敷き、中心に炭を置いて喫煙の際の火種とするため、見た目だけでなく安全性も求められる道具です。

陶器や漆器、金属など多様な素材で作られ、装飾性の高いものは美術工芸品としても扱われます。

茶席では控えめながらも味わい深い存在として親しまれている茶道具の一つでしょう。

花入(花生・花瓶)

花入(はないれ)は、茶花を生けるための花器で、茶席において非常に重要な役割を持ちます。

季節の花を一輪挿しすることで、侘び寂びの精神や自然との調和を表現してくれるでしょう。

竹、一輪挿しの陶器、金属製などさまざまな素材があり、花の種類や席の趣向によって選び方が異なります。

一見地味に見えますが、亭主の美意識が如実に表れる道具です。

香合

香合(こうごう)は、香を入れる小さな蓋付きの容器で、炭点前などで使用されます。

陶磁器、漆器、蒔絵、木地などさまざまな素材や意匠があり、季節や茶会のテーマによって取り替えられるのが特徴です。

輪島塗や京焼など著名な工房の作品、または人間国宝の作による香合は、高額で取引されることもあります。

小さな器ながら、茶席の印象を大きく左右する道具です。

掛軸(茶掛)

掛軸(かけじく)は、茶室の床の間に掛ける書や絵のことで、茶席の主題や精神性を示す最も重要な装飾です。

禅語や和歌、古筆、墨跡などが多く使われ、季節や客人に応じた選定が求められます。

茶道においては「一幅の掛物が茶席の心を語る」とも言われており、茶人の思想やもてなしの気持ちが最も表れる道具とされています。

水指

水指(みずさし)は、茶碗や茶筅などをすすぐ清水や、茶釜へ湯を足すための水を蓄える器です。

陶器、磁器、漆器、金属など多様な素材があり、蓋付きのものが一般的になります。

その場にふさわしい素材や形を選ぶことで、茶席の品格が高まるのです。

また、水の扱いは清浄を象徴する所作でもあり、水指はその中心となる道具でしょう。

茶釜

茶釜(ちゃがま)は、茶道で湯を沸かすための鉄製の容器で、茶事において最も基本的かつ象徴的な道具のひとつです。

丸形、筒形、肩衝型など多様な形状があり、釜師の技術と審美眼が集約されています。

風炉用と炉用でサイズや仕様が異なり、季節によって使い分けるのも特徴です。

室町時代から続く茶釜文化は、道具の中でも格式が高く、評価対象としての注目度も高い一品とされています。

鉄瓶

鉄瓶(てつびん)は、茶道で湯を沸かす際に使う鉄製の湯沸かし道具です。

とくに南部鉄器は保温性と実用性に優れ、湯の味がまろやかになるとされ好まれています。

装飾性のある胴模様や持ち手の意匠、銘の有無などが価値に影響します。

作家物や共箱付きの品は美術工芸品としても高く評価され、高額査定につながることがあるでしょう。

棗(なつめ)は、抹茶を入れるための小さな蓋付き容器で、薄茶点前で使用されます。

黒や朱の漆塗りに蒔絵などを施した装飾性の高いものが多く、形がナツメの実に似ていることから名づけられました。

銘や作家、共箱の有無によって価値が大きく変わるため、丁寧に保管されていた棗(なつめ)は高価買取が期待できます。

茶杓

茶杓(ちゃしゃく)は、抹茶をすくうための細長い匙で、竹製が一般的です。

見た目はシンプルですが、茶人や名工が削ったものには「銘」が付けられており、精神性や美意識が込められています。

共箱や銘のある品は茶道具としての格が上がり、買取価格にも大きく影響します。

状態を保つため、無理な清掃は避けましょう。

茶碗

茶碗(ちゃわん)は茶道で抹茶を点てる中心的な道具で、産地や作家によって価値が大きく異なります。

樂焼、萩焼、唐津焼などは有名で、釉薬や形状に茶人の趣向が表れるのが特徴です。

銘や共箱があり、状態が良ければ美術品としても高い評価を受けます。

茶碗(ちゃわん)は茶席の主役ともいえる道具で、特に人気のあるジャンルでしょう。

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茶道具の買取で査定額を左右するポイント

茶道具の買取で査定額を左右するポイント

茶道具の買取価格は、作家の格や付属品の有無、保存状態によって大きく異なります

とくに家元の書付や鑑定書があるものは、信用度が高く高額査定に繋がることも。

評価の基準は以下の通り。

  • ・家元または、大徳寺僧侶などの書付・花押が入った箱があること
  • ・有名作家や千家十職が手掛けた茶道具であること
  • ・保存してある状態が良いかということ
  • ・鑑定書があるかどうかということ

それぞれ順番に解説します。

家元または、大徳寺僧侶などの書付・花押が入った箱があること

家元や大徳寺の高僧による書付・花押がある箱は、茶道具が正式に認められたことを示す重要な証拠です。

このような箱は「書付箱(かきつけばこ)」と呼ばれ、茶人やコレクターの間では信頼性の裏付けとして高く評価されます。

同じ作家の作品であっても、書付があるかないかで査定額に大きな差が出やすいでしょう。

箱の保存状態も査定時には重要なチェックポイントになります。

有名作家や千家十職が手掛けた茶道具であること

樂吉左衛門や中村宗哲、大西清右衛門など、千家十職に名を連ねる職家による作品は、常に高い評価を受けます。

また、北大路魯山人や濱田庄司などの著名な陶芸作家の作品も、美術品としての価値が認められています。

そういった有名な作品は、署名(銘)や共箱、伝来の記録があるとさらに評価が上がりやすいです。

作家の格付けや実績は、査定額に大きく影響する重要な要素と言えるでしょう。

保存してある状態が良いかということ

茶道具の価値を維持するうえで、保存状態は極めて重要です。

ヒビやカケ、変色、カビ、汚れが見られると査定額が下がる傾向にあります。

特に陶器や漆器などは湿度や直射日光に弱いため、保管環境によって劣化が進みやすいです。

使った後の丁寧な手入れと、適切な保管によって価値を守ることができます。

鑑定書があるかどうかということ

有名作家や古い作品であれば、鑑定書の有無は信頼性を大きく左右します

専門機関や鑑定士による正式な証明書があることで、真贋が明確になり、買取価格に反映されやすくなります。

特に初見では判断が難しい品において、鑑定書は強い説得力を持ちやすいでしょう。

書付と同様に、査定時に必ず一緒に提出するのが望ましいです。

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茶道具を少しでも高く売るコツ

茶道具を少しでも高く売るコツ

茶道具を高く売るには、事前の準備や査定時の工夫が大切です。

高く売るためのポイントは以下の通り。

  • ・共箱などの付属品も一緒に出す
  • ・シミや汚れがないか確認する
  • ・早めに査定に出す
  • ・出張買取を利用する
  • ・掛軸に詳しい買取業者に依頼する

それぞれ順番に解説します。

共箱などの付属品も一緒に出す

共箱や仕覆、しおり、鑑定書など、元から付属していたものが揃っていると査定に好影響を与えます。

とくに共箱は作家の真作である証明にもなるため、あるかないかで価格が大きく変わることも。

茶杓や茶入のように小さな道具でも、箱や袋があるだけで信頼度が高まり、買取額のアップにつながる可能性があります。

シミや汚れがないか確認する

査定の際、外観の状態は非常に重視されます。

茶碗や棗(なつめ)にシミ、カビ、ヒビがあると、評価が下がってしまうことがあります。

ただし、無理に洗浄や補修をするとかえって価値が落ちる場合もあるため、やわらかい布でほこりを拭く程度にとどめましょう。

正しい方法で保管し、自然な風合いを保つことが重要です。

早めに査定に出す

古い茶道具は、時間が経つと劣化や素材の変化が進むことがあります。

湿気や日焼けによる変色が起きる前に査定を受けることで、状態が良いうちに売却できる可能性が高まります。

特に共箱がある場合は、箱の劣化も避けたいところです。

保管状態に不安がある場合は、なるべく早めに買取査定に出すのが賢明でしょう。

出張買取を利用する

茶道具は繊細で、運搬時のキズや破損が起こりやすいため、出張買取が安心です。

自宅で査定してもらえることで、破損のリスクを避けられるうえに、複数の道具を一括で見てもらえるメリットもあります。

専門知識を持った査定員が来訪するため、その場で詳しい説明を受けられるのも利点のひとつです。

茶道具に詳しい買取業者に依頼する

茶道具は、真贋や作者の知識が必要なため、一般的な買取業者では正しく査定されないことがあります。

茶道具の知識を持つ業者に査定を依頼することで、作品の価値を正確に見極めてもらえる可能性が高まります

骨董品の中でも特に茶道具は、専門性の高い目利きが求められます。

買取業者選びは価格にも直結する重要な要素のため、軽視することはできません。

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このような茶道具もご相談ください

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「汚れている」「作者が分からない」「付属品がない」といった理由で売れないと思っていませんか?

状態が悪いものや、一部が欠けていたり汚れている茶道具でも、意外と価値があるケースがあります

引越しや整理で見つかった古い品も、専門家が確認することで高値が付くこともあります。

茶道具一式が揃っていなくても問題ありませんので、まずはウリエルまでご相談ください。

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茶道具の買取をご検討の方は、ウリエルの無料出張査定をぜひご利用ください。

茶碗や茶釜、茶入、棗、鉄瓶など多彩な茶道具に対応し、丁寧に査定いたします。

作家物や古い品も市場価格を踏まえて公正に評価します。

出張費・査定料はかかりませんので、安心してウリエルまでご相談ください。

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茶道具買取に関する
よくあるご質問

  • ホームページに記載されていない骨董品でも査定・買取はしてもらえますか?

    どのような骨董品でも、ウリエルの査定士が丁寧に査定させていただきます。
    買取可能な骨董品であれば、適正な買取価格をご提示させていただきますので、まずはお問合せください。

  • 真作か贋作か分からないのですが…査定できるのでしょうか?

    ウリエルでは専門知識をもつ査定士が、お品物を正確に見極めます。詳細が不明でも構いません。お気軽にご相談ください。

  • 汚れているものは綺麗にしてから持ち込んだ方がいいですか?

    無理なお手入れは、破損や傷を招く恐れがあります。価値がある骨董品の場合、汚れがあっても買取は可能ですので、無理にお手入れをする必要はありません。

  • 大量の骨董品があるのですが、まとめて査定してもらえますか?

    1点でも大量でも、喜んで査定させていただきます。出張買取がおすすめです。倉庫整理や遺品整理などもご遠慮なくお申し込みください。

  • 骨董品の買取に保証書・鑑定書・登録書は必要ですか?

    お品物によっては買取時に登録証などが必要な場合もございます。お申込み時にご相談ください。

  • 壺が欠けていたり、掛軸が汚れている場合は買取が難しいですか?

    お品物を実際に拝見させていただいた上で判断いたします。ただし、骨董品の場合、状態不良でも有名な作家の作品などであれば、高額買取の対象です。他社で断られたお品物でもぜひご相談ください。

  • 査定をキャンセルした場合、料金は発生しますか?

    ウリエルでは、査定料や買取手数料、キャンセル料、出張費用などすべて無料でご利用いただけます。お客様にご負担いだだく料金は一切ございません!お気軽にご利用ください。

  • 「骨董品」かどうかも分からないですが、査定に出してもいいですか?

    もちろんです。専門知識をもつ査定士が、きちんと見極めさせていただきます。

  • 骨董品で査定してもらえないものはありますか?

    象牙・剥製は査定の対象外となります。

  • 付属品がなくても買取してもらえますか?

    本体のみでも買取は可能です。ただし、共箱など付属品が揃っている方が買取価格はアップしやすいです。ウリエルでは、付属品がないから、といった理由で査定をお断りすることはございませんので、ご安心ください。

  • 蔵ある大量の骨董品をまとめて査定して欲しいです。整理していないと対応してもらえませんか?

    整理されていなくても問題ございません。ウリエルでは大量のお品物でも、1点1点丁寧に査定させていただきます。ご遠慮なくお問い合わせください。

  • リサイクルショップやフリマアプリで売ると、買取に出すより損をするって本当?

    骨董品は総合リサイクルショップでも取り扱っている場合がございますが、骨董品に特化した専門知識のあるスタッフが在籍しているとは限りません。また、よくあるオークションサイトやフリマアプリでも骨董品は売り出すことは可能ですが、「説明文を作成する」「しっかり梱包する」「送料を計算する」といった手間に加えて、「価値に見合った金額をつけられない」といったデメリットがあるため、これらサービスのご利用はあまりおすすめできません。
    買取専門店ウリエルをご利用いただければ、骨董品の専門知識を持った査定士がお客様のご自宅までお伺いし、適正な買取価格をご提示させていただきます。査定は完全無料ですので、ご売却をお考えの際は一度ウリエルまでお問い合わせください。

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