骨董品・アンティーク・ヴィンテージの4つの違いをプロが解説!
古いもの好きな方であれば、「骨董品」「アンティーク」「ヴィンテージ」といった言葉をよく見聞きするでしょう。
しかし、似たような場面で使用される骨董品・アンティーク・ヴィンテージですが、この3つの言葉はそれぞれ異なる意味を持っています。
なにげなくこれらの用語を使っていると、使い分けができず間違った使い方をしてしまうかもしれません。
本記事では、骨董品・アンティーク・ヴィンテージの違いを詳しく解説します。言葉のもつ意味を理解することでモノの見方に深みが出るでしょう。
骨董品・アンティーク・ヴィンテージの4つの違い
骨董品・アンティーク・ヴィンテージは、古くても価値があるものを指す言葉として使用しますが、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。
ここでは、用語ごとに持っている意味とそれぞれの違い4つの観点からまとめました。言葉の意味を正しく理解し、適切に使い分けられるようにしましょう。
定義
骨董品 | アンティーク | ヴィンテージ |
製造から100年以上経過している古美術品 | 製造から100年以上経過している物品 | 製造から20年以上100年未満程度のもの |
1934年にアメリカで制定された通商関税法では、製造から100年以上経過した手工芸品・工芸品・美術品を「骨董品(antique、アンティーク)」と定義しています。
「骨董品」と「アンティーク」には大きな差はなく、どちらも古い年代の品物を指し、その年代や歴史的な背景に価値があるとされています。
「ヴィンテージ」には、明確な定義は存在していませんが、業界では一般的に製造されてから20年以上100年未満程度の年数を指すときに使われることが多いです。
「骨董品・アンティーク・ヴィンテージ」これらの言葉と似ている用語として「レトロ」が存在します。
レトロは特定の年数が経過したものを表すものではなく、古いスタイルやデザインを現代に取り入れたりし、古き良き時代を懐かしんだり、ノスタルジーを感じさせたりするアイテムのことを指します。
年代
骨董品 | アンティーク | ヴィンテージ |
江戸時代や鎌倉時代の品物が多い | 18世紀から19世紀に製造された品物が多い | 1940〜90年代に製造された品物 |
骨董品は、歴史を感じさせる江戸時代や鎌倉時代の古くからの品物が数多く存在し、その価値は時代の趣や歴史的背景に裏打ちされています。
アンティークは、18世紀から19世紀に製造された品物が多く、時代の風情や芸術性が際立っています。大量生産ではない一点ものであるため、一点一点ほかにはない独自の魅力があるのが特徴です。
ヴィンテージは、1940年代から1990年代にかけて製造された品物が主流であり、インテリアやファッションの分野で使用されることが多く近年注目が集まっています。
文化的背景
骨董品 | アンティーク | ヴィンテージ |
主に東アジア圏の品物を指す | 主に西洋文化圏のアイテムを指す | 実用性のある物に用いられることが多い |
骨董品は主に日本で作られた美術品や工芸品などを指すときに使用されます。江戸時代に作られた陶器や掛軸が代表的な骨董品の例です。
それに対してアンティークは、一般的に西洋文化圏で使われていた家具や装飾品などで使われることが多いです。
それぞれの文化を尊重される意味合いで区別されているため、文化的背景の違いによって骨董品とアンティークで呼称を使い分けることができます。
ヴィンテージは、もともとワイン業界で年代物としてヴィーンテージワインとして使われていた言葉であることから、実用性のある物に用いられることが多いです。
価値
骨董品 | アンティーク | ヴィンテージ |
独自性があり希少価値も高いため高額になりやすい | 芸術的価値をもつものやブランド品などが多く高い価値がつきやすい | 実用的な品が多く価値は比較的低め |
骨董品やアンティークは、歴史的価値や芸術的価値をもっており、独自性も強いため高い価値がつきやすいです。
ですが、ヴィンテージは主に古くて実用性のある物に使用されるため、価値は骨董品やアンティークよりも低くなりやすいという特徴があります。
骨董品・アンティーク・ヴィンテージに明確な価値基準はありませんが、それぞれに時代を感じさせる素晴らしい価値があるでしょう。
骨董品・アンティーク・ヴィンテージの共通点
骨董品・アンティーク・ヴィンテージはすべて、古くても価値が失われておらずユニークな価値を保ち続けているという共通点があります。
時代の流れや文化を反映し、古き良き時代の雰囲気を残している品物は世界中の多くの人々を魅了しています。
独特な世界観をもつものが多いため、収集家もたくさん存在しており、品物に触れることで歴史を感じることができるでしょう。
骨董品・アンティーク・ヴィンテージは買取で大人気
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コレクターのなかには投資目的として骨董品類を集める方もおり、保有することで将来的に価値が上昇するものも少なくありません。
骨董品やアンティークのなかには、所有者でも気づいていない思わぬ価値が眠っていることがあります。
目利きの優れた鑑定士がいる買取店では、希少な品物の価値を適切に見極めてくれるので、安心して取引を行うことができるでしょう。
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まとめ
骨董品やアンティークは製造から100年以上経過しているものを指し、ヴィンテージは製造から20年以上100年未満程度のものに使用されます。
骨董品・アンティーク・ヴィンテージは、それぞれ少しずつ意味が異なり、独自の魅力と価値をもっています。
なんとなくの雰囲気でこれらの言葉を使うのではなく、年代や文化的背景の違いを理解した上で正しく使い分けるようにしましょう。
歴史的価値や芸術的価値をもつ品物は、所有者でも気づかない価値が眠っていることが多いです。
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