18金と24金はどっちが高い?違い・見分け方・選び方も解説!

金は古来より資産価値の高さや美しさから人気を集めています。特に18金と24金は代表的な種類ですが、実際にどちらが高いのか、違いや見分け方を知っておくことで、より賢く金製品を選ぶことができます。
両者の違いは純度だけでなく、色味、強度、用途、メンテナンス方法など多岐にわたります。
本記事では、両者の特徴や選び方のポイントを詳しく解説していきます。よくある質問や、購入前に知っておくべき重要なポイントも紹介します。
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18金と24金はどっちが高い?

金の価格は一般的に純度が高いほど価値が上がるため、24金の方が18金よりも基本的には高価になります。
さらに金相場は国際情勢や需給によって変動するため、純度の差が市場価格に影響を与えるケースが多いです。そのため、資産としての価値を重視する方には24金が注目されやすい傾向があります。
一方で、18金は純金が75%含まれており、割金によって耐久性が高められています。アクセサリーやジュエリーの用途ではこの強度の高さが重要視されるため、価格だけではなく使いやすさも考慮しなければなりません。
18金と24金の8つの違い・見分け方

金製品を選ぶうえで、純度や色味、使い勝手など多くの観点で比較する必要があります。特に18金と24金は、一般的な金製品の中でも純度の違いが顕著に現れる組み合わせとして注目されています。
以下で紹介する8つの視点を通すことで、より深く18金と24金の特徴を理解できます。
- ・純度
- ・色味
- ・価格
- ・変色のしやすさ
- ・比重
- ・強度(硬さ)
- ・使用方法(用途)
- ・アレルギーの出やすさ
ここでは8つの大きなポイントから違いと見分け方について詳しく解説します。
純度
18金の純度は75%で、残りの25%は銀や銅などの合金が含まれています。これに対して24金は純度99.9%以上の金を指し、美しい輝きと高い希少性が特徴です。
現在の技術では完全に100%の純度にすることができないため、24金は99.9%の純度で「純金」として扱われています。
純度の表示方法には「K(カラット)」という単位も使用され、K24、K18といった刻印で確認できます。また、1000分率で表示される場合もあり、24金は「999」、18金は「750」と刻印されることもあります。
純度が違うことで価格だけでなく、硬さや変色のしやすさなどにも影響が及びます。
投資用の金地金やコインには純度の高い24金が使用される一方、日常使いのジュエリーには耐久性を重視して18金が選ばれることが多いです。
色味
24金は深みのある黄金色を持ち、いわゆる“金色”と呼ばれる色合いそのものです。一方、18金は割金によって色味が変わり、イエロー、ピンク、ホワイトなど多彩なバリエーションが楽しめます。
この色味の違いは、金製品に含まれる金属の組成によって生まれます。24金は純金そのものの色である濃いオレンジがかった黄色を示し、その重厚感のある色合いは高級感と威厳を演出します。
一方、18金は割金として混合される金属の種類や割合によって、様々な色調を作り出すことができます。基本的なイエローゴールドは純金よりも明るい黄色で、若々しく現代的な印象を与えます。
銅を多く配合したピンクゴールドや、銀を配合したホワイトゴールドなど、カラーバリエーションを楽しむことが可能です。
色の好みやデザイン性を重視するなら、18金が優れている面もあるといえます。
価格
純度が最も高い24金は、金相場が上昇すれば同じ重さでも取引価格が高くなる傾向があります。18金は24金よりも純度が低い分、価格は抑えめですが、その差は市場動向やブランド価値などによって変動することがあります。
投資目的で金を所有する場合は、より価値の高い24金を優先するケースが多いです。金相場の上昇による恩恵をより大きく受けることができ、将来的な売却時にも高い価格が期待できます。
一方、日常的に使用するアクセサリーとしては、価格と実用性のバランスを考慮して18金を選択する人も多くいます。
市場での買取価格についても、24金の方が安定して高値で取引される傾向があります。買取業者にとっても純度の高い金の方が扱いやすく、リサイクルする際の歩留まりも良いため、より積極的な価格提示が期待できます。
変色のしやすさ
24金は非常に純度が高いため、化学的に安定しており変色が起こりにくい特徴があります。18金は他の金属が混ざっている分、皮脂や汗などとの相性によっては変色やくすみが生じる可能性があります。
変色を促進する要因としては、汗や化粧品、香水、温泉の硫黄成分、塩素系の洗剤などが挙げられます。これらの物質は割金と化学反応を起こしやすく、特に日常的に身に着けるアクセサリーの場合は注意が必要です。
高温多湿の環境や、直射日光に長時間さらされる環境も変色を加速させる要因となります。
定期的なメンテナンスやお手入れを行うことで、より美しい状態を保つことができます。
専用のクリーニングクロスで定期的に磨いたり、中性洗剤を薄めた水で優しく洗浄したりすることで、軽度の変色は除去できます。重度の変色の場合は、専門の貴金属クリーニングを利用します。
比重
24金の比重は19.13~19.51g/㎤で、18金の比重14.84~16.12g/㎤よりも重くなっています。
金の比重は他の貴金属よりも高く、24金は純度が高いため同じ体積でも重量感が顕著です。18金はそれに比べてやや軽い感触があるものの、日常使用には十分な重みがあります。重厚感を味わいたい方には、比重の大きい24金も魅力的です。
この比重の違いは、金製品の真贋判定にも活用されています。偽物の金製品には真鍮やタングステンなどが使用されることがありますが、これらの金属は金とは異なる比重を持つため、正確な測定により偽物を見分けることが可能です。
専門の買取業者では、比重測定器を使用して金製品の純度を確認することが一般的です。
強度(硬さ)
24金は柔らかく、傷がつきやすいという特性があります。一方で18金は他の金属を含むため硬度が増し、ジュエリーとして使用した際の耐久性を高めています。
金属の硬さを測る指標であるビッカース硬度では、24金は約22Hv、18金は約120~240Hvとなっており、18金の方が圧倒的に硬い特性を示します。
この強度の違いが実用性に与える影響は重大です。24金で作られたアクセサリーは、日常的な衝撃や摩擦により簡単に傷が付いたり変形したりする可能性があります。
18金の硬度は、日常使いのジュエリーに最適な水準です。結婚指輪や婚約指輪のように長期間着用し続けるアクセサリーでも、適切な硬度により形状を維持し、美しい外観を保つことができます。
傷や変形を最小限にしたい場合は、18金を選ぶと安心です。
使用方法(用途)
24金は投資目的や高級感を重視する純金製品、記念コインなどに用いられることが多いです。純金としての価値が最も高く、国際的な金市場において標準的な投資対象として認識されています。
中央銀行の金準備、個人投資家の資産分散、経済不安時の安全資産として、24金のインゴットや金貨が世界中で取引されています。
18金は普段使いのアクセサリーやファッションジュエリーに適しており、耐久性とコスト面のバランスに優れています。
特に婚約指輪や結婚指輪などのブライダルジュエリーでは、日常的な着用に耐える耐久性が求められるため、18金が標準的な素材となっています。
利用シーンや目的に応じて、適切な純度の金を選ぶことが重要です。
アレルギーの出やすさ
金属アレルギーは、金属イオンが皮膚から体内に侵入し、免疫システムが過剰反応を起こすことで発症します。
金そのものは化学的に非常に安定しており、皮膚に接触してもイオン化しにくい性質を持っているため、24金は金属アレルギーを起こしにくいとされています。
18金は含有される他の金属が原因となり、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
特にニッケル、パラジウム、銅、亜鉛などの金属は、金属アレルギーの原因として知られています。ニッケルは最も一般的なアレルギー誘発金属で、欧州では装身具への使用が厳しく制限されています。
一度金属アレルギーを発症すると、完全な治癒は困難で、該当する金属を避けることが根本的な対策となります。
アレルギーの症状や原因は個人差があるため、敏感な方は専門医に相談するなどの対策が求められます。
18金と24金の4つの選び方

金製品を選ぶ際には、単純に純度の高さや価格だけでなく、さまざまな要素を総合的に考慮することが大切です。何を優先するかによって、選ぶべき金の種類は変わってきます。
18金と24金の違いを踏まえたうえで、どのように選ぶべきかのポイントは以下の4つです。
- ・予算
- ・金の見た目
- ・お手入れや保管方法
- ・金属アレルギーの有無
ここでは、これらの4つの基準から選び方を解説します。
予算
24金は純度が高い分、総じて高額になりやすい傾向があります。予算重視の場合は、比較的手頃な価格で手に入れやすい18金を検討するのも一つの手です。
24金は現在1グラムあたり約17,000円で取引されているのに対し、18金は約12,000円となっており、約30%の価格差があります。
この差額は小さなアクセサリーでは数万円程度ですが、大きなジュエリーや投資用の地金では数十万円から数百万円の差になることもあります。
長期的に資産価値を求めるのであれば、多少高くても24金を選ぶことでリターンが期待できる可能性があります。
投資目的の場合は、予算の分散投資も検討すべきです。一度に大きな金額を24金に投入するのではなく、18金と24金を組み合わせてリスクを分散する方法もあります。
金の見た目
深い黄金色が好きな方には24金の存在感が魅力的です。24金は純金特有の深く濃厚な黄金色を呈し、その重厚感のある色調は格式高い印象を与えます。
一方、多彩なカラーバリエーションやデザインの幅を求めるなら、18金の方が選択肢が豊富です。18金の色調は24金よりも明るく軽やかで、現代的なファッションに調和しやすい特徴があります。
カジュアルウェアから比較的フォーマルな装いまで、幅広いスタイルにマッチする汎用性の高さが魅力です。また、カラーゴールドのバリエーションにより、個性的な色味を楽しむことができます。
ジュエリーとしての個性を大切にしたい方には18金がおすすめと言えます。
着用シーンも考慮すべき点です。ビジネスシーンでは控えめで上品な18金が適している場合が多く、パーティーや特別なイベントでは24金の存在感が効果的です。
お手入れや保管方法
24金は変色しにくいものの、柔らかいため保管の際には衝撃を避け、こまめに丁寧な扱いが必要です。変色や酸化に対する抵抗力は非常に高いため、長期間放置していても色褪せることがなく、軽く乾いた布で拭き取るだけで充分な場合が多いです。
18金はそこまで繊細ではありませんが、汗や湿気などの影響によって表面がくすむ場合があるため、定期的にクリーニングすると長持ちします。
使用後は必ず汗や皮脂を中性洗剤で洗い流し、乾燥させてから保管することが重要です。化粧品、香水、ヘアスプレーなどの化学物質との接触を避けるため、着用順序にも注意が必要です。
どちらを選ぶにしても、大切に扱いメンテナンスを怠らないことが美しさを保つ秘訣です。保管場所は、高湿度環境は金属の酸化を促進するため、シリカゲルなどの乾燥剤を使用した密閉容器での保管が理想的です。
金属アレルギーの有無
金属アレルギーがある方は、混ざり物が少ない24金を選ぶと安心感が高いです。純金は化学的に極めて安定しており、通常の使用条件下では皮膚に対してイオンを放出することがありません。
過去に金属アレルギーの経験がある方や、敏感肌で心配な方にとって、24金は最も安全な選択肢となります。
18金の場合、配合される金属の種類によってアレルギーが発症する恐れもあります。最も注意すべきはニッケルですが、パラジウムも近年問題視されている金属で、特にホワイトゴールドに多用されているため注意が必要です。
18金を選択する場合、可能であればアレルギーテストを行うと良いです。皮膚科でのパッチテストにより、特定の金属に対するアレルギー反応を事前に確認できます。
購入前に成分表示や専門店の説明を確認し、自分の体質と照らし合わせて選ぶことが大切です。
18金と24金に関するよくある質問

金製品は高額な買い物であり、一度購入すると長期間使用することが前提となるため、購入前の情報収集と適切な判断が極めて重要です。
金に関する疑問は、多くの場合、以下のような実際に購入あるいはプレゼントを考えている時に生まれます。
- ・結婚指輪なら18金と24金どちらがいい?
- ・ネックレスなら18金と24金どちらがいい?
ここでは、18金と24金について特に多く寄せられる質問に対してお答えします。
結婚指輪なら18金と24金どちらがいい?
結婚指輪は長期間にわたって身につけることが多いため、耐久性が重要視されます。
24金は高級感が魅力ですが、柔らかいため傷や変形が生じやすいデメリットがあります。純金の硬度は約22Hvと非常に低く、日常的な使用により容易に変形してしまいます。
特に指輪は手の動作により常に圧力がかかるため、楕円形に変形したり、表面に深い傷が入ったりするリスクが高くなります。一度変形した24金の指輪を元の形状に戻すのは技術的に困難で、修理費用も高額になりがちです。
日常使いするなら、より硬度のある18金が安心と考える人が多いです。18金の硬度は120Hv以上あり、結婚指輪として数十年間着用し続けても、適切なケアにより美しい外観を維持することが可能です。
サイズ直しや修理などのメンテナンスも、18金の方が技術的に容易で、費用も比較的抑えられます。
ネックレスなら18金と24金どちらがいい?
ネックレスは、肌に触れたり衣服とこすれたりする頻度が指輪よりも低い場合もあります。そのため、24金の美しい輝きを優先して選ぶ方も多いですが、普段づかいには18金が適していると感じる方も少なくありません。
ネックレスの長さとデザインも選択に影響します。ショートネックレスは首に密着するため、金属アレルギーのリスクが高くなります。18金に含まれる割金が肌に合わない場合は、24金を選択することでアレルギーリスクを回避できます。
チェーンの太さと重量も考慮すべき点です。細いチェーンは切れやすいため18金の強度が有利です。24金は18金よりも重いため、長時間の着用では首への負担が大きくなる可能性があります。
デザインや予算、使用シーンをもとに、自分のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
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金製品の査定は、素材の純度や重量だけでなく、デザインやブランドによっても評価が変わることがあります。査定の際には、正確な市場価格を把握している専門業者に依頼することで、不当に安く買い叩かれるリスクを軽減できます。
査定結果を詳細に説明してくれるので、自分の持っている商品の価値をしっかりと理解できるのも大きなメリットです。気になる方は、一度無料査定を利用してみるのはいかがでしょうか。
まとめ
24金は資産価値や高級感に優れ、アレルギーリスクも低いですが、日常使いにはやや扱いにくい面があります。18金は適度な硬さと多彩なカラーで、日々のファッションやライフスタイルにも取り入れやすい特徴を持ちます。
投資として金を保有するなら24金、日常のオシャレを楽しむなら18金といったように、ライフスタイルや価値観に応じて柔軟に判断するのがおすすめです。
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