お酒買取2026年04月20日

シャンパンのアルコール度数はどれくらい?上手な楽しみ方も解説!

シャンパンのアルコール度数はどれくらい?上手な楽しみ方も解説!

イベントやお祝いの時に飲む機会が多いシャンパンですが「気づかないうちに酔ってしまった!」という経験をしたことがある人も居ると思います。

ワインの中でもシャンパンは繊細な泡と、フルーティで華やかな香りが特徴でスルスルと飲みやすいお酒です。

しかし、シャンパンは普段飲む機会が多いサワーやカクテルよりアルコール度数が高く、飲みすぎてしまうと悪酔いや二日酔いを起こす恐れがあります。

本記事では、シャンパンのアルコール度数をご紹介するとともに、アルコール度数が高い理由を詳しく解説していきます。楽しく味わうためのコツも一緒に解説しているので、シャンパンを飲む際の参考にしてみてください。

(本記事の情報は、フランスの原産地呼称制度(AOC)および国内の酒類関連法規を参考に作成しています。)

なお、買取専門店ウリエルでは、シャンパンの無料査定を実施中。査定をご検討の方は以下のメールや電話からお気軽にご相談ください。豊富な知識と確かな目利きを持つ査定士があなたのお品物の価値を正確に査定いたします。

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ウリエル 商品管理スペシャリスト
河合拓治

リユース業界で12年のキャリアを持ち、現在は買取ウリエルのロジスティクスセンター責任者として年間数万点に及ぶ商品の流通・管理を統括しています。リユース検定や酒類販売管理者の資格を保持し、特にダイヤモンド・ブランド品・着物の管理体制構築に精通。

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シャンパンのアルコール度数はどれくらい?

シャンパンのアルコール度数はどれくらい?

シャンパンのアルコール度数は11〜12%程度です。赤ワインは12〜16%程度、白ワインは5〜14%程度であり、シャンパンは2つのワインとの中間に位置するアルコール度数です。

※アルコール度数は銘柄によって異なります。フランスAOC法および各メーカーのラベル表示を基にした一般的な目安です。

シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で造られる原産地呼称のお酒です。フランスのワインの法律であるAOC法(原産地呼称管理法)で定められた条件を満たしたものだけがシャンパンと名乗れます。

※AOC制度の詳細はフランス農業・食料主権省公式サイト、またはシャンパーニュ委員会(Comité Champagne、旧称C.I.V.C.)の情報をご参照ください。

フランス農業・食料主権省公式サイト

シャンパーニュ委員会

シャンパンと他のお酒のアルコール度数比較

シャンパンと他のお酒のアルコール度数比較

分類種類アルコール度数の目安
醸造酒ビール約5%
シャンパン約11〜12%
ワイン約10〜15%
日本酒約15%
蒸留酒焼酎約20〜25%
ウイスキー約37〜50%
ブランデー約37〜50%
ウォッカ約40%
テキーラ約35〜55%
低アルコール飲料チューハイ約4〜6%
カクテル約4〜40%
ハイボール約7〜9%

シャンパンのアルコール度数は、ビールよりも高く、日本酒よりもやや低いとされています。

蒸留酒より低いアルコール度数であり、ウイスキーやウォッカとはアルコール度数20%程度の差があります。

しかし、ウイスキーやウォッカを炭酸で割った場合はアルコール度数を調整できるため、実際に飲むアルコール度数はシャンパンの方が高いと言えます。

シャンパンのアルコール度数が高い理由

シャンパンのアルコール度数が高い理由

フランスのワインの法律であるAOC法では、製造時に自然アルコール度数が最低9%以上のベースワインの使用が定められています。完成品については最高13%以下と定められており、実際の市販品は11~12%程度に収まります。

特定の年に収穫されたブドウのみで造られるヴィンテージシャンパンについては、完成後に最低11%以上という別途の規定が適用されます。(フランスAOC制度におけるシャンパーニュの規定に基づく)

出典:シャンパーニュ委員会(Comité Champagne)

AOCとは「原産地呼称」を意味しており、フランスの有名産地を装った偽物や低品質のワインが出回ることを防ぐための法律です。消費者や生産者を保護するために定められ、決められた厳しい基準をクリアしたもののみ産地を名乗れます。

基準の中には、ブドウの生産地域・品種・最低アルコール度数・最大収穫・栽培方法や製造方法まで細かく決められています

アルコール度数の低いシャンパンはあるの?

アルコール度数の低いシャンパンはあるの?

シャンパンの市販品はアルコール度数が11~12%程度となっているため、低アルコールのものはありません

ここでいうシャンパンは、フランス・シャンパーニュ地方でAOCの条件を満たして造られたワインに限られます。その他の国・地域で「シャンパン風」と表記される低アルコールの「スパークリングワイン」とは区別されます。

シャンパン以外の発泡性のあるワインは、アルコール度数にかかわらず総称して「スパークリングワイン」に分類されます。

スパークリングワインにはアルコール度数に関する厳しい下限規定がない国や地域も多いため、製造工程でブドウの発酵を途中で止めて、アルコール度数を低く抑えて造られたものも多数存在します。

こうした低アルコールのものは、ブドウの甘みが残ったフルーティな味わいのものが多く、爽やかで軽い口当たりが特徴です。

低アルコールのスパークリングワイン3種類を紹介します。(アルコール度数は各メーカーの公式サイトやラベル表示を参照しています。)

  • ・ポコ ロゼ(アルコール度数3%)
  • ・ディーレ モスカート・ダスティ(アルコール度数5.5%)
  • ・リムー・メトド・アンセストラル(アルコール度数7%)

アルコール度数の高いシャンパンが苦手な方は、低アルコールのスパークリングワインを選ぶと良いです。

シャンパンが酔いやすいと感じる5つの理由

シャンパンが酔いやすいと感じる5つの理由

シャンパンはスティルワイン(発泡性のないワイン)よりもアルコール度数が低いですが、気づかないうちに酔いが回ってしまうのには理由があります。

度数の数字だけでは測れない酔いやすさの仕組みを知っておくことで、シャンパンをより安全に、そして楽しく味わえます。

シャンパンが酔いやすいと感じる理由は、次の5つです。

  • ・飲みやすい味が多いため
  • ・炭酸がアルコールの吸収を促進しやすい
  • ・ストレートで飲むのが基本
  • ・その場の雰囲気で飲みすぎてしまうから
  • ・空腹時は血中アルコール濃度が上がりやすい

ここでは、シャンパンが酔いやすいと感じる5つの理由について詳しく解説していきます。

飲みやすい味が多いため

シャンパンは飲みやすいあまり、飲むペースが早くなりがちなため酔いやすく感じてしまいます。きめ細やかな泡によりワイン独特の渋みや酸味がまろやかになり、口当たりが軽く感じられるためです。

味わいは銘柄によって変わりますが、一般的に洋ナシや桃、アプリコット、りんご、バニラ、カラメルなどのような濃厚な香りが特徴です。シャンパンは、スパークリングワインより高価であり、香り高く華やかになるよう造られています。

甘口のシャンパンやシャンパンベースのカクテルは特にアルコールを飲んでいるという感覚が薄れがちです。しかし実際には甘口であっても度数は12%前後のため、「甘いから大丈夫」という判断は危険です。

飲みやすさ故に「乾杯から30分の間に3杯以上飲んでしまった」というようなケースも多く、飲んだ量がビールと同じだったとしてもペースの早さから酔い方が大きく異なることがあります。

炭酸がアルコールの吸収を促進しやすい

一般的に、炭酸飲料は胃腸でのアルコール吸収を早めるとされており、一部の研究でもその傾向が報告されています。

例えば、米国国立医学図書館(NIH)のデータベースにも「炭酸を含む飲み物、例えばウイスキーソーダやシャンパンは、体内への吸収が速くなる。」とあります。

米国国立医学図書館(NIH)

アルコールは胃でゆっくりと吸収され、小腸に移行すると速やかに吸収されます。炭酸入りの飲み物は胃から小腸への内容物の移行(胃内容排出)を速める傾向があるとされています。

これによってアルコールが小腸へより早く届き、血中への移行が速まると考えられています。

ビールのガス気圧は2気圧程度なのに対し、シャンパンのガス気圧は5〜6気圧程度です。ビールのガス気圧より2倍程高いため、発泡性があるお酒の中でも酔いが回りやすいと言えます。

ただし個人差があり、研究によって結果が異なる場合があることも指摘されています。

ストレートで飲むのが基本

シャンパンは炭酸や水で割らずに、ストレートで飲むのが基本的な飲み方です。焼酎やウイスキー、ウォッカは割って飲むことでアルコール度数を調整できるため、実際に飲むアルコール度数はシャンパンより低くなるケースが多いです。

例えば、ウイスキーはアルコール度数40%以上と非常に強いお酒ですが、炭酸水で割ってハイボールにすれば度数は5〜9%程度まで下がります。一方、シャンパンは度数11〜12%のアルコールがそのままの状態で口に入ります。

厚生労働省が示す1日の適正な純アルコール摂取量は約20gとされていますが、12%のシャンパンをグラス1杯(約120ml)飲んだ場合、純アルコール量は約11.5gとなります。つまり2杯飲むだけで1日の適量にほぼ達してしまう計算です。

厚生労働省

シャンパンはストレートで飲む分だけ、1杯の重みが大きいという意識を持っておくことが重要です。

その場の雰囲気で飲みすぎてしまうから

シャンパンに限らず、飲みの場が楽しいとお酒を飲むペースも早くなり酔いが回りやすくなります。特に、シャンパンはイベントやお祝いなどで飲む機会が多く、気持ちの高揚と周りの雰囲気に流されてついつい飲みすぎてしまうケースが多いです。

周囲のペースに引っ張られてグラスを空け、会話に夢中になっているうちに何杯飲んだか分からなくなる、というのはシャンパンの席ではよくある状況です。

シャンパンは日常的に飲むビールや日本酒と違って飲み慣れていない場合が多く、自分の適量を見誤りやすいという側面もあります。

さらに、乾杯はパーティーの開始直後に行われることが多く、まだ食事をしていない空腹状態でシャンパンを飲むことになりがちです。後述する空腹時の吸収促進と合わさることで、1〜2杯目の段階で酔いが回るケースも少なくありません。

空腹時は血中アルコール濃度が上がりやすい

アルコールは胃と小腸から吸収されますが、胃の中に食べ物がある場合は消化物がアルコールの吸収を遅らせるクッションの役割を果たします。

一方、空腹時には胃の内容物がないため、アルコールがそのまま速やかに小腸へ送り込まれ、小腸での急速な吸収が始まります。その結果、血中アルコール濃度が急激に上昇しやすくなってしまいます。

厚生労働省のe-ヘルスネットにも、「胃内に食物があるような状況では吸収が遅くなる」と明記されており、食事の有無がアルコールの吸収速度に直接影響することが示されています。

厚生労働省

アサヒビールが実施した飲酒試験でも、軽食と一緒に飲んだ場合の血中アルコール濃度は空腹時と比べておおむね6割程度にとどまることが報告されており、アルコールは食事と一緒に楽しむことが大切だとわかる結果となっています。

アサヒビール

シャンパンの6つの楽しみ方

シャンパンの6つの楽しみ方

シャンパンは、イベントやお祝い事の他に、女子会などのカジュアルなシーンでも人気で多く飲まれています。シャンパンの上手な楽しみ方を知っておくことで、悪酔いや二日酔いを防いで美味しく味わえますよ。

シャンパンを上手に楽しむコツは、次の6つです。

  • ・ハイペースで飲まない
  • ・適量を守る
  • ・チェイサーを用意する
  • ・空腹のとき飲まない
  • ・体調がすぐれないときは無理に飲まない
  • ・ノンアルコールや度数の低いお酒と組み合わせる

ここでは、シャンパンの6つの楽しみ方について詳しく解説していきます。

ハイペースで飲まない

シャンパンは、その場の雰囲気で飲むペースが早くなってしまいやすいため、ゆっくり飲むことを意識すると良いです。

なぜペースを守ることが重要かというと、体がアルコールを吸収する速度と、実際に酔いを感じるタイミングには時間的なズレがあるためです。

「まだ大丈夫」と感じながらグラスを重ねていると、数十分後に突然酔いが一気に回るという事態が起きやすくなります。

シャンパンを飲む際はゆっくり味わうように飲むことで、知らないうちに酔いが回ってしまうことを避けられます。一気に飲み干さず、会話の合間に少しずつ口に運ぶようにするだけでも、酔い方は大きく変わります。

グラスに残量があるうちに次を注がないようにすることも、自分のペースを保つ有効な方法です。シャンパンのアルコール度数は11~12%程度のため、チューハイやカクテルと同じ感覚で飲まないように注意が必要です。

適量を守る

先ほどもお伝えした通り、厚生労働省は「節度ある適切な飲酒」として、ワインの1日の平均純アルコールを約20gとしています。アルコール度数11〜12%のシャンパンで換算すると、グラス約1杯分(1杯120ml)の量です。

厚生労働省の「節度ある適切な飲酒」

飲み始めると判断力が徐々に低下し、その場の雰囲気に流されやすくなってしまいます。特にシャンパンを飲むような場では、次々とグラスが回ってくることが多く、気がつけば何杯飲んだか分からなくなりがちです。

そのため、適切な量を知ったうえであらかじめ「今日は何杯まで」と決めておくことが確実な方法です。

ただし適切な量には個人差があるため、自分に合った量で飲んだり、その日のコンディションに合わせて飲む量を調整したりすると良いです。

純アルコール量の計算方法は「お酒の量(ml)×アルコール度数(%)/100×アルコール比重(0.8)」です。

チェイサーを用意する

お酒の合間にチェイサーを飲むことで、酔いが回りづらくなります。チェイサーとはメインとなるお酒よりアルコール度数の低いお酒や、ノンアルコール飲料のことで、水やお茶が代表的です。

チェイサーを飲むことで次の3つの効果があります。

  • ・脱水症状を防ぐ
  • ・悪酔いや二日酔いを防ぐ
  • ・口直しの効果がある

アルコールには利尿作用があり、トイレの回数が増えることで体の水分を多く排出してしまい、脱水症状を起こす原因となります。チェイサーと一緒に飲むことで、体に必要な水分を蓄えられ、脱水症状を防げます。

さらに、チェイサーを飲むことで飲酒ペースを落とすとともに、血中アルコール濃度の急上昇を抑えられます。酔いの回りや翌日のアルコールによる体の負担を和らげることができ、悪酔いや二日酔いの予防にも効果があります。

口内をリフレッシュさせる口直しの効果もあるため、シャンパンの繊細な風味や食事をより楽しむためにもチェイサーを準備すると良いです。

空腹のとき飲まない

先ほどもお伝えした通り、空腹時の飲酒はアルコールが体内へ吸収するスピードが上がるため、出来るだけ避けた方が良いです。

空腹状態で一気にアルコールを摂取してしまうと、胃や腸にダメージを与えて粘膜を荒らしてしまう恐れもあります。

効果的な対策は、飲み始める前にチーズ・ナッツなどのタンパク質・脂質を含んだ食物を少し口にしておくことです。

公益社団法人アルコール健康医学協会によると、タンパク質や脂質を含む食物は胃の活動を促し、胃と腸の間の弁膜を閉じることでアルコールが小腸へ移行するスピードを遅らせる働きをするとされています。

公益社団法人アルコール健康医学協会

シャンパンを飲み始める際も、乾杯後は一口二口程度に抑え、運ばれてきた料理を少し口にしてから飲むようにするだけで、悪酔いする可能性を格段に下げられます。

体調がすぐれないときは無理に飲まない

体調が悪い時に「せっかくのお祝いの席だから」という気持ちで無理に飲んでしまうことは、自分の体を守るうえで避けるべき行動です。

体調不良時、たとえば睡眠不足・疲労・風邪の引き始めなどの状態では、肝臓のアルコール分解能力が低下していることがあります。

通常通り機能していない状態でアルコールを摂取すると、体内での処理スピードが遅くなって血中アルコール濃度が高い状態が長く続き、悪酔いや気分の悪化を引き起こす原因となります。

体調不良時に服用している薬とアルコールの組み合わせにも注意が必要です。風邪薬や解熱剤・睡眠薬などとアルコールを同時に摂取すると、肝臓への負担が著しく増大するリスクがあります。

近年はノンアルコールのビールやスパークリングワインも増えているため、正直に体調不良であることを伝えてシャンパンは控えた方が賢明です。

ノンアルコールや度数の低いお酒と組み合わせる

シャンパンを楽しむような場であれば、スパークリングワインを選択できる可能性も大いにあります。スパークリングワインならアルコール度数が3~7%程度とシャンパンより低いため、より安全にお酒を楽しめます

例えばシャンパンで乾杯して、途中からスパークリングワインやノンアルコール飲料に切り替えれば、場の雰囲気を壊すことなくアルコール摂取量を自然に抑えることができます。

妊娠中・授乳中の方や運転の予定がある方など、アルコールを飲めない立場の方も、ノンアルコールであれば乾杯の輪に参加できるため、場の一体感を保つことができます。

アルコール摂取量の管理は自己管理であると同時に、同席する人への配慮にもつながる大人の嗜みといえます。

飲まないシャンパンを「とりあえず保管」する3つのリスク

飲まないシャンパンを「とりあえず保管」する3つのリスク

頂き物のシャンパンや購入したまま飲む機会を逃してしまったシャンパンを、「いつか飲もう」と棚や押し入れに置いたままにしているケースは多いです。しかし、シャンパンは保管しているだけで品質が損なわれていくお酒です。

シャンパンの保管を続けることで生じる主なリスクは、以下の3つです。

  • ・炭酸(ガス)が抜け、シャンパン最大の価値が失われる
  • ・温度や湿度の変化によるコルクの劣化と「液漏れ」
  • ・高級シャンパンほど「飲み頃」を逃すと価値が暴落する

ここでは、飲まないシャンパンを保管し続ける3つのリスクについて解説します。

炭酸(ガス)が抜け、シャンパン最大の価値が失われる

飲まないシャンパンを長期間保管し続けると、シャンパンの特徴である炭酸(ガス)が徐々に抜けていきます。一度炭酸が失われたシャンパンは、「きめ細かく持続する泡」という最大の魅力を取り戻すことができません。

保管しているだけで炭酸が抜ける理由は、コルクが完全な密閉状態を永続的に維持できるわけではないからです。

プロの保管施設(ワインセラーなど)とは違って、一般家庭の棚・押し入れ・冷蔵庫などでの保管では温度・湿度・光の管理が不十分になりがちです。

シャンパンのボトル内部は5〜6気圧という高い圧力状態にありますが、保管環境の温度変化や振動、コルクの経年劣化によって少しずつガスが外へ逃げていってしまいます。

特に一般家庭の環境では炭酸の抜けだけでなく、熱劣化や酸化によって風味が悪くなる可能性もあるため、「未開封なら大丈夫」と思い込んで長期保管するのは非常に勿体ないです。

温度や湿度の変化によるコルクの劣化と「液漏れ」

シャンパンのコルクは、ボトル内の高いガス圧に常に押し返されながら、酸素の侵入とガスの流出を同時に防ぐという大変な役割を担っています。

このバランスは、適切な保管環境(温度約10〜15℃・湿度70〜80%程度・光を避けた保管)が維持されて初めて保たれます。

しかし、家庭の棚や押し入れでは夏場に温度が30℃を超えることも珍しくなく、エアコンの使用による急激な温度変化も日常的に起きています。

温度が上がるとボトル内の圧力が高まり、コルクへの負荷が増大します。逆に湿度が低すぎるとコルクが乾燥して収縮し、わずかな隙間からガスが漏れ出したり、逆に酸素が混入してシャンパンの酸化が進んだりします

こうした状態が続くと最終的に「液漏れ」が発生します。液漏れが起きたシャンパンは、たとえ飲むことができたとしても、本来の香りや味わいとは程遠い状態になってしまうため、買取価格が大幅に減額される要因となります。

高級シャンパンほど「飲み頃」を逃すと価値が暴落する

高級シャンパンは保管しているだけで価値が上がると思われがちですが、一般家庭の保存環境では価値が大きく下落する可能性が高いです。

ヴィンテージシャンパンにはそれぞれリリース後の熟成による「飲み頃のピーク」が存在し、それを過ぎると風味が落ちていく「オーバーエイジ(熟成過多)」の状態になります。

一般的なノンヴィンテージのシャンパンであれば購入後1〜3年以内、ヴィンテージシャンパンであっても適切な保管環境でなければ数年で品質が劣化し始めると言われています。

ドン・ペリニヨンやクリュッグのような高級シャンパンの価値は「飲める状態にある」ことが大前提であり、保管状態の悪化によって品質が損なわれれば、その価格は大きく崩れます。

飲まないシャンパンは時間が経つほど損をするという認識を持ち、早めに専門の買取店へ相談することが、手元のシャンパンの価値を最大限に活かす方法です。

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まとめ

シャンパンのアルコール度数は11〜12%程度で、ビールより高く日本酒より低い中程度の度数です。しかし、炭酸によるアルコール吸収の促進・飲みやすい味わい・お祝いの場という状況が重なることで、度数以上に酔いやすいお酒です。

シャンパンを楽しむ際はペースを守る、チェイサーを用意する、空腹時を避けるといった飲み方を意識することが大切です。

一方、飲む機会がないシャンパンを手元に置き続けることは、炭酸の抜け・コルクの劣化・飲み頃を逃すという、シャンパンの価値を下げる3つのリスクがあります。大切な1本の価値が下がる前に、早めに手放すことが賢明です。

もしご自宅に飲まないシャンパンや贈り物のお酒が手元にある場合は、買取専門店ウリエルへご相談ください。経験豊富な査定士が適正価格で評価いたします。

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