貨幣セットの種類や価値(買取相場)は?プルーフ貨幣セットやミントセットの違いも
貨幣セットは記念品として購入または譲渡されることが多く、古いものでも比較的価値が高いため、買取を検討する方も多いのではないでしょうか。
今回は、そもそも貨幣セットとは何なのか、貨幣セットの種類やそれぞれの価値、保管方法や高く売るためのコツについて紹介します。
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貨幣セットとは?
貨幣セットとは、造幣局がその年に製造した通貨や記念コインをセットで販売しているものです。
異なった種類の未使用コインが複数枚専用ケースに入っており、長い年月が経過しても良好な品質を維持できるのが特徴です。
そのため、希少価値が認められた場合には高額な査定を期待できるでしょう。
また通貨だけでなく、オリンピックや王位継承といった記念コインに関しても、国内外問わずコイン収集家から高い人気を集めています。
販売価格は造幣局のサイトをご覧ください。
貨幣セットの歴史
日本で最初に貨幣セットが誕生したのは昭和44年で、主に海外向けとして販売されました。
国内向けに販売されたのは昭和50年頃で、銘柄版とセットにすることで観賞用として価値の高いものとなっていきます。
昭和62年頃になると造幣技術の向上により、プルーフコインの貨幣セットなどが販売され、よりコレクター趣向の強いセットとなりました。
現在の入手ルートは、造幣局の併設ショップから直接購入する方法や、イベントでの販売、または通信販売などで取引されています。
比較的価値があるのは昭和44~62年に製造・販売されたもので、製造数の少ないものや、美的価値の高いものは高額で取引されることも多い傾向にあります。
記念コインについても同様で、希少価値・美的価値のあるものは高額になりやすいです。
貨幣セットの種類と価値(買取相場)
貨幣セットは大きく分けて以下の3種類があります。
・プルーフ貨幣セット ・ミントセット ・世界文化遺産貨幣セット |
ここからは、それぞれの貨幣セットの特徴や価値(買取相場)について詳しく解説していきます。
プルーフ貨幣セットの買取価格相場
「プルーフ貨幣」とは、通常の貨幣よりも丁寧に製造されたもので、表面を鏡のように磨くことで観賞用として価値を高めているのが特徴です。
プルーフ貨幣セットには、通常プルーフ貨幣と記念プルーフ貨幣といった2つの種類があります。
通常プルーフ貨幣セット
「通常プルーフ貨幣セット」は昭和62年から毎年定期的に販売されている貨幣セットで、1~500円までの計6枚(666円)の貨幣がセットになったものです。
平成15年から発行された通常プルーフ貨幣セットは、「年銘板有」「年銘板無」の2タイプがあり、一般的に価値が高いのは年銘板有のセットとされています。
また、年度によって製造数が異なるため、少ないものほど取引額が高額になる傾向があります。
以下の表は、製造年度別に見たプルーフ貨幣セットのおおよその買取相場です。
昭和62年 | 約2,500円 |
昭和63~平成21年 | 約700~900円 |
平成22~28年 | 約2,000円 |
平成29~令和2年 | 約3,500~5,000円 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
現段階(令和3年11月時点)で最も価値が高いのは、令和元年発行のプルーフ貨幣セットで、買取店によっては6,000円近くで取引されることもあります。
記念プルーフ貨幣セット
「記念プルーフ貨幣セット」は、天皇陛下の御即位やオリンピック・パラリンピックの開会など、行事を記念して発行される貨幣セットです。
通常プルーフ貨幣セットよりも希少価値が高く、高値で取引されやすいのが特徴です。
以下のセットは、記念プルーフ貨幣セットの中でも特に買取相場が高いとされています。
・長野オリンピック記念プルーフ貨幣セット ・東京2020オリンピック競技大会記念1000円銀貨幣プルーフ貨幣セット ・東京2020パラリンピック競技大会記念1000円銀貨幣プルーフ貨幣セット |
記念プルーフ貨幣セットは国内だけでなく海外からの需要も高まっており、特に東京オリンピック(パラリンピック)貨幣については、現段階(令和3年11月時点)では買取相場が高い傾向にあり、1万円以上で取引されます。
ミントセットの買取価格相場
「ミントセット」とは、昭和44~47年までは主に海外向けに販売された貨幣セットで、昭和58年まではプラスチックケースではなく、ビニールパックに同封されていました。
そのため変色などの劣化が大きく、買取価格はあまり高額にならないものが多いでしょう。
また、昭和59年以降に発行されたプラスチックケース入りのミントセットも、プルーフ貨幣セットに比べて劣化しやすいため、買取相場は比較的低めとなっています。
通常貨幣ミントセット
「通常貨幣ミントセット」とは、完全未使用の通常貨幣を年度毎に収めたセットで、昭和44年以降ほぼ毎年製造・販売されています。
以下の表は、製造年度別に見た通常貨幣ミントセットのおおよその買取相場です。
昭和45~47年 | 約6,000~7,500円 |
昭和50~56年 | 約600円 |
昭和57~61年 | 約1,800~2,400円 |
昭和62年 | 約6,000円 |
昭和63~令和3年 | 約2,000~2,400円 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
昭和45~47年の通常貨幣ミントセットは、主に海外向けの販売品であるため希少価値が高く、高額買取をされやすい傾向にあります。
また、昭和62年の通常貨幣ミントセットは、セットでしか製造されていない硬貨が含まれているため、取引額は比較的高めです。
行事用貨幣ミントセット
「行事用貨幣ミントセット」とは、コインフェアや桜の通り抜けなどの行事に合わせた外装紙を用いている貨幣セットのことで、昭和62年より造幣局の併設ショップやコインフェア会場などで販売されています。
行事用貨幣ミントセットの中でも価値が高いと言われるのは以下のセットです。
・造幣東京フェア ・桜の通り抜け ・東京国際コイン・コンヴェンション |
桜の通り抜けは毎年デザインが異なるため、コイン収集家の間で高い人気を集めています。
上記で紹介した行事用貨幣ミントセットは、状態のよいものであれば数千円で取引されることもあります。
世界文化遺産貨幣セットの買取価格相場
「世界文化遺産貨幣セット」とは、日本各地で世界遺産として登録される場所を記念して発行されるコインセットです。
なかでも特に人気が高いとされる世界文化遺産貨幣セットは以下の2種類です。
・法隆寺 ・屋久島 |
世界文化遺産貨幣セットには通常の貨幣セットとプルーフ貨幣セットがあり、美的価値の高いプルーフ貨幣セットのほうが価値も高くなります。
上記2種類の世界文化遺産貨幣セットの場合、状態のよいものであれば1万円近くで取引されることがあります。
貨幣セットを高く売るための正しい保管方法
貨幣セットは劣化状態や美しさによって価値が大きく左右されるため、正しい保管方法を把握することが大切です。
硬貨に使われる金属は湿気によって変色・サビが発生するおそれがあるため、風通しのよい場所に保管する必要があります。
また、直接触ると指紋が付着するため、なるべく専用ケースから出さないほうが無難でしょう。
紙幣の場合は、紙幣保管ケースや額などに入れておくとシワや変色を防げるのでおすすめです。
貨幣セット買取業者の選び方
同じ貨幣セットでも、業者によって買取価格が大きく異なるケースがあります。
ここからは、買取業者の最適な選び方や、貨幣セットを高く売るためのコツについて紹介していきます。
複数の業者で相見積もり
貨幣セットをなるべく高額で買取をしてもらうには、複数の業者に買取価格の査定を依頼する「相見積もり」が基本です。
買取価格は、店舗の人件費や運営費などを差し引いて価格が決定されるため、業者によって買取価格は異なります。
そのため、相見積もりをして最も高額な価格を査定してくれた業者を選ぶことで、納得のいく取引が行えるでしょう。
買取実績や口コミ
貨幣セットの査定を依頼する前に、業者の実績や口コミはチェックしましょう。
多くの買取実績があると、リピート客の獲得に成功している可能性が高いため、より信頼度の高い業者と判断できます。
また、実際に業者を利用した人の口コミからは、査定士の対応やサービスの充実度、買取満足度などが確認できるため、業者に買取査定を依頼するかどうかの判断材料の一つとして役立ちます。
サービス内容の充実度
余分な費用をかけないためにも、業者に買取査定を依頼する前には、査定料や手数料、キャンセル料、保険などのサービスも確認しておくとよいでしょう。
相見積もりをする場合は複数の業者に査定を依頼するため、費用のかからない業者を厳選するのがおすすめです。
最近では無料査定サービスを実施している業者も増加傾向にあり、昔よりも気軽に査定を依頼できるようになっています。
まとめ
貨幣セットの種類や価格相場、高く売るためのコツについて紹介しました。
何かしらの記念品として購入または譲渡されることが多い貨幣セットは、今なおコインコレクターから高い人気を集めており、取引価格は安定しています。
ご自身にとって納得のいく取引を実現するためにも、貨幣セットや買取方法などの正しい知識を身に付けることは重要です。
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