古銭買取2021年11月04日

【皇太子殿下御成婚記念硬貨の買取相場】500円白銅貨・5,000円銀貨・5万円金貨の価値とは?

皇太子殿下御成婚記念硬貨とは、天皇陛下の御成婚を記念して発行された、500円白銅貨・5,000円銀貨・5万円金貨のことです。

それぞれ素材やデザインが違うのはもちろん、買取相場も大きく異なります。

そこで今回は、皇太子殿下御成婚記念硬貨のそれぞれの買取相場や価値を解説するので、ぜひチェックしてみてください。

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皇太子殿下御成婚記念硬貨の種類と買取相場

硬貨と懐中時計

皇太子殿下御成婚記念硬貨とは、皇太子殿下の御成婚を記念して発行された記念硬貨のことです。

今上天皇(在位中の天皇)が皇太子だった1993年(平成5年)、雅子さま(現・皇后)とのご結婚を記念して、大蔵省造幣局から発行されました。

硬貨は50,000円金貨、5,000円銀貨、500円白銅貨の3種類です。

いずれのデザインも画家・平山郁夫によるもので、鶴や菊花紋章といった日本を象徴する模様が描かれています。

現在、皇太子殿下御成婚記念硬貨を含めて記念硬貨はコレクターの間でも注目度が上昇傾向です。

大きなイベントが続き、記念硬貨の発行が続いているのも要因の一つとなっています。

国内ではさまざまな記念硬貨が発行されていますが、天皇に関する慶事を記念する貨幣(コイン)には即位記念・在位記念の硬貨などが一般的です。

昭和天皇の時代にも在位60年を、1990年(平成2年)には天皇の即位を記念してそれぞれ記念硬貨が発行されました。

天皇にまつわる歴代の記念硬貨は、即位や在位した節目となる年を記念して発行されるものが多いですが、ご成婚を記念したものは「皇太子殿下御成婚記念硬貨」のみです。

最近では、平成と令和の時代を境目にラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピック、天皇即位などの国家的なイベントも続き、記念硬貨が次々と発行されました。

皇太子が天皇に即位したこともあり、皇太子殿下御成婚記念硬貨がコレクターの間でも注目されています。

皇太子殿下御成婚記念500円白銅貨

500円白銅貨の基本情報は以下の通りです。

発行枚数素材量目直径
3,000万枚合金(銅:750、ニッケル:250)7.2g26.5mm

表面にあしらわれているのは、和歌にちなんだ瑞鳥(ずいちょう)の鶴が2羽と波、裏面には菊花紋章と梓(あずさ)が描かれています。

皇室から贈られる贈りものなどにも使用される菊花紋章は、いわば天皇家の家紋のようなものです。

さらに菊花紋章以外にも、個々の皇室の人たちは「お印」という目印となる模様があります。

多くは樹木や花など植物の名前にちなんでいて、梓は皇太子(現・天皇)のお印です。

買取相場

500円白銅貨の買取相場は基本的に発売時の価格がベースです。

買取額は500円からとなり、未使用かつ美品の状態であれば800~1,500円の買取価格となることもあるでしょう。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

皇太子殿下御成婚記念5,000円銀貨

5,000円銀貨の基本情報は以下の通りです。

発行枚数素材量目
500万枚銀(純銀)15g

表面には瑞鳥の2羽の鶴と瑞雲(ずいうん)が、裏面には菊花紋章と梓が描かれています。

皇室関連の記念硬貨に描かれることの多い瑞鳥や瑞雲の「瑞」とは「めでたい」という意味です。

吉兆を表す瑞鳥や瑞雲はお祝いごとには欠かせない象徴で、日本の伝統文化のデザインによく見られます。

即位記念や在位年数を記念する硬貨には、必ずこうした日本を象徴する絵柄が象られるのが特徴です。

買取相場

5,000円銀貨の買取相場は額面がベースです。

買取相場は5,000円ほどが平均となり、未使用かつ美品の状態であれば6,000円程度になる場合もあります。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

皇太子殿下御成婚記念5万円金貨

5万円金貨の基本情報は以下の通りです。

発行枚数素材量目直径
200万枚金(純金)18g27mm

表面が瑞鳥の2羽の鶴と波、裏面には菊花紋章と梓があしらわれています。

500円白銅貨と絵柄のベースは同じですが、表面の鶴や波の模様が異なり金貨のほうがより線が多く、凝ったデザインです。

鶴と波の絵が大きく描かれ、また鶴の羽が一枚ずつ丁寧に彫られています。

買取相場

買取相場は現状だと額面がベースで、未使用かつ美品の状態であれば6万円程度までの買取額が期待できます。

こちらは発行数も200万枚と少ない点と、日本で唯一5万円の価値をもつ貨幣という点が査定にはプラス評価です。

またコレクターの間では、3種類ある硬貨の中で絵柄が最も美しいと言われています。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

皇太子殿下御成婚記念硬貨プルーフセット

皇太子殿下御成婚記念硬貨は中古市場も含めると、さまざまな形で販売されていますが、最も有名なのはセットケースに入ったセット販売のものです。

・5万円金貨と5,000円銀貨、500円白銅貨のすべてが入った3点セット
・5万円金貨以外の2点で構成されているセット

3点セットは、桐箱に納められたセットも流通していますが、もともとの専用ケースは茜色です。

さらに外箱となる白色の化粧箱付きのものには「皇太子殿下御成婚記念プルーフ貨幣セット」と文言が記載され、その下に「大蔵省造幣局」の名称が添えられています。

2点セットは500円白銅貨・5,000円銀貨の2種類のセットで、ケースは3点セットと同様です。

いずれの硬貨も1つずつブリスターパックで保護されたプルーフ貨幣です。

ブリスターパックとはお薬の錠剤にみられるような透明の保護用パックを指します。

皇太子殿下御成婚記念硬貨に用いられているブリスターパックは造幣局製のオリジナルで、5万円金貨には偽造防止のシリアルナンバーの添付書入りです。

またプルーフ貨幣とは、貨幣を美しく見せるために表面を磨いたものを言います。

鏡面仕上げを施された貨幣は光沢が際立ち、よりプレミア感の強い印象となるのが特徴です。

買取相場

セットは単品の記念硬貨よりも買取相場はやや高値となる傾向があります。

額面よりも価格が上乗せされ、相場は11~12万円ほどです。

状態がよければさらに数千円の価格アップも期待できます。

参考までに、500円白銅貨・5,000円銀貨・5万円金貨のいずれに関しても、状態が悪いからといって額面以下の価格となることはありません。

記念硬貨はあくまで貨幣であり、国が発行したお金だからです。

あまりに状態が悪ければ買取が不可となる場合もあり得ますが、銀行やゆうちょ銀行などに持っていけば両替してもらえます。

ただし、対応できる窓口は限られていますので、両替する際は事前に問い合わせたほうがよいでしょう。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

皇太子殿下御成婚記念金貨を高価買取してもらおう!

金

ここで、皇太子殿下御成婚記念金貨を高く売るために注意しておきたいポイントを見ておきます。

扱い方や保存状態に注意する

記念硬貨を高価買取してもらうには、保存状態が重要です。

特にセットの状態で買取してもらうには、ケースの状態も査定額に影響します。

硬貨そのものはプルーフ貨幣の技法が施され、さらにブリスターパックで保護されているため比較的劣化しづらいものです。

しかし、外箱や化粧箱は保存管理が悪いとベタつきや黄ばみなどが出るので気を付けてください。

箱は押し入れなどに大切にしまっていても、湿度や温度の影響を受けて経年劣化するケースも少なくありません。

ケース類の劣化が激しい場合は、査定でマイナス評価となるでしょう。

また硬貨自体に汚れがあるからといって、自己判断で磨くのは避けてください。

純金や銀はやわらかく、手入れ方法が間違っていると変形や傷などの致命的な損傷を与える可能性があります。

金の相場を確認しておく

5万円の金貨に限られますが、純金の相場は買取額に大きく影響します。

金相場によっては、買取額が6~10万の間となることも期待できるでしょう。

金の価値は年々高値を更新していて、記念硬貨の発行当時1990年代に比べて、金の買取相場は上昇し、2021年現在の買取相場は約3倍です。

金の価値は変動するため、5万円硬貨の価値は将来的に変わる可能性があります。

純金の買取相場(gあたり)×18gとして情報を集めておけば、およその目安として参考になるでしょう。

アンティークコインになるかも…?

硬貨のようなコイン類の価値は需要によって価値が変わります。

そのため、売るタイミングの判断は難しいものです。

1つの考えとして、アンティークコインとしての価値が出るまで待つという方策もあります。

ただし、需要はそのときの時代背景の影響を強く受けるものです。

電子マネーなどが普及すれば、貨幣の実用性は乏しくなるため、価値が下がる可能性もあります。

一方で、アンティークコインになるまで待てば価値が上がるかもしれません。

将来的に硬貨の価値が上がるという保証はありませんが、アンティーク品としての価値が注目される時期、記念硬貨の収集ブームが到来した時期に売るのは硬貨市場では常套(じょうとう)手段の一つです。

アンティークコインとしての付加価値が付けば、国内だけでなく海外の買い手も増えるため、価格が上がる可能性があります。

信頼できる買取専門業者を選ぶ

買取に出すときは、まず信頼できる専門業者に査定を依頼することが大切です。

業者を見極めるポイントは買取実績が豊富であること、さらに古銭などの専門知識をもつ査定士が在籍していることが挙げられます。

業者によっては、皇太子殿下御成婚記念金貨という独特の価値よりも、金の価値によって買取額を決める可能性もあるので気を付けてください。

皇太子殿下御成婚記念硬貨は、国内では希少な価値をいくつも備えた特別な硬貨です。

たとえば、世界造幣局長会議コイン・コンペティションでは「最も美しい貨幣賞」を受賞しました。

また日本で唯一5万円の額面をもつ貨幣でもあります。

さらに、世界的に見ても日本のプルーフ仕上げは優れた技術です。

その技術が施された硬貨には付加価値があります。

こうした価値を適切に鑑定し、ふさわしい価格を提示できるのが専門業者です。

業者により提示額が変わることも踏まえて最低でも2社以上は比較し、それぞれの見積もりを検討することが高価買取のポイントです。

その他の価値が高い天皇陛下記念硬貨も紹介

皇居

最後に、皇太子殿下御成婚記念硬貨以外の天皇陛下記念硬貨について触れておきます。

いくつもの種類があるため、ここでは買取市場で特に高価買取が期待できる3種類をご紹介します。

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨幣

発行年数発行枚数素材
1986年(昭和61年)1000万枚純金(20g)
1987年(昭和62年)87万6,000枚純金(20g)
1987年(昭和62年)12万4,000枚純金(20g)

昭和天皇の在位60年を記念して発行された記念硬貨です。

表面には鳩と水、裏面には菊花紋章が描かれています。

2年にわたって合計1,100万枚が発行されました。

1986年の1000万枚分と1987の87万6,000枚は通常貨幣(ミントステイト)であり、1987年発行の12万4,000枚のみプルーフ金貨です。

プルーフ金貨のほうは発行枚数が少ないため、プレミアが付き、市場価格も買取価格の相場も高い傾向にあります。

通常貨幣の2つの買取相場は8~9万円、一方のプルーフ金貨は9万5,000円程度まで期待できます。

将来的には金相場の値上がりや、発行枚数が少なくアンティークコインとなるかもしれません。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

天皇陛下御即位10万円金貨幣

発行年数発行枚数素材
1990年(平成2年)200万枚純金(30g)

前・天皇(現在の上皇)が天皇に即位したのを記念して発行された貨幣です。

表面には鳳凰(ほうおう)と瑞雲、裏面には菊花紋章・桐・唐草があしらわれています。

買取相場は18~19万円、ケース入りで状態がよいものは、さらに19万円台後半まで期待できるでしょう。

現在、日本の10万円金貨幣は天皇陛下御在位60年記念硬貨と並んで2枚あり、こちらの金貨幣のほうが買取相場は高額です。

1番の理由は、素材となる金の重量の違いにあります。

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨幣は金20gなのに対して、こちらの金貨幣は30gです。

現在、1gの純金の買取価格は約6,000~7,000円が相場(※)となっています。

10gの違いは10倍で、6~7万円の差です。

貨幣としてより、むしろ金としての価値が買取価格を押し上げている状況のため、金の価格が高騰すれば将来的に買取額がアップする可能性があります。

※2021年10月現在の地金価格
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

天皇陛下御在位10年1万円金貨幣

発行年数発行枚数素材
1999年(平成11年)20万枚純金(20g)

前・天皇(現在の上皇)が今上天皇だった1999年(平成11年)に発行された金貨幣です。

表面には鳳凰・桐・白樺、裏面には菊花紋章・橘・桜が描かれています。

デザインにもある白樺は、現在・上皇后のお印でもあります。

買取相場は9~13万円で、額面の10倍以上の買取価格です。

プルーフ貨幣で状態が美しいままで保たれていること、また発行枚数が少なく、プレミアが付いていることから価格は上昇傾向にあります。

ケース入りで状態がよいものは13万円以上の買取価格となる場合もあります。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

記念硬貨の買取はウリエル

まとめ

皇太子殿下御成婚記念硬貨を含め、天皇陛下関連の記念硬貨は買取市場でも注目されています。

しかし硬貨の市場自体はやや縮小傾向となっているのが現状です。

そのため、硬貨ブームとなっている今が売り時とも言われます。

そもそも日本の硬貨収集ブームは昭和39年の東京オリンピックがきっかけでした。

コレクターの数も急上昇したのですが、世代交代や金銭の電子化などにより現在ではコレクター数も減少傾向にあります。

天皇・皇后陛下に関連した記念貨幣は額面以下となることはありませんが、タイミングがよければ高値で売ることも可能です。

ただし硬貨の高価買取を検討するときは、ふさわしい価格を鑑定できる専門の買取業者に依頼しましょう。

硬貨の価値は市場の需要や硬貨の状態、さらに金の取引相場など複数の要因で決まります。

硬貨の買取実績が豊富なウエリルには、硬貨に精通した専門の査定士が多数在籍しています。

硬貨買取はぜひ無料査定にてご相談ください。

一枚ずつ丁寧に硬貨の価値を見定め、業界きっての高価買取を目指します。

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