和同開珎の買取相場は?種類ごとの価値や本物と偽物の見分け方も紹介!

和同開珎は、708年から鋳造・発行されていた日本初の流通貨幣です。
円形方孔の形をしており、表面には「和同開珎」と刻印されています。
本記事では、和同開珎の種類ごとの価値や買取相場について紹介します。
また、本物と偽物の見分け方も解説するので、和同開珎の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
和同開珎の買取価格

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%
90%8C%E9%96%8B%E7%8F%8E
和同開珎の買取価格は種類によりますが、希少性が低いものでも10万円前後が相場です。
和同開珎は9世紀の半ばごろまで流通していましたが、発行の期間自体は短く、枚数は多くなかったため、その希少性が評価されています。
また、日本で最も古い貨幣として、歴史的な価値や人気があるのも買取価格を上げている要因の一つです。
一方で、その人気の高さから、偽物や贋作も少なくありません。
本物であれば、比較的高値での買取が期待できるので、古銭に詳しい専門家に真贋を鑑定してもらうのがおすすめです。
古和同開珎(銀銭)の買取相場

古和同開珎は初期に作られた和同開珎で、銅銭と銀銭が存在しています。
新和同開珎と比較すると厚手で稚拙な印象があります。
古和同開珎の流通量は少なく、出土数も限られているため、新和同開珎よりも希少価値が高いのが特徴です。
主に「笹手」「縮字」「大字」「小字」「隷開 」の5種類に分けられますが、これらの種類ごとの買取相場は以下の表のとおりです。
| 種類 | 買取相場 |
| 笹手 | 1,000,000円〜3,000,000円程度 |
| 縮字 | 〜2,000,000円程度 |
| 大字 | 〜2,000,000円程度 |
| 小字 | 〜2,000,000円程度 |
| 隷開 | 〜2,000,000円程度 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
新和同開珎(銅銭)の買取相場

後期に作られたに作られた和同開珎を新和同開珎と呼び、主に「中字」「短和(降和)」「長珎」「小珎」「ノ木」「三ツ跳」「四ツ跳」の七種があります。
古和同開珎のデザインと比較すると薄手で精密なのが特徴です。
流通量は多く、古和同開珎よりも価値は劣りますが、それでも高い買取価格が期待できます。
新和同開珎の種類ごとの買取相場は以下の表のとおりです。
| 種類 | 買取相場 |
| 中字 | 〜200,000円程度 |
| 短和(降和) | 〜300,000円程度 |
| 長珎 | 〜500,000円程度 |
| 小珎 | ~数万円 |
| ノ木 | ~数十万円 |
| 三ツ跳 | 〜700,000円程度 |
| 四ツ跳 | 〜600,000円程度 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
【100万円以上】高値で買取される和同開珎

種類によっては100万円以上の値をつける和同開珎もあります。
高値をつける和同開珎の種類と、なぜ価値があるのかについて確認していきましょう。
古和同開珎 笹書
和同開珎の中でも希少価値が高いのが、初期に作られた古和同開珎です。
銀銭と銅銭の2種類が存在します。
また、「和同開珎」の文字の縦線が、まるで笹の葉のように先端に向かって細くなっている「笹書」と呼ばれる貨幣があり、状態によっては数百万円の買取価格が付きます。
古和同開珎 縮字
「笹書」の古和同開珎よりもさらに珍しいのが「縮字」と呼ばれる貨幣です。
初期に作られた和同開珎は、表面に刻まれている「和同開珎」の文字にバラつきがあり、「縮字」という他のものに比べて文字の小さいものがありました。
縮字の古和同開珎は非常に珍しいため、100〜200万円の買取になるケースもあります。
新和同開珎 三つ跳
新和同開珎で希少価値の高い貨幣が「三つ跳」です。
表面に刻印されている「和」「同」「珎」の3文字の一画が跳ねになっているのが特徴で、100〜200万円前後で買取されています。
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
和同開珎の偽物に注意!本物との見分け方

和同開珎には、精巧な偽物やレプリカも多く出回っています。
本物を見極めるためには、いくつかのポイントを確認することが大切です。
本物の和同開珎は刻印がくっきりしていますが、偽物は刻印が不鮮明な場合があります。
また、人工的に古びた加工が施されている偽物も見られます。
本物には長い年月による自然な劣化が見られますが、劣化や摩耗が不自然な場合は偽物の可能性が高いでしょう。
さらに、重量の違い偽物を見極めるポイントの一つです。
本物の和同開珎は高品質な銅で作られていますが、偽物は安価な金属や合金を使用していることが多いため、重さが異なる場合があります。
和同開珎を高値で買取してもらうコツ

和同開珎を高値で買取してもらうには、いくつかのコツがあります。
売却前に確認しておきましょう。
現在の和同開珎は価値が上昇している
近年、古銭の認知度が高まったことや、フリマアプリやオークションサイトの普及などで取引が手軽になったことでコレクター需要が高まっています。
これにより、和同開珎の需要も増えて価値は上昇傾向にあります。
また、古銭は現物資産になることから、投資対象として注目されているのも価値が高まっている理由の一つです。
歴史的価値の高い和同開珎は、今後価値が下がるリスクが低いことや、むしろ上昇する可能性があることを見込んで購入する人も増えています。
和同開珎の買取実績が豊富な業者に依頼する
和同開珎は偽物も多く出回っているため、正しく判断できる査定士に依頼することが大切です。
実績が豊富な業者なら目利きの良いプロによって、希少性や保存状態、刻印の違いなどを丁寧に評価してもらえるため、高価買取が期待できます。
また、買取の専門業者ならしっかりとした販売ルートがあることも買取価格が上がりやすい要因の一つです。
さらに、一社のみの査定なら買取額が高いのか低いのかわからないため、複数の業者に査定を依頼することも重要です。
保管方法に気を付けつつ、キズや汚れは無理に落とさない
和同開珎は、状態の良し悪しによって査定額が大きく変動します。
状態に劣化があると買取金額は下がってしまうため、専用のコインケースに入れて、直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管することが大切です。
また、キズや汚れがあっても無理に落とさないようにしましょう。
汚れを無理に落とそうとすることで逆にキズをつけてしまい、かえって価値を下げてしまうリスクがあるためです。
柔らかい布で優しく拭き取る程度にとどめるのが安心です。
和同開珎の高価買取ならウリエルにお任せください

和同開珎は、日本最古の貨幣として高い価値を持つ古銭です。
だからこそ、確かな鑑定力のあるウリエルに任せるのがおすすめです。
ウリエルでは、古銭の価値を正確に見極められる専門査定士が在籍しています。
長年の経験と知識をもとに、希少な和同開珎の価値を丁寧に査定いたします。
また、査定料・送料・キャンセル料など、各種手数料はすべて無料です。
そのため、初めて古銭の売却をする方でも、安心してご利用いただけます。
まとめ

和同開珎は、708年から発行されていた日本初の流通貨幣です。
銀と銅を使った銀銭と銅銭があります。
その歴史的価値や希少価値によって高い価値を持っており、種類によっては1,000,000円以上の価格をつけることもあります。
和同開珎をお持ちの方は、ぜひ専門知識を持っている買取業者に依頼して、どの程度の価値があるのか確かめてみてください。
2つの買取方法

