ダイヤモンドは実は価値がない?下がっている理由や高く売るコツも解説!

ダイヤモンドといえば高級ジュエリーの代表格であり、希少性と美しさから変わらぬ人気を誇ってきました。しかし近年、その価値が下がっているという話を耳にすることが増えています。
本記事では、ダイヤモンドの価値が本当に下がっているのか、その背景や要因について詳しく解説します。
また、ダイヤモンドを少しでも高く売るためのコツもあわせて紹介しますので、手放す際のご参考にしてください。
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ダイヤモンドに価値はない?

ダイヤモンドは、さまざまな事情から価格が下落傾向にあるというデータが見受けられます。
そもそもダイヤモンドの価値は、希少性とブランドイメージによって長い間支えられてきました。しかし近年は、人工ダイヤモンドや新しい鉱山の発見などで、供給量が増加し始めています。
その結果、需要と供給のバランスが崩れ、高値を維持しにくくなっているのです。
ダイヤモンドの価値が下がっている理由

以前ほど高額で取引されなくなってきたダイヤモンドの背景には、以下の要素が影響しています。
- ・市場価値が下がった
- ・供給量が増えた
- ・人工ダイヤモンドが作れるようになった
- ・リセールバリューがそこまで高くない
ここでは、ダイヤモンドの価値が下がっている理由について詳しくご紹介します。
市場価値が下がった
近年、ダイヤモンドの市場価値は下落傾向が続いています。その理由の一つに、消費者の価値観の多様化があります。
かつては結婚指輪といえばダイヤモンドが定番でしたが、現在は高額な宝石を購入する代わりに新婚旅行や新生活に予算を充てる人が増えています。
さらに、世界的な景気変動により高級品市場そのものが縮小し、資産価値を目的とした購入層も減少しました。
特に若年層はブランドや素材よりもデザイン性や価格の手頃さを重視する傾向が強く、高価格帯の天然ダイヤモンドを選ばない人が増えています。こうした流れが重なり、ダイヤモンド価格の下落を加速させています。
供給量が増えた
これまでダイヤモンド市場は、デビアス社がほぼ独占的に供給を管理してきました。同社は「ダイヤモンドは永遠の輝き」という強力なマーケティング戦略で、その価値を確固たるものにしました。
しかし、近年は新たな鉱山の発見や採掘技術の進歩により、ダイヤモンドが以前よりも多く市場に供給されるようになっています。かつては南アフリカの限られた産地からしか手に入りませんでしたが、現在はカナダやオーストラリアなど新興産地も市場に参入しています。
需要が伸び悩む中で供給だけが増えると、価格は自然と下落します。結果として、従来の「永遠の価値」というイメージだけでは価格を維持しにくくなっているのです。
人工ダイヤモンドが作れるようになった
近年、ラボグロウンダイヤモンドの製造技術が大きく進化しました。ラボグロウンダイヤモンドとは、ラボ(研究所)で人工的に作られたダイヤモンドを指します。
見た目や硬さ、輝きは天然とほとんど変わらないため、専門の検査機関でなければ、天然かラボグロウンかを見分けるのは非常に難しいです。
価格も30〜50%ほど安く、環境負荷が少ない点も評価され、コストや倫理を重視する層の支持を集めています。この結果、ラボグロウンダイヤモンドの普及は天然ダイヤモンドの市場価値を押し下げ、需要や価格の減少につながっています。
リセールバリューがそこまで高くない
ダイヤモンドは新品で購入すると高額ですが、中古買取となると大幅に価格が下がってしまいます。実際に、購入価格の10分の1程の買取価格になることも珍しくありません。これはブランドバッグや時計と比較しても低い水準です。
背景としてラボグロウンダイヤモンドの普及や世界的な経済情勢の変動など、さまざまな要因が大きく影響しています。
ダイヤモンドの買い手が限られている市場環境下では、購入時の価値を維持することは難しいのです。
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ダイヤモンドの価値を左右するポイント

ダイヤモンドの価値を見極める際には、品質の基準として広く用いられる4Cが重要です。4Cとは、カラット・カラー・クラリティ・カットの4つの頭文字を取ったものです。
また、それぞれの4Cの評価が高い場合でも、ブランドやデザインなどによって買取額が変動することは珍しくありません。
ここでは、ダイヤモンドの価値を左右するポイントについて解説します。売却を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
カラット (Carat)
カラットはダイヤモンドの重さであり、サイズを象徴する重要な指標です。一般的にダイヤモンドはカラットが大きいほど査定額が高くなります。
そもそもダイヤモンドの原石は小さく軽いものが大半を占めており、1カラットに満たないものが多いです。重く大きい原石は非常に稀少で、さらにカット加工を施すと重量が減るため、大粒のダイヤモンドはより価値が高くなるのです。
そのため、4C評価で他の基準が同等の場合、カラット数が大きい方が高く評価されます。わずかなカラット数の差で価値は変動するため、正確な査定が重要です。
カラー (Color)
カラーはダイヤモンドの色合いを示す基準で、アルファベットでDからZまで分類されます。ホワイトダイヤモンドは、ランクが下がるほど黄味がかって見えるため評価額も低くなり、反対に無色透明に近いほど価値は高くなります。
特にD〜Fカラーの無色グレードは希少性が高く、高級ジュエリーにも使われるため高額買取が期待できます。
カラーは肉眼では判別が難しいため、鑑定書で正確な評価を提示できるように準備しておくことが大切です。
クラリティ (Clarity)
クラリティはダイヤモンドの内包物やキズの有無を評価する基準です。内包物が少なく透明度が高いほど、光をよく通し輝きが増すため、高額査定につながります。
最も透明度の高い「フローレス(FL)」から、肉眼でも内包物が確認できる「インクルーデッド(I1、I2、I3)」まで大きく6段階に分類されます。さらに、それぞれが細分化され、合計で11等級の評価基準が設けられています。
特に上位ランクに位置するVVSクラス以上は、コレクターからの需要が高まるため、高価買取が期待できます。
カット (Cut)
カットは、ダイヤモンドの輝きを左右する最も重要な評価基準です。
プロポーション(全体の比率)とフィニッシュ(研磨状態と対称性)が優れているほど、まるで石自体が光を放つような美しい煌めきが生まれます。特に「Excellent」評価のカットは市場での需要が高く、高額査定が期待できます。
なお、「カット」は形状(シェイプ)そのものではなく、カット面や角度がどれだけ精巧に研磨され、光とどのように相互作用するかを示す指標です。
4Cの中で唯一、人の手による高度な職人技が必要とされ、分析にも高い専門技術が求められます。
宝石としてのブランドの有無
有名ジュエリーブランドのダイヤモンドジュエリーは、そのブランドイメージや付加価値が査定額に反映されます。同じクオリティのダイヤモンドでも、ブランドの刻印や保証書が揃っているものは高値がつきやすい傾向があります。
特にカルティエやティファニー、ハリーウィンストンなどの人気ブランドのジュエリーは、中古市場でも需要が高いため、売却時にブランドの威力を実感できるでしょう。
売却の際はブランド証明書や専用ケースも揃えて提示することが、査定額アップにつながります。
地金が含まれているかどうか
ダイヤモンドをリングやネックレスとして身につけている場合は、プラチナやゴールドなどの地金の価値も査定の対象になります。
たとえば、1カラットのダイヤモンドがプラチナ900の台座にセットされていれば、石の価値に加え数万円単位の地金価格が上乗せされます。
地金は重量と素材によって価値が決まり、国際相場に連動して価格が変動します。金やプラチナの相場が高い時期であれば、ダイヤモンドの価値と合わせて高額査定が期待できるでしょう。
ダイヤモンドを少しでも高く売るコツ

ダイヤモンドをできるだけ高く売るためには、前もって準備を整え、売り時や売り先を工夫することが重要です。
特に査定前に押さえておきたいポイントを、以下にまとめました。
- ・鑑定書・鑑別書を揃える
- ・付属品を揃える
- ・ダイヤモンドの状態を良く保つ
- ・円安の時期を狙う
- ・需要が高い時期を狙う
- ・他の商品もまとめて売る
- ・宝石に詳しい買取業者に依頼する
- ・出張買取を利用する
それぞれ順番に解説していきます。
鑑定書・鑑別書を揃える
ダイヤモンドを高く売るためには、鑑定書や鑑別書を用意することが大切です。これらの書類はダイヤンドの品質や真贋を証明する重要な証拠であり、買取業者が正確な評価を行うための基準となります。
鑑定書がないと、査定に時間がかかったり査定額が低くなることも少なくありません。紛失している場合でも再発行が可能なケースもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
査定をスムーズに進め、納得のいく価格で売るために、鑑定書・鑑別書はしっかり揃えておくことが重要です。
付属品を揃える
ダイヤモンドを購入した際の箱やブランドの保証書、専用ケースなどの付属品は、査定アップの材料になります。これらが揃っていることで、正規品であることや保存状態の良さを証明でき、買取業者から高く評価されやすくなるのです。
また、付属品があることで再販時にも買い手からの信頼が高まり、高値で売却しやすくなります。逆に付属品が欠けていると、正規品の証明が難しくなり、再販時の価値が下がる可能性があります。
購入時の付属品は捨てずに大切に保管し、査定時には必ず一緒に提出することが大切です。
ダイヤモンドの状態を良く保つ
ダイヤモンドは、汚れや皮脂がつくと輝きが鈍り査定額が下がることがあります。売却前には柔らかい布や専用のクリーニング液を使って丁寧に手入れし、輝きを取り戻しておきましょう。
また、ダイヤモンドは硬度が高く傷つきにくい宝石ですが、他の宝石とぶつかって傷が付くこともあります。そのため、ジュエリーケースに個別に保管しておくと良いです。
普段から美しい状態を保つことで査定で高評価を得やすくなり、結果的に買取価格アップにつながります。
円安の時期を狙う
為替相場はダイヤモンドの国際取引にも大きく関係します。円安の時期にダイヤモンドを売ると、海外からの買い手が増えるため国内市場でも需要が高まります。
特に海外の投資家やバイヤーは、円安のタイミングを狙って積極的に購入することが多く、それが国内の価格上昇につながっているのです。
為替レートは常に変動するため、短期的な動きをこまめにチェックし、売却タイミングを円安期に合わせることで、より高値で売れる可能性が高まります。
需要が高い時期を狙う
ダイヤモンドは、贈り物としての需要が高まる特定の時期に売ると、高値での買取が期待できます。
特にクリスマスやバレンタインデー、ブライダルシーズンの時期は需要が活発になるため査定額が上がる傾向があります。こうした時期には、買取業者やジュエリーショップが在庫を確保したがるため、価格交渉が有利になりやすいのです。
人気の型やサイズのダイヤモンドは需要が集中しやすいので、適切なタイミングで売却すれば高値を狙えます。
他の商品もまとめて売る
ダイヤモンドだけでなく、ブランド品や時計、貴金属など複数の商品をまとめて売却すると、単品で売る場合よりも査定額が高くなる傾向があります。これは、買取業者にとって一度の取引で多くの在庫を確保できることが効率的だからです。
さらに、まとめ売りによって業者は販売ラインナップを強化できるため、買取額を上乗せしてでも仕入れたいと考えます。
別々の業者に持ち込むより、同じ業者で一括査定するほうが交渉力も高まり、結果的に高額買取につながります。
宝石に詳しい買取業者に依頼する
ダイヤモンドの価値を正確に評価してもらうには、宝石の専門知識が豊富な買取業者に依頼することが不可欠です。知識のない業者の場合は鑑定の精度にばらつきがあり、適正価格を提示されないリスクもあるためです。
宝石に精通している専門業者であれば、ダイヤモンドのグレードやブランドの価値を正しく理解し、適正価格で買い取ってくれる可能性が高まります。
売却時には口コミや実績、鑑定士の資格保有状況をチェックし、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
出張買取を利用する
忙しくて店舗に足を運ぶ時間が取れない方や、複数のジュエリーを持っている方にとって、出張買取は非常に便利です。自宅で査定を受けられるため、梱包や持ち運びの負担を最小限に抑えられます。
特にダイヤモンドの場合は、輸送による紛失や破損のリスクを避けられるという利点もあります。状態を保ったまま査定できるため、結果的に高額査定が期待できるのです。
ただし、信頼できる業者を選ばなければトラブルの元となるため、評判や口コミをよく確認し、安心して依頼できる業者を選ぶことが大切です。
ダイヤモンドの無料査定は買取ウリエルにお任せください!

買取ウリエルでは、専門の査定スタッフが一つひとつ丁寧に評価し、納得のいく価格を提案することを心がけています。
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「まずはダイヤモンドの買取について知りたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回の記事では、ダイヤモンドの市場価値や高く売るためのコツを解説してきました。
ダイヤモンドの価値が変動している中でも、売却のコツを押さえておけば高額買取のチャンスは残されています。
査定前の下準備をしっかり行い、円安などの適切なタイミングを狙うことで、高価買取を実現することも可能です。
大切なダイヤモンドを納得できる価格で手放すために、今回紹介したコツをぜひご活用ください。
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