フィギュアの「正しい」ほこりの取り方!ほこりから守る工夫も解説!

お気に入りのフィギュアに積もったほこり…「掃除したいけど、傷つけたらどうしよう」と悩む人は多いです。
フィギュアは繊細な塗装や装飾が施されているため、自己流の掃除方法では逆にダメージを与えてしまうこともあります。せっかくのコレクションを長く美しく保つには、正しい知識と道具選びが欠かせません。
今回は、フィギュアを傷つけずにほこりを取る6つの方法と、やってはいけないNGなお手入れ、そして普段からほこりを寄せつけないための工夫ついて詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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フィギュアの「正しい」ほこりの取り方

フィギュアのほこり取りは、大切なコレクションを美しく保つために重要なお手入れです。
フィギュアをほこりで傷つけないためには、道具の選び方と扱い方がポイントになります。具体的には、以下6つの方法がおすすめです。
- ・ブロワー(エアダスター)を使ってほこりを吹き飛ばす
- ・キーボードクリーナーでほこりを取る
- ・ハケや化粧筆でほこりを取る
- ・マイクロファイバークロスでほこりを取る
- ・粘着力の弱いマスキングテープでほこりを取る
- ・細かい溝や隙間は綿棒でほこりを掻き出す
正しいアプローチを学んでおけば、長期的に美しい状態を保つことができます。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ブロワー(エアダスター)を使ってほこりを吹き飛ばす
ブロワーやエアダスターを使用すると、空気の圧力でフィギュアのすみずみに入り込んだほこりを吹き飛ばせます。
フィギュアの表面を直接擦らないため、塗装面に負荷がかからないのが最大のメリットです。また、細かな装飾に入り込んだホコリを取るのにも向いてますし、お手入れの時間も短くて済みます。
ただし、水分などで固まってしまった頑固なホコリは落ちにくい場合があるため、他の方法と組み合わせるとより効果的です。
キーボードクリーナーでほこりを取る
キーボードクリーナーは、粘着性と柔軟性のあるスライム状のクリーナーです。本来はパソコンのキーボードの隙間の汚れを取り除くために開発されたものですが、フィギュアにも応用できます。
スライム状のキーボードクリーナーをフィギュアに押し当てると、微細なほこりを効率よく吸着でき、ブロワーやハケよりもホコリを綺麗に絡め取ることができます。細部の入り組んだ部分にも密着させやすく、通常のクロスでは届かない箇所もきれいになるのです。
ただし、長時間貼りつけすぎると塗装に影響を与える可能性があるので、手早く作業するのがポイントです。
ハケや化粧筆でほこりを取る
柔らかい毛先のハケや化粧筆は、繊細なパーツを傷つけにくく、細かい部分のほこりを払うのに便利です。
特に、人の肌に使うことを想定した化粧筆は毛質が柔らかく、フィギュアを傷つける心配が少ないのがメリットです。
ただし、頑固にこびりついたホコリは落としにくい場合があります。
また、硬い素材のブラシだと、強くこすりすぎると塗装面を痛めてしまう恐れがあります。細部へのアプローチがしやすい分、ゆっくり時間をかけて丁寧にほこりを落とすのが理想的です。
マイクロファイバークロスでほこりを取る
マイクロファイバークロスは細かな繊維でほこりを絡め取れるため、塗装面を傷めにくい特徴があります。
普通の布よりも吸着力が高く、余計な力をかけなくてもスムーズにほこりが落ちる点が魅力です。また、部屋にホコリが舞わないのもメリットです。
一方、マイクロファイバーは少し厚みがあるので、細かい部分には服着かもしれません。
拭き取り時は一方向にやさしく撫でるように動かすことで、塗装を長く保護できます。
粘着力の弱いマスキングテープでほこりを取る
部分的に付着しているほこりを狙って取りたい場合は、弱粘着のマスキングテープも有効です。強い粘着力のテープを使うと塗装が剥がれるリスクがあり、取り返しのつかないダメージを与えかねません。
短く切ったマスキングテープを軽く当てるだけでも、しっかりとほこりを除去できます。
厚みがないので、使い勝手が良いです。
細かい溝や隙間は綿棒でほこりを掻き出す
キャラクターの髪型や服のシワなど、入り組んだ部分は綿棒が活躍します。
小回りが利くため、ブラシでは届かないような狭いスペースのほこりも取り除けますし、多少の汚れを落とすこともできます。
ただし、細かい部分には入り込んでいけません。また、いくらフワフワした綿棒でも、強く擦ると塗装が痛む可能性があるので、優しい力で抑えるようにしましょう。
フィギュアの「やってはいけない」ほこりの取り方

誤った方法でほこりを取ると、フィギュアを傷つけたり、寿命を縮めたりする可能性があります。大きなダメージを避けるためにも、以下7つのホコリの取り方は控えましょう。
- ・粘着力の強いテープ類を使う
- ・アルコール(エタノールなど)やアルコール入りのウェットティッシュで拭く
- ・メラミンスポンジで擦る
- ・硬いブラシやタワシ、スチールウールなどで擦る
- ・目の粗い布や汚れた布で拭く
- ・強い力で擦る、無理やりホコリを剥がす
- ・水で丸洗いする
それぞれの方法について、簡単に注意点を見ていきましょう。
粘着力の強いテープ類を使う
ガムテープやセロハンテープなど、粘着力の強いテープを使うと塗装ごと剥がしてしまったり、傷をつけてしまったり、跡が残ったり、様々なリスクがあります。
フィギュアへの使用は厳禁です。
小さなキズがつくと見た目の劣化だけでなく、カラーチップの剥離にもつながるので注意が必要です。
慣れている人でも失敗リスクが高いため、基本的にテープ類は使わないほうが無難です。
アルコール(エタノールなど)やアルコール入りのウェットティッシュで拭く
アルコール成分は塗装や素材を溶解・変色させる原因になります。
特にラッカー系塗装やデリケートな素材のフィギュアは、アルコールの影響を受けやすいので危険です。
使うのであればノンアルコールタイプのウェットティッシュを選び、塗装を痛めないようにしましょう。
メラミンスポンジで擦る
メラミンスポンジは研磨力が高く、家庭内の汚れ落としに便利な道具です。
しかし、フィギュアの表面を削り取るように働き、塗装表面を溶解したり研磨したりする恐れがあります。
細かい傷が多数つき、価値を下げてしまうので、ほこり対策には不向きです。
硬いブラシやタワシ、スチールウールなどで擦る
硬い素材のブラシやタワシで擦ると、塗装が剥がれるだけでなく表面に深い傷を残す可能性が高いです。なお、歯ブラシも塗装剥げや傷つきの原因となります。
フィギュアの素材は柔らかいものも多いため、ブラシは使わず、やわらかいハケや筆を選び、できるだけ優しくケアしましょう。
目の粗い布や汚れた布で拭く
目の粗い布を使用するとフィギュアの塗装を剥がしたり傷つけたりする可能性があるため、避けるべきです。
目の粗い布には小さな繊維や埃の粒子が残っていることが多く、擦ったときに塗装面を傷めてしまいます。
さらに、汚れた布を使うと、汚れの成分がフィギュアに付着して逆にダメージを与えてしまうのです。清潔で柔らかいクロスを使うよう心がけると安全です。
強い力で擦る、無理やりホコリを剥がす
ほこりを早く取りたいからといって、力任せにこすってしまうと塗装が剥がれる元になります。表面のツヤ加工や塗膜が剥がれたり、パーツが外れたりするリスクもあります。
特に塗装が厚いエフェクトパーツなどは、表面に細かなクラックが入りやすいので要注意です。
軽いタッチで拭き取り、必要に応じて他の道具や方法を併用しましょう。
水で丸洗いする
水洗い自体は、フィギュアのホコリやベタつきを取り除くための有効な方法の一つです。
水や中性洗剤を使った洗浄は便利ですが、素材によっては変形や色落ちを引き起こすケースがあります。特に、酸性洗剤を使うと塗装が剥げやすいです。
また、しっかり乾燥させないとカビやサビや悪臭の原因になるため、相応の知識と注意が必要です。初心者はまず水洗い以外の方法を試すのがおすすめです。
フィギュアのべたつきのあるほこりを取る方法

ほこりが可塑剤や皮脂と混ざると粘着性が高くなり、通常の方法では落としにくくなります。フィギュアにべたつきのあるホコリが付着してしまったときは、より丁寧に対処する必要があります。
べたつきが感じられる場合は、マイクロファイバークロスに少量の水や中性洗剤を含ませるか、ノンアルコールタイプのウェットシートを使って優しく拭き取りましょう。
特に頑固な汚れの場合は、綿棒に洗浄液を染み込ませてピンポイントで落とすか、ぬるま湯(35〜38℃程度)に食器用などの中性洗剤を溶かし、優しく手もみ洗いする方法も有効です。
ただし、注意点もあります。べたつきのあるホコリへの対象については、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみましょう。f
フィギュアをほこりから守る工夫

大事なフィギュアをホコリから守るためには、いくつかの工夫が必要です。
以下5つの対策を検討してみましょう。
- ・フィギュアケース/コレクションケースを活用
- ・直射日光や湿気の強い場所にはおかない
- ・部屋全体のほこり対策を徹底する
- ・静電気対策を行う
- ・定期的にメンテナンスを行う
少しずつ対策を講じるだけでも効果を実感できます。それぞれ、簡単に解説します。
フィギュアケース/コレクションケースを活用
フィギュアをケースに入れることで、空気中のほこりがフィギュアに直接積もるのを防げます。
フィギュアやプラモデルの展示用に販売されているディスプレイケースやコレクションケースの他、100円ショップのケースなども活用できます。透明ケースを使うと、中身が見える状態で保護できるのでインテリア性も損ないません。
また、紫外線遮断効果のあるガラスケースもあり、色褪せを防ぐのに一役買ってくれます。
しかし、長期間密閉しているとフィギュアの素材(ポリ塩化ビニルに含まれる可塑剤)が溶け出し、ベタつきが発生する可能性があるため、ケースに入れていても月に一度はケースを開けて空気の入れ替えをすると良いでしょう。
直射日光や湿気の強い場所にはおかない
フィギュアにとって、直射日光は天敵です。直射日光に長時間さらされると、フィギュアの塗装や素材は劣化が進みやすくなります。
湿度が高い環境でも、色落ちやカビの発生などのトラブルが起きやすく、湿度は少なくとも50%以下に保つことが重要です。
温度・湿度管理のしやすい場所に飾ることで、フィギュアをより長持ちさせることができます。
部屋全体のほこり対策を徹底する
当然のことですが、部屋が綺麗であるほど、フィギュアにもホコリはたまりづらくなります。こまめな掃除と換気を行うことが効果的です。
床や家具にたまる埃を減らすだけでも、フィギュアへの付着リスクを低減できます。部屋自体を清潔に保てば、フィギュアのメンテナンス回数も少なくて済むでしょう。
また、エアコンのフィルター掃除や空気清浄機の導入は、部屋全体のほこりが舞いにくくなるためおすすめです。
静電気対策を行う
ホコリは静電気を帯びた物体に付着しやすい性質があります。特にアクリル製ケースやプラスチック素材の周囲では、静電気の影響を軽減する工夫が効果的です。
フィギュアの静電気対策として、帯電防止スプレーや静電気防止シートなどを活用することで、フィギュア表面へのほこりの付着を抑えられます。
また、ブラシの繊維に帯電防止加工が施されているクリーニングブラシも市販されています。
定期的にメンテナンスを行う
フィギュアを綺麗に飾り続けるためには、こまめに気にかけてお手入れすることが肝心です。数か月に一度は、ケースの中や周囲のほこりを横着せずにしっかり取り除くことが大切です。
定期的なクリーニングをすることで、未然に汚れやダメージを防げます。
また、ポーズや角度を少し変えるだけでも、ホコリがたまりづらくなる効果があります。
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まとめ
今回の記事では、フィギュアの正しいほこりの取り方と、避けるべきNGケアについて解説してきました。
要点をまとめると、ブロワーや化粧筆、マイクロファイバークロスなど優しい道具を使い、力を入れすぎず丁寧に扱うことが最も重要です。
その一方で、粘着力の強いテープやアルコール、硬いブラシなどは塗装を傷める恐れがあるため使用は避けましょう。
あわせて、保管ケースや部屋の環境を整えると、汚れの予防にも役立ちます。
フィギュアのほこり対策を正しく行うことは、美しい状態を長く維持するための重要なポイントです。正しいメンテナンスと環境づくりを心がけ、お気に入りのフィギュアを末永く楽しみましょう。
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