フィギュアの正しい保管方法!保管場所に困ったときの対処法も解説!

フィギュアを長く楽しむためには、正しく保管し、破損や劣化を防ぐことが重要です。また、保管スペースに困った際は、売却などの選択肢も視野に入れる必要もあります。
本記事では、簡単に実践できる保管方法から、保管場所に迷った場合の対処法まで詳しく解説します。
適切な保管テクニックから、スペースを有効活用するディスプレイ方法、そして売却を検討する際のポイントまで、フィギュアコレクターの悩みを解決するヒントをお届けします。
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フィギュアの正しい保管方法

基本となる保管方法を押さえることが、フィギュアを長持ちさせるうえで欠かせません。細部にまで気を配ることで、コレクション全体の品質を守り続けられます。
以下の5つのポイントを押さえることで、大切なフィギュアを長期間美しい状態で保つことができます。
- ・直射日光と紫外線は可能な限り避ける
- ・高温多湿を避ける
- ・パーツ破損を防ぐため、緩衝材を入れる
- ・表面のホコリや汚れは落とす
- ・電池が入っている場合は取り出す
ここでは、これらのフィギュアの正しい保管方法について詳しく解説します。
直射日光と紫外線は可能な限り避ける
直射日光が当たる場所はフィギュアの塗装や素材を著しく劣化させる原因となります。特に紫外線は色あせや変色を引き起こしやすいため、窓辺や日差しを直接受ける場所でのディスプレイは極力避けるべきです。
ブラインドやカーテンなどの遮光アイテムを活用し、紫外線が入りにくい部屋の奥まった場所で保管すると、変色リスクを最小限に抑えられます。窓ガラスやコレクションケースに紫外線カットフィルムを貼ることで、さらに保護効果を高めることができます。
蛍光灯の光にも少量の紫外線が含まれているため、長時間の露出は避けた方が無難です。照明器具をLEDに変更することで、紫外線の影響を大幅に軽減できます。LEDは紫外線をほとんど発生させないため、フィギュアの保管環境として理想的です。
高温多湿を避ける
フィギュアは夏場の高温や梅雨の湿度に弱い傾向があるため、温度管理と湿度対策を疎かにすると寿命を縮めてしまいます。エアコンや除湿機を使って快適な室温と湿度に保ち、カビや素材劣化を防ぐべきです。
特に押し入れやクローゼットを利用する際は、定期的に換気を行って湿度が高くなりすぎないように気を配ることが重要です。
具体的には、フィギュアは温度20〜25℃、湿度50%以下の環境で保管するのが理想的です。
フィギュアの素材には可塑剤と呼ばれる化学物質が含まれており、これが高温環境下で気化して表面に付着することで、ベタつきやすくなります。特に夏場や梅雨の時期は室温が30度を超えることもあるため注意が必要です。
フィギュアを外箱に入れて保管する場合は、1週間〜10日に1回を目安に換気し、フィギュアも空気に触れさせることが重要です。
パーツ破損を防ぐため、緩衝材を入れる
経年劣化だけでなく、誤ってフィギュアを落としたりぶつけたりするリスクも考慮する必要があります。箱やケース内でフィギュアが動かないようにすることで、パーツの破損を抑えることが可能です。
フィギュア保管に適した緩衝材としては、薄葉紙が最適です。これは新品の衣類や鞄などを包む際に使われる薄い紙で、フィギュアの塗装を傷めにくい特性があります。
一方で、プラスチック製の緩衝材はフィギュアを密閉してしまい、高温になりやすいため、長期保管には適していません。
細かいパーツは、軽く巻き付けた緩衝材で保護してから収納するのが望ましい方法です。
フィギュアを保管する容器やケースにも注意が必要です。仕切り板が付いた収納ケースを使用すると、フィギュア同士の接触を防ぎやすくなります。
表面のホコリや汚れは落とす
保管前に表面をきれいにすることで、カビの発生や表層の塗装剥がれを防げます。埃が積もった状態で長期間放置すると、微細な汚れが表面にこびりつき、自然な美しさを損ねてしまいます。
やわらかい布やメイク用ブラシなどを使って丁寧にホコリを払い落としてから、ケースや箱に収めると理想的です。
ブラシが届かない隙間や複雑なパーツがあるフィギュアには、ジェルタイプのクリーナーが効果的です。フィギュアの表面にジェルを密着させることで、ホコリを吸着して取り除くことができます。
ベタつきや頑固な汚れには、ノンアルコールタイプのウェットティッシュを使用します。アルコールが含まれているティッシュは塗装を剥がしてしまう恐れがあるので注意が必要です。
金属製のフィギュアや金属パーツが含まれるフィギュアは錆びる恐れがあるため、水洗いは避けるべきです。
電池が入っている場合は取り出す
フィギュアの中には、一部のパーツを光らせたり、武器などのギミックを動かしたりするために電池が使われているものがあります。これらのフィギュアを長期間保管する際に電池を入れたままにしておくと、液漏れを起こす危険性があります。
電池の液漏れは、外見上のダメージだけでなく金属パーツの腐食や火災リスクにもつながります。特に長期保管を前提とするなら、電池を入れたままにしないように心がけることが重要です。
フィギュアの機能を守るためにも、保管時は電池を抜いて通気性の良い場所で安定して置くのがポイントです。
再びフィギュアを展示する際には、長期間保管していた古い電池はなるべく使用せず、新しい電池に交換することが安全です。古い電池は性能が低下していることが多く、思わぬトラブルを招く可能性があります。
【ケース別】フィギュアの正しい保管方法

フィギュアコレクションを長く美しい状態で楽しむためには、適切な保管方法が欠かせませんが、飾り方や保管場所はケースによって様々です。保管する際には、自分の部屋のスペースやインテリアに合わせて最適な方法を選ぶのが大切です。
フィギュアを保管する方法は、主に以下の3通りです。
- ・フィギュアをケースに入れて飾る場合
- ・フィギュアを箱に入れて飾る場合
- ・箱がないフィギュアの場合
ここでは、具体的なケースに応じた保管方法を紹介します。
フィギュアをケースに入れて飾る場合
ショーケースやアクリルケースなどを使うと、埃の付着を防ぎつつ大切なコレクションを鑑賞しやすくなります。部屋の雰囲気を壊さず、インテリアの一部として統一感を持たせることも可能です。
ケースは好みに応じてライトアップや段差を設け、視覚的に美しく展示することで、コレクション全体の価値を高められます。
専用のコレクションケースには、アクリル製やガラス製など様々な種類があります。価格帯も1,000円程度の手頃なものから、50,000円を超える高級なものまで幅広く存在します。
選ぶ際のポイントは、フィギュアのサイズに合っているか、透明度が高く鑑賞しやすいか、そして棚の高さを調整できるかという点です。特に大きさの異なるフィギュアを収納する場合は、棚の高さを調整できるタイプが便利です。
フィギュアを箱に入れて飾る場合
元箱を使ったディスプレイは、箱ごとコレクション性を高められる利点があります。箱にはメーカーのロゴやイラストが描かれていることが多いため、フィギュアの世界観を損なわずに飾ることができます。
加えて箱自体が緩衝材代わりになるため、フィギュアのダメージを防ぐのにも役立ちます。
箱にはフィギュアの情報が記載されているため、後から見返す際にも便利です。将来的に買取に出す可能性がある場合は、箱があることで査定額が上がる可能性も高まります。
ただし、箱に入れて保管する場合も注意点があります。箱の中は通気性が悪く、内部が高温多湿になりやすいという欠点があります。特に未開封の状態で長期間保管すると、フィギュアの表面にベタつきが生じる可能性が高くなります。
少なくとも1ヶ月に1回は箱からフィギュアを取り出して換気することが重要です。
箱がないフィギュアの場合
中古で入手したフィギュアや、置き場に困って箱を処分してしまった場合は、市販のクリアケースや緩衝材付きのボックスを活用すると良いです。透明度が高いケースを選ぶと、見栄えを保ちながら衝撃を防ぎやすくなります。
緩衝材を細かく調整してパーツ同士が当たらないように配置することで、破損リスクを大きく減らすことができます。
ガチャガチャや一番くじなどの小さなフィギュアの場合は、アクセサリーケースや仕切り付きの小物入れが活用できます。100円ショップで販売されている商品でも、仕切りの調整が可能で使い勝手の良いものがあります。
収納スペースが限られている場合は、ジップ式の袋を活用する方法もあります。ただし、完全に密閉すると湿気がこもるため、袋の口を少し開けておきます。袋の中で複数のフィギュアが接触しないようにすることも重要です。
フィギュアのおすすめの保管場所

フィギュアの保管場所には、自宅での収納から専門的な収納施設まで様々な選択肢がありますが、保管場所の選択次第でフィギュアの状態維持が大きく変わります。
おすすめの保管場所は以下の通りです。
- ・購入時の箱に入れて飾る
- ・不織布ケースで保管する
- ・クローゼット・押し入れ
- ・室内型トランクルーム
ここでは、代表的なフィギュア保管場所について、それぞれの特徴や活用法を詳しく解説していきます。
購入時の箱に入れて飾る
元箱を利用すると、フィギュアをしっかり保護しながらデザイン性も損なわずに飾ることができます。箱のデザインを活かしつつレイアウトを工夫すれば、見栄えと実用性の両立が可能です。
飾りたい場所に合わせて箱の向きや配置を調整すれば、飽きないディスプレイを楽しむことができます。
購入時の箱に入れて飾る最大のメリットは、フィギュアの保護性が高いことにあります。箱はフィギュアを外部の環境から守り、ホコリや紫外線による劣化を防ぎます。万が一の落下や衝撃からもフィギュアを守ってくれるため、安全性が高いと言えます。
さらに、箱にはフィギュアの情報やアートワークが印刷されていることが多く、それ自体がコレクション価値を持っています。特に限定版や希少なフィギュアの場合、箱も含めてコレクション品としての価値があるため、理にかなった保管方法です。
不織布ケースで保管する
不織布ケースは通気性に優れ、湿度やホコリから守りつつ適度な保護力を発揮します。重ねて保管するときも、ケースがクッションの役割を果たすためフィギュア同士の接触を減らすことができます。
不織布ケースは大きさや形状も豊富で、フィギュアのサイズに合わせて選べるのも利点です。小型のフィギュアなら小さめのケース、大型フィギュアなら大きめのケース、というように使い分けることができます。
ケース自体が軽量でスタッキングも可能なため、収納スペースを効率的に使えるというメリットもあります。コストパフォーマンスが良いので、数が多いコレクションを一度に整理する際にも役立ちます。
湿度が心配な場合は、ケース内に除湿剤を入れておくとより安心です。除湿剤は定期的に交換して、効果を持続させるようにすると良いです。
クローゼット・押し入れ
クローゼットや押し入れは直射日光も当たりにくく、温度・湿度の管理もしやすいのが利点です。ただし、衣類や他の荷物と混在すると、埃の付着や衝撃が起こりやすくなります。
クローゼットや押し入れに保管する際に最も気をつけるべきことは、湿気がこもりやすいという点です。定期的に換気を行い、フィギュアと他の物の間に十分なスペースを確保するなど、丁寧な管理を心がけべきです。
特に日本の家屋では、押し入れや床下収納などは湿度が高くなりがちです。1階の押し入れや、外壁に接している収納スペースは特に注意が必要です。
クローゼットや押し入れにフィギュアを保管する際は、床付近は特に湿気が溜まりやいため、収納ボックスや棚を使って床から少し高い位置に置くことが重要です。収納ボックスを使用する場合は、通気性の良い不織布製のものを選ぶと良いです。
室内型トランクルーム
室内型トランクルームは空調やセキュリティが整備されている場合が多く、貴重なコレクションの保管先として安心感があります。温度や湿度を一定に保ちやすい点は、フィギュアの劣化を防ぐうえで大きなメリットです。
トランクルームは様々なサイズのものがあり、自分のコレクションの量に合わせて選べるのも魅力です。例えば小さめの部屋からレンタルして、将来的にコレクションが増えた場合にはより大きな部屋に移行することもできます。
トランクルームを活用する際にも注意すべき点は、訪問頻度を考慮して立地を選ぶことです。頻繁にフィギュアのメンテナンスや入れ替えをしたい場合は、自宅や職場から近い場所を選ぶとよいです。
定期的に足を運んでケースや箱の状態を確認し、問題があれば早めに対処することで、長期保管をより安全なものにできます。
フィギュアの保管方法や保管場所に困ったら売却を検討しよう

保管スペースが限られている場合は、必要に応じて売却を視野に入れるのも一つの手段です。
フィギュアを手放す場合は、専門の買取業者で査定してもらうと相場を把握しやすいです。コレクター市場の動向や商品の希少性を考慮して適正価格を提示してくれるため、思わぬお宝として価値が高まっているケースもあります。
保管の負担が大きくなる前に適度に整理を進めれば、フィギュアへの愛情も保ちやすくなるため、快適なコレクションライフを送ることができます。
フィギュアの無料査定は買取ウリエルにお任せください!

もしも自分のフィギュアがどれくらいの価値を持っているのか気になる場合は、専門業者でチェックしてもらうのが早道です。
買取ウリエルのようなフィギュア査定を得意とする業者であれば、市場相場や希少価値を踏まえた上で正確な価格を提示してくれます。査定額を聞いたうえで手放すかどうかを決めれば、保管場所の問題もスムーズに解消できます。
まだ売るかどうか迷っている段階であっても、査定をして相場を知るだけでもメリットがあるため、ぜひ一度無料査定をご利用ください。
まとめ
適切な保管方法と保管場所を選ぶことで、大切なフィギュアを美しい状態のまま長く楽しめます。
飾り方や保管場所は人それぞれですが、多様なケースや収納方法をうまく駆使することで、どんなご家庭やスペースでもコレクションを大切に守ることが可能です。コレクション数が増えすぎたら、売却や査定に出すといった選択肢も良い方法です。
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