毛皮の正しい保管方法!高く売れるお手入れの方法を紹介!

「大切な毛皮、オフシーズンはどう保管すればいいの?」「クローゼットに入れておくだけで本当に大丈夫?」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
毛皮は非常にデリケートな素材で、保管前の手入れや保管方法を誤ると、カビや虫害、型崩れの原因になってしまいます。せっかくの高級品も、保管を間違えると価値が損なわれてしまうのです。
今回は、毛皮を美しく長持ちさせるための事前準備から、正しい保管方法、対処法を詳しく紹介します。
この記事を参考に、毛皮を良好な状態で次のシーズンまで守りましょう。
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【重要】毛皮を保管する前の事前準備

毛皮を美しい状態で保管するためには、保管前の準備が大事です。
毛皮は非常にデリケートな素材で、適切な手入れを怠ると、劣化やカビ、虫食いの原因となる可能性があります。
以下2つの方法で、事前に汚れや湿気を取り除いておくのがおすすめです。
- ・汚れとホコリを落とす
- ・湿気を除去する
それぞれ解説していきます。
汚れとホコリを落とす
毛皮はホコリを吸着しやすく、一度着用するだけでもかなりのホコリを吸い込んでいます。ホコリが付着したまま放置すると、毛抜けや変色、カビや虫害の原因となることがあります。
まずは表面的なホコリやゴミを払い落としておくことで、カビや虫害を防ぐ下準備となります。軽く叩いたり振ったりするのは、普段からの習慣にしておくと良いです。
また、ブラッシングをする際には、静電気が発生しやすい普通のブラシではなく、金グシを使用してください。毛並みに沿って優しくブラッシングすることで、ホコリを落とし、絡まった毛の癖を直す効果もあります。
汚れが深く入り込んでしまっていると感じたら、早めに専門業者にクリーニングを依頼するのがおすすめです。
湿気を除去する
毛皮は湿気に弱く、汗、皮脂などが付着したままケアせずに保管すると、カビの栄養源となり大量発生することがあります。
軽度の湿気であれば風通しの良い場所で陰干しし、水分をしっかり逃がすようにしましょう。
雨や雪で濡れてしまった場合は、まず軽く振って湿気を飛ばし、乾いた布やタオルで毛並みに沿って優しく水分を拭き取ります。その後、風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。
なお、毛皮は熱に弱いため、火や熱風のドライヤー、アイロン、ヒーターなどの使用は絶対に避けてください。毛が縮んだり、傷んだり、焦げたりする原因になります。
完全に乾いていない状態で収納するとダメージが蓄積されるため、念入りに確認してからしまうことが大切です。
毛皮の正しい保管方法

事前準備が終わったら、以下5つのポイントに気をつけて毛布を保管しましょう。
- ・直射日光の当たらない通気性の良い場所に保管する
- ・クローゼットに収納する場合は他の衣類と間隔をあける
- ・湿気対策や防虫対策を行う
- ・幅広のハンガーを使用して型崩れを防ぐ
- ・長期保管の場合はクリーニング店で保管する
順番に解説していきます。
直射日光の当たらない通気性の良い場所に保管する
毛皮は光に弱く、直射日光や蛍光灯などの紫外線に長時間さらされると、変色や褪色、艶落ちの原因となります。室内での蛍光灯の下や日の当たる窓の側に置いたままにしないよう注意が必要です。
よって、保管場所は光を遮断できる暗冷な場所を選ぶことが重要です。
また、通気性の確保も大切なポイントです。
プラスチック製のガーメントバッグは通気性がなく、湿気がこもりやすいため、毛皮の保管には通気性の良い布製カバーを使用するのがおすすめです。
クローゼットに収納する場合は他の衣類と間隔をあける
毛皮はデリケートで、他の衣類との密着によって摩擦が起きやすい素材です。
クローゼットに入れる際は、周囲の衣類との間に余裕を持たせ、毛並みの潰れや絡まりを防ぎましょう。
クローゼットに衣類を詰め込みすぎると、空調の対流が妨げられ、湿気が溜まる場所が発生する可能性があります。毛皮と他の衣類との間に十分な空間を空ける工夫が必要です。
湿気対策や防虫対策を行う
湿度が60%を超えるとカビやダニの発生リスクが高まると言われています。クローゼットに除湿剤を置いたり、防虫剤を使ったりして湿気や虫害を予防しましょう。
ただし、防虫剤は種類を混ぜると化学反応を起こす場合があるため、一種類のものを適量だけ使用するのが安心です。また、塩化カルシウム系の乾燥剤は、皮を変質させる可能性があるので避け、シリカゲルなどを使用することが推奨されます。
定期的に除湿剤を確認して交換し、空気がこもらないように工夫することも大切です。
幅広のハンガーを使用して型崩れを防ぐ
通常の細いハンガーを使うと、毛皮が肩の部分で型崩れを起こしたり、変なクセがついてしまう可能性があります。
首が長く、幅が広くて厚みのある毛皮専用のハンガーを使用し、肩をしっかり支えるようにすれば、型崩れとシワの発生を防止できます。
専用のハンガーがない場合は、肩幅に合った分厚い木製のものに布やストッキングなどを巻いて手作りしても良いでしょう。
いずれにしても、ハンガーの形状を毛皮のサイズに合わせることで、より長期間の美しい状態を保つことが可能です。
長期保管の場合はクリーニング店で保管する
毛皮専門のクリーニング店では、温度や湿度を最適に管理した専用スペースで保管してくれます。クリーニング後にそのまま預かってくれるお店もあります。
自宅での管理が難しい環境にある場合、または海外赴任など長期にわたって使用しない状況では、こうしたプロの保管サービスを利用することが安心です。
専門店に預けると、定期的に点検やメンテナンスも行ってもらえるメリットがあります。
毛皮の保管でよくある質問

毛皮の保管について、よく寄せられる疑問5つについて回答します。
適切な対処方法を知っておくと安心です。
毛皮の臭いを消すにはどうしたらいいですか?
毛布の匂いを和らげる方法としては、風通しの良い日陰で陰干しするのが一番です。
ただし、臭いの原因が深刻な場合やカビが発生している場合には、専門のクリーニングに相談する必要があります。湿気をこまめに逃がすことが、臭い対策の第一歩です。
匂いが気になるからといって、香水やスプレーを毛皮に直接つけるのは、シミや変色の原因となるため禁物です。ファブリーズなどの消臭剤をスプレーするのも、かえって匂いの原因になることがあるため避けるべきです。
毛皮の掃除方法を教えてください
毛皮はホコリや軽い汚れを取り除く程度なら、ブラシや柔らかい布を使って優しく拭き取るのが基本です。
簡単な汚れや軽度のカビ臭に対しては、固く絞った蒸しタオルを使用し、毛皮の皮部分まで濡らさないよう毛並みに沿って優しく拭き取ります。
強い洗剤やゴシゴシとこする方法は、毛皮自体を傷める可能性があります。汚れが落ちにくいときや、皮まで湿った場合は専門店に依頼するのが安全です。
毛皮は自宅で洗えますか?
基本的に、毛皮は自宅での水洗いはできません。
毛皮は皮の部分が水分を吸収しやすく、素人判断で水洗いすると変形や変色を起こすリスクがあります。
飲みこぼしや大きな汚れが気になったら、すぐに専門店へ相談して正しく対処しましょう。特に、皮の損傷を防ぐ毛皮専門の「パウダークリーニング法」を行っているクリーニング店に依頼するのがおすすめです。
毛皮を長持ちさせるにはどうしたらいいですか?
毛皮を長く美しく保つためには、日頃からの丁寧な手入れと適切な保管が不可欠です。
適切な湿度管理と防虫対策、そして型崩れを防ぐ収納方法を実践することが基本です。特に湿度の高い時期には、除湿剤のこまめな交換やクローゼットの換気を行いましょう。
少しの違いで毛皮の寿命に大きく差が出るため、気を抜かずに管理するのが長持ちのコツです。
毛皮は何年くらい持ちますか?
毛皮の耐久性は素材の質やメンテナンス方法によって左右され、何年もつかの明確な答えはありません。ただ、10年~20年が経過しても美しい状態を保っている毛皮は少なくありません。
定期的に毛並みを整え、湿気や直射日光を避けるなど、基本を徹底するだけでも経年劣化を大幅に遅らせることができます。
デリケートではありますが、保管方法を工夫すれば長期的に楽しむことができます。
毛皮の保管方法や保管場所に困ったら売却を検討しよう

長期的に保管が難しい場合や使用予定がない場合は、売却を視野に入れてみるのも一つの手です。
毛皮は保管スペースだけではなく、定期的な湿度チェックや虫害対策などの手間もかかります。ライフスタイルの変化で毛皮をほとんど着なくなった場合は、保管にかかるコストや価値低減のリスクを考慮してみても良いでしょう。
価値があるうちに売却し、その資金をほかの目的に有効活用する考え方も十分に合理的だといえます。
特に、高品質の毛皮は専門業者にも評価されやすく、人気のあるブランドや状態が良いものは数万円の高値が付くことも少なくありません。
長期間放置すると劣化が進み価値が下がってしまうため、不要な場合は早めに査定依頼してみましょう。
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まとめ
今回の記事では、毛皮を正しく保管するための事前準備や保管時の注意点、湿気・虫対策、収納の工夫について幅広く解説してきました。
毛皮保管時は「汚れや湿気をしっかり落としてから保管」「通気性の良い暗所を選ぶ」「型崩れを防ぐ専用ハンガーを使用」「防虫・除湿対策を万全にする」といったポイントが重要です。
特に、日本の気候特有の高温多湿シーズンには温度・湿度・虫害への配慮が欠かせませんが、手順を守って正しくケアさえすれば、長く美しい状態を保てます。
困ったときは専門業者への依頼や売却の検討をしてみましょう。着用機会が減った毛皮を適切なタイミングで手放すことで、手間やスペースの節約だけでなく、売却益に転換することもできます。
気がかりなことがあれば早めに専門家へ相談してみましょう。買取ウリエルへもお気軽に問い合わせください。
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