金の価値は下がらない?下がらないといわれる理由や下がる可能性を解説

金は価値が下がらない安全資産といわれることがありますが、相場はタイミングによって大きく下落する場合もあります。
実際、2026年2月時点で金の価値は減少傾向にあり、不安を感じている方も多いでしょう。
本記事では、金の価値が下がらないといわれる理由や金相場が下がる・なくなる可能性はあるのかなどについて解説しています。
過去の金相場も紹介しているので、金の購入や売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ウリエル 商品管理スペシャリスト
河合拓治
リユース業界で12年のキャリアを持ち、現在は買取ウリエルのロジスティクスセンター責任者として年間数万点に及ぶ商品の流通・管理を統括しています。リユース検定や酒類販売管理者の資格を保持し、特にダイヤモンド・ブランド品・着物の管理体制構築に精通。
現場では「複数人による多角的な検品」を徹底し、個品管理による匂い移り防止や破損対策など、商品の価値を損なわないためのオペレーションを追求しています。物流コストの最適化を通じて、お客様への還元率向上に貢献することを目指しています。
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目次
「金の価値は下がらない」とは言い切れない

金は安全資産といわれますが、価値が下がらないとは言い切れません。
実際、執筆時点の2026年2月のデータを見ると、金の価値は1gあたり26,000円台から28,000円台を推移していますが、2026年1月29日に29,815円の最高値をつけた頃に比べると1,000〜3,000円の下落が起こっています。
近年では、2020年に7,063円から2021年に6,897円に下落したこともありますが、年単位で見ると金の価値は上昇傾向にあります。
金価格の暴落はあり得る?
金価格は短期的に暴落する可能性はあるものの、上昇トレンドは継続する見方が優勢です。
実際、米連邦公開市場委員会が金利据え置きを決定した局面でも金が上昇していることから、米ドルそのものへの不信感が高まっていることがうかがえます。
加えて、地政学リスクへの警戒が高まっていることも、金に買いが集まりやすい理由の一つです。
これらの要因から、現在の下落傾向は落ち着き、上昇に転じると予想されています。
金の価値はなくなってしまう?
金は埋蔵量が限られていることから希少性が高く、世界的にも需要があるので、価値がなくなってしまう可能性は考えにくいでしょう。
一方で、金価格は需給のバランスや経済情勢、インフレなどの影響を受けて日々変動するため、「下がらない」と言い切ることはできません。
手元に温め続けた結果、売るタイミングを逃してしまい、価値が目減りした状態で手放してしまうことも考えられます。
そのため、金はこうしたリスクも踏まえたうえで保有することが大切です。
「金の価値が下がらないと」言われる4つの理由

「金の価値が下がらない」と言われる理由には、次の4つが挙げられます。
- ・希少性がある
- ・金そのものに価値がある
- ・あらゆる分野で需要がある
- ・金そのものが劣化することが少ない
それぞれを詳しく解説していきます。
希少性がある
WGC(ワールドゴールドコンシル)によると、2024年末時点で採掘された金の総量は21万6265.4トンです。金が地球上に存在する総量は決まっており、地下に埋蔵されている残りの金は5万トンと発表しています。
年間の採掘ペースが3,000トンと言われているため、計算上10年程度で採掘が完了するとされているのです。採掘が完了してしまったあとは、地上にある金をリメイクして使用する方法が挙げられます。
価値を測る指標として希少性が非常に大きな要素で、金は特に希少性が高い資源と言えるため、今後も価値が下がることはないと言えます。
金そのものに価値がある
金そのものには高い価値があり、世界各国、時代を問わず通貨として取引されます。株や債券の場合は、企業や国経営が悪化すると株や債券の価値は暴落し、本来の価値が失われ紙切れ状態となりかねません。
その点、金の場合は企業が倒産したり国が破滅したりしても、価値が下がることはなく、むしろ上がる傾向にあります。なぜなら、投資家たちは株や債券を手放し、資産分散のために金を保有する人が増えるからです。
世界経済が不安定な状況でも、金を持つことで資産を保有することができるため、必然的に需要は高まるのです。
あらゆる分野で需要がある
金は装飾品や工業品、医療品などに素材として使用されており、各分野で非常に需要があります。
金は柔らかく加工に適した材質なため、ジュエリーなどに使われ、昔から装飾品として愛されていました。また、電気伝導を生じやすい性質から、スマートフォンやパソコンなどの電子機器にも使われています。
さらに、金はアレルギーを起こしにくい材質から、医療現場では金歯として用いられています。
このように、加工のしやすい展延性、導電性、アレルギー性の低さなどから、あらゆる分野で人々の生活に役立っているのです。
金歯などといった金を含む商品は、買取市場でも非常に人気です。買取を検討の方は以下の記事も合わせてお読みください。
金そのものが劣化することが少ない
金は耐久性がとても強いため、水や空気による酸化や腐敗が起きることはありません。人の肌に触れていても酸化しにくいため、金はアクセサリーに適した材質と言えます。
どれほど年期の入った装飾品であっても、純度の高い金であれば加工当時の美しさを保ったまま後世へ受け継ぐことができます。また、金は熱による加工を施しても、性質そのものが変わることはないので、加工のしやすいこともメリットです。
劣化に強く、加工のしやすい点は、多様な分野で役に立つため価値が下がらない要因と言えます。
【検証】過去に金の価値が下がったことはある?

以下は、2018年から2025年までの金の最高値をまとめた表です。
| 年 | 最高値 |
| 2018年 | 4,827円 |
| 2019年 | 5,343円 |
| 2020年 | 7,063円 |
| 2021年 | 6,897円 |
| 2022年 | 8,154円 |
| 2023年 | 9,935円 |
| 2024年 | 13,784円 |
| 2025年 | 22,844円 |
出典:田中貴金属
2018年と2025年を比較すると4,827円から22,844円と大きく上昇しており、長期的には上昇傾向です。
ただし2020年の7,063円から2021年の6,897円のように下落した年もあり、常に上昇し続けているわけではないことがわかります。

また、以下の表では2025年の金の最高値をまとめています。
| 月 | 最高値 |
| 1月 | 13,912円 |
| 2月 | 14,463円 |
| 3月 | 14,908円 |
| 4月 | 15,600円 |
| 5月 | 15,690円 |
| 6月 | 16,071円 |
| 7月 | 16,250円 |
| 8月 | 16,190円 |
| 9月 | 18,542円 |
| 10月 | 21,246円 |
| 11月 | 21,095円 |
| 12月 | 22,844円 |
出典:田中貴金属
月次でも大きな下げはなく、基本的には上昇傾向で推移しています。
特に、8月からは大きな上昇が見られます。
【必読】安全資産と言われる金の価格が下降する4つのタイミング

金は安全資産と言われていますが、世界情勢の影響を強く受けることから金の価格が下降する場合もあります。
金の価格が下降するタイミングは、以下の4つが挙げられます。
- ・円安から円高になったとき
- ・世界情勢や経済が安定したとき
- ・需要と供給のバランスが整ったとき
- ・中国とインドの経済成長が低下したとき
それぞれ詳しく解説していきます。
円安から円高になったとき
金は国際的にドル建てで取引されるため、日本では為替の影響を大きく受けるのが特徴です。
円安になると円換算の金価格は上昇する一方、円高になると同じ価格でも円換算では下落します。
そのため、円高になると買いの需要が弱まり、価格が下落する要因になります。
世界情勢や経済が安定したとき
金は有事の資産といわれており、世界情勢や経済の先行きが不透明になると買われやすく、価格が上がる傾向があります。
反対に、世界情勢や経済が安定している局面では、投資家は株や債券の保有率を高めるため、相対的に金の保有率が下がるのが特徴です。
その結果、金の需要が低下し、価格が下落する要因となります。
需要と供給のバランスが整ったとき
金は需給のバランスによって価格が大きく変動します。
特に、近年では金の生産量が需要に追いついていないため、金の需要が高まっています。
しかし、今後需要に供給が追いつくと、金の希少性は薄れて、価格は下落するでしょう。
このように、金の希少価値は需要と供給のバランスによって図ることができます。
中国とインドの経済成長が低下したとき
中国とインドは金に対する関心が高く、世界を見ても高い保有率を誇るため、この2か国の経済成長が低下して国内の需要が低下すれば、金の価格は減少します。
実際、国際統計・国別統計専門サイト「GLOBALNOTE」によると、2025年8月8日時点の世界の金生産量1位は中国の375,155kgです。
また、インドも文化的背景から金製の装飾品が好まれており、他国よりも資産として金を保有する傾向があります。そのため、金の価格を確認する際は、中国とインドの経済動向もチェックしておくとよいでしょう。
金の価値に関するQ&A

金の価値に関するよくある質問をまとめてみました。
回答とあわせて見ていきましょう。
金価格は20年後に何倍になっている?
金価格は、20年前の2006年の最高値である2,562円と、2026年の最高値である22,844円を比較すると約9倍にまで高騰しています。
金は埋蔵量が限られていることから希少性が高く、長期で見ると上昇しやすい資産だといわれています。
そのため、20年後にさらに高騰している可能性はあるでしょう。
ただし、為替や金利、景気などの影響を受けるため、必ずしもどの程度上昇していることを断言することはできません。
金は今買わない方がいい?
金は相場が上がったタイミングで売り、下がったタイミングで買うのが基本です。
今の上昇トレンドが今後も続く予想がされているため、長期的に見ると結果的に今が安かったとなるケースも考えられます。
しかし、現在は歴史的な高騰でもあるので、短期的に見ると急落するリスクも十分考えておかなければいけません。
どのような目的で金を購入したいのかによっても判断は分かれるため、慎重に検討する必要があります。
金の売り時はいつ?
一般的に、相場が高騰しているタイミングは売却を検討しやすい局面です。
ただし、常に天井で売却できるとは限らないため、高値をつけたあとに下がり始めたタイミングを目安にする方もいます。
とはいえ、下げ相場が一時的な場合もあるため、「いくら以上になったら売る」「○%下がったら売る」など、自分なりの基準を決めておくと判断しやすいでしょう。
日々の相場をチェックしつつ、自分の納得できるタイミングで売却することが大切です。
金の売却先はどう選ぶ?
金は高価な資産のため、売却先は慎重に選ぶことが大切です。
金の知識がある査定員が在籍する金買取専門店であれば、相場を踏まえたうえで適正に評価してもらえます。
また、悪徳な業者に捕まらないように、買取実績もあわせて確認しておきましょう。
さらに、提示額は店舗によって差があるため、複数社で相見積もりを取り、比較してから決めるのがおすすめです。
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まとめ
今回は、金の価値が下がる可能性や暴落はあるのかなどについて紹介しました。
金は希少性が高く長期では上昇しやすい一方で、為替や金利、景気などの影響を受けて短期的には下落する局面もあります。
大切なのは下がらないと決めつけず、過去の相場推移や変動要因を踏まえて、自分の目的に合う判断をすることです。
現在の上昇相場で利益を確定させたい方は、ぜひ信頼できる金買取専門店を利用してみてください。
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