後悔しない遺品整理のために。大量の骨董品はどうしたらいい?

「父の遺品を整理してたら、価値の分からない壺や掛け軸が出てきた…」
「骨董品ってどう扱えばいいのか分からないからそのまま放置してる…」というケースは珍しくありません。
骨董品は、単なる古い品ではなく、法的には相続財産です。適切な知識を持って対処しなければ、後々、思わぬ損失や相続トラブルの原因になる可能性もあります。
また、骨董品は時代や産地、美術的観点によって相場が大きく変わるため、プロによる査定を検討することが重要です。きちんと情報を収集することで、家族の大切な想い出や財産を守りながらスムーズに遺品整理が行えます。
今回の記事では、遺品整理で出てきた骨董品をどうすべきか、その具体的な選択肢と、知っておくべきリスクや注意点を徹底的に解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
なお、累計買取実績数300万点超えのウリエルでは、骨董品の無料査定を実施中。査定をご検討の方は以下のメールや電話からお気軽にご相談ください。豊富な知識と確かな目利きを持つ査定士があなたのお品物の価値を正確に査定いたします。
目次
遺品整理で出てきた大量の骨董品はどうしたらいい?

遺品整理で大量の骨董品が見つかった場合、その処分方法は大きく分けて3つあります。
- ・親族や美術館・自治体へ寄付する
- ・不用品回収業者や自治体のゴミとして出す
- ・買取専門店でプロに査定してもらう
最も重要なのは、価値が分からないからといって独断で捨ててしまわないことです。
一見ガラクタに見えるボロボロの品が、実は数十万円の価値を持つこともあります。
故人が大切にしていた品々を後悔のない形で手放すためにも、3つの選択肢のメリット・デメリットを理解しておきましょう。
親族や美術館・自治体へ寄付する
骨董品の価値がわからなくても、特に思い入れのある親族がいる場合は、形見分けとして引き継いでもらうのが良いでしょう。
遺品整理の後に声をかけ、保管や活用を希望する親族がいないか確認することは大切です。
また、特別に歴史的・学術的に価値が高い品であれば、地域の美術館や博物館、自治体が寄付を受け付けている場合もあります。
寄付することで骨董品を文化的に活かす手段となり、所有者としての想いを社会に繋げられるメリットがあります。
ただし、寄付する場合でも事前にその骨董品の市場価値を把握しておくことは重要です。一定以上の価値がある品物は相続税の課税対象になる可能性があり、価値を知らないまま寄付すると、後から税金の問題が発生する恐れがあるので注意しましょう。
不用品回収業者や自治体のゴミとして出す
骨董品としての価値が感じられず、場所や保管コストばかりかかる場合は、回収業者や自治体に不用品として性分してもらう方法もあります。
しかし、この方法は最も推奨できません。
不用品回収業者は片付けのプロですが、骨董品の鑑定眼は持っていないことがほとんどです。そのため、価値ある品も「不用品」として安く引き取られたり、最悪の場合、処分費用を請求されたりするリスクがあります。
ゴミとして捨てるときも同様で、後から金銭的な価値を考慮しても後の祭りです。自治体の回収ルールや法律的な規制をよく確認し、違法投棄に該当しないよう、正しく手続きを踏むことが求められます。
買取専門店でプロに査定してもらう
最も安全で、かつ経済的なメリットも期待できるのが、骨董品専門の買取業者に査定を依頼する方法です。
専門の鑑定士が一点一点丁寧に価値を見極め、市場価格に沿った買取価格を算出してくれます。売却して得た現金を、他の遺品整理費用に充てることもできるでしょう。
また、出張買取を行っている買取業者も多いため、大量の骨董品を抱えている場合にも便利です。
なお、査定を受ける際は、できる限り付属品(共箱や鑑定書など)を探しておくと査定額が上がりやすくなります。整理する際になくさないように気を付けましょう。
遺品整理で出てきた骨董品をそのままにしておく3つのリスク

「価値を調べるのが面倒だから…」と、見つかった骨董品をそのまま放置しておくことには、大きなリスクが伴います。主なリスクは、以下3つです。
- ・保管状況による急激な状態劣化
- ・遺産分割協議でのトラブル
- ・骨董品市場の相場変動による損失
これらのリスクについて、簡単に解説していきます。
手遅れになる前に知っておきましょう。
保管状況による急激な「状態劣化」
骨董品の多くは、湿気や温度変化に非常にデリケートです。
適切な環境で保管しなければカビやひび割れなどが生じることがあり、一度劣化が進むと、修復が難しくなるため注意しなければなりません。
特に紙もの(掛け軸や浮世絵など)は湿気によって虫食い、カビ、変色といった劣化が起きやすいです。
適切な保管状態を維持するには、費用や手間がかかることもあります。骨董品の価値を保つための投資と割り切り、なるべくプロのアドバイスに従った環境対策を講じましょう。
遺産分割協議でのトラブル
骨董品は法的に「相続財産」であり、相続人全員の共有物です。その価値を正確に把握しないまま放置しておくと、遺産分割協議の際に大きなトラブルの火種となります。
「ガラクタだと思っていた壺が、実は数百万円の価値があった」と後から判明した場合、誰がそれを相続するのかで揉めることは想像に難くありません。
最悪の場合、親族関係に修復不可能な亀裂が入ることもあります。事前に価値を把握しておかないと、売却のタイミングや分配方法をめぐって混乱しがちなので気を付けましょう。
なお、相続放棄を検討するケースでも、骨董品の価値、借金、他の遺産状況も踏まえての判断が必要です。
遺品整理の早い段階から、骨董品の査定を行い家族全員で情報を共有することが大切です。
骨董品市場の「相場変動」による損失
骨董品の相場は需要や流行によって常に変動しています。例えば、近年の中国骨董ブームのように、特定のジャンルの相場が高騰することもあれば、流行が過ぎ去って値崩れすることもあります。
長期間保管していた名品が、相場変動によって値崩れするケースもあるのです。
放置している間に、高く売れる「売り時」を逃してしまうのは経済的損失となります。
将来的に手放す可能性があるなら、早い段階でおおよその相場価格を把握しておくのがおすすめです。適切な時期に売却するための判断材料として役立ちます。
遺品整理で出た大量の骨董品は「買取専門店」での売却がお得
上述のとおり、遺産整理で出た骨董品を手放す方法はいくつかありますが、最も安心でお得なのは買取専門店への相談です。
買取専門店を推奨する最大の理由は、骨董品の専門知識を持つプロの鑑定士が在籍している点です。
経験のある査定士であれば、遺品の中から歴史的・美術的価値を持つ逸品を見つけ出すことができます。欠けた急須や古い硯であっても、作家物や希少品であれば高価買取の対象となるのです。
また、査定が無料の店舗も多く、状態確認や市場価値の見極めを手軽に行えるのが利点です。
出張買取であれば、自宅や蔵に眠っている未整理の品をそのまま丸ごと査定してもらえるため、遺族の肉体的・精神的な負担も軽減できます。
骨董品を売却して得たお金を、他の遺品整理費用や実家の解体費用に充てることで、金銭的な負担が軽くなったケースもあります。
遺品整理で大量に出た骨董品を売却する際の3つの注意点

遺品整理の骨董品を売却する際には、思わぬトラブルを避けるために、いくつか注意すべき点があります。
- ・刀剣類は「登録証」の有無を必ず確認する
- ・押し買い(強引な訪問買取)業者に注意する
- ・遺産分割が終わる前に勝手に売却しない
これら3つの注意点を軽視すると、法的な問題や親族間の争いに発展する可能性があります。事前に確認しておきましょう。
刀剣類は「登録証」の有無を必ず確認する
遺品の中から日本刀や脇差などが出てきた場合、最も重要なのが「銃砲刀剣類登録証」の有無です。
古い刀剣類は美術的な価値がある一方、法律上は武器としても扱われるため、登録証がない場合には所持そのものが違法になる可能性があります。軍刀であっても、刃渡りが15cm以上あれば対象となります。
もし登録証が見つからない場合は、絶対に自分で処分しようとしないでください。専門の買取業者に相談すれば取得手続きのアドバイスや必要な手順を教えてもらえます。あるいは、ご自分で最寄りの警察署に届け出ましょう。
なお、売却する場合も、登録証が揃っていないと取り扱いを断られるケースが多いです。
押し買い(強引な訪問買取)業者に注意する
訪問買取の中には、相場とかけ離れた安値で買い取ろうとする悪質な業者が存在します。「無料で査定します」と言って家に上がり込み、強引に買い取ろうとする行為は「押し買い」と言われています。
悪質な買取業者は「今売らないと価値が下がる」などと不安を煽り、契約を急かすのが手口です。
信頼できる買取業者かを見極めるため、公式サイトで会社の所在地や古物商許可番号を確認しましょう。また、出張買取の場合はクーリング・オフ制度(契約から8日以内なら無条件で解約可能)が適用されるため、その説明をしっかり行う業者を選ぶことも重要です。
遺品整理は孤立して行うのではなく、家族や知人と一緒に相談しながら進めることが重要です。
遺産分割が終わる前に勝手に売却しない
骨董品は相続人全員の共有財産です。相続人の一人でも同意していない状況で勝手に売却すると、後から横領や損害賠償を問われるなど、深刻な親族トラブルに発展する可能性があります。
家族間で公平性を保つには、遺産分割協議の場で骨董品を議題に上げておくと安心です。
すでに査定を済ませておけば、その品がもつ客観的な価値を共有できるため話し合いもスムーズに進むでしょう。
なお、故人に借金がある場合、骨董品を売却すると「相続を承認した」とみなされ、相続放棄ができなくなるリスクもあります。相続放棄や代償分割なども視野に入れる場合は、弁護士や税理士など専門家の意見を取り入れながら慎重に進めてください。
遺品整理で大量に出た骨董品を1円でも高く売るための7つのコツ

せっかく遺産整理で出てきた骨董品を売るなら、少しでも高い値段がついてほしいものです。高価買取を実現するためのコツは、以下7つです。
- ・自分で掃除・修復をしようとしない
- ・共箱や鑑定書などの付属品を揃える
- ・種類ごとに分類せず「そのままの状態」で見せる
- ・まとめて査定に出す
- ・買取キャンペーンを利用する
- ・骨董品の専門知識を持つ買取店を選ぶ
- ・出張買取を利用する
後から後悔することがないよう、参考にしてみてください。
自分で掃除・修復をしようとしない
骨董品の価値を最も下げてしまう失敗が、自己流での掃除や修復です。
古い汚れや錆は、その品が経てきた歴史の「味」として評価されることが多く、無理に綺麗にしようと磨いたり洗剤で洗ったりすると、かえって風合いを損ない、価値を大きく下げてしまいます。
特に、金箔や漆塗り、古陶磁器などはデリケートな素材が使われていることが多いです。プロに頼めば適切な保管方法や修復の要不要をきちんとアドバイスしてもらえます。
査定に出す際は、埃を軽く払う程度にとどめ、そのままの状態で見てもらった方が良いでしょう。
共箱や鑑定書などの付属品を揃える
骨董品の価値を証明する上で、非常に重要なのが付属品です。
特に、作者自身の署名が入った木箱である「共箱(ともばこ)」や、専門機関が発行した鑑定書、由来を示す由来書などは真贋の証拠として有効になり、査定額が数倍に跳ね上がることもあるほど重要です。
遺品整理の際、箱と中身が別々になっていることも多いため、「ただの古い木箱」と捨ててしまわず、必ずセットで査定に出しましょう。
もし紛失した場合でも、ゆかりのある家族や知人に尋ねてみると見つかることがあります。些細な付属品でもまとめて保管しておくことが肝心です。
種類ごとに分類せず「そのままの状態」で見せる
「これは価値がなさそう」と素人判断で仕分けをしてしまうと、お宝を見逃す原因になります。サビた鉄瓶が名工の作であったり、汚れた硯が希少な中国骨董であったりするケースは少なくありません。
また、茶道具一式のように、セットであることに価値がある品をバラバラにしてしまうと、評価が下がってしまいます。
専門家は、大量の品々の中から価値あるものを見つけ出すプロです。大きな分類は残しつつも当時のセットを崩さず、なるべくそのままの状態で見てもらうのがおすすめです。
まとめて査定に出す
骨董品は、1点ずつよりも複数点をまとめて査定に出す方が高く売れる傾向にあります。
買取業者にとって、一度に多くの品を買い取れることは効率的であり、その分を買取額に上乗せしてくれる可能性が高まります。また、大量の品を一度に見せることで、鑑定士が作品同士の関連性を見出し、新たな価値を発見してくれることもあります。
おまとめ買取キャンペーンなどのタイミングが合えば、より好条件で取引できることもあるため検討してみましょう。
買取キャンペーンを利用する
多くの買取専門店では、特定のジャンルや期間を対象とした「買取価格アップキャンペーン」を限定実施しています。
例えば、「中国美術買取強化中」「年末年始キャンペーン」「新生活キャンペーン」などの期間中に依頼すれば、通常よりも有利な条件で売却できる可能性があります。
買取業者のウェブサイトやSNS情報をチェックし、うまく活用してみましょう。
骨董品の専門知識を持つ買取店を選ぶ
売却先として、一般的な不用品回収業者やリサイクルショップではなく、骨董品・美術品の専門店を選ぶことが不可欠です。
業者によっては特定ジャンルの骨董品に強みを持っていないことがあり、真の価値を見極めきれずに安値で査定されてしまうリスクがあります。
専門店であれば、国内外のオークション市場も含め、独自の販売ルートを持っているため、現在の市場トレンドを反映した適正な高値で買い取ることが可能です。
公式サイトなどで買取実績やネット上の口コミを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
出張買取を利用する
大量の骨董品を安全かつ手軽に売却するなら、「出張買取」の活用もおすすめです。
鑑定士が自宅や蔵まで直接訪問してくれるため、デリケートな陶磁器や重い家具を運ぶ際のリスクや手間が一切ありません。特に大きな壺や掛け軸、陶磁器などは輸送中の振動や衝撃によって破損してしまうケースがあります。出張査定なら、そのリスクを最小限に抑えられるでしょう。
多くの優良店では、出張料や査定料を無料としているため、気軽に依頼できます。
自分たちでは気づかなかった場所に眠る逸品まで、漏らさず査定してもらえるのも大きなメリットです。
遺品整理で出た骨董品の高価買取は「ウリエル」にお任せください

遺品整理で見つかった価値の分からない骨董品の売却は、買取実績豊富な「ウリエル」にぜひお任せください。
買取ウリエルには、掛け軸、茶道具、陶磁器、中国美術など、各ジャンルに精通した専門の査定士が在籍しています。お客様が「ガラクタかもしれない」と思っている品々の中から、価値ある逸品を確かな目で見つけ出し、市場の相場に基づいた適正な買取価格をご提示いたします。
また、買取ウリエルは運営母体の株式会社クオーレが遺品整理をメイン事業としているため、遺品整理に対する知識や経験も豊富です。
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まとめ
今回の記事では、遺品整理で出てきた大量の骨董品の扱い方について、その選択肢やリスク、そして高く売るための具体的なコツを解説してきました。
故人の遺品である骨董品は、ご家族の相続財産として、また文化的な価値を持つ品として、慎重に扱う必要があります。
勝手な処分は親族間トラブルの原因となるため、まずは相続人全員で話し合い、専門の買取業者に価値を査定してもらうことが、後悔しない遺品整理への第一歩です。
また、骨董品の価値は、付属品の有無や状態、そして売却するタイミングによって大きく変わります。
専門知識のある査定士に見てもらうことで、数十万円の思わぬ高値が付くこともあります。
本記事でご紹介したポイントを参考に、信頼できる専門家や買取店を見つけ、担当者や家族で相談しながら、満足のいく形で骨董品の行き先を決めてください。
2つの買取方法

