遺品買取2025年11月13日

遺品整理で買取できる遺品が出てきたときはどうすればいい?【プロが解説】

遺品整理で買取できる遺品が出てきたときはどうすればいい?【プロが解説】

遺品整理をする際に、故人の思い出が詰まった品々については心情的にも慎重になるものです。しかし、中には買取可能な品が含まれていることも多く、それらを適切に取り扱うことで、思い出を大切にしながら有効活用することができます。

本記事では、買取できる遺品への対応方法や買取に向けての手順、注意点などをわかりやすく解説していきます。正しい手順を踏むことで、想定外のトラブルを予防し、思い出と資産価値の両面を尊重できます。

なお、累計買取実績数300万点超えのウリエルでは、遺品の無料査定を実施中。査定をご検討の方は以下のメールや電話からお気軽にご相談ください。豊富な知識と確かな目利きを持つ査定士があなたのお品物の価値を正確に査定いたします。

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目次

遺品整理で買取できる遺品が出てきたときはどうすればいい?

遺品整理で買取できる遺品が出てきたときはどうすればいい?

遺品整理をしていると、想定外に価値のある品が見つかることがあります。特にブランド品や貴金属、骨董品などは専門的な査定次第で高額になる場合もあるため、焦らず慎重に取り扱うことが大切です。

最終的に売却を決めた際には、次に紹介する選択肢や注意点を踏まえて慎重に進めることが求められます。

  • ・故人を偲ぶ品として「形見分け」する
  • ・感謝を込めて「供養」してから手放す
  • ・遺品買取が可能な専門業者に「売却」し、現金化する

ここでは、買取できそうな遺品が出てきたときの処分方法や考え方について、代表的な選択肢を解説します。

故人を偲ぶ品として「形見分け」する

買取できそうな品であっても、まずは遺族や親族にとって形見分けの対象にならないかを検討すべきです。故人が大切にしていた品を受け継ぐことで、その人の思いを引き継ぐだけでなく、家族の思い出づくりにもつながります。

形見分けは金銭的な価値にとらわれず、思い出や愛着を最優先する行為です。後々になって「やはり取っておけばよかった」と悔やむことがないように、事前にしっかり協議するとスムーズです。

もちろん複数の親族で欲しがる場合は、誰が譲り受けるかを公平に話し合う必要があります。難しい判断を要するときは、品ごとにエピソードや背景を共有するとよいです。故人との時間を思い返す機会にもなり、深い情緒とともに形見分けが行えます。

感謝を込めて「供養」してから手放す

思い入れの深い遺品を手放すとき、ただ売却や処分だけでは気持ちの整理がつかないことがあります。そのような場合は供養を選択肢に入れるとよいです。寺院や専門業者では、遺品供養のサービスを実施しているところもあります。

供養の根底には「故人への感謝と敬意を示す」という意味合いが含まれます。遺品を燃やしてしまうのではなく、感謝とともに送り出す行為こそが、残された家族の気持ちを軽くし、前に進むための大切なプロセスとなります。

供養後にあらためて売却の判断をすることで、心理的な負担が少し和らぎます。遺品整理がスムーズに進むだけでなく、故人を大切に思う気持ちを形にできる点が供養の良さと言えます。

遺品買取が可能な専門業者に「売却」し、現金化する

形見分けや供養を終えた後に残った品で、売却価値が見込めるものは買取専門業者への査定を検討すべきです。特に貴金属やブランド品、骨董品などは信頼できる専門業者を利用することで、適正価格での取引が期待できます。

売却のタイミングは早いほど、新しい所有者にとっての価値が高まる場合もあります。特にトレンド性のある品物や限定品の場合は、需要のピークを逃さないことが肝心です。

一方で、骨董品などは市場の動向に左右されにくい側面もあるため、査定結果と自分の希望をじっくりすり合わせることが重要です。

専門業者を利用する最大のメリットは、適正な査定とスムーズな手続きにあります。査定結果に納得できれば現金化できるため、遺品整理の費用に充てたり、他の手続きの資金源にしたりすることも可能です。

遺品整理で買取対象になりやすいもの

遺品整理で買取対象になりやすいもの

遺品整理で高価または意外な価値が見込める品々を把握することで、有効な処分がしやすくなります。意外な品に思わぬ値が付くこともあれば、逆に高価そうに見える品が実際は価値が低いケースもあります。

買取において、遺品は以下の3つに分けることができます。

  • ・高価買取が期待できる遺品
  • ・意外と値段がつくことの多い遺品
  • ・売却が難しい・注意が必要な遺品

ここでは、遺品整理で買取対象になりやすいものについて詳しく解説します。

高価買取が期待できる遺品

遺品の中でも、以下のものは高額な査定額がつく可能性が高いです。

  • ・貴金属
  • ・宝石
  • ・高級腕時計
  • ・ブランド品
  • ・骨董品・美術品
  • ・古銭・記念硬貨
  • ・切手

貴金属は買取対象の中でも特に安定した高価買取が期待できる品目です。金歯や金縁メガネ、金製の仏像なども買取対象となり、意外な品物が高値で売れることもあります。

宝石類はダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなどが高価買取の対象です。1カラット以上の高品質なダイヤモンドであれば、数十万円~数百万円の査定額がつくこともあります。

高級腕時計では、ロレックス、オメガ、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲなどが中古市場でも非常に人気があります。

ブランド品においては、エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトン、グッチ、プラダなどのハイブランドのバッグや財布、アクセサリーが高価買取の定番です。

骨董品・美術品は、陶磁器、掛け軸、絵画、茶道具、彫刻などが対象となり、有名作家の作品であれば思わぬ高値がつくこともあります。

古銭・記念硬貨や切手は、希少価値の高いものが含まれている可能性があります。切手は日本のものだけでなく中国切手も非常に人気で、「赤猿切手」などは高額で取引されています。

意外と値段がつくことの多い遺品

一見すると古くて価値がないように見える品物でも、以下のものであれば専門業者に査定してもらうと意外な値段がつくことがあります。

  • ・着物
  • ・カメラ
  • ・オーディオ
  • ・楽器
  • ・お酒
  • ・レコード
  • ・ホビー・ゲーム

着物は使用感があったり古いデザインだったりすると価値がないと思われがちですが、実は買取対象となるケースが多い品目です。

カメラに関しては、古いフィルムカメラやデジタル一眼レフカメラが、カメラ愛好家やコレクターの間で根強い人気があります。ニコン、キヤノン、ライカ、ハッセルブラッドなどのブランドカメラは特に高値で取引されます。

オーディオ機器では、ヴィンテージオーディオが音質にこだわるオーディオマニアの間で高い需要があります。真空管アンプ、レコードプレーヤー、スピーカーなどは、メーカーやモデルによっては製造から数十年経っていても高値で取引されます。

楽器については、ギター、バイオリン、サックス、トランペットなどがブランドや状態によって高価買取が期待できます。特にギブソンやフェンダーのエレキギター、ヤマハやカワイのピアノ、セルマーのサックスなどは人気が高いです。

お酒に関しては、ウイスキー、ブランデー、日本酒、ワインなどの未開封のものが買取市場で非常に人気があります。特にサントリーの山崎や響、白州などのジャパニーズウイスキーは高価買取が期待できます。

レコードは音楽ファンやコレクターの間で需要が高まっています。特にジャズ、ロック、クラシックなどのジャンルで、初版盤や限定盤、サイン入りなどは高値で取引されます。

ホビー・ゲーム関連では、フィギュア、プラモデル、トレーディングカード、レトロゲームなどが買取対象となります。特に限定品や絶版品は高値がつきやすく、未開封品であればさらに価値が上がります。

売却が難しい・注意が必要な遺品

遺品の中には、買取が困難なものや、売却する際に特別な配慮が必要なものもあります。

  • ・供養やお焚き上げが伴うもの
  • ・写真・手紙・日記
  • ・開封済みの香水・コスメ
  • ・一般的な衣類・日用品
  • ・状態が著しく悪いもの

供養やお焚き上げが伴うものとしては、仏壇、位牌、遺影、お守り、数珠などの宗教的な品物が該当します。これらは故人の魂が宿っていると考えられており、通常の買取業者では取り扱いません。

写真・手紙・日記などの個人的な記録物も、買取が難しい品物です。これらには故人のプライバシーに関わる内容が含まれており、第三者に渡すことは適切ではありません。

開封済みの香水・コスメは、衛生面の理由から買取が困難です。未開封であっても、香水は経年劣化で香りが変化している可能性があり、買取価格は期待できません。

一般的な衣類・日用品も、ブランド品でない限り買取は難しいのが現実です。ファストファッションの衣類や、使い古した日用品は買取業者でも値がつかないことがほとんどです。

その他、状態が著しく悪いものは、元々価値のある品物であっても買取が難しくなります。大きな傷や破損がある家具、動作しない家電、カビや虫食いがひどい着物、汚れや臭いが目立つ衣類などは、買取業者でも引き取りを断られる可能性が高いです。

遺品整理で買取できる遺品が出てきたときに売却する手順

遺品整理で買取できる遺品が出てきたときに売却する手順

遺品を売却する際には、感情面だけでなく、手続きや査定、親族間の合意など多岐にわたる作業を同時に進める必要があります。このステップを把握していないと、後になってトラブルや手戻りが起きるリスクが高くなります。

遺品を効率よく仕分けし、買取業者を選定するための基本的な流れは以下の通りです。

  • ・ステップ1:まずは「仕分け」を行う(残すもの・売るもの)
  • ・ステップ2:自分に合った「買取方法」を選ぶ
  • ・ステップ3:信頼できる「買取業者」を選定する
  • ・ステップ4:査定内容に納得してから売却する

ここでは、実際に遺品を売却するまでの流れをステップごとに整理し、スムーズに進めるためのポイントを解説します。

ステップ1:まずは「仕分け」を行う(残すもの・売るもの)

遺品整理を始める前に、まずは形見分け用、思い出として取っておきたい品、そして売却可能な品の3つに分けます。仕分けを丁寧に行うことで、後から「あの品を間違って売却してしまった」という不満やトラブルを回避できます。

必要に応じて、親族全員で合同作業をするのも効果的です。複数の目で確認することで、重要書類や高価な遺品を見落としにくくなります。思いが詰まった品を共有しながら整理を進めることで、後日後悔するリスクも減らせます。

仕分け時には、売却予定のアイテムでもすぐに捨てず、一時保留のスペースを作っておくと安心です。迷った品を見直す機会を設けることで、より納得のいく結論を得られます。

仕分けを行う際は、見た目だけで判断しないことが重要です。古びた茶碗が実は有名作家の作品だったり、使い古された時計が高級ブランド品だったりすることもあります。

ステップ2:自分に合った「買取方法」を選ぶ

買取方法は多様で、大手リサイクルショップや専門業者の店舗持込、出張買取、オンライン買取などがあります。品目や数量、売却希望時期に応じて、自分が最も利用しやすい方法を選ぶとよいです。

大手リサイクルショップは手軽に査定を受けられますが、専門性が求められる品の場合は査定額が低くなりがちです。反対に、専門のオンライン買取では高額査定が期待できますが、配送手続きが少し手間になるケースがあります。

複数の方法を比較検討し、あまり時間をかけずに手間も抑えたいのか、少しでも高値で売りたいのか、自分の優先順位を明確にすると選択に迷いにくくなります。

ステップ3:信頼できる「買取業者」を選定する

買取業者を選ぶ際は、ネット上の口コミや実際の利用者体験談、業者の買取実績をしっかりチェックすべきです。それぞれの業者が得意としているジャンルやサービスに違いがあるため、自分が売りたい品との相性を見極めることが大切です。

特に高額買取が期待できる骨董品や貴金属などは、専門知識を持つ業者で査定してもらうほうが、適正な価格を引き出しやすくなります。電話やメールで査定を依頼する前に、業者側の実績や資格、評価などを十分に調べておくとよいです。

調査する際は、買取業者の公式サイトだけでなく、レビューサイトやSNS、Googleマップの口コミなど、様々な情報を参考にすることが重要です。

買取業者が複数存在するケースでは、相見積もりを取るのも手です。複数社から査定を受けることで、適正な相場を把握しつつ、信頼度の高い業者を見つけやすくなります

ステップ4:査定内容に納得してから売却する

業者の査定額を聞いてすぐに決めるのではなく、査定結果や売却条件を今一度確認すべきです。疑問点があれば納得できるまで質問し、回答が不明瞭な場合は別の業者を検討するのもアリです。

査定には品物の状態や希少性など、多角的な視点が含まれています。納得感を得られるかどうかは、売却後の満足度にも直結するため、急ぎすぎず慎重に判断することが重要です。

複数の品物をまとめて査定に出した場合は、「品物ごとの内訳」の確認も大切です。「全部でいくら」という一括査定だけでは、どの品物にどれだけの価値があるのかわかりません。

個別の査定額を確認することで、一部の品物だけを売却するという判断もできます。

最終的に提示された金額に納得したなら、正式に売却手続きを行います。その際は、契約書や受領証などの書類にも目を通し、不備がないかチェックすることも忘れないようにします。

遺品を売却する前にすべき5つのこと

遺品を売却する前にすべき5つのこと

円滑な遺品整理を進めるために、家族や専門家との連携をしっかり図りながら、売却するかしないかの判断や準備を進めていくことが重要です。

遺品の売却に進む前に以下のステップを踏むことで、親族との軋轢や相続にまつわる問題を最小限に抑えることができます。

  • ・親族全員に相談・確認する
  • ・遺言書がないか徹底的に確認する
  • ・相続放棄の検討状況を確認する
  • ・重要書類や現金が紛れていないか最終確認する
  • ・写真や手紙はデジタルデータ化して思い出を残す

ここでは、遺品を売却する前にすべき5つのことについて詳しく解説します。

親族全員に相談・確認する

遺品を勝手に売却してしまうと、後で大きなトラブルに発展する恐れがあります。まずは親族全員に連絡し、形見分けや保管を希望する方がいないかを確かめることが重要です。

親族への相談が必要な理由は、遺品は法律上「相続財産」に該当し、相続人全員に権利があるためです。一人の判断だけで売却してしまうと、他の相続人から「勝手に売られた」「自分も欲しかった」といった不満が出る可能性があります。

親族同士で会話を重ねることで、故人の遺品に対する思い出やストーリーが共有できます。売却だけが正解ではない場合もあるため、できる限り皆の意向を尊重することが大切です。

特に価値の高いものや贈与に関する問題が絡む場合は、相続の制度にも影響することがあるため慎重に話し合う必要があります。

遺言書がないか徹底的に確認する

故人が遺言書を残していた場合、その内容によっては処分が制限される品が存在する可能性があります。もし遺言書が見つかっていないのに手元にある品を勝手に処分すると、遺言の内容を後から知ったときにトラブルになりかねません。

遺言書の確認が重要な理由は、故人が品物の取り扱いについて具体的な指示を残している可能性があるためです。遺言書を無視して売却を進めてしまうと、法的に無効になる場合があり、売却した品物を取り戻さなければならない可能性もあります。

遺言書は金庫や貸金庫、弁護士事務所などに保管されているケースもあるため、まずは確実に確認することが大切です。場合によっては、家庭裁判所での検認手続きが必要なこともあります。

家族内で情報共有を徹底し、不明点があれば専門家に相談すると安心です。

相続放棄の検討状況を確認する

相続放棄を検討している親族がいる場合、その人が遺品を売却・処分すると相続の意思があるとみなされ(法定単純承認)、相続放棄ができなくなる可能性があるため気をつける必要があります。

故人に多額の借金がある場合も注意が必要です。相続では、現金や不動産などのプラスの財産だけでなく、借金や保証債務などのマイナスの財産も引き継ぐことになります。

マイナスの財産がプラスの財産を上回る場合、相続放棄を選択したほうが経済的に有利になります。

相続放棄の申請期限や手続きは法律で決められており、手続きを誤ると放棄が認められないこともあります。放棄をしようかどうか迷っている親族がいる場合は、早めに専門家に相談すると安心です。

各家庭の状況に応じて、慎重にアプローチすることが重要です。

重要書類や現金が紛れていないか最終確認する

思いがけず高額の現金や有価証券が遺品の中に隠されていることがあり、特に本の間や衣装ケースの奥などを見過ごしがちです。見落としを防ぐために、家族で手分けしてくまなく確認しておくことが重要です。

預金通帳やキャッシュカードなどが見つかれば、相続手続きの際に必要となるため、どこで発見したかをメモしておくと後がスムーズです。保管場所が分かりにくい場合は、関連しそうな家具や書類を慎重にチェックします。

株券や債券、投資信託の証書なども相続財産に含まれるため、確実に見つけ出す必要があります。借用書や金銭消費貸借契約書は、故人が他人にお金を貸していた場合の証拠となり、相続財産として回収できる可能性があります。

重要書類や貴重品を見落としたまま処分してしまうと取り戻すことが困難になり、相続手続きにも支障をきたします。焦らず丁寧に探すことで後悔を減らすことが可能です。

写真や手紙はデジタルデータ化して思い出を残す

写真や手紙は故人を偲ぶ大切な思い出ですが、すべてを現物として保管するのは大きなスペースを要します。デジタル化を行うことで場所を取らず、気軽に振り返ることができるようになります。

スキャナーやスマホのアプリを活用すれば、高画質でデータ化が可能です。特に古い写真や手紙は劣化が進みやすいため、早めにデジタルにしておくと質を保ったまま保存できます。

大量の写真がある場合は、写真のデジタル化サービスを利用する方法もあります。専門業者に依頼すれば、高品質なスキャンと色補正を行ってくれます。料金は1枚あたり30円~110円程度で、枚数が多いほど単価が安くなる料金設定が一般的です。

デジタル化した後の現物をどうするかは、個々の考え方によります。形見分けとして渡すのも良いですし、供養してから処分する選択肢もあります。思い出を形に残す方法として、デジタル化は有効です。

遺品を売却する時の心の持ち方

遺品を売却する時の心の持ち方

遺品を売却することに抵抗を感じる方は多いものです。形見であればなおさら、手放すことに罪悪感を覚える人も少なくありません。しかし、実際には売却することで品物が新しい所有者と出会い、有効に役立てられる可能性もあります。

遺品を手放す際は、以下の考え方が大切です。

  • ・「売る=悪」ではない
  • ・売却を迷う品は「保留」する

ここでは、遺品を売却する時の心の持ち方について詳しく解説します。

「売る=悪」ではない

遺品を売却すると聞くと「故人の思い出を軽んじているのではないか」と考える人もいます。しかし、実際には、使われなくなった品を必要とする人のもとで再活用するのは立派な選択肢といえます。

再び誰かの手で大切にされることで、物の持つ価値を最大限に引き出すことが可能です。故人の思い出は心の中に残るものであり、物が変わっても尊厳は決して失われません。

また、気持ちの整理もつきやすくなります。遺品を手放すことは、別れを受け入れるプロセスの一部でもあります。品物に執着しすぎると、前に進めなくなることがあります。適切に手放すことで、心の区切りをつけ、新しい生活に踏み出すことができます

売却によって得た資金を、別の有意義な形で活かすことも故人を偲ぶ方法の一つです。寄付やお墓や仏壇の整備に充てるなど、前向きな使い道を見つけることができれば自然と罪悪感も薄れます。

売却を迷う品は「保留」する

どうしても売るかどうか決めかねる品は、最終的な判断を保留する選択肢もあります。一時的に専用の場所や箱を用意し、そこに保留アイテムを集めておくとよいです。

時間が経つと、当初の感情が落ち着き、客観的にその品物の必要性や価値を判断できるようになるケースが多いです。定期的に見直すことで「今は売ってもいいかもしれない」と思えるタイミングが来ることがあります。

あらかじめ保留期間を設定しておくと、整理のペースが乱れるのを防げます。例えば、半年や一年後に改めて見直すなど、区切りを決めるとスムーズに進められます。

ただし、いつまでも決断を先延ばしにするのは避けるべきです。何年も保留したままでは、遺品整理自体が終わらず、品物の価値も下がっていきます。最長でも3年程度を目処に、最終的な判断を下すとよいです。

遺品を少しでも高く売るコツ

遺品を少しでも高く売るコツ

品物の価値は、タイミングや状態、付属品の有無といった細かな点で大きく変わります。少しでも高値を狙いたい場合、適切なメンテナンスや書類の管理を行うだけで査定額が上がることは珍しくありません。

以下のようなポイントを実践すると、思わぬ高額査定につながることがあります。

  • ・簡単なお手入れをしておく
  • ・付属品の有無を確認する
  • ・まとめて売る
  • ・遺品整理に詳しい買取業者に依頼する

ここでは、同じ品でもちょっとした工夫で買取価格を上げるコツを解説します。

簡単なお手入れをしておく

売却前にホコリや汚れを落とすだけでも、印象は大きく変わります。思った以上に簡単なクリーニングで、査定額がプラスされる実例もあるため、磨ける部分は丁寧に手入れしておくことが重要です。

具体的なお手入れ方法として、まず表面のホコリや汚れを拭き取ります。柔らかい布やマイクロファイバークロスを使い、優しく拭き上げます。貴金属やジュエリーであれば、専用のクリーニングクロスで磨くと輝きが戻ります。

ただし、骨董品や繊細な素材を含む品については、専門的なクリーニングが必要な場合もあります。自己流で磨きすぎると価値を損なう恐れもあるため、必要に応じて専門家のアドバイスを受けるとよいです。

清潔感と保存状態の良さは、査定士に「大切に扱われてきた」と感じさせる要因になります。特にプレミア価値の高い品には、こうした印象が査定を左右するポイントになることを理解しておく必要があります。

付属品の有無を確認する

保証書や箱、取扱説明書、付属パーツなどがすべて揃っているかどうかで査定額が大きく変わります。特にブランド品や限定品の場合、純正の箱や袋があるだけで価格が数千円~数万円も違うことがあります。

骨董品であれば真贋証明書や由来がわかる資料が重要となります。これらの情報があることで価値が裏付けられ、買い手も安心して購入できるため、その分高評価となりやすいです。

特に高額な品物の場合、偽物が市場に出回っていることも多く、付属品の有無が本物である証拠となります。付属品が揃っている方が、再販する際の商品価値が高くなるため、買取業者も高く買い取る傾向にあります。

必要な付属品を一か所にまとめておくことで、査定の際にスムーズに提示できます。持ち込みでの査定やオンライン査定でも、付属品の写真をきちんと用意しておくと、業者側も正確な見積もりを出しやすくなります。

まとめて売る

品物ごとにバラバラの業者へ売るよりも、一括でまとめて査定に出すと、評価額が上がる可能性があります。業者側の手間が減り、結果的に高価買取につながることも多いからです。

特に出張買取の場合は、訪問や運送の手間が1回で済むため、業者にもメリットがあります。状態が良いものや需要が高いものが混在していると、セット割引ならぬ「セット上乗せ」のように扱われるケースも見受けられます。

まとめ売りが特に効果的なケースとして、同じブランドや同じジャンルの品物がある場合が挙げられます。例えば、複数のブランドバッグをまとめて出す、着物を何枚もまとめて出す、カメラとレンズと三脚をセットで出すといった方法です。

まとめ売りは交渉もしやすく、複数アイテムに対して値上げをお願いするなど柔軟な対応が期待できます。こまめに比較検討し、自分に合った交渉方法を見つけることが大切です。

遺品整理に詳しい買取業者に依頼する

遺品整理を専門に扱う買取業者は、思い出への配慮や丁寧な接客に優れているケースが少なくありません。心理的な負担を理解したうえで査定を進めてくれるため、安心して依頼できます。

遺品整理に詳しい業者の見分け方は、「遺品整理士」の資格を持つスタッフが在籍しているかどうかです。遺品整理士は、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する資格で、遺品整理に関する専門知識と適切な対応能力を持つことを証明します。

専門性が高い業者ほど、各アイテムの適正価格を把握しており、極端に安く買い叩かれるリスクが減るのもメリットです。遺品整理のノウハウを持っているので、売却に至らない品の処分についてもアドバイスを受けやすいです。

遺品整理と買取をセットで依頼できる業者を選べば、時間と負担を大幅に軽減できます。特に故人の家が遠方である場合などは、ワンストップのサービスを活用することを検討するとよいです。

遺品の買取は遺品整理から買取までワンストップでできるウリエルにお任せください

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ウリエルを運営する株式会社クオーレは、遺品整理をメイン事業として展開しており、豊富な実績とノウハウを持っています。遺品整理の専門会社だからこそ、故人が残した品々の価値を正確に見極め、遺族の気持ちに寄り添った丁寧な対応が可能です。

遺品整理と買取を別々の業者に依頼すると手間も時間もかかりますが、ウリエルならワンストップで対応できるため、スムーズな遺品整理が実現します。

経験豊富な査定士が一点一点丁寧に査定し、お品物の状態や査定額の根拠をわかりやすく説明する明朗査定ですので、初めての方も安心です。

ご都合の良い日時に出張買取が可能で、査定額や手数料等はすべて無料です。遺品整理のプロフェッショナルとして、お客様の負担を最小限に抑えながら、大切な遺品を適正価格で買取いたします。

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まとめ

遺品整理で買取できる品が出てきたときは、形見分けや供養、そして専門業者への売却という選択肢をバランスよく検討することが求められます。

大切な思い出を蔑ろにしないためにも、親族全員の意思確認や遺言書の有無など、初期段階でしっかりチェックすることが重要です。

買取手順を一つひとつ踏みながら、売る決断そのものにも慎重さが必要です。その上で、複数業者から見積もりを取る、保留期間を設けるなどの方法で後悔を最小限に抑えることができます。

遺品整理から買取までワンストップで対応できるウリエルなら、遺品整理のプロフェッショナルとして、お客様の気持ちに寄り添いながら大切な遺品を適正価格で買取いたします。査定は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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