着物買取2021年11月03日

反物は着物より高く売れる?大島紬や結城紬の買取価格とは!高価買取のコツやポイントも詳しく解説

着物を仕立てる前の状態である反物は、実は高く売れることをご存じでしょうか?

今回は、高く売れやすい反物の特徴や売る際のポイント、買取相場を紹介します。

ウリエルでは反物の買取も行なっているので、お気軽にお問い合わせください。

査定料や出張料などすべて無料でご利用いただけます。

着物買取はウリエル

そもそも反物は売れるの?

巻かれた反物

「反物(たんもの)」は、着物などの和装を仕立てる前の布地のことです。

着物一着分のサイズが巻物のように巻かれており、着る人に合わせて裁断できるようになっています。

反物の「反」とは布地の大きさを表す単位です。

一反は、幅約36cm、長さ約12mの布のことを指します。

日常生活ではなじみのない言葉ですが、着物業界では現在でも使用されています。

この反物ですが、実は仕立てられた着物よりも高く売れる傾向にある理由は、使用用途の幅広さです。

未着用であること、サイズが決まっていないことなどから、着物だけでなく小物などさまざまな用途に活用できる反物は、高く買い取ってもらえる可能性があります。

ただ、買取額は着物と同じく素材や状態に左右されるので、まずはどういった反物が高く売れやすいのか知ることが大事です。

反物は高く売れるかも!?買取相場は?

染色された反物

反物は、素材や状態によって価値が変わります。

幅が大きいので一概には言えませんが、新品の反物であれば1~3万円程度、正絹であれば4万円程度が相場でしょう。

ただ、有名作家が手がけた作品や無形文化財に指定されているものは、数十万円の高値が付く可能性もあります。

それでは、比較的高く売れる傾向にある2つの反物の特徴と、買取相場を見ていきましょう。

大島紬の買取相場

鹿児島県奄美大島の伝統的な織物である「大島紬(おおしまつむぎ)」は、イランの「ペルシャ絨毯」やフランスの「コブラン織り」と並ぶ世界三大織物の一つです。

買取相場は4~10万円ですが、未使用で状態がよければ20万円を超える買取価格になる場合もあります。

大島紬の特徴は、美しい柄や深い艶、しなやかな肌触りなどです。

特に、絹糸を泥で染めて手織りする伝統的な手法は、大島紬ならではと言えるでしょう。

大島紬の買取相場はこちらの記事で詳しく解説しています。

大島紬買取

結城紬の買取相場

茨城県結城市を中心に茨城県や栃木県の一部で作られている「結城紬(ゆうきつむぎ)」は、国の伝統的工芸品に指定されています。

2010年にはユネスコ無形文化遺産にも登録された伝統的な織物です。

反物の買取相場は10万円以上、希少な色柄であればさらに高い買取額になる可能性もあります。

着物愛好家の中でも評価が高く、国内外問わず愛されていることも買取価格の高さにつながっているのでしょう。

本場結城紬の特徴は、真綿から手で紡ぎ出す糸を使うことです。

やわらかさと暖かさがあり、着るたびに味わい深くなるのが魅力と言われています。

結城紬の買取相場についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

結城紬買取

高額買取されやすい反物の特徴

黄緑の絹織物

伝統工芸品や有名作家の品物でなくても、高額買取されやすい反物はあります。

特に重要な3つの特徴を見てみましょう。

素材が正絹である

着物の生地の中で、最も高級なのが絹です。

そして、たて糸にもよこ糸にも絹を使用している正絹は最高級品であり、その分買取額も高くなる傾向にあります。

ただし、木綿などの素材を使用している生地にも伝統工芸品があるので、正絹以外が必ずしも安い買取価格になるというわけではありません。

証紙がある

有名作家が手がけたものや伝統工芸品には、必ず「証紙」が付属しています。

証紙は、その着物の産地や織り方、手がけた人の名前など、さまざまな情報が記載されているものです。

着物の価値を証明してくれるものであり、反物や着物の買取額を決める際の重要な判断材料にもなります。

人間国宝である作家が手がけたものであっても、それを証明できなければ買取価格が伸びないかもしれません。

正確な価値で買い取ってもらうためにも、証紙は大事に保管しておきましょう。

状態がよい

どれだけ高級な素材でできた反物でも、状態が悪ければ買取価格は下がってしまいます。

カビやシワ、虫食いなどが発生しないように、正しく保管しておきましょう。

また、着物や反物はどんなに保管状態がよくても経年により劣化していきます。

なるべく高値で買い取ってもらうためには、早めに売却するのがおすすめです。

反物を高く売るコツ

畳まれた着物

素材も重要ですが、ちょっとしたコツで反物は高く売れる可能性があります。

保管状態など普段から気を付けるべきポイントもあるので、しっかり確認しておきましょう。

適切に保管しておく

反物を高く売るためには、状態がよくなければなりません。

保管の際のコツは基本的に着物と同じなので、いくつか紹介します。

桐の箱に保管

着物や反物の保管に最適なのは、桐のタンスや桐の衣装ケースです。

高級木材である桐は通気性がよく、防湿効果が高い特徴があります。

湿気は反物が劣化する原因なので、それを予防してくれる桐の箱は保管に最適なのです。

また、防虫効果もあり、虫食いも予防できます。

防虫剤や防湿剤を使用する

湿気や虫食いを予防するためには、市販の防虫剤や防湿剤も活用しましょう。

桐の箱ではないプラスチックの衣装ケースなどに保管する場合は必須です。

桐の箱であっても、高温多湿となる部屋や地域の場合は防湿効果が不十分な可能性もあります。

反物を守るためには、桐の箱に防虫剤と防湿材も併用するのが最も効果的です。

ただし複数使用すると、化学反応により反物にシミが付く可能性もあるので、使用する防虫剤や防湿剤は1種類のみに留めておきましょう。

詰め込んで保管しない

反物は巻物のように丸めて保管していることが多く、シワの心配はあまりありません。

ただし、詰め込み過ぎると潰れてしまい、繊維が伸びて生地が傷む可能性があります。

タンスや衣装ケースに入れる際は、隙間をつくるように意識してください。

湿気を防止するためにも、空気が通る余裕をもたせてあげることが大切です。

たとう紙は定期的に交換

着物を保管する際は「たとう紙」を使用しましょう。

たとう紙は「畳紙」とも書き、古くから着物や道具を包む際に使用されてきた吸湿性の高い紙です。

反物やタンス内の湿気を吸い取ってくれるだけでなく、ホコリやチリ、虫から反物を守ってくれる効果もあります。

ただし、湿気を吸い取ったたとう紙は徐々に吸湿効果が落ちてしまうので、定期的な交換が必要です。

すでにたとう紙が変色していたりシミがあったりする場合は、早めに交換してください。

着物専用袋を使用する

着物を保管するために開発された保存袋を使用する方法もあります。

不織布でできているものや特殊なフィルムでできているものなどさまざまですが、どれも防虫や防湿効果があるものです。

着物専用ですが、反物にも使用できます。

定期的に虫干しを行う

どんなに気を付けて保管していても、湿気は溜まってしまいます。

なるべくよい状態を保つために、着物や反物は定期的に虫干しをしましょう。

虫干しとは、風通しのよいところで陰干しすることで、おすすめは晴れの日が数日続いた乾燥している日です。

時期でいえば、7~8月、10月、2月頃がよいでしょう。

あまり着る機会のない着物は、忘れないように時期を決めて虫干しをしてください。

また、虫干しをする際、扇風機などを活用するのもおすすめです。

複数のお店から査定額を聞いておく

反物は相場が定まらないので、買取業者によって査定額に大きな差があります。

そのため、高く売るためには複数のお店で査定してもらうのがおすすめです。

1店舗だけだと、買取額が安いかどうかも判断できません。

最も高いところで売るために、複数の店舗で査定額を出してもらうなど、事前に相場を調査しておくのもよい方法です。

着物買取専門業業者に依頼する

反物を売却する場合は、専門の査定士が在籍する着物買取専門業者に依頼しましょう。

経験豊富な査定士であれば、着物の価値を正しく判断してくれます。

ウリエルでは、着物の買取経験が豊富で知識も有している査定士が担当しますので、安心してお任せください。

反物の買取を検討している方はこちらのページもご覧ください。

反物買取ならウリエル

反物はどこで売れる?

黒に花柄の着物

反物を買い取ってくれる業者には、リサイクルショップやオークション、フリマアプリなどがあります。

それぞれメリット・デメリットがありますが、なるべく高く売りたいのであれば着物買取専門の査定士がいる買取業者がおすすめです。

ウリエルのように専門の査定士の在籍と、豊富な買取実績の両方を満たしている店舗であれば、お客様が満足できる査定額を提示できる可能性も高いと言えます。

次に紹介する買取店を選ぶポイントも参考にしながら、反物を売却する業者を選んでみてください。

反物の買取店を選ぶ際のポイント

着物姿の女性

着物や反物の買取実績が豊富

買取実績は、公式ホームページなどで確認できます。

具体的な品物や実際の買取価格が掲載されている店舗であれば、相場も確認できるでしょう。

着物や反物の買取実績に絞って確認してみると、業者を選びやすくなります。

買取方法が複数ある

反物が複数ある場合、すべてを店舗に持ち込むのは大変です。

その際に便利なのが、出張買取や宅配買取などを行なっている店舗です。

これなら買取店の店舗が近くにない場合でも、査定や売却ができます。

店頭買取も含め、複数の買取方法から選べる買取店だと安心です。

余計な手数料がかからない

査定を複数の業者に依頼する場合、その都度費用を支払うのは損ですよね。

なるべく余計な費用が発生しない業者を選べば、結果的に手元に残るお金が多くなります。

特に注意してほしいのは、出張買取や宅配買取を依頼する場合やキャンセルをする場合の手数料です。

業者によってどこから費用が発生するのかは異なるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

査定からキャンセルまですべて無料の業者であれば安心です。

長く運営が続いている

運営が長いということは、それだけ実績も豊富だということです。

着物や反物の買取に関しても、知識やノウハウが確立されているでしょう。

査定も正しく行なってくれる可能性が高く、安心して取り引きができるはずです。

専門の査定士がいる

着物や反物は、価値がはっきりと定められているものではありません。

証紙があったとしても、新品なのか中古品なのか、状態はどうなのかで査定額は変動します。

反物の素材や織り方、状態に至るまで正しく見極めるためには、高度な知識と経験が必要です。

大事な反物をできるだけ高く売るためには、着物専門の査定士がいる業者を選んでください。

まとめ

色とりどりの反物

買取専門店ウリエルは、着物や反物の買取実績も豊富です。

着物に詳しい査定士が在籍しており、丁寧に正確に査定を行います。

出張買取宅配買取にも対応しており、全国の幅広い地域で買取を実施しております。

反物の売却をお考えの方は、ぜひウリエルにご相談ください。

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