金・貴金属買取2024年01月26日

【買取のプロが解説】プラチナ(白金)とホワイトゴールド(WG)の違い

指輪やネックレスのジュエリー素材としてよく使われる「プラチナ」と「ホワイトゴールド」。実は「プラチナとホワイトゴールドはまったくの別物」ということをご存じですか。

プラチナ、ホワイトゴールドどちらも白く輝きますが、成分から素材が持つ価値まで違っており、それぞれ特徴が異なる貴金属です。

本記事では、見た目だけでは判断がつきづらく、よく間違われやすいプラチナとホワイトゴールドの違いについて詳しく解説いたします。

なお累計査定数300万点を突破した買取ウリエルが、数多くの金・貴金属の査定経験から経た知見やノウハウを基に、プラチナとホワイトゴールドの相場価格なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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【項目別】プラチナ(白金)とホワイトゴールド(WG)の8つの違い

【項目別】白金(プラチナ)とホワイトゴールド(WG)の8つの違い

プラチナとホワイトゴールドは同じ貴金属ですが、それぞれメリット、デメリットがあります。ここでは、プラチナとホワイトゴールドの8つの異なる点について表にまとめました。

プラチナホワイトゴールド
名称Platinum(白金)White Gold(白色金)
素材元素記号:Pt元素記号:Au
色味白色に近い銀色薄い金色
変色度合い起きにくい起きやすい
重さと使い心地  ホワイトゴールドより重めプラチナより軽め
アレルギーの度合い  引き起こしにくい引き起こしやすい
手入れのしやすさメンテナンス頻度少なめ定期的なメンテナンスが必要
価格相場1グラムあたり3,945円1グラムあたり7,092円  
プラチナとホワイトゴールドの違い
※2023年10月14日時点
出典:https://gold.tanaka.co.jp/retanaka/price/

ここからは、2つのジュエリーについての違いを具体的に知り、貴金属の知識を深めていきましょう。

名称

プラチナは日本語で白金(はっきん)と訳され、白金をそのまま英訳した場合、「white gold」という名称になってしまいます。プラチナとホワイトゴールドは似たような色をしており、名称も紛らわしいことから、よく混同されがちです。

「白金とプラチナは違うもの」と認識してしまっている人がいたりしますが、白金はプラチナの別名であって、同じものを指していますのでご注意ください。

ホワイトゴールドと白金(プラチナ)は同一の素材ではなく、まったく別の貴金属ですので、指輪やアクセサリーなどのジュエリーとして購入する際は、気をつけましょう。

素材

プラチナは元素記号で”Pt”とあらわされ、強度を高めるため一般的に他の素材も少し混ぜて装飾品として利用されます。

プラチナ製品にはPt950やPt900といったように、プラチナの純度に応じた刻印がなされ、日本ジュエリー協会の表示規定では、Pt850以上がプラチナジュエリーと認められています。

刻印の意味や役割については、以下の記事で解説済みです。

刻印の意味や役割とは

一方、ホワイトゴールドは元素記号が”Au”で、白く光り輝かせるために、金を軸に銀・パラジウムを配合して製造。

ホワイトゴールドは元々、プラチナの代替品として19世紀に開発され、実用的な金の合金として定着しました。

ホワイトゴールドのような金の合金には、ピンクゴールドやイエローゴールドと呼ばれるものもあり、「プラチナ=天然、ホワイトゴールド=人工」というとらえ方がわかりやすいかもしれません。

色味

プラチナ、ホワイトゴールドともにきれいな白色を放ちますが、色味には少し違いがあります。

プラチナの色味は白色に近い落ち着いた銀色です。純白に輝くプラチナは永遠の愛の象徴とされ、ブライダルリングとして定番のアイテムになっています。

ホワイトゴールドの色味は、薄い金色です。金をベースとしているため本来は黄金色ですが、白色金属である銀・パラジウムが含ませ、コーティング加工をおこなっていることから白く輝くように感じられます。

プラチナとホワイトゴールドで使われている素材が異なることから、見分けづらいですが色味も異なることをおさえておきましょう。

変色度合い

プラチナがもつ天然の白色は人工的なものではないため、変色が少なく安定した輝きを放ちます。

毎日身につけられることもある指輪やアクセサリーにおいても、問題なく使用することができ輝きを保ち続けることが可能です。

ホワイトゴールドは、人の汗や脂の影響で表面のコーティングがはがれやすく、金や銀の地色が見えるため、変色する特徴があります。

ホワイトゴールドにはシルバーやパラジウムのような素材が含まれており、空気中の硫化水素の影響で黒く変色してしまうことも少なくありません。

特に温泉では酸やアルカリなどにより、ホワイトゴールドは変色しやすいため、取り扱いには注意が必要です。

重さと使い心地

プラチナとホワイトゴールドを比較すると、プラチナの方がおよそ1.3倍重いです。

金も決して軽い素材ではありませんが、プラチナは自然界のなかでもトップクラスの密度を誇る物質であるため、ホワイトゴールドよりも重さがあります。

プラチナ製品を着用したときは、適度な重厚感を感じることができ、高級感を演出。上品で落ち着いた雰囲気からは、シックな印象を与えることができます。

ホワイトゴールドを身に着けた場合は、軽量感と動かしやすさを体感することができるため、使い心地は良いです。身につける際はプラチナとホワイトゴールド、それぞれの特徴を活かしてコーディネートしてみましょう。

アレルギーの度合い

プラチナはホワイトゴールドよりもアレルギー反応が引き起こされづらく、肌に優しい素材です。

ホワイトゴールドにはニッケルやパラジウムが含まれており、人間の汗に反応しやすいため、金属アレルギー症状が起こる可能性があります。

特にK10WGなどの純度が低いホワイトゴールドでは、強いアレルギー反応が出てしまうことがあるので、身につける際には注意が必要です。

またプラチナでも絶対にアレルギー反応が起きないとは限りませんので、金属アレルギーが心配な方は、お近くの皮膚科におたずねください。

手入れのしやすさ

プラチナは、硬度が高く変色の心配もあまりないため、手入れがしやすいです。長く愛用しても経年劣化が起きづらく、美しい光沢は失われません。

しかし、Pt999のような高純度のプラチナは、加工に優れていますが繊細なつくりになっているため、傷がつきやすいという面があります。

ホワイトゴールドは、コーティング加工に使用されているロジウムの性質上、酸化や経年劣化によって、金を覆っているメッキが剥がれることが特徴です。

そのためホワイトゴールドの場合は、プラチナとは異なり、定期的なメンテナンスが必要になります。

新品のときよりも輝きが衰えるように感じた場合は、アフターサービスなどがないか購入した店舗のほうに一度問い合わせてみましょう。

価格相場

貴金属ジュエリーの販売・加工などをおこなっている田中貴金属の公式サイト「https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/」によると、プラチナとホワイトゴールドの店頭小売価格は以下の通りです。

 プラチナ(Pt950)ホワイトゴールド(K18WG)
1gあたりの価格3,945円7,092円
プラチナとホワイトゴールドの1g当たりの金額
※2023年10月14日時点

プラチナ・ホワイトゴールド1gあたりの市場価格は日々変動するため、上記の価格はあくまで買取参考価格としてご留意ください。

【結論】プラチナとホワイトゴールドはどちらの価格が高い?

【結論】プラチナとホワイトゴールドはどちらの価格が高い?

結論、2023年10月時点ではプラチナよりもホワイトゴールドの方が、価格が高いです。

ホワイトゴールドは様々な素材で構成されていますが、素材の中心となっている金は昨今、円安や世界情勢の影響により価格が高騰。安全資産として金を保有する動きが活発になっているため、ホワイトゴールドの市場価値も必然的に高まっています。

金の価格上昇の理由

プラチナは南アメリカを中心に限られた地域でしか採取できないため、希少性という部分ではゴールドよりも高く、以前はゴールドの価格を上回っていました。

しかし、日本では宝飾品として人気があるプラチナですが、世界的にはプラチナよりもゴールドの方がジュエリーとしてポピュラーで、プラチナのシェア率は低いです。

ゴールドは近年、資産運用としての需要も高いため、現在はホワイトゴールドの方が高額で取引されます。

【実績多数】プラチナとホワイトゴールド売るなら買取ウリエルへ

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買取ウリエルには、300万点以上の査定経験を有し、金・貴金属に関する専門知識が豊富な査定士が在籍しています。

そのため、プラチナとホワイトゴールドに関する知識も豊富で、他社では見落としてしまう価値も見逃さず、正確に査定することが可能です。

査定料や出張料、配送料などの査定から買取までにかかる手数料はすべて”無料”で、お客さまに費用の負担がかかることはありません。

プラチナ・ホワイトゴールドを高く手放したい方はぜひ買取ウリエルをご利用ください。

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まとめ

プラチナとホワイトゴールドは色味が似ており、見分けがつきにくいですが、それぞれ特徴が異なることを紹介しました。

希少性という部分で比較すると、プラチナの方が高いですが、現在ゴールドの価格高騰に伴い75%のゴールドが使われているホワイトゴールドの査定価格は、プラチナを上回る水準になっています。

宝飾品としてプラチナとホワイトゴールド、どちらにも魅力がありますが、価格相場という面ではホワイトゴールドに軍配。どちらかを手放したい場合、現在であればホワイトゴールド製品がおすすめです。

買取ウリエルでは、豊富な査定経験を有し、金・貴金属に関する専門知識が豊富な査定士がしっかりと鑑定し、正確な査定価格を算出します。

買取もあわせてご希望の場合は、その場で行うこともできるので、お気軽にご相談ください。

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