外国(海外)切手は買取できる?おすすめの買取業者や価値が高い外国切手も紹介
外国(海外)切手は国内でも人気ですが、価値の見極めが難しいものも多く、日本切手よりも取扱業者は限られています。
そのため、切手の買取はどこに依頼すればよいのか悩む方もいるのではないでしょうか。
結論からいえば、外国の切手を高く売るには、相場を知り尽くす切手専門の買取業者に査定してもらうのがベストです。
この記事では、外国(海外)切手の売却におすすめの買取業者や、価値の高い外国切手、買取相場について詳しくご紹介します。
ウリエルには切手を熟知した査定士が在籍し、レアな海外切手も適切な価格をご提示できます。
切手の買取を検討するなら、豊富な買取実績を誇るウエリルの無料査定をご利用ください。
外国切手は買取してもらえるの?
切手専門の買取業者では、外国切手の買取をしています。
ただし、すべての業者というわけではありません。
外国切手は日本切手に比べると量も多く、また日本切手に比べて情報が少ないマイナー切手も多いため、査定が難しい場合があるからです。
これを踏まえて、まずは外国切手の概要と買取事情について解説します。
外国切手とは
外国切手(海外切手)とは、日本以外の国で発行された切手のことです。
世界中の切手が含まれる外国切手は種類も数も膨大で、日本でもかなりの量の外国切手が流通しています。
切手コレクターが収集するだけでなく、切手は海外旅行のお土産品・記念品としても持ち込まれ、量も種類も年々増えていると言えるでしょう。
それに伴い、希少な切手が買取市場でも売買されています。
外国切手には日本よりも切手の歴史が長く、さらに発行年代の古い古切手などもあるため、日本の切手市場でも需要があります。
さらに外国切手には日本で見かけないデザインのものや、芸術性に優れた絵柄の切手があるのも魅力で、それも人気の理由の一つです。
アートとしての側面もあるため、切手コレクターだけでなく美術商や芸術家の間でも外国切手は需要があります。
外国切手の買取事情
外国切手であっても買取可能です。
ただし日本切手よりも買取額に幅があります。
特殊なものが多く、希少なものが含まれる場合がある一方で、ほとんど値段が付かない切手も含まれるからです。
さらに外国切手の市場は比較的狭く、深いという特徴も影響しています。
日本切手に比べると買い求める人の数が限られてくるのが外国切手です。
一方で、外国切手に特化した買い手はかなりの高額切手でも欲しがります。
たとえばフランスの切手「1次航空機シリーズ」は4万円ほど、韓国の「産業復興」なら5~10万円ほどが買取相場です。
また中国切手の中にもプレミア付き切手があり、数万~30万円の買取価格が付くこともあります(高額となる外国切手については後の項目で詳しく紹介します)。
取引の市場が絞られてきますが、日本の切手以上に高額買取につながるのも外国切手の傾向です。
外国切手の買取おすすめ業者
外国切手を売却する際、どの買取業者を選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
高く買い取ってもらえる業者を見つけるためには、いくつかのポイントを踏まえることが重要です。
そこで、おすすめの買取業者をいくつかご紹介します。それぞれの特徴を比較し、ご自身に合った業者を選んでください。
ウリエル
ウリエルは切手買取の豊富な知識と経験を持つ専門スタッフが在籍している総合買取業者です。
切手以外にも着物、古銭、ブランド品などさまざまな商品を取り扱っており、まとめて査定・買取を依頼することも可能です。
また、出張査定に対応しており、自宅にいながら査定・買取できるのもメリットです。「骨董品や着物なども一緒に査定してほしいけれど、移動中にキズをつけてしまうのが不安」というときに最適です。
初めて切手買取を利用する方でも、電話で気軽に相談できます。
福ちゃん
福ちゃんは、ブランド品や貴金属なども扱っている総合買取業者です。切手買取の実績が豊富で、外国切手の買取にも対応しています。
福ちゃんの切手買取は、経験豊富な専門スタッフが査定を担当するため、安心して任せられます。切手以外の買取実績も豊富なため、買取自体が初めての方にもおすすめです。
バイセル
バイセルは、切手だけでなく、着物や貴金属、骨董品など様々なジャンルの買取を行っている総合買取業者です。テレビCMでもよく見かけるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
切手買取においては、バラ切手、シート切手、中国切手、記念切手など、幅広く対応しています。状態が悪くても、プレミア切手でなくても買取してもらえる可能性がありますので、まずは気軽に相談してみましょう。
外国切手買取屋
外国切手買取屋は、切手の買取に特化した専門業者です。世界各国の切手、使用済み・未使用、プレミア切手・記念切手など、あらゆる外国切手を買い取ってくれます。
郵送で査定・買取をおこなっているため、手軽に外国切手を売却したいときにおすすめです。
ブックやアルバムに入ったまま、あるいはバラバラの状態でもそのまま送付できるため、面倒な仕分け作業は不要です。
切手の柚子堂
切手の柚子堂は、使用済み切手に特化したコレクター向けの切手専門店です。
他店では見逃されてしまうような使用済み切手の価値を正しく評価することに重点を置いています。
外国切手も得意分野としており、専門知識に基づいた査定で、コレクター心理を理解した適正価格での買取を実現しています。
実店舗は神田神保町にあり、全国から切手コレクターが集まるコミュニティとしても機能。 オーナー自身もコレクターであるため、切手愛好家同士の交流も楽しめます。
国ごとの外国切手買取価格相場
ここでは、国別の外国切手・相場を国別に見ていきます。
アイスランド
アイスランドの切手は、芸術性のあるイラストをモチーフにしたものが特徴的です。
色使いもカラフルなものが多く、年代をさかのぼるほどヴィンテージ調のデザインとなる傾向があります。
高価買取となる切手は限られていて数十~数百円ほど、希少なものであっても1,000円を超える買取額は少ないのが現状です。
一方で、1870年代に発行された切手は1,000~5,000円前後が相場となるものも存在します。
アイルランド
アイルランドの切手は凝ったデザインの切手も多く、比較的年代の古い切手であっても色鮮やかな切手が多く見られます。
古いものは古代の土器をモチーフにした絵柄などもあり、模様や色使いなど個性豊かな切手が多いです。
価格相場は珍しいものでも数百円前後に止まります。
これに対してイギリスから独立した1922年頃の切手は高値となる傾向があり、状態によって数千~1万円前後の買取価格が付くこともあります。
アメリカ
アメリカは世界でも切手の発行数が多い国の一つです。
普通切手以外にもさまざまな記念切手が発行されています。
そのため種類・量ともに豊富です。
日本に流通している外国切手の中でも、アメリカ切手はかなりの量を占めます。
買取価格は切手によって幅があり、基本的に高値となるのは古い時代の切手です。
しかし年代が古いものでなくても、プレミアが付くと破格と言えるほど価格が高騰する傾向があります。
たとえば、航空関連の切手は高価買取が期待でき、数千~2万円、過去には数千万円の買取価格となった切手もありました。
イギリス
切手の発祥国であるイギリスには、希少な切手が数多く存在します。
また切手コレクションは「趣味の王様」という言葉もあるほどコレクターも多く、年代ものでも美品の切手が多いという特徴があります。
買取相場は希少価値のあるもので~50万円です。
世界最初の発行となるイギリスの切手には数億円の価値が付けられています。
オーストラリア
オーストラリアの切手は絵柄のデザインが人気です。
繊細で緻密な図案など、芸術性の面で高評価の切手がいくつもあります。
切手のモチーフとなるのは、歴史上の偉業、あるいは鳥類をはじめとする動物が描かれたものが多いです。
日本での流通は少なく珍しい切手も多いのですが、買取相場は~数百円程度となる傾向があります。
スウェーデン
スウェーデンは切手の流通量が多い国の一つです。
スウェーデンは郵便事業の歴史が400年以上もあり、1800年代から切手が使われています。
スウェーデン切手の特徴は、絵柄だけでなく、製造法の違いなどで価値が変わることです。
たとえば製造過程が、一般の切手と異なるコイル切手(左右のギザギザがない切手)などに人気が集まるため、査定士は切手の製造法なども鑑定基準とします。
スウェーデン切手に関しては、査定やコレクターの見るポイントが他国の切手とは異なるのです。
そのため絵柄が同一でも、目打ちの有無で買取相場が変わるといった傾向があります。
買取相場は高いもので~5,000円前後、過去には6億8,000万円の買取価格となった切手もありました。
ドイツ
ドイツ切手は日本に数多く流通している外国切手です。
色鮮やかでくっきりした色合いの切手が多く、金銭的価値に関係なくデザインに魅了されて収集しているコレクターもいます。
相場の傾向として、1800~1950年頃の間に発行された切手であれば、高価買取が期待でき、もっと言えば、歴史的な動乱が大きかった第二次大戦頃の切手は高値水準です。
ロシア
ロシア切手は日本での流通量はさほど多くないため、国内では珍しい外国切手の部類です。
しかし世界的に見れば切手の発行枚数が多いため、高値となる切手は多くありません。
人気のあるもので数百~2,000円前後、ソビエト時代の切手なら1万円までの買取価格となることがあります。
中国
中国切手はプレミアが付いているものもあり、日本でも人気の切手がいくつもあります。
特に高値となりやすいのは、文化大革命の動乱期である1966~1976年ないし1980年代頃の切手です。
有名なものは数千~30万円までの買取価格が期待できます。
韓国
韓国切手は、日本の切手市場では比較的目にする機会が多い切手です。
韓国切手と呼ばれるものの中には韓国だけでなく、北朝鮮の切手も含まれています。
判別が難しく、切手に詳しい人でなければ見極めは困難です。
韓国切手の買取相場は最大1万円前後となります。
香港
香港切手は、時代の変遷に合わせて異なる切手が発行されています。
中国とイギリス、日本の領土であったため、時代によって切手も変化しているのが特徴です。
日本で一般に香港切手と呼ばれているのはイギリス領土・日本領土の時代の切手を指します。
歴史的な背景はインパクトの強い香港ですが、切手はと言えば、日本において香港切手が高価買取の対象となるケースは稀です。
比較的希少なもので~1,000円ほど、かなり付加価値のある切手で最大1~2万円ほどが買取相場となります。
台湾
台湾切手は作りやデザインが日本切手と似ているという特徴があり、なかには日本切手とまったく同じ絵柄が描かれている切手も存在します。
買取相場は一般に~数百円程度です。
プレミア付きのものであれば数万円の値が付けられる場合もあります。
ただし台湾切手はプロの査定士の間でも見極めが難しい切手です。
台湾という国の複雑な歴史や、切手の価値を図るポイントがいくつもあるからです。
そのため、台湾切手を売るときは専門の査定士に依頼するのがよいでしょう。
高価買取が期待できる外国切手の特徴
ここでは、高価買取が期待できる外国切手の特徴と、有名なプレミア付きの切手について紹介します。
流通量が少ない切手
出回っている切手の数が少ないものは、希少価値があるため高価買取となる可能性が高いです。
発行枚数が少ないもの、大きな出来事があって臨時で発行されたもの、などは希少性があり、査定額も高めとなる傾向があります。
また発行枚数が多いものでも、現存数が少ない切手や手持ちの切手が美品なら査定にも高評価です。
さらに歴史的に初期の段階で発行された切手、という点も鑑定の基準です。
建国して間もない時期や郵便事業が開始された直後、などの時代に発行された切手は付加価値となり査定評価が高い傾向にあります。
外国切手の中でも高価買取が期待できるものの特徴をまとめると、おおよそ以下の点が査定ポイントです。
・歴史的に重要な背景をもつこと ・保存状態が良好であること(年代が古いとさらに高価買取の対象) ・現存数が少なくて希少であること ・本物であること(偽造品である切手もあるため) ・デザイン性が優れていること など |
特に価値の高い外国切手
ここで外国切手の中でも、特に高い価値のある切手をご紹介します。
ペニーブラック
引用:https://stampkaitori.net/gaikoku_stamp/
概要・特徴 | 買取相場 |
1840年にイギリスで発行された世界最初の切手です。 絵柄は黒色の背景とヴィクトリア女王の横顔が採用されています。 世界初の切手であり、コレクター人気が高い切手です。 | 10万円~ |
ペニーレッド
引用:https://stampkaitori.net/gaikoku_stamp/
概要・特徴 | 買取相場 |
世界最初の切手であるペニーブラックの図案を改良した切手です。 ペニーブラック切手は黒色が基調で判読しにくいことから、赤いインク印刷されています(ヴィクトリア女王の横顔はそのまま)。 切手の発行は1841年です。 | ~1万円 |
ペンスブルー
引用:https://stampkaitori.net/gaikoku_stamp/
概要・特徴 | 買取相場 |
世界最初の切手であるペニーブラックと同時期1840年)に発行された世界で2番目の発行となる切手です。 黒色を基調したペニーブラックに対し、ペンス・ブルーは万年筆のブルーインクのような鮮やかな青色が基調カラーとなっています。 | ~10万円 |
ブルーモーリシャス
引用:https://stampkaitori.net/gaikoku_stamp/
概要・特徴 | 買取相場 |
モーリシャス共和国がイギリスの植民地であった19世紀に発行された切手です。 現存数が少なく希少な切手ですが、特に製造段階で誤りのあったエラー切手は特筆して高値となっています。 | 1億円~ |
逆さまジェニー
引用:https://stampkaitori.net/gaikoku_stamp/
概要・特徴 | 買取相場 |
逆さまジェニーは、ジェニーの愛称で呼ばれていた複葉機「カーティスJN-4H」が印刷されている切手となります。 1918年に米郵便公社が発行した記念切手です。 製造段階で誤って飛行機が逆さまに印刷されたエラー切手で、現存数100枚であることから希少価値が出ています。 | ~3億4,000万円 |
ディズニーの外国切手は額面通りかそれ以下
外国切手としてディズニー切手も日本では流通しています。
ディズニーの商品は、切手以外のさまざまなアイテムでもプレミアが付いているものがあり、切手に関しても高価買取を期待している人は多いものです。
しかしディズニー切手は海外でも発行数が多い傾向があります。
そのため高値が付くような希少商品は少ないのが現状です。
多くの場合で買取価格は数百円~、まとめ売りであれば10,000円程度の買取も期待できます。
外国切手を高く売るには
最後に外国切手を高く売るためのポイントをまとめておきます。
なるべく綺麗に保管する
日本に流通している外国切手は状態の悪いものも多いです。
希少であっても、あまりに状態が悪いものは価格が付けられないこともあります。
その逆で、未使用品や美品であれば高評価です。
相場に上乗せして査定される場合も十分にあります。
切手は傷みやすく、特に多湿や直射日光を浴びるなどの環境は好ましくありません。
ストックブックを使うなどして、できる限り綺麗な状態を保つことが大切です。
バラよりもシートでなるべくまとめて売る
切手はバラ単体よりシート単位のほうが高く売れます。
シートは未使用品であることの証明となり、査定額が上がるのが普通です。
これに対し、シートから1枚でも切り離されている場合は、シートとしての価値を失ってしまうので注意してください。
お手持ちの切手がシートであるなら、切り離さずに保管しておきましょう。
またバラ切手であっても、ある程度のまとまった量があれば査定時の評価はプラスです。
一般に買取業者はまとめ売りを歓迎するため、売りに出す切手の量が多ければ買取額のアップが期待できます。
ただし大量のバラ切手を買取査定に出すときは、年代もしくは絵柄、額面、国別など、何かしらの基準を設けて最低限の仕分けをしておきましょう。
切手買取専門店で売る
外国切手は、日本切手以上に見極めが難しい切手がたくさんあります。
特殊な切手であればあるほど、査定は専門知識が必要です。
切手の売却方法にはさまざまなやり方がありますが、適正価格や高価買取を期待するなら、切手買取の専門店がベストな選択と言えます。
まとめ
外国切手は日本の切手以上の価値を秘めるものがあります。
切手市場の中では大きなマーケットではありませんが、特化したコレクターもいるため、買取価格が期待値を超える場合もあります。
ただし、外国切手は価値の判断が難しいのも事実です。
時代背景や市場を見極めたうえで価値を付ける必要があり、切手を熟知した人でなければ価値判断が難しいという側面もあります。
そんな難しい外国切手の査定はウリエルにお任せください。
外国切手の価値を知り尽くす査定士が真摯に査定し、切手のもつ価値に相応しい価格をご提示します。
2つの買取方法