切手買取2025年09月03日

産業図案切手の買取価格相場は?切手買取はどこがいいのかも解説!

ウリエル 産業図案切手 アイキャッチ

第二次世界大戦後に発行された産業図案切手には、産業に従事する労働者が描かれているのが特徴です。

全体的に流通量が少なく、希少価値が高い切手として知られています。

本記事では、産業図案切手の買取相場の一覧や、特に高く売れる種類について紹介します。

また、切手買取を行うならどこがいいのかも解説しているので、産業図案切手をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

なお、累計買取実績数300万点超えのウリエルでは、切手の無料査定を実施中。査定をご検討の方は以下のメールや電話からお気軽にご相談ください。豊富な知識と確かな目利きを持つ査定士があなたのお品物の価値を正確に査定いたします。

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産業図案切手とは

工業地帯

産業図案切手とは、1948年10月~1949年の11月に発行された日本切手です。

第2次世界大戦後に普通切手や速達便用切手、記念切手などとして発行されました。

産業図案切手の呼び名にも表れている通り、図案には戦後の大変な時期を支える産業に携わる労働者たちの姿が描かれています。

図案として採用されている産業は全12種で、それぞれ額面も違います。

12種の図案は以下の通りです(※各種切手の買取相場については後の項目で詳しく解説しています)。

種類額面
機関車製造(SL製造)500円
電気炉100円
郵便配達30円
植林20円
穂高岳16円
紡績女工15円
炭鉱夫8円
印刷女工6円
茶摘み5円
炭鉱夫5円
捕鯨3円
農婦2円

機関車業や石炭産業をはじめ、戦後の復興を象徴する産業を描いているのが産業図案切手の特徴です。

種類によって異なるものの、どれも全体的に流通量が少ないため、希少価値が高いと言えるでしょう。

また、発行期間が約1年間と限定的であること、時代の変遷期に発行されたことから美品の現像数は多くありません。

すべての図案が揃っている場合は、高価買取が期待できます。

産業図案切手の買取相場

お金とチャート

12種類ある産業図案切手は、それぞれで買取相場が異なります。

種類ごとの買取相場について確認していきましょう。

産業図案切手「機関車製造(SL製造)」500円

発行年数額面買取相場(透かしなし)
1949年(昭和24年)500円未使用・美品~35,000円  
使用済み~1,000円

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

「機関車製造(SL製造)」500円は、蒸気機関車を製造する人々の姿が描かれた切手です。

現在では美品の現存数が少なく、希少価値が高い切手として扱われています。

価格相場は未使用・美品なら~35,000円、使用済みなら~1,000円です。

過去には8万円以上の評価額をつけたこともあり、プレミア切手の中でも特に高値が期待できる切手です。

産業図案切手「電気炉」100円

発行年数額面買取相場(透かしなし)
1949年(昭和24年)100円未使用・美品~40,000円
使用済み~1,000円

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

「電気炉」100円は、工場の電気炉を描いた切手です。

未使用品は現存数が少なく希少で、過去には10万円近くの評価額をつけています。

相場は未使用・美品なら~40,000円、使用済みなら~1,000円です。

また、評価額ではありますが、シートなら1,000万円程度の価値があるともいわれています。

産業図案切手「郵便配達」30円

発行年数額面買取相場
1949年(昭和24年)30円未使用・美品~5,000円前後
使用済み~500円前後
透かしなし・美品~1万5,000円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

郵便物を手に持つ郵便局員が描かれた青色の切手です。

当時は書留郵便用の切手として発行されました。

透かしがある場合は数千円ほどが買取相場ですが、透かしがない場合は2倍以上の価格が期待できます。

また目打ちのないエラー切手なども一部流通していて、この場合はさらに高値となるでしょう。

産業図案切手「植林」20円

発行年数 額面 買取相場
1949年(昭和24年) 20円 未使用・美品 ~3,000円前後
使用済み ~500円前後
透かしなし・美品 ~5,000円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

深緑色の切手で、木々を植える人たちの姿が描かれています。

当時は速達郵便用の切手として発行されました。

植林の切手は透かしのない場合、およそ5,000円前後までの価格が期待できます。

状態によってはさらに高値も期待できますが、市場の売買価格が9,000円ほどとなるため、それ以下となるでしょう。

ただしエラー切手であれば、1万円以上の価格が付くこともあります。

産業図案切手「穂高岳」16円

発行年数額面買取相場
1949年(昭和24年)16円未使用・美品~1,000円前後
使用済み~500円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

日本アルプスに含まれる穂高岳が描かれた青色の切手です。

特徴のある横長の大型切手で、当時は外国郵便用として発行されました。

1,000円を超える買取額となるケースは少ないものの、額面よりは高い価格での買取が期待できます。

産業図案切手「紡績女工」15円

発行年数額面買取相場
1948年(昭和23年)15円未使用・美品~500円前後
使用済み~300円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

緑と青の中間色の線画で、繊維工場で働く女性の姿が描かれています。

逓信(ていしん)文化展覧会(当時の郵政当局のイベント)に合わせて、記念切手として発行された速達郵便用切手です。

産業図案切手の中でも比較的流通量・現存数も多めで、価格は美品でも1,000円を超えるのは稀です。

産業図案切手「炭鉱夫」8円

発行年数額面買取相場
1949年(昭和24年)8円未使用・美品~500円前後
使用済み~100円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

炭鉱で働く男性の姿を描いた図案です。

同じ絵柄の切手が額面5円の切手としても存在します。

額面の違いは色によって分けられ、8円は茶色で5円は明るめのからし色です。

産業図案切手の中でも比較的流通量・現存数も多めで、価格は美品でも500円前後が相場です。

産業図案切手「印刷女工」6円

発行年数額面買取相場
1949年(昭和24年)6円未使用・美品~500円前後
使用済み~100円前後
透かしなし~500円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

印刷工場で働く女性の姿が図案に採用されています。

鮮やかな朱色が特徴的です。

昭和すかしの有無が分かれる切手ながら、産業図案切手の中では流通量が多いため買取相場はやや低い傾向があります。

産業図案切手「茶摘み」5円

発行年数額面買取相場
1949年(昭和24年)5円未使用・美品~300円前後
使用済み~100円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

茶葉を摘む女性の姿が描かれています。

図案のカラーは茶の葉に合わせた深い緑色です。

普通切手として発行されました。

産業図案切手の中ではやや流通量が多く、買取価格は数百円程度です。

産業図案切手「炭鉱夫」5円

発行年数額面買取相場
1948年(昭和24年)5円未使用・美品~300円前後
使用済み~100円前後
透かしなし~1,500円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

額面8円の炭鉱夫と同じデザインの切手で、こちらが古いタイプです。

買取価格の相場は高くありません。

しかし5円のタイプには透かしなしの切手が存在します。

透かしのないものであれば1,500円程度、状態などによってそれ以上の買取額が期待できます。

産業図案切手「捕鯨」3円

発行年数 額面 買取相場
1949年(昭和24年) 3円 未使用・美品 ~300円前後
使用済み ~100円前後
透かしなし ~1800円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

戦後、捕鯨が活況だった時代の鯨漁が図案として採用されています。

切手の色味は鮮やかなターコイズ色です。

買取価格は数百円程度、透かしがなく未使用・美品であれば1,000円以上の買取価格が相場です。

産業図案切手「農婦」2円

発行年数額面買取相場
1948年(昭和24年)2円未使用・美品~300円前後
使用済み~100円前後
透かしなし~300円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

くわを担いだ農婦(女性)の姿が描かれています。

流通量の多さと需要面が影響して、美品でも買取相場は数百円程度です。

透かしなしでも大きな買取額アップとはなりません。

特に価値が高い産業図案切手

ルーペと切手

産業図案切手のなかでも、特に価値が高いのは以下の切手です。

  • ・「機関車製造(SL製造)」500円
  • ・「電気炉」100円
  • ・「郵便配達」30円

透かしなしの美品なら、どの切手も1万円を超える相場となります。

また、切手の価格相場に大きく影響する透かしとは、偽造防止のために切手用紙に模様を入れる技法で、1937年から1950年まで使用されたものは、その時代から昭和すかしと呼ばれています。

産業図案切手には透かしありとなしの両方が存在し、透かしありの方が古い切手です。

ただし高く評価されるのは透かしなしの切手で、理由は同一図案で透かしありとなしが並行して発行された期間が1951~1952年のわずか1年間と短く、希少性が高いためです。

保存状態の良い透かしなし切手は、特に高価買取が期待できます

【一覧】産業図案切手の買取相場

【一覧】産業図案切手の買取相場

以下に、先ほど紹介した産業図案切手の買取相場を一覧表でまとめました。

切手発行年数額面価格相場
「機関車製造(SL製造)」500円1949年(昭和24年)500円未使用・美品~35,000円
使用済み~1,000円
「電気炉」100円1949年(昭和24年)100円未使用・美品~40,000円
使用済み~1,000円
「郵便配達」30円1949年(昭和24年)30円  未使用・美品~5,000円前後
使用済み~500円前後
透かしなし・美品~1万5,000円前後
「植林」20円1949年(昭和24年)  20円  未使用・美品~3,000円前後
使用済み~500円前後
透かしなし・美品~5,000円前後
「穂高岳」16円1949年(昭和24年)16円  未使用・美品~1,000円前後
使用済み~500円前後
「紡績女工」15円1948年(昭和23年)15円未使用・美品~500円前後
使用済み~300円前後
「炭鉱夫」8円1949年(昭和24年)8円  未使用・美品~500円前後
使用済み~100円前後
産業図案切手「印刷女工」6円1949年(昭和24年)6円未使用・美品~500円前後
使用済み~100円前後
透かしなし~500円前後
「茶摘み」5円1949年(昭和24年)5円未使用・美品~300円前後
使用済み~100円前後
「炭鉱夫」5円1948年(昭和24年)5円  未使用・美品~300円前後
使用済み~100円前後
透かしなし~1,500円前後
「捕鯨」3円1949年(昭和24年)3円未使用・美品~300円前後
使用済み~100円前後
透かしなし~1800円前後
「農婦」2円1948年(昭和24年)  2円未使用・美品~300円前後
使用済み~100円前後
透かしなし~300円前後

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

このように、産業図案切手は図案の種類や発行年数、透かしの有無によって大きく価値が変わります

切手の買取はどこがいい?売却先の候補

切手の買取はどこがいい?売却先の候補

切手の買取場所には、いくつかの選択があります。

売却先の候補ごとの特徴について確認していきましょう。

切手買取専門店

切手買取専門店には専門知識を持った経験豊富なスタッフが在籍しており、価値のある切手も見逃さずに適正価格で査定してもらえます。

そのため、プレミア切手や希少な切手を持っている場合、切手買取専門店は特におすすめの売却先です。

ただし、近くに店舗がないケースでは、持ち込みに手間がかかってしまうのがデメリットです。

それでも、店舗によっては宅配買取や出張買取を利用できる場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

金券ショップ

金券ショップは店舗数が多く、気軽に売却できるのが大きなメリットです。

また、査定から支払いまでがスムーズで、すぐに現金化できる点も魅力です。

しかし、金券ショップは主に額面での利用を前提としているため、プレミア切手を正しい価値で査定してもらえる可能性は低いでしょう。

そのため、産業図案切手のような希少価値のある切手を持っている場合は、金券ショップよりも専門的な知識を持つ切手買取業者に依頼する方が、納得のいく査定額を期待できます。

オークション・フリマサイト

オークションやフリマサイトは、自分で販売価格を決められる点が魅力です。

また、慣れていればスマホやパソコンから簡単に出品でき、手軽に利用できます。

一方で、出品作業や購入者とのやり取りを自分で行う必要がある点はデメリットです。

加えて、個人間取引のためトラブルが発生するリスクもあり、十分に注意しなければいけません

さらに、切手の価値を理解していないと相場より安く買い叩かれてしまう恐れがある点にも気をつける必要があります。

産業図案切手を高く買い取ってもらうには

お金とペンシル

ここで、産業図案切手を高く買い取ってもらうためのポイントを解説します。

2社以上の相見積もり

産業図案切手の買取は業者によって価格が異なるため、産業図案切手を買取するときは、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

また、業者がもつ販路も買取額に影響します。

相見積もりは高く買取をしてもらうポイントになりますので、最低でも2社以上は比較するようにしましょう

専門知識をもつ査定士がいる業者に依頼

産業図案切手は、一見同じように見えても透かしや印刷時のエラーの有無によって価値が大きく変わります。

なかには、希少性が高くプレミア価格がつくものも存在します。

しかし、一般的な金券ショップでは切手の細かな特徴を見分ける専門知識が不足していることが多く、本来の価値を正しく判断してもらうことは難しいでしょう。

その結果、相場よりも安い価格で買い取られてしまうリスクがあります。

切手の知識と経験を持つ査定士が在籍する業者であれば、コレクター需要や市場動向も考慮して適正な価格で査定してくれるため、安心して売却できるでしょう。

切手はバラさずシートで査定に出す

切手はバラさずにシートの状態で査定に出しましょう。

これは、シートの方がバラよりも発行時の姿に近く、コレクター需要が高いためです。

シートは複数枚がつながった状態の切手であり、4角が残っているのが目安です。

シートの状態で残っている場合は、査定に出しやすいからといってバラすのではなく、そのまま提出することで高価買取につながります

一枚でも欠けてしまうとバラ扱いになり、価値が大きく下がってしまうので注意が必要です。

保存状態に気を配る

切手の状態を保つためには、日頃の保管方法が大切です。

直射日光に当ててしまうとシミや黄ばみの原因となり、価値が下がってしまいます

そのため、風通しが良く日陰になる場所で保管することが基本です。

また、湿気は切手の天敵なので、乾燥した環境を選びましょう。

クローゼットや押し入れなど、高温多湿になりやすい場所は避けるのが無難です。

さらに、皮脂も劣化の原因となるため、なるべく素手で触らないようにすることも大切です。

切手の保管方法について詳しくはコチラ

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また、出張買取に対応しており、自宅にいながら切手を売却していただけます。

査定費や出張費は一切かからないため、どのくらいの価値があるか知りたい方や、売却を検討している方は、ぜひ気軽にウリエルまでご相談ください。

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まとめ

今回は、産業図案切手の買取価格相場や、売却するならどこがいいのかなどについて紹介しました。

流通量が少なく、希少価値の高い産業図案切手は、コレクター需要が高く、高値での買取が期待できます

そのため、買取に出す際は、切手の価値を見極めてくれる専門業者に依頼することが大切です。

お手元に産業図案切手がある方は、ぜひ信頼できる業者で査定を受けてみるところから始めてください。

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