ウイスキー「竹鶴」はどこで買える?売ってない?終売?

ウイスキー「竹鶴」は現在、購入したくても入手が難しい希少品として高い注目を集めています。特に終売となった年代物については定価の数倍から十数倍という価格で取引されており、売却を検討している方にとっても良いチャンスです。
本記事では、竹鶴ウイスキーの購入を検討されている方に向けて、終売の背景や購入可能な場所、効果的な入手方法を詳しく解説いたします。
同時に、コレクション整理や資産の現金化を検討されている方には、現在の市場価値や高価買取のポイントについてもお伝えします。
高額取引される竹鶴だからこそ懸念される偽物のリスクについても、具体的な見分け方を紹介します。
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目次
そもそもウイスキー「竹鶴」は売っていない?終売の理由は?

2025年9月現在、竹鶴ピュアモルトは年数表記のないNV(ノンヴィンテージ)のみ製造・販売されています。年代物の12年・17年・21年・25年は製造を終了し、終売となっているためアサヒビール公式サイトや実店舗での購入ができません。
竹鶴NVは希少で貴重なウイスキーのため市場に出回ることが少なく、購入が困難な商品です。竹鶴NVが入手困難であることや、年代物が終売となった理由は次の3つが挙げられます。
- ・原酒不足
- ・朝ドラの影響で大人気
- ・国際的な評価
それぞれ詳しく解説していきます。
原酒不足
年数表記のある竹鶴が終売になった理由は、原酒不足によりウイスキーの生産が追いつかなくなったことが原因です。ウイスキーは数年の熟成が必要で、市場に出すのに時間がかかります。
竹鶴は「余市蒸溜所」と「宮城峡蒸溜所」で生産される、モルト原酒をブレンドして造られたヴァッテッドモルトウイスキーです。
特に竹鶴17年については、この原酒不足の影響を最も強く受けた商品の一つです。17年という熟成期間は、ウイスキーの味わいが最も複雑で深みを増す時期とされており、多くのウイスキー愛好家から支持を集めていました。
しかし、現在市場に出回っている17年物の原酒は、1990年代後半から2000年代前半に仕込まれたものが中心となります。この時期はちょうど日本のウイスキー市場が低迷していた時代と重なり、生産量が抑制されていました。
2015年には、余市蒸溜所で製造される「余市」や宮城峡蒸留所で製造される「宮城峡」の年代物も終売となりました。余市や宮城峡の年代物が終売になったことも、竹鶴の原酒確保が難しいとされる要因と言えます。
朝ドラの影響で大人気
2014年から2015年にかけて、NHK連続テレビ小説「マッサン」が放送されたことでジャパニーズウイスキー人気に拍車がかかりました。モデルとなったのは、「日本のウイスキーの父」と称されたニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝です。
「マッサン」放送前の2013年時点では、竹鶴ピュアモルトの定価は2,290円という手頃な価格設定でした。
しかし、番組の人気とともにウイスキーへの関心が急激に高まり、放送終了後の2015年には定価が3,000円に改定されるなど、需要の増加が価格に直接反映される形となりました。
特に竹鶴17年については、「マッサン」効果による影響が顕著に現れました。
放送前の2013年には7,000円程度で購入できていたこの商品が、放送終了後の2016年頃には15,000円を超える価格で取引されるようになり、わずか2年程度で価格が倍以上となりました。
国際的な評価
ニッカウヰスキーは、ウイスキーの国際的コンクールにて多くの賞を受賞し、世界で認められるウイスキーになりました。
竹鶴17年は、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」において6度の金賞を受賞するという輝かしい実績を持っています。
2014年の初回金賞受賞を皮切りに、2016年、2018年、2020年、2022年、2024年と継続的に最高評価を獲得し続けました。
「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」のブレンデッドモルトウイスキー部門でも世界最高賞を受賞しています。竹鶴ブランドとしては10回の受賞歴があり、国際的に高く評価されています。
これらの国際的評価は、海外からの需要急増を引き起こしました。特にアジア市場、ヨーロッパ市場からの購入増加は非常に多く、日本国内の供給量では対応できない状況が生まれました。 結果として年代表記商品の終売という判断につながったのです。
ウイスキー「竹鶴」の種類と定価

商品名/内容量 | 定価(税抜) |
竹鶴 ピュアモルト(NV)/700ml | 7,000円 |
竹鶴12年 ピュアモルト/660ml(旧ボトル) | 2,450円(終売) |
竹鶴17年 ピュアモルト/700ml | 7,000円(終売) |
竹鶴21年 ピュアモルト/700ml | 15,000円(終売) |
竹鶴25年 ピュアモルト/700ml | 70,000円(終売) |
竹鶴ウイスキーシリーズは発売当時の定価と現在の市場価格に大きな差が生じています。特に終売となった年代物については、希少性の高まりにより定価の数倍から十数倍の価値を持つ投資対象としても注目される商品となっています。
現在製造が続いている竹鶴NVは定価7,000円ですが、市場では8,500円から12,000円程度で取引されており、すでに定価を上回る価値を持っています。
終売品の価格上昇は更に大きく、竹鶴12年は発売時2,450円だったものが現在20,000円以上、竹鶴17年は7,000~45,000円以上となっています。
竹鶴21年は15,000~88,000円程度、そして最高峰の竹鶴25年は70,000~300,000円以上という驚異的な価格高騰を見せています。
これらの定価と市場価格の大幅な乖離は、竹鶴ウイスキーが単なる嗜好品を超えて資産価値の高いコレクションアイテムであることを示しており、売却を検討する絶好のタイミングと言えます。
ウイスキー「竹鶴」はどこで買える?

竹鶴は市場に出回ることが少ない商品ですが、一部の店舗や通販サイトで販売されています。入荷しやすい時期や、注意点について理解していれば入手困難な竹鶴であっても購入ができます。
竹鶴を購入できる店舗やサイトは次6つです。
- ・百貨店やスーパー
- ・コンビニ
- ・ドラッグストア
- ・バラエティショップ
- ・Amazonや楽天市場
- ・メルカリやヤフオク
ポイントや注意点について、それぞれ詳しく解説していきます。
百貨店やスーパー
百貨店やスーパーでの竹鶴ウイスキーの購入は、定価での入手可能性が比較的高い選択肢の一つです。
定価購入の難易度については、百貨店とスーパーで大きく異なります。高島屋、三越、伊勢丹などの大手百貨店では、カード会員向けの抽選販売を月に1回程度実施していますが、応募者数が非常に多く、当選確率は5%未満と推定されます。
一方、イオンなどの大型スーパーでは、新規開店やリニューアル時、お歳暮やお中元シーズンに店頭に並ぶことがありますが、開店と同時に売り切れることがほとんどです。
価格については、百貨店では基本的に定価販売が原則となっているため、抽選に当選すれば確実に定価で購入できます。
スーパーでも、大手チェーンでは定価販売を維持している店舗がほとんどです。一部の独立系スーパーでは若干の価格上昇が見られる場合もありますが、それでも8,500円程度のプレミアム価格にとどまることが一般的です。
購入のコツとしては、まず百貨店のカード会員になることです。高島屋カード、三越伊勢丹カード、大丸松坂屋カードなど、各百貨店の会員制度に加入し、メルマガ登録を行うことで抽選販売の情報をいち早く入手できます。
コンビニ
現在、大手コンビニチェーンで竹鶴ウイスキーを見かけることは極めて稀になっているため、定価購入の難易度は非常に高いです。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3社では、竹鶴ピュアモルトの700ml規格を販売していますが、現在では入荷自体が不規則になっており、入荷してもわずか数時間で売り切れてしまいます。
価格については、コンビニでは基本的に定価販売が維持されています。竹鶴ピュアモルトの700mlは7,700円という価格設定が一般的で、フランチャイズ本部の価格統制により勝手な価格変更は困難な仕組みになっています。
購入のコツとしては、配送のタイミングを把握することが重要です。多くのコンビニでは火曜日から木曜日の午前中にアルコール類の納品が行われるため、この時間帯に店舗を訪問することで新商品に遭遇する可能性が高まります。
ドラッグストア
ドラッグストアでの竹鶴ウイスキーの購入は、意外な穴場として注目を集めている購入ルートで、定価購入できる可能性が比較的高いです。
ウエルシア、マツモトキヨシなどの大手チェーンでは、定期的に抽選販売を実施しています。ドラッグストアでウイスキーを購入するという発想を持たない消費者が多いため、百貨店での抽選と比較して当選の可能性が高いです。
価格については、抽選販売では必ず定価での提供です。通常販売においても過度なプレミアム価格を設定することは少なく、他の販売チャネルと比較して適正価格での販売が期待できます。
購入のコツとしては、新規開店やリニューアルオープンの店舗では、話題性作りのために希少なウイスキーを確保している可能性が高いため、開店初日から数日間は要チェックです。
バラエティショップ
バラエティショップでの竹鶴ウイスキーの定価購入は、困難かつ不安定です。
例えば、ドンキホーテでの竹鶴ピュアモルトの取り扱いは非常に限定的で、入荷時期や店舗が予測困難です。大型店舗であっても竹鶴の在庫確保は安定せず、入荷があったとしても短時間で売り切れてしまうのが実情です。
ヴィレッジヴァンガードなどのバラエティショップでの竹鶴ピュアモルトの取り扱いは非常に稀で、入荷自体がほとんどない状況です。
価格については、ドンキホーテでは基本的にメーカー希望小売価格に沿った販売が行われていますが、流通状況や供給量の変動により一部店舗で価格差が見られることもあります。
購入のコツとしては、複数店舗を定期的に巡回することです。バラエティショップでは入荷のタイミングが不規則なため、週に2~3回のペースで近隣の店舗を回ることで竹鶴ウイスキーが見つかる可能性が高まります。
Amazonや楽天市場
Amazonや楽天市場での竹鶴ウイスキーの購入は最も入手難易度が低いため、確実に手に入れたい場合にはおすすめの方法です。
竹鶴ピュアモルトは複数の出品者により販売されており、現在は在庫切れで購入できないという状況は少ないです。Amazon、楽天市場ともに検索すれば商品が見つかる可能性が高いです。
価格については、現在の竹鶴NVは市場状況では定価7,700円に対して、Amazonでは8,300~10,000円程度のプレミアム価格です。他の販売ルートでの入手難易度を考えると、若干高い程度で確実に購入できるのは大きなメリットです。
竹鶴17年などの終売品は定価の何倍もの価格で販売されているため、価格面でのメリットはありませんが、購入しやすいという点では価値があります。
安く購入するコツとしては、価格追跡ツールの活用が効果的です。Amazonでは「Keepa」や「CamelCamelCamel」といった価格履歴ツールを使用することで、過去の価格変動を把握し、適切なタイミングでの購入判断ができます。
メルカリやヤフオク
メルカリやヤフオクでの竹鶴ウイスキーの購入は、個人間取引のため注意が必要な入手方法です。
購入の難易度については、メルカリとヤフオクともに出品数が多いため購入できる機会は多いですが、定価以下での購入はまず不可能です。
メルカリでは竹鶴NVは10,000~20,000円、竹鶴17年は40,000~70,000円程度のプレミアム価格での取引が一般的です。
ヤフオクでは入札競争により価格が決定されるため、小売価格を上回る落札価格になることが多いです。過去の取引データを見ると、例えば竹鶴25年は約95,000~145,000円程度での落札事例が確認されています。
メルカリやヤフオクでの利用時は、偽物の見分け方をしっかり理解することが重要です。個人出品が中心で、偽物が混入するリスクがあるため、十分な注意が必要です。
【注意】ウイスキー「竹鶴」の偽物に注意

竹鶴は希少価値が高く、中古市場では高額で取引されることから、偽物が多く出回っています。とくに、前述したようにフリマアプリやオークションサイトでは個人が出品を行うため、偽物が出回るケースが多いとされています。
偽物のウイスキーを見分けるためには6つのポイントがあり、理解しておくことで騙されることを防げる可能性があります。偽物のウイスキーを見分けるポイントは以下のとおりです。
- ・値段
- ・キャップ
- ・ホログラムシール
- ・色味
- ・入手経路
- ・出品者の評価
「キャップ」の確認では、刻印の深さや仕上がりの精密さがポイントとなります。正規品のキャップは精密な加工が施されており、刻印の彫りが浅く均一で、継ぎ目部分も滑らかに仕上げられています。
「ホログラムシール」については、2022年2月以降に出荷された正規品には高度な印刷技術を用いた偽造防止シールが貼付されています。
「色味」による判別では、ウイスキーの液体そのものの色調と透明度を確認します。正規の竹鶴は長期間の熟成により奥行きのある豊かな黄金色で、透明度も高いです。
それぞれの詳しい解説はこちらで紹介しているので、ぜひご覧ください。
ウイスキー「竹鶴」は買取でも大人気!

竹鶴ウイスキーは現在の買取市場において最も注目される商品の一つです。終売となった年代物の竹鶴17年、21年、25年はもちろん、現行品の竹鶴NVも高価買取の対象となっています。
特に終売品については、発売当時の定価を大幅に上回る査定額が期待でき、コレクション整理や資産の現金化を検討している方にとって絶好の機会と言えます。
本物かどうかの判断だけでも信頼できる専門業者に相談してみるのも良いでしょう。ウリエルでは洋酒・古酒・国産酒の高価買取の実績があり、経験豊富な査定士が偽物を見分け、お客様の不安を解消します。
査定は完全無料でお受けし、万が一査定額にご満足いただけない場合でも、キャンセル料は一切かかりません。出張買取にも対応しているため、貴重なボトルを安全に査定に出すことができ、負担の少ない買取サービスを提供しています。
まとめ
竹鶴ウイスキーは原酒不足、朝ドラ「マッサン」の影響、国際的な評価の向上により、年代物の終売と深刻な品薄状態が続いています。
市場価格の高騰に伴い偽物の流通も深刻化しており、キャップの仕上がり、ホログラムシールの有無、液体の色味など、複数の判断基準による慎重な検証が欠かせません。
こうした状況も相まって、竹鶴ウイスキーは買取市場においても非常に高い人気を誇っており、特に終売品については発売当時の定価を大幅に上回る査定額が期待できます。
もしお手元に竹鶴ウイスキーをお持ちの方は、信頼できる専門業者への相談をおすすめします。
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