筆筒の買取相場!高く売れる筆筒の特徴や少しでも高く売るコツを解説!

筆筒は書道具のひとつとして古くから愛用されてきた道具です。
中には歴史的・芸術的価値をもつものもあり、市場では驚くほど高額で取引されるケースも見受けられます。幅広い価格帯があるため、自分の筆筒がどのくらいの価値をもつのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、筆筒の買取相場や査定時のポイント、高く売るためのコツを分かりやすく解説します。大切な筆筒を手放す前に、ぜひ最後までご覧ください。
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筆筒の買取相場

種類 | 買取相場 |
書筒(李朝陶磁器) | ~62万円 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
オークションサイトの落札相場を参照すると、一般的な筆筒から中級品では~数万円程で取引されるケースが多いです。
希少素材や人気の高い作家による作品になると、~数十万円に達することも珍しくありません。
特に中国や朝鮮半島などの古い時代の作品は、歴史的な背景や美術的価値の観点から高値で落札される傾向が強いです。
筆筒買取の際の査定ポイント

筆筒の査定で重視される主なポイントは、以下のとおりです。
- ・筆筒の種類と素材
- ・作家
- ・筆筒の保存状態
- ・希少性
- ・年代
- ・買取市場での価値
これらの6つのポイントを順番に詳しく解説していきます。
筆筒の種類と素材
筆筒の素材は、陶磁器や貴重な木材を用いたものなど多岐にわたります。中でも、細かな彫刻を施した竹製のものや、象牙を用いた筆筒は、美術品としての価値が高く、高額査定になりやすい傾向があります。
また、陶器製でも李朝時代の作品は戦国時代から日本での人気が高く、現代においても評価が高いです。筆筒の素材は、その品の装飾性・耐久性・製作技術の高さを示す指標の一つであり、査定時における重要な評価基準となります。
作家
筆筒の査定においては、誰が手がけた作品かという「作家の評価」が大きなポイントになります。
美術工芸の分野で実績をもつ作家や、展覧会などで受賞歴のある作家による作品は、市場での人気が高く、流通量も限られるため相場が上がりやすい傾向にあります。
有名作家の作品は、署名や共箱、証明書などの付属品がそろっていれば、真作性や由来の証明につながり、査定額がさらにアップすることがあります。付属品に作家名の記載がないか、ぜひチェックしてみてください。
筆筒の保存状態
筆筒の査定では、保存状態が大きな判断材料となります。
筆筒に傷や汚れ、変色などのダメージがある場合、査定額は下がってしまいます。特に塗装が剥げたり、表面に割れが生じていたりすると、美術的価値や使用価値が損なわれると判断され、査定額に大きく影響するので注意が必要です。
一方で、丁寧に保管されてきた筆筒には、素材や仕上げの美しさがそのまま残っており、経年による自然な風合いが価値として評価さやすくなります。
希少性
生産数が少ないものや、特定の地域・時代にしか存在しない筆筒は現存数が限られており、コレクターの間でも人気を集めています。
さらに、独自の彫刻技法や意匠の凝ったデザインなども希少性を高めるポイントです。たとえば、清朝時代に作られた竹製の筆筒で、動物や人物の細かい彫刻が施されたものは、その装飾の細かさが評価され、~5万円程で取引された例もあります。
古美術品として評価される筆筒は、査定にもその価値が反映される傾向にあります。
年代
筆筒の査定では、製作された年代が価値を大きく左右し、古い時代の筆筒ほど高額査定が狙いやすいです。
たとえば、清朝時代や李朝時代の作品などは、歴史的背景と当時の美術的表現が評価され、美術品としての価値を持つことがあります。特に当時の技法や意匠がよく残されているものは、コレクターや専門家の間でも注目されやすい傾向にあります。
ただし、年代が古くなるほど真贋の判断が難くなるため、専門的な知識を持つ査定士に判断してもらうことが大切です。
買取市場での価値
書道具や古美術を求めるコレクターが多い市場では、需要が高いほど取引相場も上がっていきます。人気作家や古い時代の筆筒は欲しい人が多い反面、流通数が少なければさらにプレミアが付きやすくなるといえるでしょう。
特に、中国製の古い筆筒は、以前から安定した人気があり、国内外のオークションでも~数十万円で落札される例も少なくありません。
こうした市場動向を細かくリサーチし、査定依頼時に活用することが高額買取への近道になります。
高く売れる筆筒の特徴

高額で取引される筆筒には一定の条件や特性があります。特に査定で重視されるポイントは以下のとおりです。
- ・現存数が少なく希少性が高い作品
- ・著名な作家の作品
- ・素材がいい作品
- ・保存状態のいい作品
- ・付属品がそろっている作品
これらの5つのポイントを順番に詳しく解説していきます。
現存数が少なく希少性が高い作品
筆筒の中でも生産数が極めて限られているものや、製作に高い技術力が必要なものは、美術的価値の高さからコレクターの注目度が高いです。
特に時代物で現存数が限られている作品は、市場に出回る頻度が少ないため、希少性が評価されやすい傾向にあります。
たとえば、李朝時代の陶磁製筆筒などは、戦国時代から日本で人気が高く、現在でも美術商やコレクターの間で評価が安定しています。こうした継続的な人気や評価も、査定額に反映されやすいです。
著名な作家の作品
筆筒の査定においては、作者の知名度や実績が重要な評価基準とされています。特に受賞歴のある作家や、美術史的に高い評価を受けている人物による作品は、市場でも安定した人気があります。
たとえば、明代末期に活躍した竹刻家・朱三松のような著名作人による筆筒は、なかなか市場に出回らないことからコレクターからの需要が見込まれます。
このような著名作家の作品であることを裏付ける手がかりとして、サインや落款の存在も真贋判断において重要視され、査定額に影響を与えやすいです。
素材がいい作品
筆筒の価値を左右する要素のひとつに、使用素材があります。象牙や貴重な木材、漆塗りや彫金、螺鈿などの装飾が施されたものは美術的評価が高くなりやすいです。
なかでも紫檀は木質が非常に硬く、古くから高級家具や楽器、仏具などにも使われてきました。その希少性と重厚な風合いにより、骨董市場でも安定した需要があり、紫檀で作られた筆筒がオークションで数十万円で取引された例もあります。
筆筒は、素材の希少性や細工の精巧さによって査定額が左右される点が特徴です。
保存状態のいい作品
筆筒の査定では、保存状態が重要な評価ポイントとされます。傷や塗料の剥がれ、ひび、極端な汚れが目立つ場合は、美術的価値や収集価値が下がる可能性があります。
筆筒は書道具として日常的に使用される一方で、長く保管されることも多いため、湿気や日焼けなどの影響を受けやすい点に注意が必要です。
購入当時の状態に近い状態を維持している場合は、作品の完成度や保存環境が評価され、査定結果にも反映される傾向があります。
付属品がそろっている作品
筆筒の査定では、作品本体だけでなく付属品の有無も重要な評価ポイントです。筆筒を購入した際の箱や証明書、由来を書いた書付などの付属品は、真贋や経年の証明として非常に重視されます。
特に箱や布、証明書などが破損なく保存されている場合は、作品の信頼性を高め、いっそうの高評価につながります。
これらの付属品は作家の特定や経年の証明にも役立ち、筆筒そのものの美術的・歴史的価値をより正確に伝えるための裏付けとなります。
筆筒を少しでも高く売るコツ

筆筒をできるだけ好条件で売却するために、押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- ・ホコリや汚れを拭きとる
- ・付属品をそろえる
- ・筆筒の情報を把握しておく
- ・無理に修繕しない
- ・まとめ売りする
- ・筆筒に詳しい買取業者に依頼する
- ・出張買取を利用する
ここでは、これら7つのポイントについて詳しく解説していきます。
ホコリや汚れを拭きとる
軽く汚れやホコリを落としておくだけでも、第一印象が良くなり、査定にプラスに働くことがあります。ただし、無理にこすったり強く拭いたりすると、塗装や彫刻部分を傷めるおそれがあるため要注意です。
柔らかい布や筆を使ってやさしく表面を払う程度のケアがおすすめです。あくまで美術品としての価値を落とさないように、簡易的なクリーニングにとどめるのが大切です。
日頃から湿気や直射日光を避け、ホコリがたまりにくい環境で保管してきれいな状態を保ちましょう。
付属品をそろえる
筆筒を少しでも高く売りたい場合は、購入時に付属していた箱や証明書、書付などを必ず査定時に添えて提出しましょう。
これらの付属品は作家名やブランドを保証する重要な手がかりであり、真贋のリスクを減らすことにもつながります。特に高価な筆筒ほど付属品の有無が査定額に影響しやすく、数万円の差になることも珍しくありません。
査定前には、箱や証明書、書付が残っているかなど、付属品の有無を細かく確認しておくことが大切です。
筆筒の情報を把握しておく
査定前には、購入時期や購入先、有名作家のサイン、特徴的な模様など、分かる範囲で情報を整理しておくことが大切です。
これらの情報を査定士に的確に伝えられると、作品の来歴や魅力がより正確に評価されやすくなります。特に有名作家の作品や希少性の高いデザインの場合、詳細な情報があることで、査定の信頼性を高めやすいです。
お持ちの筆筒の情報を事前にまとめておくと、査定がスムーズに進むだけでなく、納得のいく価格が提示されやすくなります。
無理に修繕しない
たとえ傷や汚れが気になっても、素人が修繕作業を行うと、塗装の剥がれや材質の変質を招き、かえって状態を損ねる恐れがあります。
特に象牙や紫檀などの高級素材や、彫刻が施された精緻な作品は、微細な加工にも専門知識が必要です。
修復が必要な場合は、美術品の修理を手がける専門工房や信頼できる業者に相談するのが賢明です。筆筒の持つ美術的・歴史的価値を保つには、安易な手入れよりも、現状を丁寧に維持することを心がけましょう。
まとめ売りする
筆筒を少しでも高く売りたい場合は、筆・硯・文鎮・墨など、ほかの書道具とまとめて査定に出すことでトータルの評価を引き上げることができます。
たとえば、著名作家の書道具一式や、保存状態の良い書道具セットは、美術品としての完成度や希少性が高まり、オークションや専門業者で高値が付くケースもあります。
複数点をまとめて依頼することで、査定士にも作品の背景や魅力が伝わりやすく、結果的に高評価へとつながることもあるのです。
筆筒に詳しい買取業者に依頼する
同じ骨董品や美術品でも、茶道具や陶磁器などとは異なり、筆筒には書道具ならではの評価基準があります。
たとえば、紫檀や象牙といった希少素材の有無や、朱三松のような著名作家の作風を見極められるかどうかが、査定額に大きく影響します。
筆筒の経験豊富な専門業者であれば、素材や作家の特徴を正しく理解し、価値を適格に評価してもらいやすいです。
高額での取引実績がある業者を選ぶことで、納得いく査定を受けられる可能性が高まります。
出張買取を利用する
出張査定は、筆筒や他の書道具を無理に持ち運ぶ必要がなく、破損リスクを軽減できることが大きなメリットです。
繊細な細工や塗装が傷つく心配がないため、作品の本来の価値を正しく評価してもらいやすくなります。
また、専門知識のある査定員がその場で素材や作家、保存状態などを丁寧に確認してくれるため、正確な評価が期待できます。近年では、出張料や手数料が無料の業者もあるため、事前に見積もりを確認して上手に利用するのがおすすめです。
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まとめ
筆筒は素材や作家、保存状態などによって大きく価値が変わります。希少性のある作品は~数十万円に届く可能性があり、高値で取引される例も増えています。
筆筒を売却する際には、まずはオークションや買取専門店のデータを参考に、相場観をつかむことから始めましょう。
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