骨董品買取2026年06月30日

絵画買取の注意点とトラブル事例|査定額がおかしい時の対処法を解説

絵画買取の注意点とトラブル事例|査定額がおかしい時の対処法を解説

近年、美術品の高騰や相続による所有絵画の増加に伴い、絵画買取サービスを利用する方が増えています。しかしその一方で、悪徳業者によるトラブルも増加しています。

高額な絵画を売却する際には、業者選びから査定、売却に至るまで細心の注意を払う必要があります。有名作家の作品で市場評価の高いものであっても、業者選びを誤れば適正価格を大幅に下回る金額になりかねません。

この記事では、絵画買取で注意したい3つのトラブル事例、絵画の高価買取を実現するための5つのコツ、絵画買取の業者を選ぶ際の8つのポイントについて解説します。

なお、買取専門店ウリエルでは、絵画の無料査定を実施中。査定をご検討の方は以下のメールや電話からお気軽にご相談ください。豊富な知識と確かな目利きを持つ査定士があなたのお品物の価値を正確に査定いたします。

絵画の買取はウリエル

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ウリエル 商品管理スペシャリスト
河合拓治

リユース業界で12年のキャリアを持ち、現在は買取ウリエルのロジスティクスセンター責任者として年間数万点に及ぶ商品の流通・管理を統括しています。リユース検定や酒類販売管理者の資格を保持し、特にダイヤモンド・ブランド品・着物の管理体制構築に精通。

現場では「複数人による多角的な検品」を徹底し、個品管理による匂い移り防止や破損対策など、商品の価値を損なわないためのオペレーションを追求しています。物流コストの最適化を通じて、お客様への還元率向上に貢献することを目指しています。
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絵画買取で注意したい3つのトラブル事例

絵画買取で注意したい2つのトラブル事例

絵画買取では、悪徳業者による様々なトラブルが発生しています。

絵画は一般的な商品と異なり、その価値を一般の方が正確に把握することが困難です。そのため、業者の言い値をそのまま受け入れてしまい、結果として本来の価値よりもはるかに安い金額で取引されてしまうケースが後を絶ちません。

被害を未然に防ぐために、以下のようなトラブルのパターンを事前に把握しておくことが重要です。

  • ・査定額の不当な低価格提示
  • ・契約内容の不備や不当な追加料金請求
  • ・強引な訪問購入

ここでは、実際に発生している代表的なトラブル事例を3つ取り上げ、その手口と対処法について詳しく解説します。

悪質業者によるトラブル事例1:査定額の不当な低価格提示

悪徳業者は、故意に低く見積もり不当に低い価格で買い取ろうとする場合があります。警察庁が公開している事例でも、査定額の不当な低価格提示が問題となっています。

例えば、本当は価値のある貴金属であるにもかかわらず「偽物(模造品)である」と嘘の説明をしたり、計量器を操作して実際よりも軽く表示させたりして、相場を大きく下回る査定額を提示して買い叩くケースが報告されています。

出典:警察庁「第1部 特集・トピックス 高齢化の進展と警察活動」

絵画の買取でも同様のトラブルが発生しています。このような不当な低価格提示の手口には、いくつかの特徴があります。

  • ・専門用語を多用して顧客を混乱させる
  • ・「市場価値が急落している」などの虚偽の情報を提供する
  • ・「本日限り」などの言葉で心理的な圧力をかける

顧客にとってわかりづらい説明であったり、十分な検討時間を与えないような姿勢であったりした場合、悪質業者である可能性が高いため注意が必要です。

悪質業者によるトラブル事例2:契約内容の不備や不当な追加料金請求

悪質業者によるトラブル事例として、契約書に不備があったり、契約後に不当な追加料金を請求されたりする場合があります。

国民生活センターが公開している事例でも、出張買取(訪問購入)における契約書面の不備や不当な料金請求が問題となっています。

出張買取では本来、特定商取引法に基づき8日間の無条件解約(クーリング・オフ)制度を明記した書面の交付が義務づけられています。

しかし不備のある契約書を交付したうえで、後からクーリングオフを申し出た消費者に対して、法律で請求が禁止されているキャンセル料や手続き手数料などの追加費用を不当に請求してくる悪質業者とのトラブルが報告されています。

出典:国民生活センター「訪問購入(訪問買い取り)のトラブルを防ぐには」

こうした事態を防ぐためには、契約書の内容を十分に理解し、不明な点があれば、質問をして確認する必要があります。契約前に、追加料金が発生する可能性について確認しておくことも重要です。

悪質な業者のトラブル事例3:強引な訪問購入(押し買い)

依頼していない品物まで強引に買い取ろうとする「押し買い」は、訪問買取で最も深刻なトラブルの一つです。

国民生活センターが公開している事例として、「お皿の買い取りを依頼したはずが、売るつもりのなかった貴金属まで強引に持ち去られた」「着物の査定を依頼したところ、数時間居座り貴金属の買取を迫られた」などのトラブルがあります。

こうしたトラブルの相談件数は年間5,000~8,000件程度となっており、絵画の買取においても押し買いの被害にあう可能性はゼロではありません。

出典:国民生活センター「不用なお皿の買い取りのはずが、大切な貴金属も強引に買い取られた!」

押し買いへの対策として最も重要なのは、事前に売却を承諾していない品物の買い取りを求める勧誘が、特定商取引法で禁止されていると知っておくことです。

当初依頼していなかった品物の売却をその場で迫られても、きっぱりと拒否し、相手に見せない、触らせない対応を徹底する必要があります。

絵画買取の査定金額(値段)がおかしいと感じた時の対処法

絵画買取の査定金額(値段)がおかしいと感じた時の対処法

絵画の査定額に違和感を覚えた場合、そのまま売却を進めてしまうと本来の価値を大幅に下回る金額での取引になるリスクがあります。


値段がおかしいかどうかを見極めるためには、複数の視点から状況を確認することが重要です。査定額への疑問をそのまま放置せず、以下のような手順で対処することで、納得のいく売却につなげることができます。

  • ・査定額の根拠を尋ねる
  • ・相見積もりを取る
  • ・「真作」の鑑定書を確認する
  • ・査定方法や店舗を見直す
  • ・契約書の内容を見直す

ここでは、査定金額に疑問を感じた際に取るべき具体的な対処法について解説します。

査定額の根拠を尋ねる

査定額の根拠を業者に直接確認することが、値段がおかしいと感じた際の第一の対処法です。

絵画の査定額は、作者の市場での評価・作品の希少性・保存状態・付属品の有無・制作年代といった複数の要素を総合的に判断して決まります。たとえば油絵であれば、キャンバスの状態やひび割れの有無、筆致の保存状態なども評価対象になります。

査定士が「なぜこの金額なのか」を具体的に説明できない場合、その業者は適切な専門知識を持っていない可能性があります

具体的な質問の例は以下の通りです。

  • ・作者の市場評価をどのように判断したか
  • ・保存状態についてどの点をマイナス評価したか
  • ・付属品の有無は査定額に反映されているか

誠実な業者であれば、顧客が納得できるまで丁寧に説明してくれます。査定額の根拠を確認することは買取を依頼する側の正当な権利であり、遠慮なく質問して問題ありません。

相見積もり(他社比較)を取る

査定額がおかしいと感じた際は、複数の業者から相見積もりを取ることが最も効果的な対処法です。複数の専門業者に査定を依頼して比較することで、市場における適正な買取相場を把握できます。

例えば東山魁夷やラッセンの作品のように、市場評価が確立している絵画であっても、業者によって査定額が数万~数十万円単位で異なるケースがあります。これは各業者の販売ルートの広さや専門知識の深さ、在庫状況によって査定基準が異なるためです。

相見積もりを取る際は、最低でも2~3社の専門業者に査定を依頼することが重要です。その際、査定額だけでなく「なぜその金額になったのか」という根拠の説明も各社から受けることで、評価基準の違いを比較できます。

北海道や沖縄など、東京都内のように専門業者が少ない地域にお住まいの場合でも、全国対応の出張買取などを活用することで複数社への査定依頼が可能です。

「真作」の鑑定書を確認する

査定額に納得できない場合、手元にある鑑定書や付属書類を改めて確認し、業者に再提示した上で査定を求めることが有効な対処法です。

鑑定書は、作品が真作であることを専門の鑑定機関や所定の鑑定人が証明する書類であり、査定士がその存在を見落としていたり確認が不十分だったりした場合に、再提示によって査定額が大幅に改善されることがあるためです。

購入時の鑑定書がない場合でも、作家のサインが入っている・共箱に作者の押印がある・著名なコレクターの所有歴が記録されているといった要素が真作の証明を補強できるケースもあります。

その他、画廊が独自に発行する「販売証明書」や、オークションハウスの「落札証明書」は、その作品がどのような経路で流通してきたかを示す来歴を補強する参考資料となり、査定額アップにつながる可能性があります。

査定方法や店舗を見直す

査定額がおかしいと感じた際は、査定方法や依頼する買取業者を見直すのも1つの方法です。査定を依頼した業者が専門知識に乏しい場合、本来の価値が査定額に反映されない可能性が高いためです。

たとえばリサイクルショップや総合買取店では、絵画専門の鑑定士が在籍していないケースがあります。その場合、東山魁夷の日本画やラッセンの版画のような市場評価の高い作品であっても、適正価格を大幅に下回る金額が提示されることがあります。

業者を見直す際の査定ポイントとしては、以下の3点を確認することが重要です。

  • ・美術品専門の鑑定士が在籍しているか
  • ・公式サイトに具体的な買取実績が掲載されているか
  • ・国内外のオークションなど多様な販売ルートを持っているか

依頼先を専門業者に変えるだけで査定額が大幅に改善されるケースは少なくないため、現在の業者に疑問を感じたら早めに見直すことが重要です。

契約書の内容を見直す

口頭での説明と契約書の記載内容が異なるケースや、不当な条件が含まれているケースがあるため、契約書は必ず細部まで確認する必要があります。署名後のトラブルを防ぐためにも、不明点は契約前に解消しておくことが大切です。

契約書で特に確認すべき項目は、主に以下の4点です。

  • ・査定額
  • ・手数料の有無
  • ・キャンセルポリシー
  • ・クーリングオフに関する記載

「査定無料」と謳っていても、買取が不成立になった際に出張費や手数料が請求される条件が記載されている場合は注意が必要です。

また、契約書にクーリングオフに関する記載がない、あるいは説明が不十分である場合、その業者は特定商取引法における書面交付義務違反に該当するため避けるべきです。

契約書の内容に不明点や不審な点がある場合は、署名を保留にした上で内容の説明を求めることが重要です。

絵画で高価買取を実現するための5つの注意点

絵画で高価買取を実現するための5つの注意点

絵画は一般的な商品とは異なり、その価値は保存状態や付属品の有無、取引時の状況など様々な要因によって大きく変動します。場合によっては数万~数十万円単位の差が生じることがあるため、事前の対策が重要です。

以下の5つのポイントを押さえておくことで、本来の価値に見合った査定額を引き出せる可能性が高まります。

  • ・絵画の保存状態をきれいにしておく
  • ・絵画に詳しい買取業者に依頼する
  • ・買取時に価格交渉をしてみる
  • ・絵画の額縁は修復に出しておく
  • ・複数の絵画買取業者に相見積もりを取る

ここでは、これら5つのコツについて詳しく解説します。

絵画の保存状態をきれいにしておく

絵画の保存状態は査定額に大きく影響するため、適切な環境で保管することが重要です。油絵であればキャンバスのひび割れ・変色・絵具の剥落、日本画であれば和紙へのシミやカビの発生が、査定額へのマイナス評価に直結します。

絵画は湿度と紫外線に特に敏感で、湿度が高い環境ではカビが発生しやすく、直射日光にさらされると色褪せや素材の劣化が進みます。

保存状態を守るための具体的な対策としては、以下の4点を守ることが基本です。

  • ・直射日光が当たらない場所に保管する
  • ・湿度を50%〜60%程度の適正範囲に保つ
  • ・UVカット機能付きの額縁やフィルムを活用する
  • ・年に2回を目安に風通しの良い場所で陰干しする

注意点として、自己判断でのクリーニングや修復は絵画を傷める可能性があり、かえって価値を下げることになりかねません。ホコリが気になる場合は、柔らかい刷毛で優しく払う程度にとどめ、それ以上の手入れは専門家に任せることが大切です。

絵画の正しい保管方法については、以下の記事でより詳しく解説していますので参考にしてください。

絵画の正しい保管方法

絵画に詳しい買取業者に依頼する

高価買取を実現するためには、専門知識を持った鑑定士が在籍している業者を選ぶことが大切です。

絵画・骨董品の鑑定士に国家資格はありませんが、内閣府認定の公益財団法人頌古会が主催する「美術品鑑定士ライセンス」検定に合格しているか、美術館での学芸員経験を持っているかなどを専門性の基準として確認すると良いです。

販売ルートの広さも重要です。信頼できる業者は、日本画・洋画・油絵など幅広いジャンルへの対応実績を持ち、国内外のオークションや美術市場への多様な販売ルートを構築しているため、高価買取につながる可能性が高くなります。

買取業者のウェブサイトで過去の買取実績や具体的な買取価格、在籍鑑定士のプロフィールが公開されているかを事前に確認した上で依頼先を選ぶことが、高価買取への近道です。

買取時に価格交渉をしてみる

提示された値段がおかしいと感じた場合は、価格交渉をしてみるのも1つの手です。絵画の買取価格は業者の裁量によって一定の幅があり、交渉の余地が存在するためです。

交渉する際には、他の業者からの見積もりなどを提示することで有利に交渉を進めることができます。最も高い査定額を提示した業者に他社の金額を伝えることで、さらなる上乗せを引き出せる場合があります。

保存状態の良さなど、価値を高める要素がある場合は積極的にアピールすることも効果的です。鑑定書・共箱・黄袋・購入時の保証書などの付属品も、交渉の際に有効な材料になります。

ただし、業者が査定額の根拠を丁寧に説明した上で提示した金額に対しては、根拠なく値上げを求めることは難しい場合があります。一方的な価格交渉はトラブルに繋がる可能性もあるため、冷静に交渉することが重要です。

絵画の額縁は修復に出しておく

額縁の状態も査定額に影響します。傷んだ額縁は作品全体の印象を損なうだけでなく、保護機能の低下により作品自体にもダメージを与える可能性があります。

注意点として、額縁の修復を検討する際は費用対効果を慎重に見極める必要があります。作品の価値や市場相場を考慮し、修復費用が買取価格の向上に見合うものかどうかを判断することが重要です。

額縁の修復を専門業者に依頼する際のポイントとして、複数の業者から見積もりを取り、修復技術と費用の両面から比較検討することが推奨されます。修復後の保証内容や修復履歴の記録など、付随するサービスの内容も判断材料となります。

見積もりの結果、修復費用が買取額の上昇分を上回る場合は、修復せずに現状のまま査定に出した方が良いです。自身での判断が難しい場合は、買取業者に査定してもらう際に、修復をした方が良いかどうか確認するのも有効な方法です。

複数の絵画買取業者に相見積もりを取る

絵画を少しでも高く売却するためには、1社だけでなく複数の業者に査定を依頼して相見積もりを取ることが必要不可欠です。

消費者庁の調べによると、店頭買取を利用した消費者の約74%が「早く売却したかったから」「面倒だったから」などの理由で相見積もりをせず売却を決めており、非常に多くの人が高価買取のチャンスを逃していることがわかります。

出典:消費者庁「買取サービスに関する実態調査報告書」

相見積もりを効果的に活用するためのポイントとして、大手の買取業者だけでなく専門性の高い中小の業者も含めることで、より幅広い視点からの評価を得ることができます

重要なのは、単に見積額を比較するだけでなく、各業者の査定ポイントを詳しく確認することです。これにより、作品の価値をより正確に把握して適切な取引先を選択することができます。

絵画買取で業者を選ぶ時に注意すべき8つのポイント

絵画買取で業者を選ぶ時に注意すべき8つのポイント

絵画は一般的な商品と異なり、その価値を正確に判断するには専門的な知識と豊富な経験が必要です。そのため、安易な業者選びは損失やトラブルに繋がる可能性があります。

信頼できる業者を見極めるためには、以下の8つのポイントを事前に確認しておくことが重要です。

  • ・見積もりや査定方法が明確かどうか
  • ・ホームページや会社の情報が開示されているかどうか
  • ・ユーザー対応が丁寧かどうか
  • ・見積もりの内容がわかりやすいかどうか
  • ・キャンセルやクーリングオフが可能かどうか
  • ・取引実績が多いかどうか
  • ・口コミ評判が良いかどうか
  • ・専門知識と査定士の資格があるかどうか

ここでは、信頼できる買取業者を見分けるための8つの重要なポイントについて詳しく解説します。

見積もりや査定方法が明確かどうか

査定方法が明確に示されている業者を選ぶことが、絵画の適正評価を受けるための基本条件です。

信頼できる業者は、査定時に「作者の市場評価」「作品の保存状態」「付属品や鑑定書の有無」「制作年代」など、査定額を構成する各要素を個別に説明します

反対に、根拠を示さずに「この金額が限界です」と繰り返すだけの業者や、他社の査定額を聞き出そうとするばかりで自社の見積書を提示しない業者は、適正な査定を行っていない可能性があります。

査定方法の透明性は公式サイトの情報からもある程度確認できます。見積もりや査定方法を明確に公開しているサイトを持つ業者は、顧客への説明責任を重視している可能性が高いといえます。

曖昧な表現や詳細な説明がない場合は、事前に査定方法を問い合わせ、納得できる回答を得ることが重要です。

ホームページや会社の情報が開示されているかどうか

信頼できる絵画買取業者は、会社概要・所在地・連絡先・代表者名などをホームページ上に公開しています。これらの情報が公開されていない場合、悪徳業者である可能性が高いです。

古物営業法に基づく許認可を取得しているかどうかの確認も重要です。中古の美術品・骨董品を売買する業者は、古物営業法に基づき都道府県の公安委員会から「古物商許可」を取得する義務があります。

この許可番号に加えて、許可を受けた「公安委員会名」や「正式な事業者名(法人名)」の3項目が、会社概要や特定商取引法に基づく表記ページなどに正しく掲載されているかどうかを、査定依頼前に必ず確認することが大切です。

その他にも、優良な買取業者のホームページでは買取実績や在籍している鑑定士のプロフィール・専門分野を公開しており、買取の流れや必要書類についても明確に記載されています。

ユーザー対応が丁寧かどうか

問い合わせへの対応が丁寧かどうかは、査定の透明性や取引後のトラブル対応にも直結します。最初の問い合わせ段階での対応姿勢は、実際の査定時の対応を反映していることが多くあります。

具体的に確認すべき対応の質としては、主に以下の3点です。

  • ・問い合わせへの返答速度
  • ・説明のわかりやすさ
  • ・質問への誠実な回答

電話やメールでの問い合わせ時に、査定の流れや手数料の有無について質問した際に明確な回答が得られない場合、実際の査定でも不明瞭な説明が繰り返される可能性があります。

優良な買取業者は、査定時には作品の価値を決定する要素について詳しく説明し、なぜその査定額になったのかを理解しやすい形で伝えてくれます。スタッフの言葉遣いや態度、約束時間の厳守なども重要な評価ポイントです。

見積もりの内容がわかりやすいかどうか

提示された見積もりの内容が、明確で分かりやすいかどうかは重要な判断材料です。

信頼できる業者は、見積価格を提示する際に作品の査定ポイントと、それらが査定額に与えた影響を分かりやすく説明してくれます

例えば現在の作家の市場評価をはじめ、保存状態の判定や鑑定書の有無による違いなど、査定額を構成する各要素について丁寧な解説があれば提示された金額の妥当性を判断できます。

反対に見積額だけを提示し、その価格に至った具体的な根拠を尋ねても明確な説明を拒む業者や、手数料の有無・キャンセルポリシーについての質問への回答を曖昧に濁す業者は注意が必要です。

査定時の口頭での説明や、事前のやり取りで得た回答内容に矛盾がないかを必ず確認することが大切です。

キャンセルやクーリングオフが可能かどうか

契約締結後のキャンセルやクーリングオフが可能かどうかは、業者に買取してもらう上で欠かせない点です。

クーリングオフ制度は特定商取引法に基づく制度で、訪問購入(出張買取)などにおいて、契約後一定期間内にクーリングオフを行うことができます。

絵画買取においてもクーリングオフ制度が適用されるケースがあるため、事前に確認しておくべきです。例えば、特定商取引法(訪問購入)に基づき、出張買取であれば原則として契約書面を受け取った日から8日間はクーリングオフできます。

出典:消費者庁「特定商取引法ガイド|訪問購入」

信頼できる業者は、クーリングオフの内容を契約書に赤枠・赤字で明記し、査定時に口頭でも説明します。「クーリングオフ不可」と謳う業者は特定商取引法に反しているため注意が必要です。

さらに査定後に「売却をやめたい」と申し出た際にキャンセル料を請求しない業者であるかどうかも、事前に公式サイトで確認しておくことが大切です。

取引実績が多いかどうか

多くの取引実績を持つ業者は、それだけ信頼性が高いといえます。

実績の公開は、業者が自社の査定力に自信を持っていることの表れです。反対に、買取実績をサイト上でほとんど公開していない業者は、実績が少ないか、あるいは公開できない理由が存在する可能性があります。

公式サイトで公開されている買取事例は、「どのような作家の」「どのような種類の作品を」「いくらで買い取ったか」が具体的に記載されているものほど信頼性が高くなります。

取引件数だけでなくジャンルの幅広さも重要です。東山魁夷の日本画やラッセンの版画など、自分が売却する作品と同一または類似したジャンルの買取実績の有無で、その業者が該当分野に精通しているかを判断できます。

取引実績が充実している業者ほど、保有する市場情報も豊富であり、適正な査定につながる可能性が高まります

口コミ評判が良いかどうか

インターネット上の口コミサイトなどで、業者の評判を確認することも重要です。業者の公式サイトに掲載されている情報だけでは、査定の透明性や担当者の対応品質など、実際の取引体験に関わる部分を判断しにくいためです。

過去の利用者による評価は、業者の実態を知るための貴重な情報源になります。特に注目すべきは、査定価格の妥当性・対応の丁寧さ・取引の透明性に関する評価です。

口コミを確認する際は、複数の口コミサイトやGoogleマップのレビューを横断的に調べることが重要です。複数のサイトで高評価を得ている業者は、顧客満足度が高く信頼できる可能性が高いといえます。

口コミを補完する情報として、業者の営業年数や運営母体の規模・事業内容なども合わせて確認することで、より正確な判断ができます。

専門知識と査定士の資格があるかどうか

絵画の価値を正確に判断するためには、専門的な知識と経験が不可欠です。そのため、買取業者に美術品の鑑定士資格を持つ人が在籍しているかを確認することが重要です。

資格を持つ鑑定士は、絵画の作者・年代・技法・状態などを正確に判断し、適切な査定額を提示できます。例えば、公益財団法人頌古会が認定する「美術品鑑定士」ライセンスの有無は、絵画の査定において信頼性の高い指標となります。

ただし、絵画・骨董品の鑑定士には国家資格が存在しないため、上記のようなライセンスや肩書きだけで判断するのは危険です。在籍鑑定士の具体的な経歴や専門ジャンル、査定実績も併せて公式サイトで確認することが大切になります。

国内外の美術市場に精通し、作家や作品の歴史的背景についても深い知識を持つ査定士がいるかどうかは、適正な査定を実現する上で重要なポイントです。

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まとめ

絵画の買取で後悔しない売却を実現するためには、査定前の準備・業者選びの基準・トラブルの回避方法を正しく理解しておくことが重要です。

査定額は業者の専門性や販売ルートの広さによって大きく変わるため、複数の業者に相見積もりを取ることが適正価格を把握する上で欠かせません。

買取専門店ウリエルは、査定士の専門知識と豊富な経験を活かした正確な査定で適正価格での取引を実現しており、多くの顧客から高い評価を得ています。

特に日本画や洋画、油絵など幅広いジャンルの絵画に精通しており、作家の特徴や市場価値を熟知した査定が好評です。

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