絵画の正しい8つの処分方法!注意点や損せず処分する方法も解説!

絵画の処分にはさまざまな選択肢がありますが、費用だけでなく思わぬ価値を見落としてしまうこともあるため、慎重な判断が必要です。
大きさや素材によってゴミとして出すかどうかも自治体のルールで変わってきます。他の方法としては、寄付や寄贈、専門業者への買取依頼などがあり、それぞれのメリット・デメリットを把握することが大切です。
この記事では、絵画を処分する際に知っておきたいポイントを総合的に解説します。捨てるだけでなく、有効活用できる方法から注意したい法的手続きまで、初心者にもわかりやすい言葉でご説明します。
なお、累計買取実績数300万点超えのウリエルでは、絵画の無料査定を実施中。査定をご検討の方は以下のメールや電話からお気軽にご相談ください。豊富な知識と確かな目利きを持つ査定士があなたのお品物の価値を正確に査定いたします。
絵画の正しい8つの処分方法

思い出や価値がある絵画を手放すときは、さまざまな方法を知っておくことで後悔のない選択ができます。自治体のゴミ回収だけに頼らず、別の活用先や売却も検討すると良いです。
絵画の処分方法には、以下の8つの方法があります。
- ・ごみとして捨てる
- ・公共施設やNPO法人などに寄付する
- ・美術館・博物館・資料館に寄贈する
- ・友人・知人に贈る
- ・不用品回収業者に依頼する
- ・フリマアプリやネットオークションで販売する
- ・リサイクルショップに持ち込む
- ・買取業者に依頼する
ここでは、絵画の正しい8つの処分方法について詳しく解説します。
ごみとして捨てる
最も手軽な方法は、自治体のルールに従って一般ゴミや大型ゴミとして処分することです。
小型の絵画であれば、多くの自治体で燃えるごみとして処分できます。絵画の支持体となる紙やキャンバス、木製パネルは可燃物に分類されるためです。額縁に入っていない状態で、ごみ袋に収まるサイズであれば、燃えるごみの日に出すことができます。
しかし、素材や大きさによって分別が必要であり、油絵のキャンバスや額縁は通常の燃えるゴミとは別で出さなければならない場合があります。
粗大ごみとして処分するケースもあります。多くの自治体では「一辺(または最大辺)が30 cm以上」といったサイズを目安として粗大ごみに分類しているケースが多いため、地域の具体的な基準を事前に確認しておくのが安心です。
必ず事前に自治体のホームページやガイドラインを確認し、分別方法を守って処分することが重要です。
公共施設やNPO法人などに寄付する
学校や福祉施設、NPO法人などで飾りとして活用してもらえることがあります。特にアート活動を行っている団体や、日常空間を彩りたい公共施設は絵画の寄付を歓迎するケースが多いです。
寄付先のテーマや必要としている作品のジャンルを事前に確認し、受け入れ可能かどうか連絡を取っておくとスムーズです。
寄付をする際の手順は、まずインターネットで受付している施設や団体を探します。多くの施設では公式サイトで寄付の受付情報を掲載しています。
受付を見つけたら、必ず事前に問い合わせを行うことが重要です。いきなり持ち込んだり送付したりすると、受け取りを断られる可能性があります。
地域の社会福祉協議会に相談する方法もあります。社会福祉協議会は地域の福祉施設と連携しているため、寄付の相談に乗ってくれる場合があります。
美術館・博物館・資料館に寄贈する
作品の歴史的価値やテーマが美術館の収蔵方針と合致すれば、寄贈先として検討できます。公的機関だけでなく、小規模のギャラリーや特定分野の資料館も選択肢に含まれます。
ただし、相手先は収蔵スペースや展示方針の関係で寄贈を断る場合もあるため、事前に作品の写真や経歴を伝えて相談することが重要です。
寄贈を検討する際は、まず作品の作家や制作年代、来歴などの情報を整理します。鑑定書や購入時の資料があれば、それらも準備しておきます。次に、作品の内容や作家に関連する美術館や博物館を調査します。
美術館への問い合わせは、まず公式サイトで寄贈に関する情報を確認します。多くの美術館では、寄贈に関するページや問い合わせ先を用意しています。メールや電話で問い合わせる際は、作品の詳細情報と写真を送付し、寄贈の意思を伝えます。
友人・知人に贈る
趣味や好みが合う人であれば、直接渡すことで喜んでもらえる可能性があります。思い入れのある絵画も、親しい相手なら安心して引き取ってもらえますし、それをきっかけに会話の幅が広がることもあります。
ただし、大型の絵は持ち運びに手間がかかるため、その点は事前に相談しておくとスムーズに引き渡せます。
高価な絵画を贈る場合は、贈与税の問題も考慮する必要があります。年間110万円を超える財産の贈与には贈与税が課税されるため、作品の価値によっては税金の負担が発生します。
特に著名な作家の作品を贈る場合は、事前に税理士に相談した方が良いです。
終活として絵画を生前贈与する場合は、相手が美術品に関心を持っていない可能性も考慮すべきです。相手が作品の価値を理解していない場合、適切に管理されなかったり、安易に処分されてしまったりすることもあります。
不用品回収業者に依頼する
家具や家電などと合わせてまとめて処分できる点がメリットです。特に引っ越しや大掃除などで一度に大量の不用品が出る場合、まとめて回収してもらうことで手間が削減できます。
ただし、処分費用が発生することもあるため、費用対効果を踏まえて選ぶとよいです。
回収業者の料金体系は、主に2つのパターンがあります。1つは品目ごとに料金が設定されているパターンで、絵画1点につきいくらという形で計算されます。
もう1つはトラック積み放題プランで、軽トラックや2トントラック1台分の料金が設定され、その範囲内であれば何点でも回収してもらえます。大量の不用品がある場合は、積み放題プランのほうがお得になることが多いです。
料金は業者やサービス内容によって大きく異なりますが、絵画1点のみの回収であれば3,000~10,000円程度が費用相場です。
フリマアプリやネットオークションで販売する
独自の説明文や写真を掲載し、自由に価格を設定できるのが魅力です。人気のフリマアプリやオークションサイトには多くの人がアクセスするので、需要のある作品であれば思わぬ高値がつくこともあります。
出品する際の手順として、まず作品の写真を撮影します。絵画全体が写るよう、明るい場所で正面から撮影します。額縁の細部や署名部分など、購入者が気になる箇所も別途撮影しておくと良いです。
次に商品説明文を作成します。サイズ、技法、作家名、入手経路、状態などを詳しく記載します。正直に状態を伝えることで、トラブルを防げます。価格設定は、同じようなジャンルや作家の作品がいくらで取引されているか調べてから決めます。
ただし、発送時の梱包やトラブル対応などの手間がかかるため、出品前に梱包方法や配送料を考慮しておくことが重要です。
リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップへ直接持ち込むと、その場で査定および引き取りをしてもらえます。特にヴィンテージ品やアンティーク作品を扱う店舗であれば、時代や作者の背景も考慮して査定を行うことが期待できます。
ただし、お店によって専門外の場合は買取がつかなかったり、低い金額を提示されたりすることもあるため、店舗選びは慎重に行う必要があります。
店舗を選ぶ際は、絵画の買取実績がある店舗を優先します。店舗の公式サイトやSNSで、過去に絵画を買い取った実績があるか確認します。
注意点として、リサイクルショップでは絵画に関する専門知識を持ったスタッフが少ないことがあります。そのため、本来価値のある作品でも適正な価格がつかない可能性があります。
有名作家の作品や、高価な絵画の場合は、専門の買取業者に依頼したほうが高値で売れることが多いです。
買取業者に依頼する
専門知識や鑑定眼を持つ買取業者であれば、適正な価格で査定してもらえる可能性が高いです。特に有名作家のサインがある作品や、由緒ある画廊で入手した作品には高額査定がつくことも珍しくありません。
数社に見積もり依頼して比較検討し、納得できる価格とサービスを提供してもらえる業者を選ぶと安心です。
多くの買取業者では出張買取サービスを行っているため、自宅にいながらでも売約することが可能です。
出張買取を利用する際の流れは、まず電話やメールで問い合わせます。作品の作家名、サイズ、状態、入手経路などを伝えます。日時を調整し、査定士が自宅を訪問します。
作品を確認してもらい、その場で買取価格を提示されます。金額に納得できれば契約を結び、現金またはその場で振込にて支払いを受けます。金額に納得できない場合は、キャンセルすることも可能です。
絵画の処分をする前に知っておきたい5つの注意点

処分の選択肢が複数ある場合は、その都度のメリットとデメリットをチェックします。たとえば、ゴミとして捨てるなら簡単ですが、後から価値があるとわかって後悔する例もあります。
誤った判断から後悔しないために事前に意識しておくべきポイントは以下の通りです。
- ・自己判断で「価値がない」と決めつけない
- ・相続・遺品の場合は独断で処分しない
- ・特に相続品の場合は法的な所有者をはっきりさせる
- ・ゴミとして処分する際は必ず自治体のルールを確認する
- ・寄付・寄贈は事前確認が必須
ここでは、絵画の処分をする前に知っておきたい5つの注意点について詳しく解説します。
自己判断で「価値がない」と決めつけない
一見無名の作家の作品や古いだけの絵画であっても、市場価値がつく場合があります。特に油絵や日本画は制作技法や額縁自体が高値になるケースもあるため、専門の買取業者や美術鑑定人に一度見てもらうと安心です。
絵画の価値は、作家の知名度だけでなく、制作年代、技法、保存状態、希少性、歴史的背景など、多くの要素から総合的に判断されます。これらの要素を正確に評価するには、美術史の知識や市場動向の把握、鑑定の経験が必要となります。
署名やサインにも注意が必要です。絵画の隅に小さく書かれた署名が、実は著名な作家のものだったという例もあります。また、裏面に作家の情報や制作年代が記載されていることもあるため、見落とさないよう確認が重要です。
査定料無料の業者も多く存在するため、複数の業者に相談することで、作品の適正な価値を知ることができます。
相続・遺品の場合は独断で処分しない
家族が関係する相続品を勝手に処分してしまうと、後にトラブルや争いになることがあります。共同相続人の了承を得る、もしくは専門家を交えて所有権と価値をきちんと確認することが重要です。
相続と遺品整理に詳しい「行政書士スター相続相談所」では、次のように注意喚起しています。
「財産的価値のあるものは、相続財産として計上する必要があるため相続人が独断で処分をすることは禁物です。」
行政書士スター相談所
ここから分かる重要なポイントは、「絵画=遺品の処分は、相続人以外が勝手に行ってはいけない」「相続人の中でも、誰か一人の独断で動くのはNG」という2点です。
特に絵画や美術品は、素人目には価値が分かりにくく、後から「実は高額な作品だった」と判明するケースも珍しくありません。
もし一人の判断でリサイクルショップに出してしまったり、処分業者にまとめて引き渡したりすると、他の相続人から「勝手に財産を減らした」と責められる可能性があります。
特に相続品の場合は法的な所有者をはっきりさせる
相続財産としての絵画を処分する際には、法的な所有者を明確にしてから手続きを進める必要があります。
相続法に詳しい「弁護士法人 心」によると、相続開始直後の財産は次のように扱われます。
「遺産分割前の相続財産は、原則として相続人全員の共有となるので、相続財産を処分するには、相続人全員の同意が必要です。」
つまり、遺産分割協議が終わるまでは、絵画を含むあらゆる相続財産は「誰か一人のもの」ではなく、「相続人全員の共有物」という扱いです。
そのため、「長男が生前から管理していたから」「同居していた家族が片づけた方が早いから」といった理由で、特定の相続人が単独で売却・処分してしまうと、他の相続人との間で所有権や代金の分配をめぐる争いになりやすくなります。
所有者が明確になるまでは、絵画の処分を保留し、適切な保管を続けることが大切です。
ゴミとして処分する際は必ず自治体のルールを確認する
絵画をゴミとして処分する場合は、お住まいの自治体が定める分別ルールや処分方法を事前に確認することが必要です。誤った分別方法でゴミを出すと、回収されないだけでなく、不法投棄とみなされて罰則が科される可能性もあります。
確認すべき主なポイントは、サイズの基準です。多くの自治体では、一辺の長さが30cm以上、50cm以上、60cm以上など、それぞれ異なる基準で粗大ごみを定義しています。
額縁の素材による分別も重要で、木製なのか金属製なのかで分類が変わることがあるため、事前に必ず確認するべきです。大きさが指定を超えると大型ゴミ扱いになることもあるので、回収申し込みやシールの購入が必要なケースもあります。
分別や処分方法で不明な点があれば、自治体の廃棄物担当課に直接問い合わせると良いです。
寄付・寄贈は事前確認が必須
施設や団体が受け取れる分野やスペースに限りがあります。いきなり作品を送るのではなく、写真や詳細を送って相手の受け入れ態勢をチェックします。特に美術館や博物館の場合、テーマと合わないと断られることもあるので注意が必要です。
事前確認の方法として、まず施設の公式サイトで寄付に関する情報を探します。寄付の受付ページがある場合は、そこに記載されている条件や手続き方法を確認します。
受付ページが見つからない場合や、詳細が不明な場合は、電話やメールで直接問い合わせます。
問い合わせの際には、絵画の詳細情報を伝えます。作家名、作品名、サイズ、技法、制作年代、状態などを具体的に説明します。作家が不明な場合でも、わかる範囲での情報を伝えます。
写真を添付して送ることで、施設側がより正確な判断をしやすくなります。額縁の有無や、付属品の情報も伝えておくと良いです。
絵画をお得に処分するなら「買取」が最適な4つの理由

近年、絵画市場は国内だけでなく海外のコレクターからも注目を集めています。価値があるか判断しづらい絵画でも、専門の買取サービスを利用して査定してもらうと思わぬ好結果が得られる場合があります。
絵画の処分に買取が最適な理由は以下の4つです。
- ・処分費用が掛からずお金が入ってくる
- ・絵画の本当の価値がわかる
- ・面倒な分別・解体・搬出の手間が一切かからない
- ・環境にやさしい
ここでは、買取を利用する4つの利点を解説します。
処分費用が掛からずお金が入ってくる
ゴミとして処分する場合、大型の額縁やキャンバスには回収料金がかかることがあります。粗大ごみ扱いだと、手数料として200円~2,000円程度の費用が発生します。不用品回収業者に依頼すれば、さらに高額な処分費用がかかります。
一方、買取を選べば逆に収入となるので、費用面での負担が大きく軽減されます。価値がないと思い込んでいる作品でも、専門家にとっては特徴的な題材として評価されることもあるのです。
処分費用を節約できるだけでなく、収入を得られることで、その資金を他の用途に充てられます。
査定は無料で行っている業者がほとんどです。査定の結果、買取価格に納得できなければキャンセルすることも可能です。リスクなしで作品の価値を知ることができ、納得した場合のみ売却できるため、査定を試してみる価値はあります。
絵画の本当の価値がわかる
独自の技法や希少な画材を用いた作品は、専門家の査定によって意外な高値がつくことがあります。素人判断では見落としがちな細部にも目が行き届くため、正しい市場価格を把握するうえでも買取は有益な手段です。
鑑定書や証明書がない作品でも、査定士は作風や技法、署名などから作家を特定できる場合があります。長年家に飾られていた絵画が、実は著名な作家の作品だったという例も実際に存在します。
複数の業者に査定を依頼することで、より客観的な価値判断ができます。業者によって得意分野や販売ルートが異なるため、同じ作品でも査定額に差が出ることがあります。
3社程度に査定を依頼し、それぞれの評価を比較することで、作品の適正価格の範囲が見えてきます。査定額が大きく異なる場合は、その理由を聞くことで、作品についてより深い理解が得られます。
面倒な分別・解体・搬出の手間が一切かからない
額縁の取り外しや作品の梱包、搬出などの作業は意外と労力がかかります。
まず、絵画をゴミとして処分する場合は、額縁の素材ごとに分別する作業が必要です。木製、金属製、ガラス製、プラスチック製など、複数の素材が使われている額縁を分解するのは骨が折れます。
さらに、粗大ごみサイズの場合は指定場所まで運び出す必要もあります。こうした手間はすべて自分で行わなければなりません。
買取業者に依頼すれば、スタッフが作品の状態をチェックしつつ運び出してくれるところもあり、自分で行う手間が大幅に削減できます。
査定額に納得して買取が成立すれば、そのまま持ち帰ってもらえるため、梱包や運搬の心配は一切不要です。重たい作品や大きな作品でも、専門スタッフが適切に扱ってくれるため安心です。
環境にやさしい
再利用可能な絵画をゴミとして焼却処分してしまうと、資源が無駄になります。焼却処分の過程でCO2が発生し、地球温暖化の一因となります。また、額縁に使われている木材や金属などの資源も、再利用されることなく失われてしまいます。
絵画を買い取った業者は、その作品を再販売します。新しい持ち主のもとで作品が大切に扱われることになります。このように、買取を通じて新たな持ち主に渡ることで、作品の再活用が実現し、環境負荷の軽減にもつながります。
環境負荷の低減は、自分自身の満足感にもつながります。単に不要品を処分するのではなく、環境保護に貢献しているという実感が得られることで、より前向きな気持ちで処分を完了できます。
絵画の処分でよくある質問

手放したい絵画が複数ある場合、それぞれの特徴に合わせた処分方法を検討するとよいです。作品の状態や額縁の素材によっては、同じ方法でも費用や手間が変わるため、事前に把握しておくことが大切です。
実際に処分する段階で迷いがちな点や、よく寄せられる質問をまとめました。
- ・価値のない絵画はどうやって捨てるのが一番簡単ですか?
- ・額縁に入ったまま捨てられますか
- ・自分で描いた絵はどう処分すればいいですか?
- ・油絵のキャンバスの処分方法を教えてください
ここでは、絵画の処分でよくある質問にお答えします。
価値のない絵画はどうやって捨てるのが一番簡単ですか?
通常は自治体の回収日や分別ルールに従って処分するのが最も簡単です。大きさや素材でゴミの種類が変わるので、事前に自治体の情報を調べて、燃えるごみなのか大型ごみなのかを判断することが重要です。
燃えるごみとして出す前の準備として、額縁を外す作業が必要です。額縁の素材によって分別方法が異なるためです。
木製の額縁であれば燃えるごみとして一緒に出せますが、金属製やガラス製の額縁は不燃ごみに分類されます。ドライバーやペンチを使って丁寧に分解し、それぞれ適切に分別します。
ただし、本当に価値がないかどうかは、一度専門家に確認した方が良いです。素人目には価値がないように見えても、実際には買取可能な作品である場合があります。
無料査定を行っている買取業者も多いため、捨てる前に一度相談してみる価値はあります。
額縁に入ったまま捨てられますか?
額縁に入ったまま絵画を捨てることは、サイズや自治体のルールによって可能な場合と不可能な場合があります。
小さな額縁付き絵画で、全体のサイズが自治体の通常ごみの基準内であれば、そのまま捨てられる可能性があります。ただし、額縁の素材によって分別が必要になる場合もあるため、注意が必要です。
木製の額縁であれば、絵画と一緒に燃えるごみとして出せる自治体が多いです。しかし、金属製やガラス製の部品が含まれている場合は、分別を求められることがあります。
粗大ごみとして出す場合は、額縁に入ったまま処分できることが一般的です。自治体の粗大ごみ回収では、品目を「額縁」や「絵画」として申し込めば、そのままの状態で回収してもらえます。
ただし、自治体によっては粗大ごみでも分解が必要な場合もあるため、事前に確認した方が良いです。
自分で描いた絵はどう処分すればいいですか?
自ら描いた作品には思い入れが強いこともあり、そのまま廃棄するのは躊躇する方も少なくありません。同時に趣味性が高い作品は市場価値がつきにくいことも多いですが、写真としてデータを残す、もしくは寄付先を探してみるのも選択肢の一つです。
趣味で描いた絵画であればゴミとして処分することが最も一般的ですが、フリマアプリやネットオークションで販売する方法もあります。
自作の絵画でも、好みに合う人がいれば購入してもらえる可能性があります。特に風景画や動物の絵、インテリアとして飾りやすいサイズの作品は需要があります。
自分の作品を売却したい場合は、無名作家の絵画買取について詳しく解説している以下の記事も参考にしてください。無名作家であっても買取可能なケースや、査定のポイントについて詳しく知ることができます。
無名画家の絵画を売ることはできる?売却方法と高値で売るコツを解説
油絵のキャンバスの処分方法を教えてください
キャンバス自体は木製の木枠に布を張ったものなので、可燃物として処理できます。小さなサイズであれば燃えるごみとして、大きなサイズであれば粗大ごみとして自治体の回収に出せます。
ただし、油絵具が塗られている状態のキャンバスを処分する際は、特別な注意が必要です。油絵具に含まれる乾性油は、酸化して固まる際に熱を発します。
そのため、絵具を拭き取った布や紙、未乾燥のキャンバスなどをそのままゴミ袋にまとめて捨てると、熱がこもり自然発火する危険性があります。
処分する際は、完全に乾燥していることを確認するか、水に十分に湿らせてからビニール袋などに入れて密封し、自治体のルールに従って処分します。
自治体によっては油絵具が付着したものの処分方法が個別に定められている場合があるため、必ず事前に確認が必要です。
絵画の高価買取はウリエルにお任せください

専門知識を備えた鑑定士による正確な査定で、高価買取を実現いたします。大切な作品を納得のいく形で手放すために、ぜひご相談ください。
ウリエルでは、絵画の制作背景や技法だけでなく、額縁や保存状態も含めて総合的に査定を行います。豊富な買取実績があり、遠方からも安心して査定依頼が可能です。
初めて売却をご検討の方も、スタッフが丁寧にサポートいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
大切に保管してきた絵画を手放す際は、適切な手順を踏むことでより満足できる結果につながります。
単に捨てるだけではなく、専門家の力を借りて買取査定を依頼したり、公共施設や知人へ譲ったりするなどの選択肢を考えることで、作品の新たな価値が見つかる可能性があります。
ウリエルでは、絵画の買取に精通した査定士が、お客様の大切な作品を丁寧に査定いたします。出張買取にも対応しており、査定料や出張費は無料です。まずはお気軽にご相談ください。
2つの買取方法

