ブランド品が本物か調べる方法!偽物の特徴と買取に出す際の注意点をプロが解説!

ブランド品を購入したものの、「これって本物かな?」と不安に思ったことはありませんか?
近年、「N級品」「スーパーコピー」と呼ばれるような、見た目がそっくりでも実は精巧な偽物だったというケースは少なくありません。
しかし、本物かどうかを見極めずに取引すると、経済的な損失や法的リスクを招く恐れもあります。
そこで今回の記事では、ブランド品が本物かどうか調べる方法をわかりやすく解説します。
ロゴや素材、縫製などの基本的な確認方法から、ブランド別の見分け方、そしてプロ鑑定の活用方法まで解説します。安心してブランド品を楽しむため、チェックしておきましょう。
なお、累計買取実績数300万点超えのウリエルでは、ブランド品の無料査定を実施中。査定をご検討の方は以下のメールや電話からお気軽にご相談ください。豊富な知識と確かな目利きを持つ査定士があなたのお品物の価値を正確に査定いたします。
目次
ブランド品が本物かどうか調べる方法

ブランド品が本物かどうか調べるためには、一つのポイントだけでなく、複数の要素を総合的に見て判断することが重要です。
プロの鑑定士は、以下7つのポイントを確認しています。
- ・ロゴ・刻印・フォントの確認
- ・素材の質感や品質の確認
- ・縫製と仕上げの丁寧さを確認
- ・付属品の有無の確認
- ・デザインと構造の一貫性を確認
- ・価格が定価から離れていないかの確認
- ・ブランド品に詳しい査定士による鑑定
特に偽物が多く流通しているブランドやアイテムの場合、入念なチェックが求められます。
コピー商品のレベルもさまざまで、見た目は本物そっくりでも十分な注意が必要です。
以下、詳しくチェックすべきポイントを解説していきます。
ロゴ・刻印・フォントの確認
ブランドごとの差が顕著に表れるのがロゴや刻印のフォントです。本物のロゴは、文字の太さや間隔、フォントが精密にデザインされています。
偽物は、正規品と見比べてこの部分が微妙に違っていたり、刻印が浅く不鮮明だったりすることが多いです。刻印の位置が本物と異なる、あるいは不自然にきれいに仕上がっている、塗料がはみ出ている、というケースは、偽物の可能性が高まります。
また、ロゴが金具部分に刻印されている場合、刻印の深さやエッジの整い方もポイントです。浅くかすれたように見えたり、ラインが歪んでいるとコピー品の可能性が高まります。慣れてくると、フォントの細部だけでも見分けがつくケースもあります。
なお、多くのブランド品はロゴがプリントされているだけでなく、ロゴ部分にくぼみ(掘り)があります。目で見るだけでなく、触って確認することも重要です。
素材の質感や品質の確認
本物のブランド品は、厳選された高品質な素材を使用しており、手にしたときの質感や光沢、重さに高級感が感じられます。
革製品であれば、触るときの柔らかさや独特のシボ感などがポイントになります。メタルパーツの場合は錆びにくく、塗装の剥がれも少ないのが特徴です。
偽物はコストを抑えるために安価な素材を使うため、見た目は似ていても、触れたときの感触や細部の質感に粗が出てきます。
特に革製品は、なめらかで柔らかい手触りかどうか、革特有の自然な匂いがするか(偽物は化学的な接着剤の匂いが強い場合がある)、10倍のルーペで見たときに本革特有の毛穴が見えるか、などがポイントになります。
金属製品についてはメッキにムラがなく、角の処理が滑らかかどうかが重要です。
縫製と仕上げの丁寧さを確認
高級ブランド品は、細部のステッチ(縫い目)に至るまで一切の妥協を許しません。
本物の場合、糸の太さや縫い目の間隔が驚くほど均一で、真っ直ぐに縫われています。ほつれや乱れ、曲がりがほとんどありません。
特にバッグの角やハンドルの付け根など、力のかかる部分は頑丈かつ丁寧に仕上げられています。
偽物の中には極端に縫製が雑なものだけでなく、そこそこ上手く縫ってあるものも存在します。しかしルーペなどで見れば、ステッチの太さや縫い目の密度にムラが確認できることが多いです。
また、バッグの内部やポケットの中など、見えない部分の縫製も丁寧かどうかもチェックしましょう。偽物は外側だけ綺麗で、内側の処理が雑なことが多いです。
付属品の有無
ギャランティーカードや専用保存袋、箱など、購入時に付属するものも真贋を見極める手掛かりになります。
ただし、「付属品があるから本物」と思うのは危険です。偽物は付属品も精巧に偽造されているため、付属品自体の品質もしっかりチェックしましょう。
偽物の場合、付属品自体が粗雑だったり、印字されている文字がぼやけていることがあります。
特に箱や保存袋のロゴが斜めになっている、色が薄い、紙の質感や色の鮮やかさが違う、印刷の精度が悪いといった差異があります。
付属品が粗雑な作りである場合は、本体も偽物である可能性を疑いましょう。
デザインと構造が一貫しているかどうかの確認
一見するとよく似ている偽物も、細部のデザインや構造が本物と異なることがあります。
ブランド品は、デザイン性だけでなく機能性も計算し尽くされています。公式サイトの商品写真と見比べて、細かな違いがないか確認しましょう。
特にファスナーやビスの形状や開閉時の感触、ポケットの数や配置や大きさ、ハンドルとバッグ本体の取り付け位置の正確さなどをチェックしましょう。公式サイトや正規品を参考にして、実物との違いがあれば、偽物の可能性があります。
複雑なデザインであればあるほど、コピー品では再現が難しくなります。見た目の第一印象だけで判断しないように気を付けてください。
価格が定価から離れていないかどうかの確認
新品・中古品を問わず、マーケット相場とかけ離れた安すぎる商品には要注意です。
「限定セール」「アウトレットからの放出品」といった魅力的な言葉に惑わされてはいけません。人気ブランドの価値は中古市場でも安定しており、不自然なほど安い価格には、偽物であるなどの裏がある可能性が高いです。
特にオークションサイトやフリマアプリでは、極端に安い商品が出品されることがあります。安い値段の裏には必ず理由があるので、その説明や根拠があいまいなら偽物を疑いましょう。
事前に正規店の価格や中古市場の相場を調べておくのが大事です。
ブランド品に詳しい査定士による鑑定
ブランド品が本物かどうか調べるには専門的な知識と経験が必要です。
自信がない場合は専門家や鑑定士に助言を求めるのが確実でしょう。専門家は、定番のチェックポイントだけでなく、ブランドならではのシークレットマークや金具の特徴など、細部まで把握しています。
また、生産時期や出回っているコピー品のタイプにも精通していることが多いです。
信頼できる査定士に鑑定書を発行してもらうことで、将来的な売買時にも安心感が高まります。
なぜブランド品が本物かどうか調べないといけない?

「自分用だし、少し安く買えるなら偽物でもいいのでは…」と考える人もいるかもしれませんが、偽物のブランド品に関わることは、大きなリスクを伴います。
主に、以下の4つのリスクが挙げられます。
- ・知らないうちに犯罪に加担してしまう「法的なリスク」
- ・資産価値がゼロになる「経済的な損失」
- ・騙されたという「精神的苦痛」
- ・社会に目を向けたときの「ブランド価値の毀損」
それぞれのリスクについて、順番に解説します。
法的なリスク
ブランド品の偽物を購入・所持するだけでは違法ではありませんが、偽物と知りながら転売すると法的リスクが発生します。
偽物(コピー商品)の販売や譲渡は、商標法、意匠法、著作権法などの法律で禁止されている違法行為です。悪質な場合、懲役10年以下、罰金1000万円以下の刑罰が科される可能性があります。
インターネット経由での取引も例外ではありません。
経済的な損失
高額な金額を支払って手に入れたブランドアイテムが偽物だった場合、その資産価値はほぼゼロになります。
売却するにも買い手がつかず、そして偽物と判明しても返金ができず、泣き寝入りするしかないケースも珍しくありません。
また、偽物は素材や作りが粗悪なため、すぐに壊れてしまったり、綻びが出たりするのが通常です。結局、安物買いの銭失いになってしまうことを考えると、本物かどうかを事前にしっかり調べておくのが重要です。
精神的苦痛
偽物だと知ったときの「騙された」というショックは、非常に大きいものです。
お金を損したという悲しみに加え、欲しいと思っていた憧れのアイテムに愛着を持てなくなる悲しみもあります。精神的ストレスが蓄積すると、ブランド品を見るたびに嫌な記憶を呼び起こすこともあります。
特に、大切な人へのプレゼントが偽ブランド品だった場合、相手も自分も深く傷つくことになります。
ブランド品を持つ喜びや満足感は、そのアイテムが本物であるという信頼の上に成り立っているのです。
ブランド価値の毀損
偽物が多く出回ると、そのブランド全体の信用力が落ちるリスクがあります。
ブランドというのは長年の歴史や品質管理、デザインへのこだわりが積み重なって形成されます。コピー品が大量に流通することで、市場全体のブランド力が低下してしまうのは深刻な問題です。
広い視野で考えると、私たち消費者が本物を見極め、本物を支持する行動をとることが、ブランドの価値と文化を守っていくことにつながります。
【ブランド別】アイテムが本物かどうか調べる方法

ブランドによって注目すべきポイントは微妙に異なります。ここでは各ブランドの代表的な偽物チェック方法を紹介します。
今回紹介するのは、以下7ブランドです。
- ・セリーヌ
- ・クロエ
- ・バレンシアガ
- ・ティファニー
- ・ディオール
- ・コーチ
- ・シャネル
- ・ルイヴィトン
- ・プラダ
7つの人気ブランドごとに、特徴的な確認ポイントを簡単に解説します。
セリーヌ
セリーヌの偽物は、ロゴのフォントと金具の作りで判別できることが多いです。特に「CELINE」の「E」の真ん中の横線が短いのが正規品の特徴です。ブランド名のフォントやエッジの処理に注目してください。
革の質も非常に滑らかで、縫製のステッチ幅が美しく均一に保たれています。
バッグ内側のタグのフォントや取り付け位置も重要なチェックポイントです。公式モデルの内タグと比べて位置がずれていたり、フォントが異なる場合は疑わしいと考えられます。
なお、セリーヌ製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
セリーヌの正しい偽物の見分け方は?8種類の違いをプロが徹底解説!
クロエ
クロエは特に金具部分のロゴや縫い目の美しさに定評があります。金具に刻印されているロゴが鮮明かつ平行に打たれているかを確かめましょう。
革の質感も柔らかく上質で、安価な合皮に見られるような不自然なテカリはありません。縫い目の終わりに糸の飛び出しがなく、丁寧に処理されているかも偽物を見分けるポイントになります。
なお、クロエ製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
クロエの偽物の見分け方は?5種類の違いをプロが徹底解説!
バレンシアガ
バレンシアガのレザーバッグは、くたっとした独特のシワ感(クラック加工)が特徴です。表面に小さく均一なシボがあるか確認してみましょう。
タグの刻印はブランド名や生産国がはっきりと表示されるのが本物です。
文字がぼやけている、文字間隔が乱れている場合、また、金具部分が軽い、メッキが剥がれやすいといった症状がある場合は偽物を疑いましょう。
なお、バレンシアガ製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
バレンシアガの偽物の見分け方!6つの違いをプロが解説!
ティファニー
ティファニーのシルバージュエリーは、ブランド名や素材を示す刻印の精密さが真贋を見極める鍵となります。文字がはっきりしているか、フォントは正しいかを確認しましょう。
また、本物は仕上げが非常に美しく、触れたときにエッジが滑らかです。
さらに、付属するボックスや保存袋の「ティファニーブルー」と呼ばれる独特の色合いが、正規品と一致しているかも重要です。
色合いが微妙に違ったり、縫製が甘い場合はコピー品である可能性があります。
なお、ティファニー製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
ティファニーの本物と偽物の見分け方!6つの違いをプロが解説!
ディオール
ディオールの「ブックトート」などに代表されるモノグラムパターンは、柄の配置が非常に正確なのが特徴です。
縫い目をまたいでも柄がずれることなく、綺麗に連続しているかを確認しましょう。ステッチの糸の色や太さが均一であるか、色味が違っていないか等も、チェックポイントです。
また、金具部分に刻印がある場合、その刻印が深く鮮明に入っているかをチェックしましょう。字体がかすれていたり浅い場合は要注意です。
なお、ディオール製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
ディオール(dior)の本物と偽物の見分け方!8つの違いをプロが解説!
コーチ
コーチのシグネチャー柄(Cの連続柄)は、Cの文字が左右対称に綺麗に並んでいるのが本物の特徴です。
また、バッグの内側には、シリアル番号などが刻印されたレザータグ(クリードパッチ)が縫い付けられています。その文章の内容やフォントが正規品と一致するかを確認してください。
金具部分にはCOACHのロゴが刻印されている場合が多く、そのフォントやエッジがはっきりしているかも見ておきましょう。印字が浅い、ずれているなどの違和感は危険信号です。
なお、コーチ製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
コーチ(COACH)の偽物の正しい8つの見分け方をプロが徹底解説!
シャネル
シャネルのキルティングラインは、ポケットの縫い目などをまたいでも菱形がしっかり合わさっているのが特徴です。
ブランドロゴのフォントやCの組み合わせも見逃せません。ロゴが少しでもかすれていたり、Cの形が均等でない場合は鑑定が必要です。
また、シャネルのハンドバッグには、製造年を示すシリアルシールが貼られています。このシールにブラックライトを当てるとロゴの一部が赤く光るのが本物です。
なお、シャネル製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
シャネルの偽物の正しい8つの見分け方をプロが徹底解説!
ルイヴィトン
ルイヴィトンの代表的なモノグラム柄やダミエ柄は、LVマークが一貫した左右対称のパターンで配置されているか確認します。
柄が途中で不自然に切れていたり、傾いていたりする場合は偽物の可能性が高いです。
また、金具部分の質感は耐久性と光沢があり、安物っぽさがないのが正規品の特徴です。メタルが軽すぎたり塗装が剥げやすい場合は要注意です。
バッグ内部の刻印や製造番号が正しく配置されているかも確認ポイントです。近年製造された製品には、シリアルナンバーに代わって「RFIDタグ」と呼ばれるICチップが内蔵されています。
なお、ルイヴィトン製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
ルイヴィトンの偽物の正しい8つの見分け方をプロが徹底解説!
プラダ
プラダの象徴である三角ロゴプレートは、フォントや文字の配置が正確であることが本物の証です。プレートを留めているリベット(鋲)の色とプレートの色が一致しているかも確認しましょう。
内側のライニング(裏地)にも、一定の間隔でブランドロゴがプリントされています。この文字の配置やフォントに乱れがないかをチェックしてください。文字の配置やフォントに乱れがあると疑いが強まります。
なお、プラダ製品が本物かどうか見分ける方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
プラダの偽物を見分ける13個のポイント|迷ったときの対処法も徹底解説
ブランド品が本物かどうか調べるには専門家の査定が重要

ここまで、自分でできるブランド品の真贋の確認方法を紹介してきましたが、精巧な偽物の場合、一般の方が見分けるのは困難です。
少しでも不安を感じたら、専門知識を持ったプロに判断を仰ぐのが最も確実で安全なチェック方法となります。
専門の鑑定士は豊富な知見と経験を活かし、ロゴや素材、ステッチのわずかな違いまで見逃しません。自分でのチェックが難しいレアアイテムや限定品なども、的確に評価してくれます。
ただ、厳密に100%の真贋を鑑定できるのは、そのブランドのメーカー本体のみです。
買取業者にできるのはあくまでも「査定」で、買取店の基準に合わなければ、本物でも買取を断られる場合があることには留意が必要です。
いずれにしても、法的リスクを回避するうえでもプロに見てもらうのがおすすめです。
ちなみに、偽物ブランド品には、その品質や忠実度によって「N級品」「SS/S級品」「A級品」など複数のランクが存在します。新作にもスーパーコピー品が存在する可能性があるため、常に警戒が必要です。
万が一偽物を転売してしまうと大きなトラブルに発展する可能性もあるため、安全かつ確実にブランド品を楽しむためにも、一度専門家への依頼を検討するとよいでしょう。
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まとめ
今回の記事では、ブランド品が本物かどうかを調べる方法について解説してきました。
ロゴや刻印、素材、縫製の丁寧さ、ブランドならではのチェックポイント、価格の不自然さなど、複数の要素を総合的に判断することが重要です。
偽物を誤って購入・転売してしまうと、法的・経済的なリスクを負う可能性もあります。
特に人気ブランドであればあるほど精巧な偽物が多いため、自分でのチェックに限界を感じたら専門の鑑定士に相談するのが確実です。
そして、正しく査定された本物のブランド品は高価買取の対象となり、経済的メリットも大きいです。
価値ある本物のブランド品を楽しむため、この記事が参考になっていれば幸いです。
2つの買取方法

