寛永通宝の価値はどれくらい?種類ごとの買取相場や高く売る方法を解説
江戸時代に流通した貨幣である寛永通宝は、種類や状態によって価値が大きく変わります。
本記事では、寛永通宝の種類ごとの買取相場や、高く売るためのポイントについて解説します。
また、寛永通宝の売却を検討している方は、買取専門店ウリエルをチェックしてみてください。
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寛永通宝の種類と価値
寛永通宝(かんえいつうほう)とは、江戸時代に広く流通した貨幣です。
中心には四角形の穴が開いているため、穴銭(あなせん)に分類されます。
寛永通宝の当時の価値
寛永通宝には、一文銭と四文銭の2種類が発行されており、当時の価値は一文銭が37.5円で、四文銭が150円ほどでした。
一文銭は江戸時代の最小単位の通貨で、四文銭は、その名のとおり一文銭の4倍の価値がある通貨です。
また、元は銅で製造されていた一文銭ですが、1739年以降は鉄製で造られたものも発行されています。
当時の価値はそこまで高くありませんが、現在では数十万円程度で取引されることもあるほどのプレミア価値がついています。
寛永通宝の種類は古寛永と新寛永の2つ
寛永通宝は発行された年代によって大きく2つに分けることができます。
・古寛永 ・新寛永 |
以下でそれぞれの種類について詳しく見ていきましょう。
古寛永の種類
寛永13年6月(1636年)~万治2年(1659年)までに鋳造された寛永通宝を「古寛永」と呼びます。
幕府があった江戸の他にも、さまざまな鋳座で古寛永は製造されていました。
現在確認されている古寛永には、次のようなものがあります。
古寛永の種類 | 銭座 | 発行年 |
浅草銭 | 江戸浅草橋場 | 寛永13年(1636年) |
芝銭 | 芝網縄手 | |
坂本銭 | 近江坂本 | |
水戸銭 | 常陸水戸 | 寛永14年(1637年) |
仙台銭 | 陸奥仙台 | |
吉田銭 | 三河吉田 | |
松本銭 | 信濃松本 | |
高田銭 | 越後高田 | |
長門銭 | 長門萩美祢郡赤村 | |
岡山銭 | 備前岡山 | |
建仁寺銭 | 京都建仁寺 | 承応2年(1653年) |
沓谷銭 | 駿河沓谷 | 明暦2年(1656年) |
鳥越銭 | 浅草鳥越 |
新寛永の種類
古寛永が製造されなくなってから10年近く、寛永通宝は製造されない期間がありました。
その後寛文8年(1668年)に製造が再開されますが、それ以降に製造されたものを「新寛永」と呼びます。
新寛永も古寛永と同様にさまざまな銭座で鋳造されていました。
新寛永として確認されているものは、次のような貨幣があります。
新寛永の種類 | 銭座 | 発行年 |
亀戸銭(文銭) | 江戸亀戸 | 寛文8年(1668年) |
亀戸銭(島屋無背) | 延宝2年(1674年) | |
元禄期亀戸銭(江戸荻原銭) | 元禄10年(1697年) | |
元禄期京都七条銭 | 京都七条川原 | 元禄13年(1700年) |
宝永期亀戸銭(四ツ宝銭) | 江戸亀戸 | 宝永5年(1708年) |
正徳期亀戸銭(丸屋銭) | 正徳4年(1714年)頃 | |
正徳期亀戸銭(耳白銭) | ||
享保期佐渡銭 | 佐渡相川 | 享保2年(1717年) |
享保期京都七条銭 | 京都七条 | 享保11年(1726年) |
享保期仙台石巻銭(仙) | 仙台石巻 | 享保13年(1728年) |
享保期仙台石巻銭(旧称猿江銭) | ||
享保期難波銭 | 大阪難波 | |
元文期伏見銭 | 京都伏見 | 元文元年(1736年)頃 |
元文期平野新田銭 | 深川平野新田 | 元文元年(1736年) |
元文期和歌山中之島村銭 | 紀伊中之島 | 元文2年(1737年) |
元文期小梅銭 | 江戸本所小梅 | |
元文期日光久次良村銭 | 下野日光 | |
元文期秋田銭 | 秋田銅山 | 元文3年(1738年) |
寛保期長崎一之瀬銭 | 長崎一ノ瀬 | 元文5年(1740年)頃 |
寛保期高津銭 | 大阪高津 | 寛保元年(1741年) |
寛保期足尾銭 | 下野足尾 | |
明和期長崎銭 | 肥前長崎 | 明和4年(1767年) |
明和期亀戸銭 | 江戸亀戸 | 明和5年(1768年) |
元文期中島加島村銭 | 摂津上中島加島 | 元文4年(1739年) |
明和期伏見銭 | 京都伏見 | 明和2年(1765年) |
明和期亀戸銭 | 江戸亀戸 | |
明和期太田銭 | 常陸太田 | 明和5年(1768年) |
明和期石巻銭 | 仙台石巻 | |
安永期太田銭 | 常陸太田 | 安永3年(1774年) |
天保期洲崎銭 | 江戸深川 | 天保6年(1835年) |
安政期小菅銭 | 武蔵小菅 | 安政6年(1859年) |
明和期千田新田銭(二十一波) | 江戸深川千田新田 | 明和5年(1768年) |
明和期千田新田銭(十一波) | 江戸深川千田新田 | 明和6年(1769年) |
文政期浅草橋場銭 | 浅草橋場 | 文政4年(1821年) |
安政期深川東大工町銭 | 江戸東大工町 | 安政4年(1857年) |
万延期深川東大工町銭 | 江戸東大工町 | 万延元年(1860年) |
慶應期小梅水戸藩邸銭 | 江戸本所小梅水戸藩下屋敷内 | 慶應元年(1865年) |
慶應期盛岡大迫銭 | 陸奥大迫 | 慶應2年(1866年) |
慶應期石巻銭 | 仙台石巻 |
プレミア価値が付く寛永通宝
さまざまな種類のある寛永通宝ですが、なかでも以下の貨幣はプレミア価格が期待できるでしょう。
※以下で紹介する相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
島屋文
新寛永の初期に製造された「島屋文」は、寛永通宝の中でも特にプレミア価値が付く貨幣の一つです。
また、背面に「文」の文字がある文銭の中で、最も希少価値が高いとも言われています。
表面に書かれた寛永通宝の「通」の「マ」部分が「ユ」になっていたり、彫りの深さだったり「永」と「通」の文字が傾いていたりする特徴があります。
買取相場は、〜300,000円で、状態によってはさらに高額になるでしょう。
さらに、島屋文には細かく分けると「島屋文小頭通」や「島屋文細縁」などの種類がありますが、どの島屋文であっても希少価値は高く、平均して買取金額が高額になる傾向にあります。
二水永
正式に幕府のお金として発行される前から製造され、古寛永の中で最も古いと言われている「二水永」も希少価値が高く、プレミア価値が付く寛永通宝の一つです。
「二水永」という名前は、「永」の文字が漢数字の「二」と「水」が組み合わさってできているように見えることに由来しています。
「永」の文字も特徴的ですが、背面には製造された年を表す「三」または「十三」の文字が書かれていることも二水永の特徴です。
買取相場は、〜50,000円ですが、島屋文などと同様に、貨幣の状態がよければさらに高額の買取価格も期待できるでしょう。
寛永通宝の見分け方や買取相場一覧
寛永通宝にも鋳造所や発行年によってさまざまな種類があります。
ここでは、その中でも有名な寛永通宝の見分け方や買取相場について、一覧にしてまとめました。
寛永通宝の買取を検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。
名称 | 発行年 | 買取相場 |
芝銭 | 寛永13年 (1636年) | 〜500円 |
浅草銭 | 寛永13年 (1636年) | 〜1,500円 |
松本銭 | 寛永14年 (1637年) | 〜10,000円 |
水戸銭 | 寛永14年 (1637年) | 〜8,000円 |
退点文 | 寛文 8年 (1668年) | 〜180,000円 |
正字入文 | 寛文 8年 (1668年) | 〜60,000円 |
正字背文 | 寛文 8年 (1668年) | 〜30,000円 |
文銭 | 元禄元年 (1688年) | 〜1,000円 |
日光御用銭 | 正徳4年 (1714年) | 〜250,000円 |
耳白銭 | 正徳4年 (1714年) | 〜55,000円 |
背広佐 | 享保2年 (1717年) | 〜350,000円 |
石ノ巻銭 | 享保13年 (1728年) | 〜10,000円 |
小梅銭 | 元文2年 (1737年) | 〜1,000円 |
下野国足尾銭 | 寛保元年 (1741年) | 〜1,000円 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
新寛永は買取相場にとても幅がありますが、高値で買取されているのは主に「母銭(ぼせん)」と呼ばれる、実際に市場で使う通用銭を鋳造するときの元となる銭貨の型の相場です。
素材や仕上がりなどで通用銭と見分けることができます。
正字背文
正字背文は、1668年に発行された銭貨で、新寛永に分類されます。
背面の上部に「文」の文字が書かれているのが特徴で、基本的な書体で書かれたものを「正字背字」と呼びます。
発行枚数が多く、希少価値は低めのため、価格相場は数百円程度とそこまで高くありません。
しかし、白銅の割合が多いものは比較的高値をつけられる傾向にあります。
また、文字の書体が異なるものにはプレミア価格がつけられ、〜30,000円程度まで相場が上がる場合もあります。
下野国足尾銭
下野国足尾銭は、1741年に発行された新寛永に分類される銭貨です。
背面の上部に「足」の文字が書かれていることから、別命「足字銭」とも呼ばれています。
当時、銅の産出量が減少したことで、困窮していた栃木県の足尾銅山を救済する目的で発行されたといわれています。
ほかの銭貨と異なり、サイズの統一がないことが大きな特徴です。
サイズが大きいほど価値は高くなりますが、希少性自体は高くないため、買取相場は高くても1,000円程度です。
小梅銭
小梅銭は、1737年に江戸の小梅村で鋳造されたことからその名がつきました。
背面の上部には「小」の文字が書かれており、新寛永に分類されます。
ほかの銭貨と比較して重量が軽いことや、同じ小梅銭でも文字の書体が複数用意されていることが特徴です。
また、中央にある正方形の孔が小さいことから、銭の穴が狭いことを指す「狭穿」に分類されます。
書体によって買取相場は異なりますが、全体的な価値は比較的低く、〜1,000円程度で取引されています。
石ノ巻銭
石ノ巻銭は、1728年に宮城県の石巻市で鋳造された新寛永の銭貨です。
背面上部に書かれた「仙」の文字が見分けるポイントですが、なかには「仙」の字が書かれていない石ノ巻銭も存在します。
また、仙の文字は複数の書体で書かれており、その書体によっては買取価格が高くなる場合もあります。
長期にわたり造られていたことから、発行枚数自体は多めですが、全体的な価値はほかの銭貨と比較しても高めです。
買取相場は〜10,000円程度です。
松本銭
松本銭は、1637年に発行された銭貨です。
信濃国の松本で鋳造されていたことから、その名がつけられました。
発行枚数が少なく、博物館に展示されるほど希少価値が高いのが特徴です。
そのため、ほかの銭貨よりも高値で取引される傾向にあります。
また、「寳」の字の左半分が右上方に傾いている字体も、松本銭の特徴の一つです。
しかし、価値の高さゆえ、過去に造られたレプリカが多く出回っているため、真贋の確認はしっかり行わなければいけません。
買取相場は、〜10,000円程度です。
芝銭
芝銭は、1636年に発行された古寛永で、江戸の芝網縄手で鋳造されました。
最初に鋳造された寛永通宝で、デザインは表面に「寛永通宝」と書かれただけで、裏面にはなにも刻印がされていません。
ほかの初期寛永通宝との見分けは、「通」の上部の書体が草書体になっていることや、特徴的な「永」の字から行えます。
発行枚数が多く希少価値はないため、買取相場も〜500円程度と安価です。
しかし、鋳型を作るための原型である「母銭」の場合、10,000円前後で買取されるケースも少なくありません。
水戸銭
水戸銭は、1637年に発行された銭貨です。
寛永通宝の中でも初期に鋳造された銭貨で古寛永に分類されます。
名前は、水戸の銭座で鋳造されていたことに由来します。
「永」の字に力強さ感じられる「力永」と呼ばれる書体が使われているのが特徴です。
発行枚数が多いため、希少価値は高くありませんが、文字の書体によっては買取価格が高くなります。
一般的な相場は数百円程度ですが、価値のあるものだと〜8,000円程度まで相場が上がります。
浅草銭
浅草銭は、1636年に発行された古寛永で、浅草に銀座が設置されたことを記念して発行されました。
「御蔵銭」や「志津磨百手」とも呼ばれていますが、別名が多くあることは浅草銭に使用されている文字の書体が多いことに由来しています。
その書体の多さによって、素人では正しい価値を判断するのが難しいとされています。
また、希少な書体の場合は高値がつくケースもありますが、全体的に価値は低いため、その価格相場は〜1,500円程度です。
文銭
文銭は、1688年に発行された銭貨で、江戸の亀戸で鋳造されていました。
名前は、背面に「文」の文字が書かれていることが由来となっています。
また、京都方広寺の銅仏で作られていたことから、別命「大仏銭」とも呼びます。
文銭には、多くの種類が存在しており、書体によって価値が異なるのが特徴です。
希少価値が高く、高値をつける「島屋文」と見た目が似ていることでも知られています。
一般的な文銭の買取相場は、~1,000円程度です。
背広佐
背広佐は、1717年に佐渡で鋳造された銭貨です。
佐渡国の銅銭や鉄銭を指す佐渡銭の1種で、新寛永に分類されます。
背面に佐渡を表す「佐」の文字が書かれていますが、佐の4画目にあたる斜めの線が大きめにデザインされているのが特徴です。
また、長期間鋳造されていたことにより、「佐」の文字が書かれていないものや、異なる書体のものも存在しています。
銭貨のなかでも希少価値が高く、ものによっては~350,000円程度で取引されることもあります。
日光御用銭
日光御用銭は1714年に発行された新寛永で、別命「正用銭」とも呼ばれています。
名前は、徳川家が日光社参時に作られたことが由来とされる説が有力とされています。
「寳」の文字についている「尓」にハネがついていなのが大きな特徴です。
また、サイズがほかの銭貨と比較して大きめで、母銭のような作りになっているのも特徴の一つです。
日光御用銭の希少価値はとても高く、ものによっては~250,000円程度と、買取金額が高額になることもあります。
退点文
退点文は、1668年に発行された銭貨で、文銭の一種です。
退点文の書体は、「文」についているなべぶたの点が右に寄っているという珍しい特徴を持っていることから退点と呼ばれており、この退点が退点文の名前の由来となっています。
また、文字が全体的に太いことや、表面に書かれた「通」のしんにょうが上の点と近いことも特徴の一つです。
寛永通宝のなかでも希少価値が高く、母銭であれば、〜180,000円程度の高値で買取されるケースもあります。
正字入文
正字入文は、退点文と同じ1668年に発行された銭貨で、新寛永に分類されます。
背面の上部に「文」の文字が書かれている文銭の一種です。
文字が標準的な書体である「正字」で書かれていることや、「文」のなべぶたの下側が「入」に見えることが正字入文の大きな特徴です。
これらの特徴が、正字入文の名前の由来となっています。
また、銭貨のなかでも希少価値が高いとされており、ものによっては〜60,000円程度での高価買取も実現できます。
耳白銭
耳白銭は、1714年に発行された新寛永で、江戸の亀戸にて鋳造されました。
その特徴的な名前には、銭文周囲の耳と呼ばれる部分が広いことを、当時の江戸弁で「広い」を「シロイ」といったことから耳白銭と呼ばれるようになった説と、単純に銭文周囲の耳が白っぽいことが由来となった2つの説があります。
一般的な価格相場は数百円程度ですが、銭貨のなかでも希少価値が高い部類になるため、ものによっては〜55,000円程度の買取金額も期待できます。
寛永通宝以外の穴銭
寛永通宝以外にも希少価値が高い穴銭はあります。
ここでは、参考に寛永通宝以外の穴銭について、いくつか人気のあるものを紹介します。
※以下で紹介する相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
皇朝十二銭
飛鳥時代の末期~平安時代の中頃まで製造された穴銭をまとめて「皇朝十二銭」と呼びます。
「皇朝十二文銭」や「本朝十二銭」という名称で呼ばれることもあります。
名前の通り銭貨の種類は12種類あり、そのうちの一つである「和同開珎」は流通したことが確認されている日本で最も古い貨幣と言われています。
素材は銅でできており、買取相場は、〜100,000円です。
とても古い銭貨であるため、買取価値は銭貨の状態がかなり影響するでしょう。
市場にはレプリカも多く出回っていますので、価値を判断する場合には注意が必要です。
天保通宝
寛永通宝と並び人気がある「天保通宝」は、江戸時代の後半~明治時代にかけて製造された銭貨です。
楕円の形が特徴的で、背面には1枚で100文に相当することを示す「當百」の文字とともに花押が描かれています。
買取相場は、〜300,000円と、種類によって幅があります。
また、天保通宝も寛永通宝と同様に、通用銭よりも母銭のほうが希少価値が高いため、買取相場も高くなる傾向にあります。
大世通宝
「大世通宝」は、日本の室町時代にあたる1460年頃に琉球王国で製造されていた銭貨で、中心部に四角の穴が開いていることから穴銭に分類されます。
名称は当時の国王であった尚泰久王(しょうたいきゅうおう)の神号である「大世主」にちなんで付けられました。
また大世通宝は、中国で製造されていた永楽通宝の「永楽」の文字に「大世」の文字をはめ込んで製造しており、「大世」と「通宝」の字体が異なっている特徴があります。
買取相場は、〜12,000円となっています。
琉球王国で製造されていた銭貨は発行枚数が少なく希少価値の高いものですが、保存の状態によって買取金額が大きく変わることがあります。
世高通宝
「世高通宝」も大世通宝と同じく1460年頃に琉球王国で製造されていた銭貨です。
名称は当時の国王であった尚徳王の神号「世高王」にちなんでおり、永楽通宝の「永楽」の文字に「世高」の文字をはめ込む製造方法も大世通宝と同様です。
なお、「大世通宝」と「世高通宝」、1470年頃に製造された「金円世宝」の3つの銭貨を総称して「琉球三世銭」と呼びます。
買取相場は、〜12,000円ですが、世高通宝も希少価値が高い銭貨のため、文字の位置が異なるものなどは買取価値が高くなる可能性があります。
寛永通宝を高く売るには?
寛永通宝は、売るタイミングや売り方によって買取相場に違いが生まれます。
寛永通宝を高く売る方法について見ていきましょう。
きれいな状態でなるべく早く買取に出す
寛永通宝などの古銭は、状態によって買取金額に大きな差が出ます。
古銭は銭貨と同じく時間が経つにつれて酸化し、劣化していきます。
買取に出すまでの期間はコインケースなどで保管し、くれぐれも酸化させないように取り扱いに注意しましょう。
万が一酸化してしまった場合でも、自分で磨いたり洗ったりすることは避けてください。
かえって状態を悪化させてしまう可能性がありますので、無理に手入れをせず、なるべく早いうちに買取に出すようにしましょう。
買取業者は複数利用する
古銭に限ったことではありませんが、価値がある程度決まっていても、在庫の状況や実施しているキャンペーンなどによって、買取店舗ごとに買取金額が異なる場合があります。
そのため、買取に出すときは1つの店舗だけで判断するのではなく、できるだけ複数の業者で買取価格を確認したほうがよいでしょう。
まとめて売る
業者によってはセットにして買取に出すことで買取金額がアップする可能性があるため、まとめての売却を検討してみましょう。
もし大量に古銭を保有している場合には、出張買取を利用も一案です。
最近は出張買取をしてくれる業者も増えてきていますので、自分のエリアに出張してくれる業者がないか確認してみるとよいでしょう。
古銭の買取ならウリエルにお任せください
寛永通宝を売るなら、買取専門店ウリエルをチェックしてみてください。
ウリエルでは、価値の判定が難しい古銭でも、市場の価値を反映させた丁寧な査定によって、適正価格での買取額を提示いたします。
また、出張買取にも無料で対応しているため、近くに店舗がない方でも気軽にご依頼いただけます。
さらに、状態の悪い古銭でも買取できるケースがあるので、古銭をお持ちの方はぜひ一度ウリエルまでご相談ください。
まとめ
今回は寛永通宝の買取相場一覧と高く売るポイントについてご紹介しました。
300年以上もの間使われていた寛永通宝の種類は200種類以上と言われ、字体や文字の位置などの微妙な違いから価値が高いものを見分けるのはなかなか難しいものです。
それぞれの種類の特徴や買取相場を把握しておくことで、価値のある寛永通宝を見分けられるでしょう。
価値の高い寛永通宝が自宅に眠っている方は、ぜひ買取専門店で査定に出すところから始めてみてください。
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