価値の高い昔の紙幣をランキングで紹介!プレミア紙幣の特徴も解説!

昔の紙幣は、現在では流通していなかったり、希少価値が高かったりすることから、プレミアついているものも多く、思わぬ高額査定につながることがあります。
本記事では、価値のある紙幣をランキング形式で紹介します。
価値の高い紙幣の特徴や、さまざまな旧札の買取相場を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
本記事の内容を動画でご確認したい方は、以下からご覧ください。
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目次
【超レア】特に価値が高い紙幣ランキング

特に価値が高い日本の紙幣と買取相場を、ランキング形式で紹介します。
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
5位 表猪 10円紙幣
表猪10円紙幣とは、1890〜1939年に発行された10円紙幣です。
肖像画は和気清麻呂で、表面の縁に猪が描かれていることから「表猪10円(イノシシ札)」と呼ばれています。
表猪10円は1,000,000円以上の高値で取引されることが多く、極美品の場合は1,500,000円以上の値が付くこともあります。
4位 明治通宝100円券
明治通宝とは、明治5年に発行された新紙幣のことです。
当時の日本は印刷技術が低く、ドイツに製造を依頼していたことから、明治通宝はゲルマン紙幣とも呼ばれています。
9種類ある額面の中でも「100円券」は特に希少価値が高いとされており、数千万円の買取価格が付けられています。
3位 改造百円券
改造百円券とは、表面に中臣鎌足が描かれた1891年発行の紙幣です。
もともとの発行枚数が少ないうえに、昭和21年4月の段階でも未回収が93枚しかなかったことから、現存枚数は数枚程度と言われています。
市場に出回ることがほとんどないため、はっきりとした買取相場は不明ですが、10,000,000円以上の値が付くと予想されます。
2位 大黒札
大黒札とは明治18年に日本銀行が最初に発行した紙幣のことで、大黒天が描かれていることから大黒札と呼ばれています。
発行数が少なかったうえに回収も徹底されたため、現存枚数が非常に少なくなっています。
額面は4種類あり、1円のみ現在も使用が可能です。
▼大黒札の買取相場
| 額面 | 買取相場 |
| 1円 | 〜300,000円 |
| 5円 | 〜1,000,000円 |
| 10円 | 〜2,500,000円 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
1位 旧国立銀行券

旧国立銀行券とは、明治時代に発行された兌換(だかん)紙幣のことです。
旧国立銀行券は最も高価買取が期待できる旧紙幣で、状態がよければ数十万〜数千万円の高値で取引されることもあります。
▼旧国立銀行券の買取相場
| 額面 | 買取相場 |
| 1円 | ~数万円 |
| 2円 | ~数十万円 |
| 5円 | ~数十万円 |
| 10円 | ~数十万円 |
| 20円 | ~数百万円 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
旧紙幣の買取価格ランキング

上記のランキングほどではありませんが、価値が高い旧紙幣の種類と買取相場をランキングで紹介します。
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
5位 神功皇后 1円紙幣
神功皇后1円紙幣は、1881〜1899年に大日本帝国政府によって発行された1円紙幣です。
日本の古代神話に登場する神功(じんぐう)皇后の肖像が描かれています。
未使用品であれば、400,000円ほどの買取価格が付く可能性があります。
4位 明治通宝 5円紙幣
明治通宝は1872〜1899年に発行された紙幣です。
特に5円紙幣は生産数が少なかったため、明治通宝の中でも希少価値が高いとされています。
状態にもよりますが、400,000円ほどの買取価格になる可能性があります。
3位 大和武尊 1000円紙幣

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%86%86%
E7%B4%99%E5%B9%A3
大和武尊1000円紙幣は、1942〜1946年に発行された紙幣です。
お札の右側に大和武尊、左側には建部大社が描かれています。
ほとんどの紙幣を政府が回収してしまったため、市場に出回ることは非常に稀です。
市場に出回った場合は、500,000円前後の買取価格となると予想されます。
2位 裏紫 100円紙幣
裏紫100円紙幣とは、1900〜1939年に発行された「甲号銀行券100円」のことです。
表面には藤原鎌足の肖像画と奈良県の談山(たんざん)神社が描かれており、裏面には紫色のインクで日本銀行が印刷されています。
コレクターの間で非常に人気が高い旧紙幣で、買取相場は〜800,000円ほどです。
1位 分銅 5円紙幣
分銅5円紙幣とは、1888〜1939年に発行された「改造兌換銀行券5円紙幣」のことです。
菅原道真の肖像画が描かれており、紙幣中央のデザインから「分銅5円」の愛称で親しまれています。
未使用のものなら1,000,000円以上、使用感があるものでも100,000円ほどの高値で売れる可能性があります。
旧札の種類別価値についてはこちらの記事をご覧ください。
【番外編】世界で価値が高い紙幣ランキング

番外編として、世界でも価値が高い高額紙幣のランキングを紹介します。
5位 スウェーデン 1000クローナ紙幣
1,000クローナ紙幣はスウェーデンにおける最高額の紙幣で、ノルウェーやデンマークでも流通しています。
日本円に両替すると、現在は約13,000円の価値です。
4位 500ユーロ紙幣
500ユーロ紙幣はEUにおける最高額の紙幣ですが、EU圏内でもほとんど見かけることがありません。
2019年にすべてのEU加盟国が発行を終了したため、さらにレアな紙幣になることが予想されます。
500ユーロ紙幣は、日本円にして約65,000円の価値があります。
3位 カナダ1000ドル紙幣
カナダの1,000ドル紙幣はカナダにおける最高額の紙幣で、1988年から発行されました。
ただ、2000年には1,000ドル紙幣が流通停止になったため、現在見かけることはほとんどありません。
日本円にして、約90,000円の価値があります。
2位 スイス1000フラン紙幣

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%
E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%
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1,000フラン紙幣はスイスにおける最高額の紙幣です。
日本円で約120,000円という高額な紙幣ですが、スイス国内ではごく普通に流通しています。
スイス国内のお店で使おうとすると断られることも多いため、日本人が持っているなら両替するほうが賢い選択かもしれません。
1位 シンガポール1万ドル紙幣
世界で最高額の紙幣が、シンガポールの10,000ドル紙幣です。
金色に輝く紙幣には、シンガポール初代大統領の「ユソフ・ビン・イサーク」の肖像画が印刷されています。
2014年に発行が停止された超高額紙幣ですが、現在も市場に出回っており、日本円に両替すると、約840,000円の価値があります。
価値の高い紙幣の特徴

高く売れる紙幣には「珍しい記番号の紙幣」「エラー紙幣」「古紙幣」など、さまざまな種類があります。
まずは価値が高い紙幣の種類や特徴を確認していきましょう。
珍番号
紙幣にはアルファベットと6桁の数字で構成された「記番号」が印刷されており、珍しい番号のものは高値で取引されます。
ここでは珍しい記番号の紙幣を紹介します。
ゾロ目
「111111」のように、6桁の数字がすべて同じ(ゾロ目)になっているものは非常に希少価値が高い紙幣です。
「999999」は存在せず、数字が小さいものほど価値が高いとされています。
キリ番
キリ番とは、「100000」のように下5桁が「0」で揃っている紙幣のことです。
キリ番も珍しい記番号の紙幣で、高価買取が期待できます。
サンドイッチ番号
サンドイッチ番号とは、記番号の先頭と末尾が同じ数字で、間の4つの数字が揃っている紙幣です。
たとえば「100001」や「366663」のような記番号が、サンドイッチ番号にあたります。
希少価値が高いため、買取相場も高くなる傾向です。
階段
階段とは、「123456」のように連続した数字で記番号が構成されている紙幣のことです。
記番号が階段の紙幣もコレクターからの人気が高く、高値で取引されています。
A-A券(トップ番号)
A-A券とは初期の頃に印刷された紙幣のことで、「A◯◯◯◯◯◯A」のように製造番号の両端がアルファベットの「A」になっているものです。
AとAの間の数字が若いほど価値が高くなり、数字によっては数百万円の買取価格が付くこともあります。
似たものに「AA◯◯◯◯◯◯A」のような「AA-A券」がありますが、こちらは「Z◯◯◯◯◯◯Z」の後に作られたもので特に希少価値が高いわけではありません。
ZZ-Z券(ラスト番号)
ZZ-Z券(ZZ900000Z)とは、その紙幣における「最後の紙幣」のことです。
各紙幣に1枚しか存在しないため、A-A券よりも希少価値が高いとされています。
エラー紙幣
エラー紙幣とは、印刷ミス・裁断ミスなどにより本来のデザインや形状で製造されなかった紙幣のことです。
流通させる前に取り除かれるため一般市場に出回ることはほぼありませんが、ごく稀にチェックを通過して出回ることがあります。
非常に数が少ないことから、高値が付きやすい紙幣です。
二重印
二重印刷とは、印刷ミスにより裏面の絵柄が表面にも重複して印刷されてしまった紙幣のことです。
本来の表面の絵柄が鮮明に透けて見えるものほど、希少価値が高いとされています。
福耳付き
紙幣は大きな紙に複数枚を印刷した後に裁断します。
このとき、裁断ミスによって紙幣の角に余分な切れ端が付いたままになったものが福耳付きと呼ばれるエラー紙幣です。
福耳付きはエラー紙幣の中でも特に希少価値が高いとされており、高価買取が期待できます。
古紙幣・旧紙幣

古紙幣・旧紙幣とは、明治時代に流通した紙幣で現在は発行されていないものを指します。
古紙幣・旧紙幣も、買取市場では高値が付きやすいプレミア紙幣です。
軍票
軍票(軍用手票)とは、戦時中に軍隊が物資調達などに使う目的で発行された擬似紙幣のことです。
お金としての価値はありませんが、歴史的価値のある紙幣として高値で取引されています。
ただし、軍票であれば何でも価値が高いというわけではなく、現存枚数の少ないものが高価買取の対象です。
西郷札
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西郷札は、西郷隆盛が西南戦争中の資金難を解消するために発行した軍票です。
西郷札は布製で、以下のように額面によって色分けされています。
| ・10円(淡黄色) ・5円(鼠色) ・1円(浅黄色) ・50銭(淡黄色) ・20銭(黄色) ・10銭(藍色) |
西郷札の多くは明治政府に回収されており、残存枚数が少ないため非常に希少価値が高いとされています。
旧国立銀行券

旧国立銀行券とは、明治時代初期に発行された「金貨との交換が保証されている兌換(だかん)紙幣」のことです。
旧国立銀行券は、日本の古紙幣・旧紙幣の中で最も価値が高いとされています。
「1円」「20円」「5円」「10円」「20円」の5種類が発行されており、額面が大きいものほど買取価格が高い傾向です。
特に「10円」「20円」は現存枚数が極端に少なく、状態のよいものは10,000,000円以上で取引されることもあるほどです。
紙幣の価値に関するQ&A

紙幣の価値に関するQ&Aを紹介します。
さまざまな紙幣の買取相場について見ていきましょう。
伊藤博文の1000円の今の価値は?
伊藤博文の1000円は、表面に初代総理大臣の伊藤博文が描かれた紙幣です。
1963年から1986年まで流通していました。
すでに製造はされていませんが、変わらず紙幣として使用できます。
現在の価値は千円から数千円です。
金額は紙幣の状態によって左右され、並品程度であれば高い価値はつきません。
板垣退助の100円札の今の価値は?
板垣退助の100円札は、1953年に発行された紙幣で、板垣退助の肖像画が描かれています。
当時としては高度な防偽技術が取り入れられていましたが、現在でも使用できる紙幣であるため、価値はそこまで高くありません。
それでも、最初期に印刷された100円札の場合は、未使用品で約1,500~5,000円の価値をつけます。
聖徳太子の1万円札の今の価値は?
聖徳太子の1万円札は、1958年に日本で初めて発行された1万円札です。
表面に聖徳太子、裏面に鳳凰が描かれています。
現在でも使用できる紙幣であるため、価値自体は高くなく、並品なら額面での取引となります。
しかし、未使用かつ前期に発行された1万円札なら約〜25,000円の価値がつくでしょう。
岩倉具視の500円札の今の価値は?
岩倉具視の500円札は、1951年に発行された500円札です。
表面の左側に500と描かれたB号券と余白になっているC号券があります。
C号券は流通量が多いため、美品・未使用であっても額面通りの価値しかありません。
一方で、B号券は未使用であれば約500円~5,000円、美品では約500円~1,000円の価値をつけます。
しかし、使用感があれば額面通りの買取となります。
2000円札の今の価値は?
2000円札は、2000年に開催された九州・沖縄サミットを記念して発行された紙幣です。
現在も沖縄では多く流通しており、普段使いができることや、銀行では2000円札への両替もできることから、価値は額面通りとなります。
一方で、エラー紙幣や珍しい記番号であれば高価買取も期待できますが、ほかの紙幣でも共通することなので、2000円札自体に価値があるわけではありません。
旧紙幣(古紙幣)を高く売るポイント

旧紙幣(古紙幣)は、以下のポイントに注意すれば高く売れる可能性が高まります。
| ・紙幣の保存状態 ・買取専門店で売る |
紙幣の保存状態に気を配る
紙幣の状態は買取価格を大きく左右するため、よい状態で保存しておくことが大切です。
湿気・日光・虫などから守るためにも、必ず紙幣専用のアルバムなどに保存しましょう。
ほかにも、以下の点に注意して保存してください。
| ・空気に触れさせないようにする ・湿気の少ない所で保管する ・手で直接触らない ・直射日光が当たらないようにする ・虫が入らないように密閉しておく |
買取専門店で売る
旧紙幣(古紙幣)を高く売るなら、買取専門店を利用しましょう。
旧紙幣(古紙幣)の価値は、プロの査定士でなければ正しく判断するのが難しいものです。
買取専門店には旧紙幣(古紙幣)の専門知識が豊富な査定士が在籍しているため、本来の価値に見合った適正価格で売却できます。
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また、古く状態の悪い旧紙幣でもウリエルなら、売却できる場合がございます。
そのため、本当に価値があるのかわからない旧紙幣や、他店で断られた旧紙幣をお持ちの方も、ぜひお気軽にウリエルまでご相談ください。
まとめ
今回は、昔の紙幣の価値をランキング形式で紹介しました。
紙幣によっては、本来の価値の数倍になるものもあります。
特に、現在流通していないものや希少価値の高いものにはプレミアがつく傾向にあります。
そのため、古い紙幣をお持ちの方は、この機会に一度、紙幣の買取に強い業者に査定依頼を出してみてはいかがでしょうか。
2つの買取方法

