家紋入り着物の買取相場は?喪服は売れるの?高く売るポイントも紹介

個人や家族の識別に使われる紋章の家紋ですが、一般的な着物と同じように買取に出せるのでしょうか。
家紋は着られる人が限られるため、売れないと考えている方もいるでしょう。
本記事では、家紋入り着物の買取相場について紹介しています。
また、家紋入りの喪服は売れるのかどうかや、家紋入り着物を高く売るポイントなども解説しているので、売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
※ウリエルでは「喪服」は買取対象外です。また家紋入り着物も基本的に買取不可ですが、お品物によっては高価買取となる可能性もあります。まずはお気軽にご相談ください。

ウリエル 商品管理スペシャリスト
河合拓治
リユース業界で12年のキャリアを持ち、現在は買取ウリエルのロジスティクスセンター責任者として年間数万点に及ぶ商品の流通・管理を統括しています。リユース検定や酒類販売管理者の資格を保持し、特にダイヤモンド・ブランド品・着物の管理体制構築に精通。
現場では「複数人による多角的な検品」を徹底し、個品管理による匂い移り防止や破損対策など、商品の価値を損なわないためのオペレーションを追求しています。物流コストの最適化を通じて、お客様への還元率向上に貢献することを目指しています。
監修者の詳細はこちら
目次
家紋入り着物は買い取ってもらえるのか

家紋には植物紋や動物紋、器物紋など、描かれるモチーフによって複数の種類があります。
また、着物自体の種類も色留袖・黒留袖や訪問着などさまざまです。
実際、自分の家の家紋ではない着物には需要があるのでしょうか。
家紋入り着物は買取できるのかについて見ていきます。
基本的には家紋入りの着物でも買取対象
家紋入りの着物でも、基本的には買取対象となります。
近年は、レンタル需要の増加により家紋へのこだわりも薄れ、家紋の有無を気にしない人も増えています。
特に、誰でも使用できる通紋は着る人を選ばないため、買取への影響は少ないのが特徴です。
また、家紋が入っていても紋消しで対応できるため、最終的には着物自体の質が価格を左右します。
家紋入りの喪服は買取不可の場合も
家紋入り着物の中でも、喪服だけは買取ができない可能性があります。
喪服は親族が集まる場所で着用するため、血のつながりを証明する意味もある家紋が異なっているのは、好ましくありません。
また、黒一色の喪服は家紋が目立つうえに、保管が長期間になるほど色あせも目立つところがデメリットです。
こうした理由から、喪服は中古での需要が少ないため、買取不可だったり査定額が下がったりする場合があります。
汎用性が高い訪問着や振袖、色留袖などと比較すると、喪服は売るのは難しいと考えてください。
ただし、質がよい喪服の場合は稀に買い取ってくれる業者もあるので、一度査定を依頼してみるのもよいでしょう。
家紋入り着物の買取相場

| 着物の種類 | 買取価格相場 |
| 色留袖・黒留袖 | ~6,000円 |
| 訪問着 | ~10,000円 |
| 喪服(ノーブランド) | 数百円~ |
| 喪服(ブランド品) | ~4,000円 |
| 有名作家物・伝統工芸品 | ~20,000円 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではありません。
※家紋の種類によっては価格が下がる可能性もあり、通紋以外は買い取っていない業者もあります。
高価買取が期待できる家紋入り着物

家紋入り着物でも、ものによっては高価買取ができる可能性があります。
高価買取が期待できる家紋入り着物の特徴について見ていきましょう。
大きめのサイズの着物
大きめサイズの着物は、家紋入りでも高価買取が期待できます。
襟から裾までの身丈や、首の付け根から袖先までの裄丈のサイズが大きい着物であれば、体格に合わせて調整しやすく、さまざまな体格の方に需要があるためです。
また、リメイク素材としても活用しやすいので、幅広い用途に対応できます。
一方で、サイズが小さい着物は着られる人が限られることから、中古市場では需要が低く、高価買取は期待しにくいでしょう。
正絹で作られている着物
家紋入りでも、正絹で作られた着物は高価買取の対象となります。
正絹は見た目の美しさに加え、保温性や通気性にも優れており、着物の中でも最も価値の高い素材とされています。
また、仕立てに手間がかかり大量生産されていないため、希少性がある点も価値の高い理由です。
さらに手入れが難しい分、状態が良いものはより高値がつきやすい傾向にあります。
一方で、ポリエステルなどの化学繊維の着物は扱いやすい反面、素材としての価値は低いため、高価買取は期待できません。
有名な作家・産地の着物
有名な作家や産地の家紋入り着物は、高価買取が期待できます。
人間国宝である羽田登喜男や木村雨山の作品は特に評価が高く、高値がつきやすいでしょう。
また、茨城県の結城市を中心に生産される重要無形文化財の結城紬のように、有名産地で作られた着物も高い人気を誇ります。
こうした着物には証紙や落款が付いていることが多いため、査定時にあわせて提出するようにしましょう。
家紋入り着物を高く売るポイント

家紋の種類によっては価値が下がってしまう家紋入り着物ですが、高値で売る方法もあります。
大切な着物の価値をなるべく落とさないためにも、以下の点に注意しましょう。
保存状態を良好に保つ
家紋入り着物の価値を下げないためには、保存状態を良好に保つことが大切です。
着物は湿気を防ぐために、年に数回虫干しを行いましょう。
具体的には、湿度が低く晴れた日が続く7月末〜8月、9月後半〜10月、2月頃に直射日光を避けた風通しの良い場所で着物用ハンガーに吊るして干すのがおすすめです。
また、頑固な汚れは無理にクリーニングに出さず、そのまま査定に出すのが無難です。
場合によってはクリーニング代の方が高くつき、結果的に損をしてしまう可能性があります。
なるべく早く売却する
着物はなるべく早く売却することで、高値がつきやすいでしょう。
着物の状態を保つには、正しい知識と定期的なメンテナンスが求められるため、長期的に保管するには大きな手間がかかります。
さらに、着物はデリケートな素材であり、正しく保管していても年数が経つごとに劣化のリスクは高まります。
気づいたら劣化して価値が下がっていたということがないように、不要と感じた段階で売却するのがおすすめです。
家紋は消さずに売る
「家紋入りだと売れないから」と判断して、査定前に自分で家紋を消そうとする人がいますが、これは避けましょう。
刺繍の場合は自分で糸を解くこともできますが、跡が残ってしまうので価値を下げる原因になってしまいます。
染めの場合は家庭で消すことは難しく、無理に処理すれば生地を傷めてしまいます。
また、業者に依頼することもできますが、費用が査定額を上回ってしまえば損です。
着物そのものの価値を落とさないためにも、家紋は消さずに査定に出しましょう。
小物類も一式まとめて売る
帯などの小物類があればまとめて売りましょう。
特に需要が少ない喪服の場合は、小物も一緒に査定に出すのがおすすめです。
帯やバッグ、草履や帯まくらなど家紋が入っていない小物は中古品でも需要があります。
小物をセットにすることで、着物単体よりも高値で買い取ってくれる可能性が上がります。
さらに、小物だけでなく、着物の価値を表す証紙も併せて査定に出しましょう。
着物買取専門店で売る
査定が難しい着物買取は、業者選びも重要です。
着物を売る場合は、経験豊富な査定士がいる着物買取専門店を選びましょう。
リサイクルショップや古着屋、ネットオークションなどは手軽ですが、おすすめはできません。
どんなに価値がある着物でも、正しく査定してもらえなければ高価買取は期待できないためです。
さらに、出張買取、現金買取に対応している業者であれば、負担も減すことが可能です。
着物の買取を検討ならウリエルにご相談ください

着物の買取を検討している方は、買取専門店のウリエルにご相談ください。
ウリエルでは基本的に家紋入り着物の買取は行っていませんが、着物の専門知識を備えた査定士が在籍しているため、場合によっては高価買取につながることもあります。
実際、「結城紬を含む着物数点」を151,000円で買取した実績もございます。
売却を検討している着物をお持ちの方は、ぜひウリエルまでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、家紋入り着物は買取できるのかどうかや、実際の買取相場などについて紹介しました。
家紋入り着物は着る人が限定されるものの、近年は家紋の捉え方が変化していることから買取自体は可能です。
特に、汎用性の高い通紋であれば、買取への影響は少ないでしょう。
着物につけられる価値は素材や作家、状態などによって異なるため、売却する際は着物の買取専門業者に査定を依頼しましょう。
2つの買取方法

