古銭買取2025年12月03日

昔のお金の価値一覧!特に価値の高いお金や価値を上げる方法も紹介!

昔のお金の価値一覧!特に価値の高いお金や価値を上げる方法も紹介!

昔のお金は、発行された時期や残存数によって現在の評価額が大きく異なります。

特に希少性の高いものは、当時の額面を大幅に超える価値を持つことも珍しくありません。本記事では、昔のお金の価値を一覧形式でわかりやすく紹介しています。

古銭をお持ちの方は、ぜひ本記事を参考に今どの程度の価値があるのかを確認してみてください。

本記事の内容を動画でご確認したい方は、以下からご覧ください。

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昔のお金一覧

昔のお金一覧

お金の起源は弥生時代までさかのぼります。

当時の人々は物々交換によって生活必需品を手に入れていましたが、自給自足が可能な人とそうでない人との間で交換の価値に差が生じていました。

そこで、当時価値の高かった塩や貝、砂金などを基準に物品交換するようになり、これがお金の起源といわれています。

また、お金の価値は時代が進むにつれて変化し、例えば明治30年代と現在の物価を比較すると約3,800倍もの差が生じています

以下は昔のお金の現在の買取相場の一覧です。

昔と今で価値にどれほどの差があるのか確認してみてください。

種類名称買取相場
穴銭皇朝十二銭~100,000円
穴銭天保通宝~3,000円
穴銭慶長通宝~100,000円
穴銭天正通宝~300,00円
古・旧紙幣明治通宝~数千万円
古・旧紙幣旧国立銀行券~30,000,000円
古・旧紙幣新国立銀行券~1,000,000円
古・旧紙幣改造紙幣~1,500,000円
古・旧紙幣旧兌換銀行券~数千万円
古・旧紙幣改造兌換銀行券 (日本銀行券)~数千万円
古・旧紙幣甲号兌換銀行券~2,000,000円
古・旧紙幣乙号兌換銀行券~3,000,000円
古・旧紙幣大正兌換銀行券~600,000円
古・旧紙幣大正小額紙幣~15,000円
古・旧紙幣日本銀行兌換券~10,000,000円
古・旧紙幣兌換券~250,000円
古・旧紙幣政府紙幣~1,000円
古・旧紙幣兌換券甲号~300,000円
古・旧紙幣改正兌換券~20,000円
古・旧紙幣不換紙幣~10,000円
古・旧紙幣改正不換紙幣~20,000円
古・旧紙幣日本銀行券~300円
古・旧紙幣再改正不換紙幣10円札~30,000円
古・旧紙幣日本銀行券A号~1,500円
古・旧紙幣日本銀行券B号~20,000円
古・旧紙幣日本銀行券C号~30,000円
軍用手票承恵社札~100,000円
軍用手票西郷札~150,000円
軍用手票日清戦争軍票~数百万円
軍用手票日露戦争軍票~700,000円
軍用手票青島出兵軍票~250,000円
軍用手票シベリア出兵軍票~1,000,000円
軍用手票日華事変軍票~数百万円
軍用手票大東亜戦争軍票~30,000円
軍用手票在日米軍軍票~100,000円
古金銀一分金~800,000円
古金銀二分金~80,000円
古金銀一分銀~5,000円
古金銀二朱金~150,000円
古金銀二朱銀~100,000円
大判天正大判~数十万円
大判慶長大判~数十万円
大判元禄大判金~数十万円
大判天保大判~数十万円
小判駿河墨書小判~数千万円
小判武蔵墨書小判~1,000,000円以上
小判慶長小判金~数十万円以上
小判元禄小判金~数十万円以上
小判宝永小判金~1,000,000円以上
銀貨1円銀貨 (旧1円銀貨)~1,000,000円
銀貨旭日竜50銭銀貨~300,000円
銀貨竜10銭銀貨~250,000円
銀貨八咫烏10銭銀貨~800,000円
銀貨貿易銀~500,000円
銅貨2銭銅貨~25,000円
銅貨1厘銅貨~1,000円
銀判盛岡銀判100,000円~
銀判秋田銀判~100,000円
銀判会津銀判1,000,000円~
記念硬貨東京オリンピック記念硬貨10,000円
記念硬貨第12回アジア競技大会記念硬貨~600円
記念硬貨裁判所制度100周年記念硬貨~6,000円
記念硬貨皇太子殿下御成婚記念硬貨~50,000円
記念硬貨天皇陛下御在位60年記念硬貨~500,000円

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

穴銭・絵銭の種類と価値

穴銭

江戸時代に発行された貨幣は、今では古銭として扱われ、「穴銭」「絵銭」という2種類に大別されます。

穴銭とは、中央に穴が開けられた硬貨のことであり、私たちが使う50円玉もその一つです。

一方で、絵銭は民間で作られた銭貨を模した絵付きの硬貨で、貨幣として流通したものではありません

では、穴銭と絵銭にはどのくらいの価値があるのでしょうか?

穴銭・絵銭の種類と買取相場は次の通りです。

名称発行年買取相場概要
皇朝十二銭708~ 963年~ 100,000円「和同開珎」から始まり、963年までに発行された12種類の貨幣です。歴史的価値が高く、高値で買い取られます。
天保通宝1835~ 1844年~ 3,000円小判型の穴銭で銀を素材としています。他の穴銭・絵銭に比べ価値が低いですが、状態のよいものは1万円以上の値が付けられるかもしれません。
慶長通宝1606年~ 100,000円それまで流通していた永楽通宝に代わって江戸幕府が鋳造した貨幣です。粗悪な私鋳銭が多く、買取価格にも大きな差があります。
天正通宝1587年~ 300,00円安土桃山時代に、豊臣秀吉によって発行された恩賞用の貨幣です。小字と大字の2種類があり、それぞれに買取価格が異なります。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

穴銭・絵銭について詳しくはこちら

旧紙幣・古紙幣の種類と価値

日本の古紙幣

昔の紙幣を指すときに「旧紙幣」や「古紙幣」といった呼び方をしますが、これらは全く別物です。

旧紙幣とは、すでに発行を終えているものの、現在も問題なく使えるお札を指します。

一方、古紙幣は旧紙幣よりも古いお札のことで、お金としての効力はありません。

ここからは、旧紙幣・古紙幣の種類や価値について紹介します。

古紙幣について詳しくはこちら

旧紙幣・古紙幣の価値

旧紙幣や古紙幣は、発行された時代や状態によって買取価格に差があります。

旧紙幣は額面通りの金額での両替も可能ですが、なかにはプレミア価格が付くものもあるため、一度査定に出すのがおすすめです。

古紙幣には希少価値があるものも多く、買取市場においても高値で取引される傾向があります。

旧紙幣・古紙幣の大半は、明治・大正・昭和に発行されており、それぞれ買取相場は異なります。

明治時代

明治時代のお札は大変古く、額面や保存状態によっては高額で買い取ってもらえることもあります。

また、市場にほとんど出回っていないようなものは、数千万以上の値が付けられるでしょう。

反対に、発行枚数や現存数が多い紙幣にはそれほど価値がありません。

明治時代に発行された紙幣の買取相場は次の通りです。

名称発行年買取相場概要
明治通宝明治初期~ 数千万円ドイツで発行された紙幣です。劣化しやすいため、現存数はそれほど多くありません。
旧国立銀行券1873年~ 30,000,000円1円・2円・5円・10円・20円の5種類のすべてに高い価値があり、使用済みの場合でも高額買取が期待できるでしょう。
新国立銀行券1877年~ 1,000,000円1円・5円の2種類のみ、旧国立銀行券と比べて買取価格が低くなりがちです。
改造紙幣1881年~ 1,500,000円当時偽札が多かった明治通宝に代わり製造されました。偽造防止の透かしと肖像画が入っています。
旧兌換銀行券1885年~ 数千万円額面と同等の銀と交換できる紙幣で、市場にはほとんど出回っていません。1円札は旧紙幣となり、銀行で換金可能です。
改造兌換銀行券 (日本銀行券)1889年~ 数千万円劣化しやすい旧兌換銀行券に代わり、改良して発行されました。1円札以外の紙幣には価値があります。
甲号兌換銀行券不明~ 2,000,000円組番号が数字のものと、漢字のものがあります。漢字表記の100円札は高額買取が期待できるでしょう。
乙号兌換銀行券1910年~ 3,000,000円明治に発行された最後の紙幣です。5円札のみが発行されました。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

明治のお金価値についてはこちら

大正時代

大正時代に発行された古紙幣は2種類のみで、どちらも紙幣の需要が高まったことから大量に発行されました。

そのため、明治時代の紙幣よりは買取価格が落ち着いていると言えるでしょう。

しかし、額面や記番号によってはプレミア価格で取引されています。

名称発行年買取相場概要
大正兌換銀行券1915年頃~ 600,000円他の紙幣と比べて発行枚数が多いですが、20円札には高額買取が期待できます。
大正小額紙幣1917年~ 15,000円当時の銀貨の代わりに発行されたため現存数が多く、買取価格は低めです。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

大正時代お金についてはこちら

昭和時代

昭和時代の紙幣には、現在も使用可能な旧札も含まれているため、ほとんどが額面通りか数万円の買取価格に収まります。

ただし、昭和初期の紙幣は希少価値が高く、高額買取の対象となるでしょう。

保存状態や記番号にも注目し、お手持ちの紙幣を確認してみてください。

以下は、昭和時代に発行された紙幣の買取相場です。

名称発行年買取相場概要
日本銀行兌換券1927年~ 10,000,000円関東大震災の混乱を収めるために発行された「見せ金」であり、民間へ流通していません。使用済みのものでも、大変高い価値があるとされています。
兌換券1927年~ 250,000円日本銀行兌換券とは異なり、一般へ流通された紙幣です。200円札は現存数が少なく、高値で取引されます。
政府紙幣1938年~ 1,000円戦争の物資不足によって50銭硬貨の代わりに発行されました。
兌換券甲号1942年~ 300,000円1,000円札の1種類のみで、日本初の1,000円札です。
改正兌換券1942年~ 20,000円5円・200円札ともに発行枚数が多く、それほど価値は高くありません。新札の200円札であれば、額面以上の買取金額が期待できます。
不換紙幣1943年~ 10,000円現在も使用・両替ができる旧紙幣です。証紙の有無が買取価格に影響します。
改正不換紙幣1944年~ 20,000円終戦間際に発行されたため紙の質が悪く、状態も悪いのがほとんどです。5円札は高値が付きます。
日本銀行券1944年~ 300円10銭・50銭硬貨の代わりに発行されました。
再改正不換紙幣10円札1945年~ 30,000円戦後の物価高騰の対策として、一時的に流通した紙幣です。4回の発行の内、最後に発行された証紙付きの紙幣は比較的高く買い取られます。
日本銀行券A号1946年~ 1,500円聖徳太子の100円札です。聖徳太子の絵柄の位置によって買取金額が異なります。
日本銀行券B号1950年~ 20,000円A号よりも新しいですが、買取金額が高めです。安くても額面以下の金額にはならないでしょう。
日本銀行券C号1957年~ 30,000円旧紙幣の中でも最も新しく、現在も問題なく使えます。そのため、多くの紙幣が額面通りの買取金額になるでしょう。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

昭和のお金の価値

軍用手票の価値

軍事手票」とは、日本軍によって発行され、戦時中に戦地のみで使用された紙幣です。

軍や国が通常の紙幣と交換することを担保として流通しましたが、敗戦後は価値がなくなってしまいました。

政府の回収や戦火によって現存数が少なくなり、残っていたとしても状態の悪いものがほとんどです。

そのため、新札や未使用品であれば高額買取が期待できます。

名称発行年買取相場概要
承恵社札1877年~ 100,000円西南戦争時、日本で最初に発行された軍票です。
西郷札1877年~ 150,000円西南戦争時、西郷隆盛軍によって発行されました。新札は特に価値が高くなります。
日清戦争軍票1895年~数百万円日清戦争中に発行され、ほとんど現存していません。
日露戦争軍票1904~ 1905年~ 700,000円日露戦争時に発行され、比較的現存数の多い軍票です。
青島出兵軍票1914年~ 250,000円発行期間が短く、軍票の中でも高く買い取られる傾向があります。
シベリア出兵軍票1919~ 1922年~ 1,000,000円多く発行されましたがあまり流通せず、2回にわたる政府の回収でほとんど残っていません。
日華事変軍票1938~ 1940年~ 数百万円日華事変が起きた直後、政府によって大量に発行されました。偽札もよく出回ったため、買取を断られることがあります。
大東亜戦争軍票1941年~~ 30,000円大東亜戦争において発行され、さまざまな額面が用意されました。多くのものが100円程度の買取金額に収まります。
在日米軍軍票1951年~ 100,000円沖縄を中心に、在日米軍が使用した軍票です。B20円券に人気が集中し、高値で取引されます。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

プレミア価値が付く旧紙幣や古紙幣

現在も使用可能な旧紙幣や、それ以前の古紙幣には、プレミア価値が付けられることもあります。

次の3つのポイントに沿って解説するので、価値のない旧紙幣・古紙幣だからと言って諦めず、ぜひチェックしてみてください!

珍しい紙幣番号

明治時代以降の紙幣には、記番号と呼ばれるアルファベットと番号が付けられており、その組み合わせによっては高額買取が期待できます。

次のような特徴の記番号には希少価値が認められ、額面を大きく上回る可能性もあるでしょう。

1番000001など最初に作られた紙幣。
ゾロ目1~9までのゾロ目。777777が人気。
キリ番100000などキリのよい数字。未使用品であればさらに高値が付く。
階段番号123456など階段のように数が増えていく配列。
サンドイッチ番号122221など両端に同じ数字がある。

AA券やZZ券

記番号の数字の両端には、A~Zまでのアルファベットが振られ、これまでに発行された紙幣を分類しています。

なかでも通称「AA券」「ZZ券」と呼ばれる紙幣は希少価値が高く、買取においても高値で取引されるでしょう。

AA券は具体的には「A・・・・・A」という記番号のもので、紙幣の最初期にあたります。

対してZZ券は「Z・・・・・・Z」と羅列され、紙幣の最後期に発行されたものです。

特にAA券は、世界に90万枚しか存在していないため、より高い値が付けられます。

エラープリント

エラープリント」は、紙幣製造の際に印刷ミスや印刷ずれ、耳付きの状態、記号違いが生じた紙幣です。

こうした印刷時のエラーが起こることは大変稀で、希少価値が高いとされています。

そのため、古銭コレクターの間で人気があり、ほとんどのものが高額で買い取られるでしょう。

次のようなエラー紙幣は、高価買取が期待できます。

印刷ミス絵柄の一部が欠けている、あるいは絵柄の印刷が片面のみ。
印刷ズレ絵柄や数字がずれたり重なったりしている。
耳付き裁断時に切り取られるはずの余白部分が残っている。
記号違い記番号が表面と裏面で異なっている。

帯付き

帯付き」とは、帯が付いたままの札束のことです。

新札であることの証明にもなり、その中に希少価値の高い紙幣やエラー紙幣があれば、さらに買取価格が上がります。

帯付きの旧紙幣・古紙幣の札束があったら、帯を取らずに大切に保管しておきましょう。

古金銀の種類と価値

安政一分判金

引用:https://japan.antique-coin.info/ansei-gold-bu/

昔の紙幣の種類と価値を解説してきましたが、ここからは硬貨について紹介します。

まずは江戸時代に鋳造された「古金銀」についてみていきましょう。

古金銀とは、江戸時代中期~明治時代に流通していた金貨・銀貨の総称で、近年価値が上がっている硬貨の一つです。

古金銀の種類と発行された時代、買取相場価格について、次のようにまとめました。

名称発行年買取相場概要
一分金1601年~ 800,000円1両小判の1/4の価値であり、買取市場では、1分判金と呼ばれています。
二分金1818年~ 80,000円1両小判の1/2の価値であり、正式名称は二分判金。一分金の補助的役割を果たしていました。
一分銀1837年~ 5,000円一分金の1/4の価値であり、江戸時代末期の厳しい財政状況の中鋳造されました。
二朱金1697年~ 150,000円一分金の1/2の価値です。少額の補助金貨として発行されましたが、粗悪なものであったため流通が留まりました。
二朱銀1772年~ 100,000円二朱金の1/2の価値であり、安永南鐐・文政南鐐・安政二朱銀の3つがあります。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

大判・小判の種類と価値

小判

「大判」「小判」といえば、時代劇などによく登場する財宝のようなイメージがありますが、実際にはその価値や発行目的は全く異なります。

大判は、戦国時代の1588年、豊臣秀吉によって発行されたのが始まりです。

対して小判は、江戸時代に流通が始まった硬貨で、1601年の慶長小判発行以来、10種類の小判が作られました。

また、1595年には駿河墨書小判と武蔵墨書小判が発行され、慶長小判のもととなった日本最古の小判とされています。

小判は大判を小型にしたもので、それまでの墨書を極印に改めているのが特徴です。

大判・小判について詳しくはこちら

大判

大判には、約160gの金が含まれています。

なかでも墨書がはっきりと残っているものや、現存数の少ないものには高値が付くでしょう。

大判の種類と買取相場は、次の通りです。

名称発行年買取相場概要
天正大判1588年~数十万円豊臣秀吉が発行を命じた日本初の大判です。天正菱大判、天正長大判、大仏大判の3つがあります。
慶長大判1601年~数十万円徳川家康の天下統一の象徴とも言える貨幣であり、約8種類あります。特に、慶長笹書大判金は高値が付けられるでしょう。
元禄大判金1695年~数十万円金の含有率は低いものの、現存数の少なさから価値が下がりにくいのがポイントです。
天保大判1838年~数十万円発行枚数は1887枚と少なめです。状態がよければ、高額で買い取られます。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

小判

小判は金と銀の合金で作られており、種類によって金の含有率と大きさが異なります。

なかでもコレクター人気の高いものや希少性の高いものは、高額買取の対象です。

小判の種類と買取相場は、次の通りです。

名称発行年買取相場概要
駿河墨書小判1595年~ 数千万円角のない楕円形の小判です。日本で最も古く、希少価値が高いため、高値で取引されています。
武蔵墨書小判1595年~1,000,000円以上徳川家康が鋳造されたことがわかる墨書が残されています。江戸時代以前に作られたオリジナルは高い買取金額が期待できるでしょう。
慶長小判金1601年~数十万円以上金の含有率が他の小判よりも高く、江戸時代初期に鋳造されたものであることから、高い価値が認められます。
元禄小判金1695年~数十万円以上慶長小判金よりも金の含有率が低かったためかぞんざいに扱われ、あまり残っていません。
宝永小判金1710年~1,000,000円以上他の小判よりも小さいながら、金の含有率は慶長小判金と同等です。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

銀貨・銅貨の種類と価値

昭和時代の銀貨

銀貨」とは、銀を素材とする硬貨で、「銅貨」は銅が原料の硬貨です。

その歴史は古く、奈良時代に作られたものもあります。

また、明治時代以降の貨幣を「近代貨幣」と呼び、その中の銀貨・銅貨は買取市場でよく見られる硬貨です。

銀と銅を主原料とするため、金貨よりも価値が低いように思われがちですが、希少価値が高ければ金貨以上の値が付くかもしれません。

ただし、その種類の多さからレプリカや偽物も多く存在しています。

専門家や買取専門業者に依頼して、価値をしっかり見極めてもらう必要があるでしょう。

銀貨

銀貨には、銀そのものの価値や相場をもとに取引されるものと、銀貨としての価値を基準として買い取られるものがあります。

ただし古銭の場合は、銀貨としての価値によって買取価格を決める場合がほとんどです。

銀貨の価値を知っておかなければ、買取の際に損をする可能性があるので、以下の買取相場一覧を参考にしてください。

名称発行年買取相場概要
1円銀貨 (旧1円銀貨)1870年~ 1,000,000円新1円銀貨以前の1円銀貨を指します。特に、明治20年より前に鋳造されたものは価値が高いと言われています。
旭日竜50銭銀貨1870~1871年~ 300,000円旭日と竜が各面に浮き彫りにされている銀貨です。大型と小型の2種類があり、小型の大竜と呼ばれるものが最も価値の高いものとされています。
竜10銭銀貨1873~1906年~ 250,000円表面に竜と「10SEN」という額面、裏面には菊の紋章と「十銭」の額面が彫られた銀貨です。発行年によって買取価格に大きな差があります。
八咫烏10銭銀貨1918~1919年~ 800,000円裏面に八咫烏が描かれています。銀の含有率が70%以上で、鋳造するも流通までに至らなかったため、希少価値が高い銀貨です。
貿易銀1875~1877年~ 500,000円国際貿易の取引専用の1円銀貨です。大半が海外へ流出しましたが、明治7年発行の試鋳貨幣は数百万の値が付くこともあります。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

銀貨について詳しくはこちら

銅貨

銅貨では、飛鳥時代に鋳造された和同開陳や、江戸時代の寛永通宝などがよく知られています。

日本の本格的な銅貨の鋳造は奈良時代から行われていますが、現在市場で取引されるのは明治以降のものがほとんどです。

ここでは、明治期に発行された2種類の銅貨の買取相場を紹介します。

名称発行年買取相場概要
2銭銅貨1873~ 1884年~ 25,000円長期にわたって発行されましたが、年代によってサイズやデザインはさまざまです。特に明治6年初頭のものは高値で取引されています。
1厘銅貨1873~ 1884年~ 1,000円発行年によって流通枚数が異なります。なかでも明治13年のものは希少価値が高く、750,000円もの価値になることもあります。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

銀判の種類と価値

秋田銀判

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E7%
94%B0%E9%8A%80%E5%88%A4

銀判」とは、幕末に一部の地域で鋳造・発行された地方貨幣です。

いずれにも高い価値が認められ、買取においても高値で取引されています。

一方で、大正から昭和初期にかけて鋳造された研究用の模造品も出回っているため、本物かわからないという方は、専門家に見てもらうとよいでしょう。

名称発行年買取相場概要
盛岡銀判1868年100,000円~盛岡藩によって鋳造された銀判で、七匁銀判と八匁銀判があります。特に七匁銀判は現存数が極端に少なく、価値が付けられないほど貴重です。
秋田銀判1863年~ 100,000円久保田藩が発行した銀判で、九匁二分・四匁六分・一匁一分五厘の3つがあります。一匁一分五厘は試作のみで鋳造を終えたため、未だに買取実績はないと言われています。
会津銀判1862年1,000,000円~会津藩で少量のみ鋳造され、その歴史自体が謎に包まれている銀判です。「福西判」と呼ばれる模造品は50,000円程度の買取価格が付けられています。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

記念硬貨の種類と価値

東京オリンピック記念硬貨

「記念硬貨」とは、国の歴史的な出来事やイベントに合わせて発行される硬貨です。

日本では、オリンピックや皇室の行事を記念して発行されました。

コレクション性が高く、なかには希少価値の高いものもあります。

名称発行年買取相場概要
東京オリンピック記念硬貨1964年~ 10,000円日本初の記念硬貨で、かなりの人気から以降の記念硬貨が作られるきっかけになりました。
第12回アジア競技大会記念硬貨1994年~ 600円額面は500円で、「走る」「跳ぶ」「泳ぐ」の3つのデザインがあります。
裁判所制度100周年記念硬貨1990年~ 6,000円5,000円硬貨1種類のみの発行であり、発行枚数は500万枚と多めです。希少価値は低いですが、未使用であれば、額面以上の買取も可能でしょう。
皇太子殿下御成婚記念硬貨1993年~ 50,000円皇太子殿下と雅子妃殿下の御結婚の際に発行されました。50,000円金貨・5,000円銀貨・500円白銅貨の3つのいずれも額面通りの買取相場です。
天皇陛下御在位60年記念硬貨1986~1987年~ 500,000円昭和天皇の在位60年を記念して発行されました。100,000円金・10,000円金貨・500円白銅貨の内、金貨には金そのものの価値に希少性が加味されます。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

記念硬貨について詳しくはこちら

昔のお金で特に価値の高い種類

昔のお金で特に価値の高い種類

ここまで紹介した昔のお金で、特に価値の高い種類について紹介します。

どのような特徴を持つお金か、詳しく見ていきましょう。

明治通宝

明治通宝は、明治政府が発行した日本で初めての政府紙幣です。

西洋式の印刷技術が導入されたことでも知られており、ドイツで製造されたことから「ゲルマン札」とも呼ばれています。

縦型のデザインの表面には鳳凰と龍が描かれているのが特徴です。

券種は全部で9種類あり、なかでも100円券と50円券は現存数が少なく、特に高い希少価値を持ちます。

保存状態がよいものほど評価が上がり、場合によっては数千万円で取引されることもあります。

旧国立銀行券

旧国立銀行券とは、明治時代初期に国立銀行が発行した兌換紙幣です。

兌換紙幣とは、額面に相当する金貨や金塊と交換できる紙幣です。

印刷はアメリカの会社が担当していたことから「アメリカ札」とも呼ばれています

旧国立銀行券には5種類の額面があり、どれも現存数が少なく希少価値の高い紙幣として知られています。

特に、20円札は〜30,000,000円、10円札も状態が良好であれば10,000,000円以上の価値がつくことがあり、コレクター間で高い評価を得ているのが特徴です。

旧兌換銀行券

旧兌換銀行券とは、日本銀行が設立された明治初期に発行された紙幣のことです。

当時は藩札・民間銀行紙幣・政府紙幣など多くの紙幣が混在していたため、価値を統一する目的で日本銀行が設立されました。

その日本銀行が最初に発行した紙幣として旧兌換銀行券は知られています。

券種は「100円券」「10円券」「5円券」「1円券」の全4種類があり、特に100円券は現存枚数が数枚しかなく、市場に出た場合は数千万円規模の価値がつくことが予想されています。

改造兌換銀行券

改造兌換銀行券は、日本銀行が発行した兌換券の一種で、旧兌換銀行券の改良版として登場しました。

旧兌換銀行券は、紙幣の強度を高める目的で使用されていたコンニャク粉が原因で虫害を受けやすかったため、その欠点を解消するために改造券が作られた経緯があります。

券種は「100円券」「10円券」「5円券」「1円券」の全4種類で構成され、旧兌換銀行券と同じラインナップです。

なかでも現存枚数がきわめて少ない100円券は、市場に出る機会が限られているため、取引の際には数千万円規模の買取価格が期待できます。

昔のお金の価値を高める方法

コインアルバム

昔のお金を少しでも高く売却するには、知っておくべきポイントがあります。

昔のお金の価値を高める方法について見ていきましょう。

買取実績が豊富な買取業者に売却する

昔のお金を売却する際は、買取実績が豊富な業者に依頼しましょう。

経験豊富な査定士であれば、古銭の希少性や保存状態などを正確に見極め、適正な価格で買取してくれます

知識や実績が乏しい業者に依頼すると、本来の価値よりも低い価格で取引されるリスクがあります。

さらに、実績のある専門業者の場合、査定の透明性や信頼性も高く、安心して取引できるでしょう。

高額買取が期待できる古銭だからこそ、実績のある専門業者を選ぶことが大切です。

適切な環境で保管する

湿気や紫外線は古銭の天敵であり、放置すると変色やサビが起こり、劣化の原因となります。

そのため、保管の際は直射日光が当たらず、湿度と温度が安定している場所を選びましょう

湿気が溜まりやすい場所では、乾燥剤や防湿剤を併用すると効果的です。

また、皮脂汚れも劣化の原因となるため、鑑賞や取り扱いの際はピンセットや手袋を使い、できるだけ素手で触らないようにしましょう

正しい環境で保管することで、古銭の価値を長く維持できます。

お金は不用意に洗浄しない

古銭の価値を下げないためにも、不用意に洗浄するのは避けましょう

昔のお金を強くこすって洗浄すると、表面に小さな傷がつき、価値が下がる原因になります。

また、経年によってできた自然な風合いや色合いも失われてしまうため、見た目を整えようとする行為がかえってマイナスになることがあります。

汚れや変色があっても、元の状態に近い自然な形の方が高く評価される場合もあるため、洗浄せずにそのまま保管・査定に出すことが基本です。

古銭の洗浄方法

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ウリエルには、古銭の専門知識を持つ経験豊富な査定士が在籍しているため、市場の価値を反映した高額な買取が期待できます。

さらに、ウリエルは出張買取を行っており、自宅まで査定士が訪問するので、店舗まで足を運ぶ手間がかかりません。

さらに、査定料・出張料・キャンセル料もすべて無料で、初めての方でも安心してご利用いただけます。

お手持ちの昔のお金の価値を知りたい方は、ぜひウリエルまでご相談ください。

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まとめ

日本の昔のお金

今回は、昔のお金の価値を一覧で紹介しました。

昔のお金は、発行時期や種類、保存状態によって現在の価値が大きく異なります。

特に希少性の高い紙幣や硬貨は、額面を大きく超える価格で取引されることもあります。

価値を高めるためには、信頼できる買取業者に依頼することや、直射日光を避け、湿度や温度を安定させた環境で保管することが大切です。

価値のある昔のお金をお持ちの方は、ぜひ信頼できる買取業者に査定を依頼するところから始めてみてください。

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