フォックス買取価格の相場は?サガフォックス・シルバーフォックスなどフォックス毛皮製品別の買取価格と高額査定のコツを紹介
ご自宅にあまり着用しなくなったフォックスの毛皮製品はございませんか?高品質で比較的リーズナブルなフォックスの毛皮は需要が高く、買取市場でも人気です。製品によっては非常に高値がつくこともあるため、専門知識を持つ買取業者での適正な査定をおすすめします。実績豊富なウリエルの無料査定をぜひご利用ください。
フォックスの買取例
3つの買取方法

お客様の声
3つの買取方法
老若問わず人気のフォックス
老若男女問わず幅広い世代から人気があるフォックスの毛皮。
現在のようにファッションとして取り入れられるようになった歴史をご紹介します。
フォックスの毛皮加工の歴史
フォックスをはじめとする毛皮の歴史は旧石器時代にまで遡ります。
その頃から、人類は毛皮を防寒着として着用していたとされています。
主に北欧や北アメリカ・ユーラシア大陸北部で衣服として着用されていました。
文明の発達によって人が寒さで命を落とすことがなくなると、フォックスの毛皮は防寒着から財宝へと価値が変化します。
中世ヨーロッパ時代、フォックスは貴族の権威の象徴や贅沢品として扱われるようになりました。
1200年〜1300年代、ヨーロッパではすでに毛皮がファッションとして取り入れられていたとされています。
十字軍の戦士がシリア・パレスチナから新しいファッションを持ち帰り、それらのコスチュームの多くには毛皮の装飾が施されていました。
この頃から、毛皮は「ファッショナブルなもの」として人々の心を魅了していたのです。
一方、日本のフォックスの歴史は比較的浅いといえます。
日本は温暖な気候のため、北海道や東北の一部地域を除いて毛皮を防寒着とする必要がなかったからです。
日本の毛皮産業が転換期を迎えたのは、日清・日露戦争の時代。
寒冷な戦地に赴く兵たちの防寒具を作るため、北海道を中心にフォックスの養殖が盛んになりました。
戦争が終わり軍需用としての役目を終えたフォックスが、日本でファッションとして着用され始めたのは1950年以降のことです。
しかし、その頃はまだ毛皮自体が上流階級の贅沢品であり、庶民からは敬遠されていたようです。
一般に爆発的に広まったのはバブル期のことで、女性がこぞってミンクやフォックスのコートを身につけるようになりました。
このように、フォックスはその美しさゆえにファッション用品としての需要が高まり、現在に至っています。
カジュアルな装いにもマッチするフォックスの価値は?
フォックスの毛皮としての位置付けは「高級品」になります。
セーブルやミンクなどの「最高級品」よりは気軽に着用でき、使い回しが効くこともあって需要の高い毛皮です。
ファーコートだけでなく、ストールやマフラー・手袋のポンポン部分など小物にも需要があります。
カジュアルな装いにもマッチするフォックスは、毛皮の中でも特に人気が高いといえるでしょう。
フォックスファーの特徴
フォックスは柔らかいハリのある毛質で光沢も強く、気品を感じさせる毛皮になります。
他の毛皮に比べて毛の密度が高く保湿性・耐久性にも優れているため、丈夫な毛皮製品に仕上げることができます。
ミンクやセーブルに比べると安価なため、手に入れやすい毛皮といえるでしょう。
フォックスの種類によって価値が大きく変わるのも特徴です。
フォックスは種類が多い!中でも最高級品は「SAGA/サガ」
一口にフォックスといっても様々な種類があり、毛色・毛質だけでなく価値も大きく異なります。
ここでは、フォックスの種類について解説します。
毛皮製品に用いられるフォックスの主な種類
毛皮製品に用いられるフォックスの種類には次のようなものがあります。
・レッドフォックス |
【レッドフォックス】
レッドフォックス、通称「赤ギツネ」は世界中に生息にしています。
日本では北海道などの寒い地域に多く見られ、赤みがかった毛色が特徴です。
ロシア・カムチャッカ産の「ファイヤーフォックス」は燃えるような赤い毛並みを持っており、人気・価値ともに高くなります。
【ブルーフォックス】
ブルーフォックスはフォックスの中で最も流通量の多い種類になります。
主にスカンジナビア産の養殖により生産されます。
青みがかったグレーの毛並み・シルクのような滑らかな手触りが特徴です。
他のフォックスよりも耐久性・保湿性に優れています。
【シルバーフォックス】
シルバーフォックスは、レッドフォックスの変異種にあたります。
カナダ・アメリカ・ロシア・ノルウェー・フィンランドで養殖されている種類です。
黒と銀の深い色合いの毛質で、ブルーフォックスに比べると密度は低めです。
銀色・黒色の差がはっきり鮮明なものほど価値があるとされています。
【シャドーフォックス】
シャドーフォックスとは、ブルーフォックスの中でも「灰色が少なく白色が強く出ているもの」を指します。
刺し毛も綿毛も白い真っ白なシャドーフォックスは、特に価値が高くなります。
全体の毛の7割が綿毛ということもあり、ふわふわとした柔らかい毛並みが特徴です。
【ブルーフロストフォックス】
シルバーフォックスとブルーフォックスの交配品種がブルーフロストフォックスです。
毛足が長く華やかなシルバーフォックスと、綿毛の密度が高くボリュームのあるブルーフォックスの特徴を兼ね備えています。
滑らかな手触り・厚みのあるボリューム・深く淡い銀色。
日本ではあまりメジャーではありませんが、2つのフォックスの良さを見事に融合させた素晴らしい毛皮です。
サガフォックス(SAGA FOX)とは
サガフォックスとは、毛皮養殖団体「サガ・ファー」の厳しい品質検査をクリアしたフォックスのみに与えられるブランドネームです。
サガフォックスは肉厚でツヤがあり、滑らかな手触りの高級感あふれる毛皮です。
また、高い保温性も備えており、見た目の美しさと実用性の高さから特に高い人気を誇っています。
フォックスの一般的な買取相場は数万円です。
しかし、状態の良いサガフォックスであれば数十万円の買取価格がつくこともあります。
フォックスファーを扱うブランド
サガ・ファー以外にも、フェンディ・エンバなどが高品質なフォックスファーを扱うブランドとして有名です。
ブランド小物の人気が高いフェンディは、創業当時から毛皮製品を作り続けている毛皮の代表的ブランドです。
脱毛皮を宣言するハイブランドが多い中、非常に高品質なフォックスファー製品を生み出し続けています。
また、毛皮好きなら名前を知らない人はいないほど有名なのがエンバです。
エンバはジャパンエンバ株式会社が製造・販売している毛皮で、圧倒的に高い品質のフォックスファー製品を作り出しています。
エンバのフォックスも買取市場で人気の高いアイテムになります。
フォックスの査定額の相場
フォックスの査定額をご紹介します。
フォックスの相場は毛皮の状態やその時々の需要によって変動しますので、あくまで目安としてご覧ください。
一般的なフォックスの査定額相場
一般的なフォックスの買取相場は以下になります。
フォックスの種類 |
ロングコート | ハーフコート |
レッドフォックス |
10,000円〜35,000円 | 7,000円〜15,000円 |
ブルーフォックス |
10,000円〜40,000円 | 15,000円前後 |
シルバーフォックス |
10,000円〜50,000円 | 13,000円前後 |
フェンディやエンバなどのブランドものであれば、査定額も高くなります。
毛質が傷んでいるものやファー部分が少ない小物、ノーブランドものは買取価格も安くなってしまうでしょう。
ストールやマフラーのような小物は、毛皮の種類にかかわらず1万円以内の買取価格におさまることが多いです。
SAGAFOX(サガフォックス)の査定額相場
サガフォックスの買取相場は一般的なフォックスよりも高額になります。
サガフォックスのロングコートは5万円前後の買取価格になることが多いですが、良質なものであれば10万円を超えることも珍しくありません。
特に「ROYAL(ロイヤル)」のタグがついている最高級サガフォックスは高値で買取されるでしょう。
フォックスの買取査定額決定のポイント
フォックスの査定額を左右するポイントは3つあります。
保存状態・お手入れの有無
フォックスの査定額は保存状態(劣化の度合い)に大きく左右されます。
保存状態が悪く形崩れしている・カビが生えている・毛の抜けが多い・虫食いがあるなどは査定額が大きく下がってしまいます。
フォックスは天然素材のため、紫外線や湿気の影響を大きく受けます。
定期的にお手入れしてキレイな状態を保っているフォックスは、買取価格も高くなるでしょう。
フォックスの種類・ブランド
フォックスの種類やブランドものであるかどうかも査定額に大きく影響します。
中古市場で需要が高いものは買取価格も高くなります。
ブルーフォックスやシルバーフォックスは特に需要が高いため、他のフォックスに比べて高価買取されやすくなります。
また、サガフォックス・フェンディ・エンバなどのブランドものは、ノーブランドものに比べて高値がつくでしょう。
ファーのサイズ
ファーを使用しているサイズ・範囲が大きいほど買取価格は高くなります。
最も高値がつくのはファーの使用面積が大きいロングコートです。
また、ファー部分の多いロングコート・ハーフコートは一部の毛質が劣化していても買取可能な場合があります。
解体して他の小物にするなど「リメイク需要」もあるため、ご自身で判断される前に無料査定をご依頼ください。
フォックスを高価買取してもらうためには?
お手持ちのフォックスを少しでも高く売るためのコツをご紹介します。
売却前にお手入れを
フォックスは購入時に近い状態であるほど買取価格が高くなります。
ただし、クリーニングに出す必要はありません。
クリーニング代以上の査定額アップになる保証がないからです。
できる範囲で良いので、ご自身でお手入れされることをおすすめします。
ブラッシングで毛並みを整えたり、ホコリを落とす程度でOKです。
汚れがひどい場合は以下の手順でお手入れをしてください。
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少しでもキレイにしておくことフォックスの印象が良くなり、査定額がアップする可能性も高くなるでしょう。
毛皮製品は繊細なため、無理なお手入れでダメージを与えないようにご注意ください。
付属品やギャランティーカードをつける
フォックス製品を購入した時の付属品・ギャランティーカードも一緒に査定に出すようにしてください。
箱などの付属品やギャランティーカードがあれば、品質の高さへの信頼性が高まります。
信頼性の高いフォックス製品は再販時に高価格で販売できるため、買取価格も高くなるのです。
特にサガ・ファーにはブランドを証明するタグが縫いつけられていますので、査定に出す前に確認しておきましょう。
実績のある買取業者へ依頼する
毛皮の鑑定には特別な技術が必要なため、買取業者によって買取価格は異なります。
実績豊富な買取業者に依頼すれば、価値を適切に判断して相応の価格を提示してもらうことができます。
しかし、買取業者によっては本来価値の高いフォックスを安く買い叩かれてしまうこともあるのです。
実績・経験ともに豊富な査定士が在籍する買取業者を選ぶことが、高価買取の最重要ポイントになります。
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