バーバリー

バーバリー(Burberry)について

バーバリーは高級ラグジュアリーブランドであり、トレンチコートで有名です。

イギリスを代表するブランドで、バーバリーチェックやタイロッケンコートも開発しました。

バーバリーの製品には高値で買取されるものがあり、買取市場でも人気がありますので、バーバリーというブランドの市場価値、歴史について解説します。

バーバリーとは

バーバリーはイギリスで1856年に創業された老舗のブランドであり、クラシックやトラディショナルをベースとしたアイテムを作っています。

トレンチコートを開発したのもバーバリーで、このコートは英国王室御用達としても有名です。

日本では、三陽商会がライセンスブランドとして、ブラックレーベルとブルーレーベルを展開しました。

しかし、現在日本ではライセンス契約の終了もあり、輸入された商品のみが販売されています。

バーバリーの歴史

バーバリーを創業したのは1856年、当時21歳のトーマス・バーバリーというイギリス人で、アウトドア用の衣服を取り扱うブランドでした。

そして、農民が汚れ避けとして着ていた上着を参考にして、耐久性や防水性や通気性が優秀な新素材であるギャバジンを開発し、特許を獲得します。

そして、19世紀末に起こったボーア戦争という戦争で、英国士官のためにその新素材を使ってタイロッケンコートというコートを開発しました。

その後、第一次世界大戦の中このコートが修正されて、有名なトレンチコートが開発されます。

元は兵隊のために作られたコートで、トレンチという言葉も塹壕という意味を持っているのです。

そして、終戦後には英国王室御用達になり、コートの裏地に使われていたバーバリーチェックも人気を得ました。

そして1891年、国内外からの需要に応えるために、イギリスのロンドンへ本社を移転するなど営業は極めて順調で、1915年には日本にも進出、時間が飛んで1999年にはロベルト・メニケッティをクリエイティヴ・ディレクターとして迎えるなどして、バーバリーはその事業規模を拡大し続けます。

「バーバリー」には種類がある

バーバリーというブランドにも、様々な種類があります。

それぞれが違う特徴を持ち、市場価値も異なるため、買取に出す前には自分の手元にある品物の種類を把握することは大切です。

バーバリー

バーバリーは、バーバリーブランドの中でも特に高額での買取が期待できる新ラインです。

プローサム、ロンドン、ブリットが統合して出来たラインで、イギリスブランドであることを前面に押し出しており高級感が特徴で、ケンジントン、チェルシー、ウエストミンスターなどは保管状態が良い場合には査定額が10万円に達することもあります。

バーバリープローサム(バーバリーランウェイ)

バーバリープロ－サムのプロ－サムは、ラテン語で前進という意味を持っており、これまで築いてきたバーバリーの伝統にモード性を加えたモダンなスタイルへと前進したラインで、バーバリーブランドの中でも査定金額が高額になります。

ただし、2016年にはブリット、ロンドンと統合して今のバーバリーラインへと変わりました。

バーバリーロンドン

こちらのバーバリーロンドンも2016年に統合したラインです。

買取市場でも最も買取の依頼が多く、三陽商会とバーバリーの半々で展開しています。

三陽商会のものはネイビーのタグ、バーバリーの物はベージュのタグで見分けることが可能です。

バーバリー ブルーレーベル

バーバリーブルーレーベルは、定価が他のラインと比べると安く、買取の査定も低くなります。

こちらも三陽商会がライセンス契約したラインで、日本人女性に向けたカジュアルなデザインが特徴です。

2015年のライセンス契約の終了とともに、このラインも無くなりました。

バーバリー ブラックレーベル

こちらのバーバリーブラックレーベルもブルーレーベルと同じで、2015年に無くなったラインで、日本人男性をターゲットとしており、カジュアルなデザインで値段も他のラインよりは安いです。

定価が安いため、買取査定額も安くなります。

バーバリーズ

バーバリーズは中古買取市場でも多いヴィンテージラインであり、1999年までのラインです。

2000年からはsを除いたロゴで運用されています。

その他の「バーバリー」

上記で解説した以外のラインとしては、バーバリーブリット、バーバリーゴルフ、クリストブリッジなどがあります。

バーバリーブリットはバーバリーロンドンからの派生であり、普段着として使えるカジュアルなデザインが多く、査定額もやや安めです。

バーバリーゴルフは三陽商会がライセンス契約して生まれたラインで、日本のオリジナルブランドでもあります。

トラディショナルなデザインにワンポイントのロゴ、気品あふれるデザインが特徴で、ゴルフを楽しむためのアイテムとして機能的なラインです。

買取査定額はやや安い分類のラインで、2012年に製造が終了しました。

そして最後にクリストブリッジですが、三陽商会のライセンス契約の終了によって亡くなった二つのラインをもとに、「ブラックレーベル・クリストブリッジ」「ブルーレーベル・クリストブリッジ」という二つのラインが展開されました。

バーバリーの買取品目と相場

もしも現在使っていないバーバリー製品があるのなら、出来るだけ速やかに査定に出すことが高い値段で買い取ってもらうためには重要です。

しかし、バーバリーは高級品であるが故に、高く購入した品を買い叩かれてしまわないかといった不安から査定に出すことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、バーバリーの買取相場を知っていただくために、実際のアイテムの買取価格などを紹介します。

バッグ

こちらの商品は、バーバリーの1983 Check Link･ナイトチェック･チェーン付きラージカメラショルダーバッグです。

保存状態が非常によく、使用感がほとんど見られない品物であれば、61,000円～69,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのナイトチェック･2WAYクラッチバッグ･ショルダーバッグです。

保存状態がよく、使用感がややある程度の品物であれば、7,000円～10,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのチェック･ハンドバッグです。

保存状態が普通で、使用感がある程度の品物であれば、22,000円～29,000円ほどの買取価格が付けられます。

財布・レザー小物

こちらの商品は、バーバリーのヴィンテージチェックチェーンショルダーウォレットです。

保存状態が非常によく、使用感がほとんど見られない品物であれば、36,000円～47,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのヴィンテージチェックチェーンショルダーウォレット財布です。

保存状態がよく、使用感がややある程度の品物であれば、33,000円～43,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのチェック 長財布です。

保存状態が普通で、使用感がある程度の品物であれば、7,000円～10,000円ほどの買取価格が付けられます。

靴

こちらの商品は、バーバリーのホースジャガードチェック･チェーン付きローファー靴です。

保存状態が非常によく、使用感がほとんど見られない品物であれば、14,000円～31,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのナイトチェック･スニーカー靴です。

保存状態がよく、使用感がややある程度の品物であれば、23,000円～30,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのホワイト･ Florain Lace-up Leather Ankle Boots ショートブーツ靴です。

保存状態が普通で、使用感がある程度の品物であれば、11,000円～22,000円ほどの買取価格が付けられます。

コート・アウター

こちらの商品は、バーバリーのチェックライニングテクニカルウール･ダッフルコートです。

ダッフルコートは非常に高値で取引されており、保存状態が非常によく、使用感がほとんど見られない品物であれば、91,000円～118,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのダッフルコートです。

保存状態がよく、使用感がややある程度の品物であれば、70,000円～91,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのシングル トレンチコート ベルト付き ベストライナー付きコートです。

保存状態が普通で、使用感がある程度の品物であれば、8,000円～10,000円ほどの買取価格が付けられます。

マフラー

こちらの商品は、バーバリーのネックウェアです。

未使用品であれば、900円～1,800円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのチェック･マフラーネックウェアです。

保存状態がよく、使用感がややある程度の品物であれば、1,400円～2,100円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのチェック･マフラーネックウェアです。

保存状態が普通で、使用感がある程度の品物であれば、1,400円～2,100円ほどの買取価格が付けられます。

洋服

こちらの商品は、バーバリーのポケット付オックスフォード･シャツ･ブラウストップスです。

保存状態が非常によく、使用感がほとんど見られない品物であれば、4,100円～6,000円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのシャツ･ブラウストップスです。

保存状態がよく、使用感がややある程度の品物であれば、1,600円～2,400円ほどの買取価格が付けられます。

こちらの商品は、バーバリーのシャツ･ブラウストップスです。

保存状態が普通で、使用感がある程度の品物であれば、400円～700円ほどの買取価格が付けられます。

バーバリーの買取市場での特徴

様々なラインが展開されているバーバリーの、買取市場における特徴について解説します。

トレンチコートは古くても高価買取

バーバリーのトレンチコートは、古いものであっても高い査定額がつけられます。

そもそもトレンチコートの開発を行ったのがバーバリーであり、品質の高さもあって非常に高い人気を持っていて、その需要の高さから買取価格も高いです。

また、昨今のファッション業界に広がるヴィンテージブームの影響もあり、古いトレンチコートはヴィンテージアイテムとして人気が高くなっています。

「リカルドティッシ」デザインの人気

クリストファーベイリーというブランドでデザイナーだったリカルドティッシは、2019年よりバーバリーに所属することになりました。

そしてリカルドが手掛けたバーバリーは注目を集めており、非常に高い人気を持っています。

そのため、今後の買取市場における相場が高くなっていく可能性があるのです。

品質の高さ・知名度の高さ

バーバリーは、非常に長い歴史を持っているブランドで、トレンチコートをはじめとして様々なファッションアイテムを生み出してきました。

世界的にも知名度が高く、イギリスを代表するブランドとして高い評価を受けています。

また、そのバーバリーのアイテムの品質の高さも評価されており、品質と知名度の高さが買取市場における評判の高さにもつながっているのです。

バーバリーを少しでも高く売るために

老舗の有名ブランドであるバーバリーの品物は、ものによっては買取市場でも非常に高値で取引されているのです。

そのため、もしも手元に使っていない品があり、買取に出すことを考えているのであれば、少しでも高く売るために工夫をすることをおすすめします。

付属品はセットにして売る

バーバリーの品物を買取に出す場合には、付属品や購入証明書を保管してある場合には、一緒に査定に出すことをおすすめします。

なぜなら、ブランドのギャランティーカードや箱などの付属品にも価値がつく場合があり、また購入証明書がない場合には本物のブランド品であるという証明ができないためです。

優秀な査定士がいる買取業者であれば問題ないこともありますが、ブランド品の真贋を見分ける能力のない業者の場合には、証明書がない場合に査定額が下がる、もしくは査定を行えないという場合もあります。

査定額を上げるためというよりもきちんと査定をしてもらうため、査定額を減額されないために、手元に付属品や証明書があるのであれば査定に出すようにしましょう。

臭い・汚れは手入れしてから査定

コットンギャバジン生地のトレンチコートは、防水処理が施されているために汚れやシミがつきにくいですが、もしもついてしまった場合、落とすことが難しいです。

また、嫌なにおいがするという場合もありますが、大抵の場合は汗や皮脂の酸化、大衆や雑菌、タバコや防虫剤など様々な要素が複合することで起きます。

当然臭いや汚れがないものの方が査定金額は高くなりますので、可能であるならば査定に出す前にお手入れして状態を良くしたいところです。

臭いや汚れを消す一番確実な方法はクリーニングに出すことですが、セルフでも汚れやシミは品物の素材に注意したうえで、市販のしみ抜きで消すことができるかもしれませんし、アイロンやスチームでしわを伸ばしておくことも効果的かもしれません。

しかしながら、一歩間違えば品物をさらに傷つけて査定額をさげてしまう事にもなりかねないので注意が必要です。

不要な品は早く売る

有名ブランドであるバーバリーの品物といえども、流行のデザインの移り変わりや販売からの年数の経過によって査定額が下がることがあり得ます。

トレンチコートなど、品物によってはヴィンテージ価値がついて価格が上がっているものもありますが、基本的には要らなくなった時に売ることが高く査定してもらうためには大切です。

また、使わない品物を保管し続けることで、埃をかぶったりカビが生えてしまったりといった劣化のリスクもあります。

需要の高い品物を高く買い取ってもらえるため、もう使わないという品物は需要が下がらないように出来るだけ早く買取に出したほうがよいでしょう。