トリーバーチ 

トリーバーチについて

トリーバーチとは

2004年、大きな衝撃と輝きと共に、まるで彗星のようにデビューしたブランドがトリーバーチです。

登場とともに爆発的な人気を獲得し、今やラグジュアリーブランドの一角として存在感を示すブランドになりました。

創業者トリー・バーチの名前の頭文字である「T」を組み合わせた、一度見たら忘れられない特徴的なロゴはあまりにも有名です。

シンプルですが印象に残りやすいデザインは、トリーバーチの大きな魅力のひとつと言えるでしょう。

「手の届くラグジュアリー」というコンセプトを持ち、高い品質でありながらほどよい価格帯のアイテムが揃っています。

そのちょうどいいプレミアム感は海外セレブを中心に爆発的にヒットし、トリーバーチを世界的に有名なブランドに押し上げました。

もともとはシューズブランドとして立ち上げられており、トリーバーチのフラットシューズやバレエシューズは、その抜群の履きやすさも相まって高い人気を博しています。

そのデザインは、トリー・バーチ本人が好きな60年代、70年代のスタイルであり、当時の芸術や映画、写真集に加え、おしゃれな両親が好んでいたヴィンテージのワードローブなどから影響を受けているといいます。

スタイリッシュでありながら着やすいアイテムの数々は、世界中の女性から圧倒的な支持を受けているのです。

トリーバーチの歴史

トリーバーチは、クリエイティブディレクターであったトリー・バーチが2004年にニューヨークで立ち上げたブランドです。

21世紀に入ってからデビューしたブランドということで、他のラグジュアリーブランドのように積み重ねた歴史というものはまだありません。

しかし、デビューから数年で名だたるトップブランドに登り詰めたその軌跡にはとても濃密な時間が詰まっています。

トリー・バーチ誕生からブランド立ち上げまで

トリー・バーチは、アメリカ合衆国のペンシルベニア州出身です。

ペンシルバニア大学で美術史の学位を取得し、卒業後にファッション誌「ハーパース・バザー」の編集アシスタントやアシスタントデザイナーとしてファッションの世界に飛び込むことになります。

その後はラルフローレンやロエベといった名だたるトップブランドで修行を積み、満を持して2004年2月にニューヨークでブティックを開店します。

この時、オープンさせた新店舗の商品を、ほぼ完売させたという伝説を残しています。

躍進と海外展開

トリーバーチの軌跡は、デビュー時より輝かしいものでした。

2005年にオプラ・ウィンフリーの番組で “NEXT BIG THING IN FASHION (ファッション界でこれからくるもの)”として紹介され、さらに同年にFGI(ファッション・グループ・インターナショナル)の新人賞を受賞し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を獲得していきます。

2006年には母親の名前にちなんだバレエフラットシューズ「REVA」をリリース。

このモデルはトリーバーチを象徴するアイテムとなり、同年にニューヨークコレクションデビューも果たすことで、ブランドとしての地位を確立していったのです。

そんなトリーバーチの海外初の直営店は、実は日本です。

2009年に東京店をオープンし、その翌年からロンドンやローマなどヨーロッパへの直営店を出店。

その後、ソウル、台北、香港などのアジア圏、さらにドバイや北京など次々と世界中へ拡大していきます。

現在では世界に400点以上の店舗を持ち、まさにワールドワイドな人気を獲得することに成功しています。

創業者トリー・バーチの魅力

そのブランドとアイテムの魅力はもちろんですが、創業者であるトリー・バーチ本人も魅力に満ち溢れた人物です。

女性の活躍と社会進出を応援し、女性起業家を支援する「トリーバーチ財団」を2009年に立ち上げました。

フォーブス誌の世界で最も影響力のある女性にも選ばれており、その「ファミリーファースト」の信念と共に、世界中の女性から支持されています。

トリーバーチの人気シリーズ

エラ

エラシリーズは、トリーバーチのバッグの中でも特に人気が高いモデルです。

これぞまさにトリーバーチ、と言わんばかりの大きなロゴ使いは、賛否両論ありながらもファンからは高い人気を誇っています。

持ち手は肩にかけられるようになっており、素材も柔らかく汚れに強いものが使われています。

ラグジュアリーブランドの中でも実用性を追及する、トリーバーチらしいアイテムと言えるでしょう。

また価格もリーズナブルなものが多く、高くても10万円に届かず、3万円ほどから手に入るアイテムがあることはうれしい点です。

フレミング

フレミングは、高級感の中に女性らしさを感じさせるトリーバーチの人気モデルです。

しっかりとしたソフトレザーの素材は、使い心地を追及するトリーバーチならではの仕上がりで、フラップに大きく刻印されたロゴとフリフリのタッセル、キルティングとチェーンの組み合わせが女性の心を掴むデザインになっています

ショルダーバッグ・クロスボディ・サッチェル・バックパック・トート・ウォレット・カードケース・スマホケースなど、実に様々なアイテムがフレミングコレクションからリリースされているのも頷けます。

ブロックティ

ブロックティは、トリーバーチの中では異彩を放つシリーズと言えます。

トリーバーチ最大の特徴とも言えるダブルティーや「T」のロゴが、一見どこにも見当たらないのです。

ブランド名も小さく記されているだけで、ある意味トリーバーチ「らしくない」アイテムです。

しかしよく観察してみると、実は大きな「T」がバッグに隠されていることに気づきます。縦横に巡らされたステッチが、その役割を果たしているのです。

トリーバーチのバッグが持ちたい、でもあまり自己主張はしたくない…という方にはぴったりのアイテムと言えるでしょう。

バレエシューズ

トリーバーチの代名詞的存在と言えば、やはりバレエシューズ、フラットシューズでしょう。

バッグも有名なトリーバーチですが、もともとはシューズブランドとして出発しています。日本で人気に火がついたのも、ロゴがついたフラットシューズによるものでした。

バレエシューズのようにヒールがないシューズは足への負担が少なく、歩きやすいのがメリットです。

しかし、どうしても高級感やファッション性がいまいちになってしまうのが課題でした。

その点を、特徴的なロゴ使いとデザイン性で見事に補ったのが、トリーバーチのフラットシューズだと言えます。

「リーバ」や「ミニー」など、トリーバーチでも屈指の人気を誇るラインナップが存在します。

トリーバーチの買取品目と相場

トリーバーチはラグジュアリーブランドに位置しているにもかかわらず、手の届きやすい価格から若者を中心に大変人気を集めています。

買取市場での動きも活発であり、高値が付くことも少なくありません。

実際の相場はどのようなものなのか、解説します。

バッグ

トリーバーチのバッグは、デザインやカラーが豊富で使いやすいデザインから、買取市場で高い人気があります。

買取相場は以下のとおりです。

アイテム	買取価格
カーフレザー　トートバッグ	～20,000円
フレミング　2wayバッグ	～12,000円
ハーフムーン　ショルダーバッグ	～10,000円

財布・小物

トリーバーチの財布・小物は、高いデザイン性と実用性ながらリーズナブルな価格で大変人気があります。

買取市場でも評価は高く、多くの商品が流通しています。

買取相場は以下のとおりです。

アイテム	買取価格
ラウンドファスナー　ウォレット	～7,000円
マックグロー　フラットウォレット　クロスボディ	～6,600円
ロビンソン　ストライプウォレット	～3,200円

アパレル・ファッション

トリーバーチはアパレルも大変人気がありますが、セールを行うブランドのため、新作でないものは買取価格が低い傾向にあります。

できるだけ時間が経っていないうちに売却するのが、高価買取のコツと言えそうです。

買取相場は以下のとおりです。

アイテム	買取価格
総柄　ワンピース	～4,000円
ビジュートップス	～3,000円
ロングニット　ノースリーブカーディガン	～4,400円

ファッション小物

トリーバーチはファッション小物も取り扱っていますが、他のアイテムに比べると中古市場での出品は多くありません。

買取価格も控えめなものが多い傾向です。

買取相場は以下のとおりです。

アイテム	買取価格
ランチバッグ　ポーチ	～2,300円
パームツリー　バッグチャーム	～2,000円
ナイロンポーチ	～800円

アクセサリー

トリーバーチはアクセサリーも展開しています。

ロゴが大胆に使われた特徴的なアイテムが多く、ファンからの人気は高いです。

中古市場で流通するアイテムは多くありませんが、18金など豪華な素材を使用しているため、買取価格は高い傾向にあります。

買取相場は以下のとおりです。

アイテム	買取価格
RAISED LOGO ENAMEL HINGED BRACELET　ダブルＴロゴバングル	～9,000円
RAISED LOGO ROSARY　ダブルＴロゴサークル×ボール状　チェーンロングネックレス	～4,500円
レオパード ダブルラップブレスレット　合金	～700円

靴(シューズ)

トリーバーチのラインナップで、バッグの次に買取が活発に行われているのがシューズでしょう。

デザイン性はもとより履きやすさが抜群で、女性から高い支持を受けています。

買取相場も安定して高い傾向です。

買取相場は以下のとおりです。

アイテム	買取価格
バレリーナ･パンプスシューズ	～10,000円
ロゴプレート･レオパード･フラットシューズ	～7,600円
リボンモチーフ･オープントゥ ウェッジソール	～3,500円

トリーバーチの時計は、シンプルで流行に左右されず使いやすい上品さが人気です。

もちろん「ダブルティー」のロゴも入っており、存在感を示しています。

買取相場にはあまり出回っておりませんが、人気の高さから比較的高値で取引がされています。

買取相場は以下のとおりです。

アイテム	買取価格
レディースウォッチ　シャンパン文字盤	～20,000円
TRB7005 SURREY WATCH クオーツ腕時計	～10,000円
ORY 28MM･クォーツ時計 ゴールド×アイボリー	～7,000円

トリーバーチの買取市場での特徴

ロゴのついたアイテムは需要が高い

トリーバーチのロゴがついたアイテムは、とても需要が高いものになっています。

「ダブルティー」のロゴは、シンプルながら一度見たら忘れられないインパクトを持っており、トリーバーチ最大の特徴のひとつであるからです。

日本で人気に火がついたきっかけも、このロゴがついたフラットシューズによるものです。

あえてロゴを目立たないようにしているアイテムも存在しますが、やはりロゴが印象的なアイテムのほうが人気が高く、買取価格も高いと言えます。

20～30代の若い世代に人気

トリーバーチには、キャメロン・ディアスやオバマ元大統領夫人であるミシェル・オバマ夫人など幅広い年齢のファンが存在しますが、やはり顧客層のメインは20～30代の若者と言えます。

その理由はいくつかあり、まずはトリーバーチが2004年の創業とまだまだ歴史の浅いブランドであることでしょう。

他の伝統的なラグジュアリーブランドと違って、そのスタイリッシュでありながら動きやすいデザインは、活動的で意欲的な若者から熱狂的な支持を集めました。

また、「手の届くラグジュアリー」というブランドコンセプトのとおり、ラグジュアリーブランドとしては手の出しやすい価格設定であることも、若者に人気のある理由と言えます。

あまりセカンドユースを気にしない世代からの人気が高いため、中古市場での動きも活発であり積極的な買取が行われています。

バッグ以外のアイテムも高価買取

トリーバーチのアイテムは、バッグ以外でも高価買取が望めます。

もともとシューズブランドであり、日本でもフラットシューズで人気に火がついたほどです。

フラットシューズやバレエシューズの人気は非常に高く、高い査定額が期待できます。

ほかにもデニムを初めとしたアパレル、財布やポーチなどの小物類やアクセサリーも揃っており、高い人気を誇っています。

トリーバーチを少しでも高く売るために

付属品は全てセットに

箱や保存袋・ギャランティーカード・ショルダーストラップ・パスケースなど、購入時の付属品があれば必ずセットにして査定に出すようにしましょう。

これらが付属していたほうが査定で有利になる可能性があります。

トリーバーチは、ラグジュアリーブランドの中でも偽物との戦いが熾烈だったブランドの一つです。

そのためギャランティーカードは正規品である証明になるので、所持しているのであれば必ず持参するようにしましょう。

汚れや臭いを手入れしてから査定に出す

査定に出す前に、必ずお手入れをするようにしましょう。

臭いや汚れなどは、風通しの良い場所で陰干しをしたり、簡単にお掃除をするだけでずいぶん状態が良くなります。

革製品で汚れが目立つ場合には、市販の革製品クリーナーを使用するのも良いでしょう。

ただし、無理にきれいにしようとして破損しないように気を付けましょう。