シャネル 

シャネルについて

有名なファッションブランドのシャネルは、創業から100年以上の長い歴史を持つフランスの企業です。

シャネルの製品はその高いブランド価値もあり、古いものであっても買取査定に出して値段がつかないということはありません。

シャネルとは

シャネルはジュエリーやバッグ、財布に時計など、様々な製品を手広く扱うブランドです。

シャネルの製品には世界中にファンがいて、高い需要があるために、買取査定に出しても非常に高く査定されます。

しかも、ここ最近はヴィンテージ物のブランド品が流行していることもあって、需要の高さに対しての供給が不足している状況です。

それに加えて人件費や材料費の高騰もあり、シャネルの製品の定価がここ数年でも跳ねあがっていて、その影響で中古市場での買取価格も上昇を続けています。

シャネルの歴史

シャネルの歴史は、1910年に創業者のココ・シャネルによってパリのカンボン通りで開かれた帽子屋さんから始まりました。

そして順調に名声を積み重ねていき、創業から9年後の1919年にはオートクチュールコレクションを発表するにまで至ります。

オートクチュールコレクションとは、世界で最も古い歴史を持つファッションショーのことです。

シャネルはその後、それまでの女性のファッションの常識から一線を画する機能的な服で、女性の自立や解放の象徴的な存在となり、文化的側面でも評価を受けるブランドになりました。

1921年には「シャネルNo.5」という香水を販売して世界中に知られる存在となり、その後バッグや腕時計などでも有名になります。

日本でもバブル期には「シャネラー」と呼ばれるシャネルの熱狂的なファンが存在し、1994年には爆発的なブームが起きるなど、高級ブランドとして広く認知されるに至りました。

シャネルの人気ライン

ラインというのは、シャネルのブランド内での製品のシリーズであったり、柄のことを指します。

長い歴史を持つ有名ブランドのシャネルには、人気のラインというものがいくつも存在するので、そのうちの代表的なものの特徴や価値などについて解説します。

マトラッセ

マトラッセというのは、日本語に直すとふくれ織りという意味で、シャネルの代表的なラインでもあります。
1929年に両手を自由に使えるような鞄をというコンセプトで開発されたチェーンバッグで、ブランド買取の対象としてはショルダーバッグの需要が非常に高いです。
もし状態の良いものであれば、その査定額は350,000円以上の金額になることも期待できます。

ボーイシャネル

ボーイシャネルは、シャネル創業者のココ・シャネルの使用していた弾薬保管バッグから着想を得て作られました。

バッグや財布、チェーンウォレットが中心で、オーバーステッチの縁取りやアンティークな留め具が特徴的です。

ボーイシャネルにはラムスキンやカーフスキン、デニムなど、様々な素材を用いていたものがあります。

発売開始が2011年と、他のラインと比べると割と最近売り出されたシリーズであるために買取価格も高く、保存状態が良ければ350,000円以上になることもある製品です。

カメリア

カメリアは日本でいう椿のことで、シャネルの創業者が亡き最愛の人に贈られたことから好んでいた花です。

ココ・シャネルは、シャネルを1913年に創業してからすぐにカメリアをモチーフにした作品を生み出しています。

コサージュやドレスなど、様々な商品にカメリアをプリントしたものを販売し、カメリアはシャネルのトレードマークにまでなりました。

そして、カメリアラインというのはエナメル加工のレザーにカメリアをあしらった財布が主な製品です。

カンボンライン

カンボンラインは、主にバッグや財布、キーケースなどの製品のシリーズです。

その名前の由来はシャネル発祥の地であるフランス・パリのカンボン通りから来ており、2004年から販売されています。

その大胆なデザインから、それまでのシャネルのブランドイメージを変えるほどの存在感を持つカンボンラインは、様々な製品が販売されていて、すでに廃盤となったものもあるために価格に幅があるラインです。

買取価格は状態の良いものであれば、150,000円を越えるものもあります。

プルミエール

長い歴史を持つシャネルが腕時計の業界に参入してきたのは1987年のことで、その最初の商品がプルミエールです。

プルミエールという言葉は「最初の、第一の」という意味のフランス語で、パリのヴァンドーム広場を参考に作り上げたシャネルの最初の腕時計のラインであり、女性用や男女兼用の腕時計を多く作っています。

そのデザインはパリのヴァンドーム広場の形をイメージした八角形のケースと、シャネルのロゴに針があるだけというシンプルなもので、シャネルのプルミエールだけの個性というものをはっきりと表現しているのです。

シャネルのアイテム別買取価格の相場

バッグ

シャネルのミニフラップバッグは、定価が大体400,000円前後のものだと、保存状態によっても上下しますが、買取査定額は250,000円前後になります。

シャネルのボーリングバッグは、定価が大体420,000円前後のものだと、保存状態によっても上下しますが、買取査定額は250,000円前後になります。

シャネルのフラップバッグは、定価が大体540,000円前後のものだと、保存状態によっても上下しますが、買取査定額は320,000円前後になります。

財布

カメリアのチェーンウォレットは、シャネルの代表作の一つで、幅広い年齢層に安定の支持を集める財布であり、需要が高いために買取査定金額も高くなります。
参考買取価格は150,000円ほどです。

シャネルの代表作であるマトラッセのラウンドジップウォレットには、様々な素材のものがあり、そのデザインはシャネルの「タイムレス」、「クラシック」の理想を表しています。
レディースだけでなくメンズ人気もあり、参考買取価格は80,000円程です。

2011年と、比較的最近販売されたボーイシャネルは、創業者のボーイフレンドがその名前の由来です。
ボーイシャネルは創業者のシャネルが使用していた弾薬の保管バッグを参考に作られていて、長財布や小銭入れなどとその製品の幅は広く、全体的にボーイッシュなデザインを持っています。
保管状態によって上下しますが、参考買取価格は30,000円ほどです。

レザー小物

こちらのシャネルのカメリア、マトラッセのコインケースは、やや使用感があり、保存状態が並の場合では30,000円前後が買取査定額です。

こちらのシャネルのココマークの付いたコインケースの場合は、コンディションが良いものでは30,000円をやや超える程度の買取査定額になります。

こちらのシャネルのココマークの付いたマトラッセのコインケースの場合は、コンディションが良いものでは20,000円前後の買取査定額です。

アパレル・ファッション

こちらのツイードジャケットは、商品の保存状態がやや悪いものの場合には、買取査定金額は16,000円～33,000円ほどになります。

こちらのテーラードジャケットの場合は、商品の保存状態が良いものなら、買取査定金額は86,000円～97,000円ほどです。

こちらのニットカーディガンの場合は、商品状態が普通のもので、買取査定額は10,000円～21,000円ほどです。

ファッション小物

こちらのココマーク付の2つ折り財布の場合は、商品の状態がやや悪いものなら、買取査定額は13,000円～28,000円です。

こちらのマトラッセ･チェーンウォレットの場合は、商品の状態がやや悪いもので、買取査定額が122,000円～137,000円程です。

こちらのショルダーウォレットの場合は、商品の状態がやや悪いものなら、買取価格が122,000円～137,000円程です。

アクセサリー

こちらのココマーク・イヤリングの場合は、商品の保存状態が悪いものでは、買取価格が34,000円～44,000円ほどです。

こちらのマトラッセ・ロゴリングの場合は、商品の保存状態が非常に良いものでは、買取価格が81,000円～91,000円ほどになります。

こちらのエメラルド･ダイヤモンドネックレスの場合は、商品の状態が普通のものでは、買取価格が101,000円ほどです。

時計

こちらのシャネルのクォーツ時計の場合は、状態が普通のものでは、買取価格が381,000円～429,000円ほどです。

こちらのシャネルのブラックセラミック×ラバー･クォーツ時計の場合は、保存状態が普通のもので、買取価格が86,000円～96,000円ほどです。

こちらのシャネルのプルミエール･Lサイズ クォーツ時計の場合は、保存状態がやや悪いもので、買取価格が44,000円～58,000円ほどです。

シャネルの買取市場での特徴

シャネルは、有名な高級ファッションブランドであるために、買取市場ではかなりの好査定が期待できます。

また、状態が悪いものや、大昔に売り出されて今では廃盤となったような古い商品でも十分高額での買取は可能です。

古い(廃版)商品も人気

昔のシャネル製品が、ヴィンテージシャネルと呼ばれるようになり、ここ数年人気となっています。

現在はシャネル製品の需要が高く、買取業者が高値で買い取ってもすぐに新たな買い手がつく状態にあるため、積極的に高い査定で買取をしてもらえるチャンスなのです。

ダメージがあっても買取可能

シャネルの商品であれば、ダメージがある品の場合も買い手がつかないという心配がすくないために買取は可能です。

しかしながら、やはり傷や汚れといったダメージのある状態が悪い品物は査定金額が安くなります。

さらに、シャネルのバッグなどにはシリアルナンバーが貼り付けられていますが、これが剥がれ落ちているなどの場合には買取金額は低くなってしまうのです。

ただ、ヴィンテージバッグなどは品物の劣化による査定額の減額幅は小さくなります。

定番アイテムは高価買取

シャネルの品物の中でも、マトラッセやボーイシャネルといった、シャネルの定番アイテムの場合には高額買取になることが多いです。

中古市場においては、簡単にシャネルであるということが伝わるような定番のデザインのものが人気を集めており、需要が高くなります。

シャネルのアイテムを少しでも高く売るために

高級ブランドであるシャネルのアイテムは、買取市場でも高値で取引されています。

そのため、少しでも良い状態のものを査定に出したいものです。

そこで、少しでも高く売るためにできることをまとめました。

付属品・ギャランティカードはセットに

まず初めに、品物の購入時についてきた付属品やギャランティカードは忘れずに一緒に査定に出すようにしましょう。

ギャランティカードがあるということは、その品物が正しいルートで販売された、正真正銘本物のブランド品であるという証明にもなるためです。

買取業者によっては、ギャランティカードが無くても査定はするけどギャランティカードがある場合にプラス査定するという業者や、ギャランティカードがない場合には買取を拒否しているという業者もあります。

優秀な鑑定士がいる業者でない限り、ギャランティカードが無ければその品物が本物と偽物のどちらなのかを見分けることができないということが理由です。

その他、購入時についてきた箱や布袋などの付属品でも、査定に上乗せがあるかもしれないので、忘れずに一緒に査定に出しましょう。

できる範囲でお手入れをしてから売りましょう

ブランド品を丁寧に手入れすることには、きちんと気を配らなければいけません。

なぜなら丁寧に扱うことによって、良い品を長きにわたって着用し続けることも可能ですし、査定に出す際の査定金額にも関わってくるためです。

具体的なお手入れ方法はアイテムによってそれぞれ違いますが、ジュエリーやアクセサリなどの場合には乾いた布で埃を落としたり汚れを取る、腕時計の場合には定期的に柔らかい歯ブラシや少しだけ濡らした綿棒で汚れを落とすなどの方法で手入れを行ってください。

ただ、高級な品物の場合には、無茶な手入れを行うことで傷つけてしまい逆にその価値を落としてしまうということもあり得ます。

高く査定してほしいからと言って、傷がある部分に靴墨などをつかって着色して隠すような補修は、逆にその品の価値を大幅に落とすことになるので絶対にしてはいけません。

基本的には乾燥した柔らかい布で優しく拭いてあげるだけで充分です。

なかなか落ちない汚れがあって気になるという場合などは、その道のプロに直接依頼するということも選択肢の一つでしょう。