古切手や使用済み切手の価値は?高額査定が期待できる切手の特徴や種類も

古切手や使用済み切手は、一見すると価値がないように感じられるかもしれません。
しかし、発行年代や希少性によっては、思わぬ高値がつくケースもります。
本記事では、古切手や使用済み切手の価値や、高額査定が期待できる切手の特徴や種類について紹介しています。
古切手や使用済み切手がなぜ売れるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ウリエル 商品管理スペシャリスト
河合拓治
リユース業界で12年のキャリアを持ち、現在は買取ウリエルのロジスティクスセンター責任者として年間数万点に及ぶ商品の流通・管理を統括しています。リユース検定や酒類販売管理者の資格を保持し、特にダイヤモンド・ブランド品・着物の管理体制構築に精通。
現場では「複数人による多角的な検品」を徹底し、個品管理による匂い移り防止や破損対策など、商品の価値を損なわないためのオペレーションを追求しています。物流コストの最適化を通じて、お客様への還元率向上に貢献することを目指しています。
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目次
古切手・使用済み切手は価値がある?

古切手や使用済み切手のなかには価値があるものも多く、高額査定が期待できるケースがあります。
その理由は、切手そのものに対するコレクター需要に加え、消印にも価値が見いだされる場合があるためです。具体例として挙げられるのが、発行初日に押される「初日印」です。
初日印は希少性が高く、初日印が押された切手と封筒がセットになったものは、状態や種類によっては3万円以上の値がつくこともあります。
また、初期に使用されていた自動押印機で押される小代式機械日付印は、その希少性の高さから、過去には15万円程度の価値がついた例もあります。
このように、古切手や使用済み切手は、ものによっては高い価値をつけるのが特徴です。
価値が高い古切手の特徴

ここでは、特に価値が高い古切手の特徴について見ていきましょう。
発行枚数が少ない
発行枚数が少ない切手は希少性が高いため、価値も高くなります。
特に1955~1960年(昭和30年代)以前のものは希少価値が高く、高額買取が期待できるでしょう。
明治初期頃に発行された切手であれば、種類や状態にもよりますが、1~5万円ほどで取り引きされることもあります。
しかし、1960年代後半の切手は、切手収集ブームが起こったため発行枚数が多く、高値で売れることは滅多にありません。
未使用・美品であっても額面通りの価格、あるいはそれ以下の価格となる場合が多いでしょう。
需要が高い
図案やデザインが評価されている切手は、需要が高くなる傾向にあります。 たとえば、以下のような切手は需要があります。
| ⦁ 文化人の肖像画を描いた切手 ⦁ 歌舞伎役者などを描いた浮世絵の図案切手 ⦁ 未使用状態だとさらに価値が高まる ⦁ 国民的スターやアイドルを描いた切手 など |
価値が高い使用済み切手の特徴

ここでは、使用済み切手の付加価値となる消印の特徴と具体例を紹介します。
消印が読める状態で残っている
消印に価値のある切手の場合、消印が読めないと価値は下がります。
切手自体に価値があるわけではないので、消印がきれいに残っていれば思わぬ高値がつく一方で、消印が読めない切手は値段が付かない場合もあります。
人気の消印が押されている

消印は大きく分けると「普通日付印」と「特別日付印」があり、特に「特別日付印」は人気が高い切手です。
ここでは、切手コレクターに特に人気の高い消印を紹介するので、チェックしてみてください。
初日印
「初日印」とは切手やはがきの発行日に押される日付印のことです。
印の図柄にハトの絵が描かれているので、「ハト印」とも呼ばれます。
ハト印には、以下のような種類があります。
| 和文ハト印 | 円形の印、円内に日付と郵便局名(日本語)、ハトの図柄がある |
| 欧文ハト印 | 円形の印、円内に日付と郵便局名(アルファベット)、ハトの図柄がある |
| 機械ハト印 | 円形の印と横に横線、円内に日付と郵便局名、横線部にハトの図柄がある |
| 絵入りハト印 | 基本は和文ハト印、円内に特殊な絵柄が描かれている |
満月印
「満月印」とは切手の中心に押された消印のことです。
通常、消印は切手からズレて押されることが多く、切手の中心に押されるケースは珍しいため希少性が高いとされています。
特にバランスよく切手の中心に押されたものや、文字がはっきりとしているものは稀です。
消印がくっきりとしていれば査定額にプラスされることもあるでしょう。
特殊通信日付印
「特殊通信日付印」は、万博などの国家的記念行事やふみの日など、記念となる日だけに使われる消印です。
記念切手の発行に合わせ、切手のデザインをモチーフにした専用の日付印が作成されます。
この特印は使用する郵便局が限られており、さらに使用される期間も短いため、希少性が高いとされています。
風景入通信日付印
「風景入通信日付印」とは、全国各地の名所や特産品などが描かれている「風景印」あるいは「風景スタンプ」と呼ばれる日付印です。
こちらも取り扱いが限定されるため、付加価値のある消印となります。
小型記念通信日付印
「小型記念通信日付印」は地域のイベントや催物など、特印を使用するほど国家的なイベントではない場合に使われる記念印です。
消印の大きさが小ぶりなのが特徴で、期間や郵便局が限定されているため、希少性が高い消印です。
封書やはがきから剥がされていない

使用済み切手の中でも、封筒やはがきに貼られたままのものを「エンタイヤ」と呼び、コレクターの間で高く評価されます。
特に歴史に名を残すような著名人、文豪、政治家といった人たちが交わした手紙・はがきの場合は、値打ちものとなることがあります。
エンタイヤは封書やはがきに貼られたままの状態でこそ価値があるため、買取を検討するなら切手を切り取る前に査定を依頼しましょう。
ウェル・センターである
「ウェル・センター」とは切手のデザインの中心に消印があるものです。
満月印とも似ていますが、ウェル・センターはより美的要素が加わります。
一方、消印が中心からずれているものは「オフ・センター」と呼ばれ、一般的には評価が下がりますが、切手のデザインや消印の配置、余白とのバランスが整っている場合は、高く評価されることもあります。
高額買取が期待できる古切手・使用済み切手!その値段とは

ここで、高額買取が期待できる古切手・使用済み切手をご紹介します。
どれも希少価値のある切手ばかりです。
なかにはプレミアが付いて、額面をはるかに超える高値で取引されているものもあります。
赤猿
「赤猿」は、文化大革命の最中である1980年に発行された、中国初の年賀切手です。
鮮やかな赤色の背景に、黒毛で赤目の子猿が印象的な切手で、日本でも高く評価されています。
当時の中国が切手収集・輸入を禁じていたために希少価値が高く、未使用で保存状態よいものは10〜20万円で取引されます。
オオパンダ
「オオパンダ切手」も文化大革命の時期に中国で発行された切手です。
水墨画で描かれたパンダは、当時日本でも人気が高く、現在も高値で取引されています。
オオパンダは2期に渡って発行され、1期で3種類(1963年)、2期で6種類(1973年)の切手が発行されました。
オオパンダの切手は、保存状態のよいものが少ないため、美品であれば高価買取が期待できます。
2期の6種類がすべて揃っている場合の買取相場はおよそ~7,000円で、1期はさらに高値となります。
毛主席(詩詞)
「毛主席(詩詞)」は1967年に中国で発行された切手です。
切手の発行は第1期で3種類、第2期で3種類、第3期で8種類の合計14種類があります。
毛主席(詩詞)の切手はシリーズとして扱われ、1枚には筆をもつ毛沢東の肖像画が、残りは毛沢東直筆の詩詞が書かれています。
買取相場は、未使用であれば~30万円です。
見返り美人
「見返り美人」は、江戸時代の浮世絵師・菱川師宣の作品「見返り美人図」を描いた切手です。
日本の郵趣向けの切手として発売され、人気はいまでも衰えていません。
発行は1948年、1991年、1996年の3回に分けて行われました。
ちなみに1948年は2種類の見返り美人図が発行されているため、切手は全部で4種類あります。
なかでも1948年11月29日に発行された見返り美人図は、発行枚数が150万枚と少数であるため希少価値が高い切手です。
月に雁(かり)
「月に雁」は、浮世絵師・歌川広重(安藤広重)の作品「月に雁」が描かれています。
舞い降りる三羽の雁を描いた絵画が傑作とされ、図案の美しさがコレクターの間でも人気が高い切手です。
日本の郵趣向けの切手として1949年に発売され、見返り美人と並んでプレミアが付いています。
皇室記念切手
「皇室記念切手」は、皇室の慶事に合わせて発行される記念切手です。
別名「天皇陛下記念切手」とも呼ばれます。
年代が古いほど価値が高く、「明治天皇銀婚記念切手」「裕仁立太子記念切手」「皇太子結婚式記念切手」など戦前に作られたものは希少価値が高いです。
オリンピック記念切手
下記のように、日本で開催されたオリンピックの記念切手は日本国内で買取需要があります。
| ⦁ 1964年の東京オリンピック記念切手 ⦁ 1972年の札幌オリンピック記念切手 ⦁ 1998年の長野オリンピック記念切手 |
オリンピック記念切手は、発行年代が新しいことと発行枚数が多いことから、高価買取となるケースは稀です。
しかし、各オリンピックの寄付金を募るために発行された切手などには高い価値が付くことがあります。
古切手・使用済み切手の価値に関するよくある間違い

古切手・使用済み切手に関して誤解のある方も多くいます。
古切手・使用済み切手の価値に関するよくある間違いについて見ていきましょう。
古いほど価値が高いわけではない
切手の価値を決めるうえで重要なのは、古さそのものではなく、希少性やコレクターからの需要です。
たしかに古い切手ほど現存数が少なくなる傾向があり、結果として希少価値が高まりやすい側面はあります。
しかし、発行枚数の多い切手や需要が低い切手の場合、古くても高い評価がつかないことは珍しくありません。
このように、切手の価値は年代だけで判断せず、総合的に見ることが大切です。
記念切手は意外と価値が高くない
記念切手は特別感があるため高値がつくと思われがちですが、意外と価値が高くならないケースが多い切手です。
特に昭和30年ごろ以降に発行された記念切手は、切手収集ブームの影響で発行枚数が多く、希少性が低くなりやすい傾向があります。
額面通り、またはそれ以下の評価になることも珍しくありません。
一方で、戦前や戦時中に発行された記念切手は発行数が限られているものが多く、現存数も少ないため、コレクターからの需要が高くなりやすい傾向があります。
このように、記念切手は発行された時代によって価値が大きく異なる点を理解しておきましょう。
中国切手は価値が高いものの台湾切手に注意
中国切手はコレクター需要が高く、高額査定が期待できるものが多い一方で、台湾切手は中国切手と比べると高値がつきにくい傾向があります。
見極める際のポイントは、切手に記載されている表記です。
「中華人民郵政」または「中国人民郵政」と書かれているものは中国切手です。
一方、「中華民国」と表記されている切手は台湾切手に該当します。
中国切手を持っている方は、表記から台湾切手ではないか確認しておきましょう。
古切手・使用済み切手を売却・手放す方法

古切手・使用済み切手には、さまざまな売却方法があります。
それぞれの方法によって特徴は異なるので、一つずつ見ていきましょう。
金券ショップ
金券ショップは、現行で使用できる普通切手を手軽に売却できる点が特徴です。
店舗へ持ち込めばすぐに現金化できるため、スピードを重視する場合に向いています。
一方で、金券ショップは換金目的の取引が中心となるため、プレミア切手や古切手の希少価値までは正しく評価してくれません。
その結果、本来であれば価値のある切手でも、額面を基準とした安い価格での買取になってしまう可能性があります。
フリマ・オークションアプリ
フリマアプリやオークションアプリでは、自分で価格を設定して切手を出品できる点がメリットです。
しかし、切手に関する知識がない場合、相場よりも安く買い叩かれてしまうことがあります。
また、購入者とのやり取りや発送の手間がかかるほか、取引トラブルに発展するリスクも考慮しなければありません。
自由度が高い一方で、手間やリスクを理解したうえで利用する必要があります。
切手専門の買取業者
切手専門の買取業者は、切手に関する専門知識を有しており、市場動向やコレクターからの評価を踏まえた査定を行ってくれる点が魅力です。
また、出張買取を利用すれば、仕分けや持ち運びの手間をかけずに自宅で査定から売却まで完結できます。
切手の価値を正しく見極めてもらいたい方や、安心して手放したい方にとって、切手専門の買取業者は有力な選択肢といえるでしょう。
慈善団体への寄付
古切手や使用済み切手は、慈善団体へ寄付するという選択肢もあります。
特定の慈善団体では切手の寄付を募っており、集めた切手を換金して活動資金として活用しています。
直接現金を寄付するわけではありませんが、不要になった切手を提供することで、間接的に慈善活動に関われる点が特徴です。
売却ではなく社会貢献を重視したい場合に適した手放し方といえるでしょう。
古切手・使用済み切手の価値を見極めるならウリエルへ

古切手や使用済み切手の価値を知りたい方には、ウリエルの出張買取がおすすめです。
ウリエルでは切手の査定を無料で実施しており、査定後に売却しない場合でもキャンセル料はかかりません。
在籍する査定士は切手に関する専門知識を有しているため、発行年代や希少性、消印の価値などを踏まえて丁寧に査定いたします。
価値が分かりにくい古切手や使用済み切手であっても高価買取が期待できるので、古切手や使用済み切手の売却を検討している方は、ぜひ一度ウリエルまでご相談ください。
古切手・使用済み切手を高く売るコツ

ここでは、古切手・使用済み切手を高く売るコツやポイントについて紹介します。
封筒やはがきから剥がしておく
使用済み切手は封筒やはがきに付いたままの場合、剥がして切手だけにしておきましょう。
査定の手間や時間は査定額にも影響する場合もあるためです。
また、多くのコレクターは切手を単体でコレクションするため、封筒やはがきに付いたままだと、敬遠される可能性があるのです。
ここで、切手を取り剥がすときに有効な「水剥がし」という方法を紹介します。
切手を剥がす際は、切手が破損しないよう丁寧に行いましょう。
【水剥がし】
| ⦁ 切手の周囲に5mmほどの余白を残して切り取る ⦁ 平な皿や容器に35℃程度のぬるま湯を張り、切手を漬ける ⦁ 5~10分放置する ⦁ ピンセットを使って、切手を剥がす ⦁ 切手の糊面を水で流し、裏のりをきれいに洗う ⦁ 乾いたタオルやキッチンペーパーで切手の水をしっかりと切る ⦁ 切手を乾かす ⦁ 切手が完全に乾いたのを確認して、ストックブックなどに保存する |
消印を残して切り取る
使用済み切手は消印に価値があります。
そのため、切り取るときは消印が残るように切り取りましょう。
ただしエンタイヤと呼ばれるものは、切手と消印、封筒の3点が重要な査定基準になるため、切り取らずに査定に出すことをおすすめします。
ストックブックに保管する
使用済み切手に限らず、切手の状態は買取価格に影響します。
切手を保管する際にはストックブックなどに保管して、保存状態を良好に保つようにしましょう。
切手に破れや折れ、色落ち、汚れなどがあれば、買取価格は下がります。
黄ばみや色落ちなどは大きな減額にならない場合もありますが、破れがひどいものは買取不可となるため注意が必要です。
まとめて売る
切手を売る際に、まとまった量や種類があると査定額がアップしやすくなります。
希少な切手や人気のある切手が含まれているケースが多いためです。
切手収集の世界では切手の量と質は直接関係しているので、コレクターや買取業者は目にする切手が大量であるほど興味を示します。
まとめ
今回は、古切手や使用済み切手がなぜ売れるのか、その価値について紹介しました。
古切手や使用済み切手は、切手そのものや消印の需要によって価値がつきます。
そのため、なかには思わぬ高額査定が期待できる切手もあるでしょう。
切手買取の専門業者なら、そのような古切手や使用済み切手でも価値を見落とさず査定してくれるので、売却を検討している方は、ぜひ一度査定依頼を出してみてはいかがでしょうか。
2つの買取方法

