普通切手

普通切手について

普通切手とはコンビニや郵便局で購入できる切手のことです。

荷物やはがきを送る際に利用する人がほとんどで、送料の代わりとされています。

普通切手とは

普通切手とは、郵便料金の支払いを主な目的としている切手です。

多種多様な郵便料金に対応するために、全部で約20種類以上もの普通切手が存在します。

通常、郵便局で普通切手として販売されているものは下記のリンクからご確認ください。

参考：日本郵便株式会社　切手

また、国家行事やキャンペーンを記念して発行される記念切手とはいくつか明確な違いがあります。

記念切手の特徴は以下をご参照ください。

・販売期間や発行枚数に制限がある ・販売される郵便局が異なる・郵便に使用できる期間に制限がある

郵便局で販売されている普通切手以外の切手は、すべて記念切手だと考えられるでしょう。

日本での普通切手の歴史

日本で初めて発行された切手は竜文切手で、1871年3月1日（明治4年）まで遡ります。

竜文切手は8文、100文、200文、500文の4種類が発行され、文（もん）は江戸時代の通貨制度に使用されていた単位です。

現代では、4月20日が郵政記念日ですが、4月20日の旧暦は3月1日。

つまり、日本で初めて切手が発行された日を郵政記念日としているということです。

また、当時の切手は郵便料金の支払いを目的とするものではなく、お金を払って得た権利を証明するための紙切れとして取り扱われていました。

さらに、もともとは切付手形（きりふてがた）と呼ばれており、切手と呼び始めるきっかけを作ったのは近代郵政精度の創始者である前島密（まえじまひそか）です。

このように切手の歴史は古く、もともとの要素が現代と異なることがわかります。

切手やはがきは郵便局で返金(換金)できない！

切手やハガキの返金（換金）はできません。

ただし、はがきの料金を表す「料額印面」部分に汚れや破損がない場合、郵便局で交換してもらえます。

ですが、切手やはがきの種類によって交換できるものが異なり、手数料や送料が掛かるのでおすすめできません。

詳細は下記のリンクからご確認ください。

参考：日本郵便株式会社　切手の交換手数料
　　　日本郵便株式会社　切手と交換できるもの

もしご自宅に不要なはがきや切手が大量にあり困っているのであれば、買取査定にみてはいかがでしょうか。

ウリエルでは、切手やはがきを1枚からでも積極的買取しています。

不要なハガキや切手を送料や手数料を支払ってまで交換するのであれば、現金化するほうが得策です。

無料で出張査定サービス行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

査定額に納得していただければ、その場で即現金化させていただきます。

現行普通切手の買取相場

現行普通切手とは、郵便局で購入できる普通切手です。

買取相場をわかりやすく表にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

現行普通切手(シート・バラ)の買取相場

現行普通切手の買取相場は額面の6～9割です。

買取業者によってレートが異なり、切手需要が高い業者であれば9割で買取してもらえる可能性が高まります。

また、記念切手などの希少価値が高いものでない限り、額面より査定額が上回ることはありません。

バラ売りよりもシートで売った方が高額査定になるので、シートの状態で保管されているのであれば、絶対に切り離さないようにしましょう。

1枚でもシートから切り離してしまった場合、バラ扱いになってしまいます。

普通切手の種類	額面	バラ	シート
63円普通切手	63円	60%前後	85～90%
84円普通切手	84円	60%前後	85～90%
94円普通切手	94円	60%前後	85～90%
120円普通切手	120円	60%前後	85～90%
290円普通切手	290円	60%前後	85～90%
320円普通切手	320円	60%前後	85～90%
慶事用63円普通切手	63円	60%前後	85～90%
慶事用84円普通切手	84円	60%前後	85～90%
慶事用94円普通切手	94円	60%前後	85～90%
弔辞用63円切手	63円	60%前後	85～90%
1円普通切手	1円	50%前後	80～85%
2円普通切手	2円	50%前後	80～85%
5円普通切手	5円	50%前後	80～85%
10円普通切手	10円	50%前後	80～85%
20円普通切手	20円	50%前後	80～85%
50円普通切手	50円	60%前後	85～90%
100円普通切手	100円	60%前後	85～90%
140円普通切手	140円	60%前後	85～90%
210円普通切手	210円	60%前後	85～90%
500円普通切手	500円	60%前後	90%前後

使用済み切手(消印有の切手)の買取はできる？

使用済み切手の買取できるかは業者によって異なります。

たとえば、金券ショップでは使用済み買取切手の買取できないでしょう。

使用目的で切手の購入を目的としている人がお客様なので、使用済みの切手に需要がありません。

ですが、切手買取の専門業者であれば買取してもらえる可能性があります。

理由としては、切手買取業者は主にコレクターを対象として営業しているからです。

つまり、切手専門の買取業者に依頼すれば、使用済みの切手でも買い取ってもらえます。

また、現行の使用済み普通切手は金券ショップと切手買取業者のどちらにも需要がありません。

したがって、現行の使用済み普通切手はどこに依頼しても買取ってもらえないということです。

明治・大正・昭和初期の普通切手は価値が高い！

明治・大正・昭和初期の普通切手は高額で取引されています。

代表的な切手の特徴と相場価格を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

竜文切手

買取相場

～10万円

竜文切手とは、日本で初めて発行された普通切手です。

額面が文という字で表記されており、48文、100文、200文、500文の4種類が存在します。

また、第一版か第二版のものによって相場が異なり、特に第一版500文の黄緑色と緑色の課買取り価格は高く、数万円前後で買取してもらえるケースがほとんどです。

竜銭切手

買取相場

～50万円

竜銭切手とは、日本で2番目に発行された切手です。

額面が銭という字で表記されており、1銭、2銭、5銭の3種類が存在します。

また、第1版から第3版まであり、第3版の1銭は50万円近くの買取価格で取引されています。

桜切手

買取相場

～1,000万円

桜切手とは、切手の4つ角に桜のデザインが施されている切手です。

額面は半銭、1銭、2銭、4銭、6銭、10銭、20銭、30銭の全8種類が存在します。

また、桜切手は長期間発行されたので40種類以上あり、買取価格のふり幅がかなり広いです。

最高で1,000万円近くの買取価格で取引された事例もあります。

鳥切手

買取相場

～20万円

鳥切手とは、日本で4番目に発行された切手です。

手彫り切手の中では最後に発行されたもので、額面は12銭、15銭、45銭の3種類のみです。

また、額面3種に対してイ、ロ、ハと記載されているので、3×3で全9種類の鳥切手が存在します。

中でもハと記載されている12銭の買取価格が最も高く、20万円程で買取してもらえる可能性があります。

小判切手

買取相場

～2万円

小判切手とは、切手の中央に小判のようなデザインが施されている切手です。

額面は5厘、1銭、4銭、5銭、6銭、25銭、1円があり、全部で30種類も存在します。

ですが、古い切手の中では流通しているので買取価格は最大でも2万円程度です。

菊切手

買取相場

～1万円

菊切手とは、切手の中央に菊のデザインが大きく施されている切手です。

額面は5厘（1銭の1/2）から1円まであり、全部で15種類の菊切手が存在します。

額面ごとに値段が異なり、古い切手の中では相場が低めですが、25銭、50銭、1円の菊切手であれば高価買取に期待ができます。

旧高額切手

買取相場

～10万円

旧高額切手とは、電信電話支払い料金のために発行された切手です。

額面は5円、10円の2種類で、他の切手より高額な特徴が名前の由来となっています。

さらに、白紙、毛紙の2種類がそれぞれ存在するので、旧高額切手の種類は全4種類です。

白紙の切手のほうが高額査定されやすく、5円、10円の2つとも5万円を超えるケースが一般的です。

田沢切手

買取相場

～10万円

田沢切手とは、田沢昌言のデザインが施されていることが名前の由来の切手です。

額面は、厘、1銭、1.5銭、3銭、5銭、7銭、13銭、25銭、30銭、50銭、1円の全11種類、切手自体は全60種類も存在します。

中でも、大正白紙切手という種類の1円が最も高く5万円以上の買取価格で取引されるケースが一般的です。

富士鹿切手

買取相場

～2万円

富士鹿切手とは、切手に富士山と鹿が描かれていることが名前の由縁である切手です。

額面は4銭、8銭、12銭の3種類で、1929年に発行された8銭切手が最も高額で取引されています。

状態にもよりますが、1万円以上で売却できる可能性が高いです。

震災切手

買取相場

～5,000円

震災切手とは、1923年に発生した関東大震災に発行された切手です。

額面は5厘から20銭までで9種類で、「菊花紋章」「富士山」「桜」「トンボ」などの絵柄が描かれています。

古い切手の中では比較的相場が低めですが、4銭以上の額面であれば1,000円以上の買取価格で取引されます。

新高額切手

買取相場

～4万円

新高額切手とは、1924年から1937年の期間に発行されていた切手です。

旧高額切手と同じく、額面は5円と10円の2種類が存在します。

また、正毛紙、昭和白紙の2種類が5円、10円のそれぞれに対して存在し、昭和白紙のほうが高額で取引されています。

風景切手

買取相場

～1,000円

風景切手とは、1926年から1937年の期間に発行された普通切手で、大正時代に発行された最後の切手となります。

額面は2銭、6銭、10銭の3種類で、買取価格は数百円程度が相場です。

第一次昭和切手

買取相場

～1万円

第一次昭和切手とは、1937年から1944年の期間に発行されていた切手です。

額面は、5厘から10円までの全19種類が発行されていました。

また、1942年から1946年の期間に発行されていたものを第二次昭和切手といいます。

1945年から1946年の期間に発行されたものを第三次昭和切手といい、3つの総称を昭和切手といいます。

普通切手を少しでも高く売るには？

まとめて査定に出す

バラの切手が大量にある場合、台紙に張って売ることで高価買取に繋がります。

また、シートの切手を切り離してしまった場合にも有効です。

張り方としてはA3のコピー用紙などに、均等に貼り付けるだけです。

仮に30枚貼り付けるとすれば、10列×3行で貼り付けるといいでしょう。

無理な手入れは禁物

切手の保存状態が悪いと査定価格に影響します。

決して自己判断で無理な手入れはしないようにしましょう。

切手を保存方法として最適な方法は以下の通りです。

・袋や箱にまとめて切手同士が擦れないようにする ・できれば保存用のストックブックで保管する ・切手に触れる際はピンセットなどを使用する