滋賀県の骨董品買取

滋賀県を代表する作家・芸術家

千年の都・京都は、長きにわたって日本文化の中心として栄え、多くの芸術家を輩出してきました。

絵画、建築、茶道など多様な分野で活躍した人物たちは、今なお芸術史に名を残し、後世に大きな影響を与えています。

京都府を代表する作家・芸術家は以下の通り。

• ・小堀遠州（こぼり えんしゅう）
• ・井関家重（いせき いえしげ）
• ・野口謙蔵（のぐち けんぞう）
• ・岸竹堂（きし ちくどう）
• ・山元春挙（やまもと しゅんきょ）
• ・小倉遊亀（おぐら ゆき）
• ・黒田重太郎（くろだ じゅうたろう）
• ・円山応挙（まるやま おうきょ）
• ・曽我蕭白（そが しょうはく）

それぞれ順番に解説します。

小堀遠州

小堀遠州（こぼり えんしゅう）は、江戸時代初期に活躍した茶人、作庭家、建築家であり、数寄屋風の美意識を確立した人物です。

武士でありながら優れた美的感覚を持ち、書院造や庭園設計においても才能を発揮しました。

桂離宮や二条城の作庭にも関わり、日本庭園の形式美に大きな影響を残しています。

その美意識は「遠州流」として受け継がれ、茶の湯文化の中核を担っています。

井関家重

井関家重（いせき いえしげ）は、江戸時代の絵師であり、円山派の影響を受けながら独自の画風を築きました。

自然観察に基づく精緻な描写と、柔らかい色彩を用いた風景画や花鳥画に定評があります。

写実を基本としつつも装飾性を併せ持ち、京都画壇の中でも安定した人気を誇った画家です。

弟子の育成にも尽力し、京都の画壇発展に貢献した重要人物とされています。

野口謙蔵

野口謙蔵（のぐち けんぞう）は、昭和期に活躍した洋画家で、フランスでの滞在経験が創作に強く影響を与えました。

油彩を用いた風景や静物画は、厚みのある質感と独特の色調によって重厚な印象を与えます。

京都に根差した活動を続けながらも、国際的な視点を持ち、多くの展覧会に出品しました。

その功績は高く評価され、近代京都洋画界の代表格の一人とされています。

岸竹堂

岸竹堂（きし ちくどう）は、明治時代に活躍した日本画家で、京都画壇において確固たる地位を築いた人物です。

動物画に特に優れ、獅子や虎などの迫力ある姿を力強い筆致で描いた作品が高く評価されています。

狩野派や円山派の技法を受け継ぎつつ、写実と装飾のバランスを巧みに取り入れた作風を確立しました。

多くの弟子を育て、京都の美術教育にも深く関わりました。

山元春挙

山元春挙（やまもと しゅんきょ）は、明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家で、京都画壇の重鎮として知られています。

風景画に秀で、特に中国や日本の山水を題材にした荘厳で幻想的な表現に定評があります。

伝統を尊重しながらも近代的な構成を取り入れ、古典と革新の融合を目指しました。

帝室技芸員にも任命され、その芸術的功績は今なお語り継がれています。

小倉遊亀

小倉遊亀（おぐら ゆき）は、女性日本画家の草分けとして知られ、京都画壇でも際立った存在でした。

日常の情景や人物を明るい色調で丁寧に描写し、穏やかで温もりのある画風が特徴とされます。

女性ならではの視点と感性が作品に表れており、特に女性像には深い共感を呼びました。

長寿を全うし、晩年まで精力的に制作を続けたその姿勢も高く評価されています。

黒田重太郎

黒田重太郎（くろだ じゅうたろう）は、大正から昭和にかけて活動した洋画家で、京都市を拠点に制作を行っていました。

具象と抽象の間を行き来する独自のスタイルで、風景や人物を描いています。

画面構成に重点を置いたその表現は、戦後の洋画界にも大きな影響を及ぼしました。

また、教育者としても精力的に取り組み、関西の美術教育に大きな役割を果たした人物です。

円山応挙

円山応挙（まるやま おうきょ）は、江戸時代中期を代表する絵師で、写生を重視した円山派を創設した人物です。

自然の姿を忠実に捉えた写実的な表現は、当時としては革新的で多くの支持を集めました。

幽玄な空気感と構成力に優れた作品は、今も日本美術の名作として知られています。

門下からは多くの優秀な絵師が育ち、日本画の近代化に大きな影響を与えました。

曽我蕭白

曽我蕭白（そが しょうはく）は、江戸時代中期に活躍した個性派絵師で、奇抜で大胆な構図と筆致で知られています。

風神雷神図や山水画など、幻想性とドラマ性にあふれる表現は一度見たら忘れられない迫力を持っています。

体制的な画派には属さず、自由な創作活動を貫いたことで異彩を放ちました。

その独創性は現代でも高く評価され、国宝級の作品も数多く残されています。

滋賀県にゆかりのある骨董品

滋賀県は、琵琶湖を中心に栄えた歴史とともに、伝統工芸の技を今に伝える地域としても知られています。

陶磁器や織物、仏壇など、地域の風土と文化に根ざした工芸品は、骨董品としても高い価値を持っています。

滋賀県にゆかりのある骨董品は以下の通り。

• ・近江上布（おうみじょうふ）
• ・信楽焼（しがらきやき）
• ・彦根仏壇（ひこねぶつだん）
• ・膳所焼（ぜぜやき）
• ・湖東焼（ことうやき）

それぞれ順番に解説します。

近江上布

近江上布（おうみじょうふ）は、滋賀県の湖東地域で受け継がれてきた麻織物で、夏に適した涼しさと通気性が特徴です。

鎌倉時代に京都の職人が技術を伝えたことから発展し、江戸時代には彦根藩の支援を受けて広まりました。

手織りによる繊細な縞模様や絣文様が魅力で、贈答品としても重宝されてきました。

現在では希少性が高まり、骨董品としても価値が認められています。

信楽焼

信楽焼（しがらきやき）は、滋賀県甲賀市信楽町で生まれた陶器で、日本六古窯の一つに数えられています。

木節や実土、蛙目など複数の土を使い分け、厚みと耐火性を兼ね備えた丈夫な器が生み出されてきました。

自然釉や焼成による変化が風合いに表れ、一点ごとに異なる表情を見せるのも魅力です。

特に古作の茶陶は美術的価値が高く、骨董市場でも高値で取引されることがあります。

彦根仏壇

彦根仏壇（ひこねぶつだん）は、滋賀県彦根市で受け継がれてきた伝統的工芸品で、国の指定も受けています。

黒漆塗りに金箔を施し、蒔絵や金具細工など高度な装飾技術が集約された豪華なつくりが特徴です。

使用される素材も高級で、細部まで丁寧に仕上げられており、信仰の対象であると同時に美術品としても高く評価されています。

古い彦根仏壇はとくに希少性が高く、骨董品として高額で取引されることも少なくありません。

膳所焼

膳所焼（ぜぜやき）は、江戸初期に膳所藩の御用窯として始まり、特に茶の湯に適した焼物として知られるようになりました。

落ち着いた釉調や控えめな鉄絵の装飾が、侘び寂びの精神に通じるとして茶人に重宝されてきました。

品格と実用性を兼ね備えた器は、現在でも茶席で使われることがあります。

とくに古作は希少性が高く、骨董品市場でも高い評価を得ている焼物です。

湖東焼

湖東焼（ことうやき）は、江戸後期から明治時代にかけて滋賀県東近江地域で焼かれた磁器で、上品な染付や色絵が魅力です。

京都の雅な美意識を取り入れつつ、独自の造形美を確立した点が高く評価されています。

華やかで繊細な意匠が特徴で、当時は上流階級にも広く親しまれていました。

保存状態の良い作品は希少であり、美術館や骨董市場でも高い価値を持つとされています。

滋賀県在住で不要な骨董品はウリエルでお買取ください！

滋賀県にお住まいで、使わなくなった骨董品の処分にお困りの方は、買取専門店ウリエルにご相談ください。

価値がわからない器や古い置物でも丁寧に査定し、専門知識をもとに適正価格をご提示いたします。

出張による無料査定・買取にも対応しており、自宅にいながらスムーズにお手続きいただけます。

一点からでもご依頼可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。