静岡県の骨董品買取

静岡県を代表する作家・芸術家

静岡県は富士山をはじめとする豊かな自然と、東西文化が交差する地として多くの芸術家に影響を与えてきました。

絵画、彫刻、工芸、詩など幅広い分野で才能が育まれ、県内外で活躍する文化人が多く生まれています。

代表的な芸術家は以下の通り。

• ・秋野不矩（あきのふく）
• ・牧野宗則（まきのむねのり）
• ・澤田政廣（さわだせいこう）
• ・平野富山（ひらのふざん）
• ・小川三知（おがわさんち）
• ・今野登志夫（こんのとしお）

それぞれ順番に解説します。

秋野不矩

秋野不矩（あきのふく）は、天竜市（現・浜松市）出身の日本画家で、インドの風土や人々を主題にした作品で知られています。

東京藝術大学の教授も務め、後進の指導にも尽力した人物です。

彼女の作品は力強い筆致と鮮やかな色彩が特徴で、日本画に新たな風を吹き込んだ存在といえます。

浜松市には「秋野不矩美術館」が設立され、その芸術を今に伝えています。

牧野宗則

牧野宗則（まきのむねのり）は、静岡県出身の陶芸家で、志戸呂焼の名工として知られています。

茶道具を中心に制作し、土の質感を活かした落ち着いた風合いと、精緻な技術で高く評価されています。

現代においても志戸呂焼の伝統を守りつつ、新しい表現にも挑戦した柔軟な作風が魅力です。

多くの作品が茶人や陶芸愛好家の間で愛され続けています。

澤田政廣

澤田政廣（さわだせいこう）は、熱海市出身の彫刻家で、仏像や人物像を中心に多くの作品を残しました。

木彫を中心としながらも、モダンな感覚を取り入れたスタイルで昭和の彫刻界に革新をもたらしました。

文化勲章を受章するなど、その功績は国内外から高く評価されています。

熱海市にある「澤田政廣記念美術館」には代表作が多数展示されています。

平野富山

平野富山（ひらのふざん）は、静岡県出身の書家で、古典を基礎とした格調高い書風で知られています。

力強さと柔らかさを併せ持つ書は、多くの人々に感動を与えてきました。

書道教育にも尽力し、多くの弟子を育てた功績も評価されています。

展覧会や書道誌に多数の作品を発表し、その名は全国に広まりました。

小川三知

小川三知（おがわさんち）は、伊豆出身のステンドグラス作家で、日本の装飾芸術に新風をもたらした人物です。

洋風建築が広がる中、彼は日本的感性を加味した作品を数多く制作しました。

細部まで精密に仕上げられたステンドグラスは、建築物に溶け込みながら空間を引き立てています。

その功績により、日本の装飾ガラス史においても重要な位置を占めています。

今野登志夫

今野登志夫（こんのとしお）は、静岡市出身の詩人で、言葉の響きと余韻にこだわった叙情的な詩風が特徴です。

自然や日常、記憶といったテーマを静かに掘り下げる作品が多く、読者の心に深い余韻を残します。

詩集の刊行や雑誌への寄稿に加え、朗読活動などを通じて詩の魅力を伝えてきました。

現代詩の世界で確かな存在感を放つ詩人のひとりです。

静岡県にゆかりのある骨董品

静岡県は、伝統工芸が豊富な地域として知られており、歴史と職人技が息づく骨董品が数多く存在します。

竹細工や木工、陶磁器など、土地の風土や文化を映した品々は、今も骨董品として高い評価を受けています。

代表的な静岡の骨董品は以下の通り。

• ・駿河竹千筋細工（するがたけせんすじざいく）
• ・駿河雛具（するがひなぐ）
• ・駿河雛人形（するがひなにんぎょう）
• ・志戸呂焼（しとろやき）
• ・賤機焼（しずはたやき）
• ・駿河指物（するがさしもの）
• ・藤枝桐箪笥（ふじえだきりだんす）
• ・下田脂松細工（しもだやにまつざいく）
• ・静岡挽物（しずおかひきもの）

それぞれ順番に解説します。

駿河竹千筋細工

駿河竹千筋細工（するがたけせんすじざいく）は、細く割った竹を数百本も使って繊細な模様を組み上げる工芸で、静岡の伝統工芸品として広く知られています。

明治時代から続く技法で、花器や虫かご、照明器具など、実用性と美しさを兼ね備えた作品が特徴です。

現在でも地元の職人がその技を受け継ぎ、手作業で一つひとつ丁寧に仕上げています。

繊細な編み目は軽やかでありながら堅牢で、骨董としての価値も高まっています。

駿河雛具

駿河雛具（するがひなぐ）は、江戸時代末期から静岡で作られてきた伝統的なひな人形用の道具です。

小さく精巧な作りが特徴で、箪笥や鏡台、食器棚など、現実の家具をそのまま縮小したような仕上がりが魅力となっています。

素材には主に木や和紙が用いられ、金箔や漆を施すなど細部まで丁寧に作られており、美術工芸品としての評価も高いです。

近年ではコレクション目的で購入されることも増えています。

駿河雛人形

駿河雛人形（するがひなにんぎょう）は、静岡で伝統的に作られてきたひな人形で、手仕事による優美な表情と上品な装飾が高く評価されています。

衣装には正絹や金襴が多用され、色彩や文様から格調高さが漂うのです。

江戸後期から受け継がれる技法に基づき、現在も熟練の人形師が一体ずつ丁寧に仕上げており、節句の贈答品としても親しまれているでしょう。

人形の表情や姿勢には、作り手の繊細な感性と美意識がにじんでいます。

志戸呂焼

志戸呂焼（しとろやき）は、静岡県島田市周辺で作られる陶器で、素朴で温かみのある風合いが特徴とされています。

安土桃山時代に発祥し、茶道具として親しまれてきました。

特に急須や湯呑みが有名で、鉄分を多く含んだ土を使い、赤褐色に焼き上がる色合いが魅力となっています。

現在も地元の窯元が伝統を守り続けており、日常使いと鑑賞を兼ねた作品が支持されています。

賤機焼

賤機焼（しずはたやき）は、静岡市で江戸時代中期に始まった陶芸で、落ち着いた色調と実用性の高さが特徴とされています。

主に日用品として使われる器が多く、温もりのある釉薬と素朴な造形が人々の暮らしに溶け込んでいます。

昭和初期には一時衰退しましたが、近年は復興の動きが見られ、再評価の機運が高まってきました。

静岡の土と技術を活かした焼き物として、地元文化と深く結びついた存在といえるでしょう。

駿河指物

駿河指物（するがさしもの）は、釘を使わずに木を組んで作る木工技術で、精密な加工と仕上げが特徴です。

江戸時代から職人の技が受け継がれてきた伝統工芸で、茶棚や書棚などに多く用いられてきました。

使用する木材は主に桐や杉で、狂いが少なく、耐久性にも優れているのです。

洗練された意匠と丁寧な仕事ぶりによって、今も骨董市場で高い評価を得ています。

藤枝桐箪笥

藤枝桐箪笥（ふじえだきりたんす）は、静岡県藤枝市で作られる桐製の箪笥で、軽量かつ防湿性に優れているのが特徴です。

桐材の性質を活かした繊細な造りと、美しい木目が調和した家具として人気があります。

婚礼家具としての需要も多く、地元では代々受け継がれる品として大切に扱われてきました。

細部まで丁寧に仕上げられており、古いものは骨董価値も高くなっています。

下田脂松細工

下田脂松細工（しもだやにまつざいく）は、静岡県下田市で産出される脂松（やにまつ）を使った木工細工です。

松特有の芳香と艶のある質感が特徴で、細やかな彫刻が施された箱や飾り棚などが作られています。

江戸時代には高級品として扱われ、武家や豪商の間で重宝されました。

現在は数が少ないため希少性が高く、骨董品として高く評価されることもあります。

静岡挽物

静岡挽物（しずおかひきもの）は、木材を旋盤で回転させながら削る「挽物」の技術を用いた工芸で、静岡を代表する木工芸のひとつです。

茶道具や盆、椀などが多く作られ、繊細な曲線と滑らかな仕上がりが魅力とされています。

木地の良さを活かした自然な風合いと、使いやすさが両立しており、贈り物としても人気です。

地域に根ざした職人技として、今も多くの人々に親しまれています。

静岡県在住で不要な骨董品はウリエルでお買取ください！

静岡県にお住まいで、使わなくなった骨董品の処分にお困りの方は、買取専門店ウリエルにご相談ください。

価値がわからない器や古い置物でも丁寧に査定し、専門知識をもとに適正価格をご提示いたします。

出張による無料査定・買取にも対応しており、自宅にいながらスムーズにお手続きいただけます。

一点からでもご依頼可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。