ショーメ

ショーメについて

一流のジュエリーブランドとして世界中で人気を集めるショーメですが、実際にはどのようなメーカーなのかよくわからない、という方もいるかと思います。

ここでは、ショーメというブランドの特徴と、ざっくりとした歴史について解説していきます。

ショーメとは

ショーメとは、フランス発祥の高級ジュエリーメーカーです。

ブライダルリングから時計まで幅広い商品を手がけていることが特徴で、ジュエラーとしてのステータスである、グランサンクの一つに数えられています。

このグランサンクとは、別名「パリ5大宝飾店」、「フランス高級宝飾協会」とも呼ばれる、フランスの格式高いジュエラーの集まりで、パリのヴァンドーム広場に本店を構えていることが特徴です。

ショーメは、日本では主に結婚指輪や婚約指輪のブランドとして人気を集めていますが、実はジュエリーウォッチメーカーとしても高い支持を得ています。

ショーメの歴史

ショーメの始まりは、フランスが革命に燃えていた1780年。

創業者のマリ・エティエンヌ・ニトが、パリのサントノレ通りの一角に開いた1軒の小さな宝石店から始まりました。

店は徐々に評判を広めていき、当時の貴族階級の人々の間でも知られていきます。

そして創業から22年がたった1802年には、当時の皇帝・ナポレオン1世から公式ジュエラーの称号を与えられ、その名はヨーロッパ中に知れ渡りました。

その後の革命でナポレオン1世が失脚したのちも、フランスの貴族や王族から信頼を得続け、店はパリの高級店が軒を連ねるヴァンドーム広場に移転しますが、程なくしてロンドンに拠点を移します。

新天地のイギリスでもショーメの宝飾品は高い支持を集め、ヴィクトリア女王の御用達宝飾店として、イギリスで活躍。

そして1885年に、店を受け継いだジョセフ・ショーメが、店の名前を固定するためにつけたのが、現在のブランド名である「ショーメ」です。

ショーメの優れたデザインの宝飾品は、1900年のパリ万博にも出品され、数々の賞を受賞します。

こうしてショーメの名は世界中に広まっていき、創業から200年以上が経過した現在でも、世界中の熱心なコレクターやファンを魅了し続けています。

ショーメ腕時計での人気モデルと買取相場

ショーメでは、複数のシリーズの腕時計を展開しています。

ここでは、主なシリーズの特徴と、人気モデルや、買取価格の相場についてご紹介します。

ケイシス

ケイシスは、ショーメのベストセラー商品の一つ。

ブレスレットとベゼルが一体化したデザインが特徴で、細かいブレスレットの部分が手首にしっかりとフィットするため、つけ心地も抜群。

時計盤の部分のデザインが控えめなので目立ちにくく、金属製のブレスレットのように身につけられます。

買取相場価格は30,000〜50,0000円程度で、ケイシスシリーズの中でも「ケイシス クラシック レディ」などもモデルが高い人気を集めています。

クラスワン

クラスワンは、ショーメが1998年に発表したダイバーズウォッチが始まりのシリーズ。

活動的な現代の女性をターゲットにした、スポーティーなデザインをメインにしつつも、ベゼルにはダイヤモンドがさりげなくあしらわれています。

クールさとエレガントさを兼ね備えたクラスワンはジュエリーウォッチでありながら、カジュアルやビジネスのファッションにもよくフィットするため、さまざまなシーンで着用できるという魅力もあります。

そんなクラスワンの時計の買取相場価格はモデルにもよりますが、50,000〜20,0000円ほど。

中でも「クラスワンクロノグラフ」や「クラスワン ベゼルダイヤ」などが中古市場でも人気を集めています。

ダンディ

ダンディは、2003年に立ち上げられたショーメのメンズ向け時計シリーズです。

スーツにもあうようなシックなデザインが特徴で、スイス製の時計にも負けないほどの精細な機構が搭載されています。

スタイリッシュなデザインと、機能性の高さがダンディの大きな魅力です。

ダンディはショーメの商品の中では誕生してから日が浅いシリーズですが、発売時から幅広い支持を集め、現在ではショーメのメンズウォッチ分野の主力商品になっています。

ダンディの買取相場価格は70,000～150,000円ほど。

「ダンディ クロノグラフ」や「ダンディ GMT」などは特に人気が高く、さらに高額の買取価格がつく可能性もあります。

スタイルレクタングル

スタイルレクタングルは、四角いケースの形状が特徴的なシリーズ。

レディースモデルのスリムな時計で、シンプルで都会的なデザインが人気を集めています。

あまり飾らないクラシックな印象のデザインですが、文字盤にの部分にはダイヤモンドが配置されており、ショーメの時計らしい高級感もしっかりと演出。

スーツにあわせやすいため、転職祝いなどにもおすすめのシリーズです。

スタイルレクタングルの買取相場価格はおよそ30,000円程度。

スタイルレクタングルの中でもダイヤモンドがふんだんに使われた「スタイルレクタングル ダイヤベゼル」が特に人気です。

スティルドゥショーメ

スティルドゥショーメは、クラシックなデザインの文字盤が特徴的なシリーズ。

スタイルレクタングルに形が似ていますが、よく見ると文字盤などの細かなデザインに違いがあり、少しクールな印象を受けます。

スティルドゥショーメの買取相場価格は、30,000円ほどです。

特に「スティルドゥショーメ　バケットダイヤベゼル」などの宝飾性の高い時計が人気です。

ミディミニュ

ミディミニュは、アンティークな印象の文字盤のデザインが魅力のシリーズ。

丸いケースが特徴で、買取相場価格は20,000円ほどです。

グリフィス

グリフィスは、ゴールドを基調としたデザインが特徴です。

ベゼルの四方に取り付けられた金のパーツがアクセントになっています。

買取相場価格は14,000円ほどで、中でも「ショーメ グリフィス デイトシリーズ」が人気があります。

その他

リアン

リアンは、エレガントなベゼルのデザインが美しいシリーズ。

シルバーに輝く文字盤と、革製のレトロなベルトのコントラストの中にさりげなくダイヤモンドが輝きます。

買取相場価格は150,000～180,000円ほどで、特に「ショーメ リアン　ルミエールウォッチ」が人気です。

オルタンシア

オルタンシアは可憐でかわいらしいデザインが魅力のレディースウォッチシリーズ。

ベゼルに花のモチーフがあしらわれているものもあり、パーティドレスなど上品で華やかなファッションによくあいます。

オルタンシアの買取相場価格は200,000円ほどです。

※買取相場価格は目安であり、実際の買取価格をお約束するものではございません。

ショーメ腕時計の買取市場での特徴

ジュエリーウォッチの人気が高い

ショーメの高い宝石加工技術を駆使して製造されたジュエリーウォッチは宝飾性が高く、ファッションアイテムとして高い人気を誇っています。

時計としての人気はさることながらアクセサリーとしての需要も高く、大切な人へのプレゼントとして買い求める方も多いようです。

また、ショーメほどの有名ジュエラーの商品はブランドとしての知名度も高く、品質に信頼がある点も人気の理由の一つ。

そのため中古品でも購入したいという人も多く、中古市場でも高値で取引されています。

円安の影響により買取価格が上昇

ショーメの時計の買取価格には、円相場も大きく関係しています。

ショーメなどのブランド品は、世界中に熱心なコレクターも多く、国境を超えて取引されるケースも多いのが特徴です。

そのため、時計の買取価格も為替の変動によって変化しやすく、円安のときには国内での買取価格も上昇する傾向があります。

ショーメの時計は高値で取引されることが多いため、わずかな為替の変動でも価格変動の幅が大きく、できるだけ円が安くなるタイミングで売りに出すことで、高値で買取される可能性が高くなります。

ご自宅に売却したいショーメの時計があるようでしたら、買取専門店に持ち込む前に円相場の状況をチェックしておきましょう。

このようなショーメの腕時計は高価買取いたします

ひとことに「ショーメの時計」といっても、モデルや時計の状態によって買取の査定額は大きく変わってきます。

ここでは、高額で買い取られるケースが多いショーメの時計の特徴について、いくつかご紹介します。

定番・人気シリーズ

まず、同じブランドの中でも定番商品、人気商品は高値で取引されることが多い傾向にあります。

ブランドを代表するような有名な商品は、販売から年数が経過していても欲しいと思う人が多く、常に需要が高いのが特徴です。

ショーメの時計で考えるなら、男性に人気のダンディシリーズや、レディースモデルのクラスワンシリーズなどの商品は高値で買取される可能性が高いでしょう。

保存状態が良好なもの

中古品の買取においては、商品の保存状態も非常に重要なポイントです。

中古品の買取は、状態が新品に近いほど高値で買取されることが多く、購入から年数が経過していても未使用品であれば、かなりの高価格で取引される可能性もあります。

反対に人気シリーズの商品や、限定販売のレアなモデルでも時計の表面に傷やサビがあったり、時計自体が壊れてしまっていたりすると、査定額を大きく下げてしまい買い取ってもらえないこともあります。

ショーメの腕時計を少しでも高く売るために

ショーメの時計を高く売るためのポイントをいくつか解説します。

購入時の付属品はすべてセットに

ショーメの時計を購入したときについていた付属品も、査定の際に持ち込むと高値で買い取ってもらえる可能性が高まります。

替えのベルトやメーカーの証明書類、外箱などもしっかりと用意するようにしてください。

腕時計の場合、新しく購入した人が自分の腕の太さにあわせてベルトやブレスレットの長さを調整する必要があるため、替えのベルトやブレスレットのコマがあることがポイントになります。

また、購入した際のレシートなどがあれば、そちらも持ち込みの際に提示すると良いでしょう。

特にメーカーの証明書は、その商品が本物であることを示す大切なものなので、時計の保証期間が過ぎても絶対に捨てないようにしましょう。

また、箱などは一見必要ないように思えるかもしれませんが、時計のコレクターの中には箱まで揃って完全な商品と考える人も多いため、箱も査定の際のチェックポイントとなります。

できる範囲でお手入れしてから査定へ

ショーメの時計を買取専門店に持ち込む前に、きれいにお手入れしてから持ち込むことで査定額が変化することもあります。

査定士が時計をチェックする際、商品の分類や傷などの有無に加えて「大切にされてきたものか」という点も判断の対象になります。

そのため、ホコリや手アカなどでガラスやベルトが汚れていたりする商品は、それだけで価値が下がってしまう恐もあり、持ち込む前にメンテナンスを行うことも重要です。

ただし、買取のために時計屋さんや専門業者にメンテナンスを依頼すると、かえって損失になってしまう可能性もあるので、お手入れは自分でできる範囲で構いません。

マイクロファイバーなどの繊細でやわらかい布を使って風防周りを拭いたり、細かな隙間の汚れを爪楊枝や針などで傷つけないようにかき出すと、簡単にお手入れできます。

また、手アカが溜まりやすいブレスレットの部分は、やわらかい歯ブラシや、金属用の研磨剤を使ってお手入れするのがおすすめです。

磨いた後にやわらかい布で汚れを拭き取れば、新品の時のような光沢が蘇ります。

革ベルトタイプの時計の場合は、革製品用のクリーナーなどを使うと、ベルトの色ムラやくすみをきれいに落とすことができます。

不要なアイテムの売却は早めに

中古品のジャンルでは、一般的に発売から日が浅い、新しい商品ほど高値で買い取られる傾向にあります。

もし、ご自宅にある時計で最近使っていないというものや、たんすの肥やしになってしまっているものがあれば、できるだけ早めに売りに出すことをおすすめします。

また、箱を開ける前から使わないことがわかっているような場合には、未開封の状態で早めに買取専門店に持ち込むと、一番良い値段で買い取ってもらえる可能性が高くなるでしょう。

ショーメは多くの人が憧れる高級ブランドなので、時計を使わずに売ってしまうのはもったいないと考えてしまうかもしれません。

しかし、使わず眠らせておくのであれば、大切に使ってくれる人に売る方が時計の価値をつなぐきっかけになるでしょう。