ピアジェ

ピアジェについて

高級ブランドのイメージのあるピアジェですが、具体的にどのようなブランドなのかご存じない方も多いかと思います。

ここではピアジェというブランドの概要と、ざっくりとした歴史について解説していきます。

ピアジェとは

ピアジェはスイス生まれの宝飾品ブランドです。

元はスイスの時計メーカーとして誕生しましたが、現在ではジュエリーブランドとしても世界的に人気を集めています。

ピアジェの時計は非常に精度が高いことが魅力で、超薄型のムーブメントを搭載した時計など、見た目だけでなく性能面にも優れた商品を展開していることが特徴です。

また、 独創的なデザインも人気の理由の一つ。

優れた職人技で作り出されるジュエリーや時計は、まさに一流の芸術品です。

創業以来、芸術家のアンディ・ウォーホルや、アメリカのジョン・ F ・ケネディ元大統領夫人など、世界各国の著名人に愛され続けています。

堅実な職人の仕事と挑戦的なデザインの融合がピアジェの大きな魅力です。

ピアジェの歴史

ピアジェの発祥は1874年、スイスの小さな村にできた時計工房から始まります。

ピアジェの創業者であるジョルジュ・エドワール・ピアジェは、創業当時わずか19歳。

彼は「常に必要以上に良いものを作る」をスローガンに、日々高性能なムーブメントの制作に励みます。

ピアジェの時計は徐々に売上を伸ばし、ジョルジュの息子ヴァランタン・ピアジェの代では本格的に時計・懐中時計の製造に事業を切り替えていきました。

1943年にはブランド名を正式に「ピアジェ」として登録し、 薄型のムーブメントの生産に力を入れていきます。

そして1957年に薄型ウォッチの「9P」を発売し、これによってピアジェの名は世界中に知れ渡り、薄型ウォッチの最先端ブランドとしての地位を確立したのです。

1959年にはジュネーブで「サロン ピアジェ」という展示会を開き、そこで時計に加えてジュエリーの商品を発表。

以後、ジュエリー加工技術の自社アトリエを設立し、時計だけでなくジュエリーの製造・販売も行っていくようになります。

現在ピアジェは、カルティエなどと同じリシュモングループの子会社になっていますが、創業時から脈々と受け継がれてきた高い技術は、今なお受け継がれています。

ピアジェ腕時計の人気シリーズと買取相場

ピアジェの腕時計にはいくつか種類があります。

ここではピアジェの商品の中でも特に代表的なシリーズの特徴と、買取相場価格についてご紹介します。

ポロ

ポロは、無駄のないシンプルなデザインの中にも、ピアジェらしい斬新なデザインが施されているシリーズです。

特に、「ポロ スケルトン」はムーブメントを見れるスケルトン構造になっていて、唯一無二の魅力があります。

ピアジェの定番コレクションで、発売当初から不動の人気があり、中古市場でも需要があります。

買取相場は40万～100万円です。

ダンサー

ダンサーは、1986年に登場したシリーズで、エレガントなデザインが特徴的。

素材はゴールドで、文字盤にはダイヤモンドが使われています。

ダンサーの時計には、電池で動くクオーツ式が採用されており、ピアジェの中では比較的手に入れやすい価格で発売されています。

買取相場は15万～40万円です。

アルティプラノ

アルティプラノは、「アルティプラノ高原」に敬意を表して作られた時計で、四季の移り変わりがムーブメントで表されています。

ゴールドやプラチナなどの貴金属素材がふんだんに使われていて、定価が1千万円を超える時計もあります。

ピアジェのシンボル的な存在であるアルティプラノの買取相場は40万～90万円です。

ブラックタイ

ブラックタイは、高いデザイン性と機能性を兼ね備えたメンズ用の時計です。

日付表示やムーンフェイズ、第2時間帯、パワーリザーブ表示などができ、ビジネスシーンでも活用ができます。

ブラックタイは、ピアジェの定番コレクションとなっているので、高額で取引がされています。

ライムライト

ライムライトは、ハリウッドの雰囲気に影響を受けて作られたラインで、ピアジェらしい繊細なデザインが特徴的です。

文字盤にはダイヤモンドが多数使われており、ピンク、ブルー、イエロー、レインボーなどの豊富なカラー展開があります。

特に女性からの人気が高く、ライムライトのジュエリーと合わせて持つ人も多いです。

買取相場は10万～50万円です。

展開アイテム 時計／ブレスレット／ネックレス／リング／イヤリング

ポセション

ポセションの時計は、2005年に登場しました。

遊び心溢れるデザインが特徴的で、時計のガラス部分を囲むパーツ（ベゼル）をクルクルと回すことができます。

レディース腕時計として高い人気を誇っており、ブルー、ピンク、グリーン、レッドなどのカラー展開があります。

買取相場は40万円前後です。

展開アイテム 時計／バングル／ネックレス／リング／ブレスレット／イヤリング

タナグラ

タナグラは、ゴールドをメインに使用したゴージャスなデザインが特徴のシリーズ。

腕時計やリングなどを主に展開しており、豪華絢爛な印象の中にも上品さが漂っているのが魅力です。

タナグラの腕時計は、ケースの部分からブレスレットまですべてゴールド素材で作られており、時計盤のシックなデザインとゴールドのベゼルのコントラストが際立ちます。

買取相場は、モデルにもよりますが300,000〜500,000円ほどの価格です。

特にベゼルの部分にダイヤモンドがあしらわれたモデルなどは、価値が高く、中古市場でも高値で取引されています。

プロトコール

プロトコールはピアジェの時計の中でも代表的なシリーズです。

シンプルなスクエア型のケースが特徴的なデザインで、タナグラとは対照的に質素な印象を受けます。

ベゼルの素材には、ホワイトゴールドやローズゴールドなどの高級感のある素材が使われていて、シンプルさの中にもエレガントな雰囲気が漂います。

プロトコールシリーズはすでに生産が終了しているものの、ピアジェのジュエリーウォッチの代表的な商品として非常に需要が高いです。

プロトコールの時計の買取相場は、価格の幅は広いものの、安いものでも300,000円以上、宝飾性の高いものでは1000,000円以上で買い取られるケースもあります。

プロトコールは総じて人気が高いシリーズで、特にレディースモデルの「ミスプロトコール」など買い求める人が多く、中古市場でも高価格で取引されています。

その他

エンペラドール

エンペラドールは、ダリの時計のような歪んだスクエア型ケースが特徴的なシリーズ。

ベルトの部分はブラックの革素材が使用されており、どこかレトロな印象を受けます。

エンペラドールシリーズの時計はシックなデザインが多く、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンに対応できる点も魅力の一つです。

エンペラドールの買取相場価格は、50,0000〜1000,000円ほどです。

トラディション

トラディションは、キラキラとした華やかなデザインが特徴的な商品です。

トラディションの時計は、ベゼルから時計盤、ベルトに至るまでダイヤモンドで覆い尽くされているのが大きな特徴で、まさにジュエリーウォッチと呼ぶにふさわしい豪華さです。

トラディションの時計はケースの形状が豊富な点も特徴で、中にはハート型のキュートなデザインも。

中でもK18YGダイヤベゼルのモデルが女性に人気が高く、中古市場でも高値での取引が期待できます。

トラディションの買取相場価格は、400,000〜1000,000円ほどです。

エクストリームリー・レディー

エクストリームリー・レディーは、セレブ向けのジュエリーウォッチです。

アメリカのケネディ大統領婦人が愛用していた、1960年代のジュエリーウォッチを復刻して作られました。

ダイヤモンドやゴールドが惜しみなく使用されており、ブレスレット感覚で付けられるような、ファッション性も兼ね備えた時計です。

定価が高いため、買取相場も100万円前後と高額になります。

※すべての相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

ピアジェの買取市場での特徴

ここではピアジェの腕時計の中古市場での買い取りの特徴について解説していきます。

安の影響により買取価格が上昇

ピアジェの時計の買取価格には、円相場の状況が大きく関係してきます。

ピアジェのような老舗ジュエリーブランドは世界的に人気が高く、海外には熱心なファンやコレクターも多数いるため、日本で売りに出した時計が海外で取引されるケースもよくみられます。

そのため、為替が円安であればあるほど時計の価値も上昇し、その結果、国内で買い取るときの価格もやや高くなる傾向があります。

ピアジェのようなブランドのジュエリーや時計は、一つあたりの価格が高額のため、少し円安になるだけでも買取の価格が大きく変化します。

ピアジェの時計の売却を考えている方は、買取専門店を訪れる前に一度円相場の状況をチェックしてみてはいかがでしょうか。

ピアジェの時計は、円安のタイミングが売り時です！

ヴィンテージ・ジャンク品でも買取可能

ピアジェの時計は、モデルの発売から長い月日が経ったヴィンテージ品や、壊れてしまったジャンク品でも買い取ってもらえる可能性があります。

時計の買取市場では、ピアジェやロレックス、オメガなどの、知名度が高い時計ブランドの商品の場合、古い商品や故障した商品だったとしても、買い求める人が多いという特徴があります。

また、故障してしまった時計でも、ある程度は修理して完成品同様の状態にできる可能性が高いというのも実情です。

どうしても修理できないような時計も、分解してパーツとして取引することもできるので、壊れて動かなくなってしまったピアジェの時計があれば、一度買取専門店で相談してみましょう。

このようなピアジェは高価買取いたします

ピアジェの時計といっても、古いものから新しいものまでさまざまな種類がありますが、買取専門店で高く査定されるピアジェの時計とは、一体どのようなものなのでしょうか？

ここでは高く買い取られることが多いピアジェの時計の特徴について解説していきます。

定番・人気シリーズ

ピアジェの時計で高く買い取られやすいものとしては、定番商品・人気商品が挙げられます。

ブランドを代表するようなモデルの商品は、古いものや大量に出回っているものでも購入を希望する人が多く、中古でも高値で取引される傾向にあります。

ピアジェの商品の場合だと、男性に人気が高いポロやアルティプラノ、女性に人気の高いポセッションやライムライトなどのスタンダードモデルが、高額で査定される可能性が高いでしょう。

また、ピアジェはジュエリーブランドとしても知られていますが、時計の中古市場においてはダイヤやプラチナが散りばめられたモデルよりも、シンプルなスポーツモデルなどのほうが需要が高い傾向にあるようです。

保存状態が良好なもの

ピアジェに限らず、時計や宝飾品の買取においては、商品の保存状態が非常に重視されます。

中古市場では新品に近い状態のものほど売れやすいため、時計やベルトに傷やサビが多いものや、内部が壊れてしまっているものは価値が大きく下がってしまう恐れがあります。

使っていない時計などは、しっかりと箱にしまうなどして、できるだけ劣化しないように保存しておくことがポイントです。

ピアジェを少しでも高く売るために

高級ブランドのピアジェの時計、せっかく手に入れたのですから、しっかりとした価格で買い取ってもらいたいですよね。

状態やモデルによって限界はありますが、買取専門店に持ち込む前にいくつかのポイントに注意するだけで、同じ時計をより高値で買い取ってもらえる可能性が高くなります！

購入時の付属品はすべてセットに

中古の時計の買取においては、時計本体だけでなく付属品の状態や有無も価格の判断材料となります。

商品にもよりますが、メーカーの保証書や証明書、ブレスレットのコマや替えのベルトなどがあれば、一緒に査定に出すようにしましょう。

保証書や証明書は、ブランド品が本物であることを証明するための重要な証拠になるので、購入後も決して捨てずに保管しましょう。

また、購入した時の箱があれば、そちらも一緒に持ち込んでください。

時計やブランドのコレクターの中には、販売時に近い状態であることを重視する人も多く、箱があることで大きく価値が跳ね上がる可能性があります。

また、もし未開封の箱入りの時計などがあれば、箱を開けずに持ち込むと、新品同様ということで高価格での買取も期待できるでしょう。

できる範囲でお手入れしてから査定へ

時計を査定に出す前に簡単にメンテナンスを行っておくことも、高く売るためのポイントです。

中古品の査定では、商品の状態やモデル、使われている素材などに加えて、その商品が「大切にされてきたものであるか」という点も加味されます。

そのため、ハイエンドモデルで商品に傷がついていなくても、ほこりにまみれていたり手アカで汚れていたりすると、大きく価値が下がってしまうことも。

時計をきれいに保っておくには普段からメンテナンスを欠かせないことが一番ですが、ずっと使っていなかった商品などは、査定に出す前に簡単にお手入れしておくのがおすすめです。

手アカが目立ちやすい風防の部分は、マイクロファイバーなどのやわらかくきめ細かい布で優しく拭くときれいになります。

この時、布に水を含ませすぎると、風防の隙間から中に水が侵入して時計が故障する恐れもあるので、慎重に拭いてください。

また、ベルトやブレスレットの部分も手アカやほこりが溜まりやすいポイントです。

金属製のブレスレットの場合は、やわらかい歯ブラシを少し湿らせて優しく擦ると汚れが浮いてきれいになります。

また、仕上げに研磨剤で磨いて拭き取ると表面の凹凸が取れて、新品のようなつややかな風合いが蘇ります。

革製ベルトの場合は、革用のクリーナーなどを使ってお手入れを行いましょう。

査定前のメンテナンスは、時計屋さんや専門業者に依頼しても良いですが、余計にお金がかかってしまう可能性もあるため、自分でできる範囲内でやってみることをおすすめします。

不要なアイテムの売却は早めに

ご自宅にもう使わないピアジェの時計があるなら、できるだけ早いうちに売りに出すことをおすすめします。

中古の市場では、発売から経過している時間が短いものほど高価格で取引されることが多い傾向があります。

ピアジェの時計も例外ではなく、需要の高いものや希少価値のあるものでないモデルの時計は、年を追うごとに価値が下がってきてしまいます。

たんすの肥やしになってしまっている時計や、事情があって使っていない時計がある方は、ぜひウリエルの無料査定をお試しください！