ロイヤル アルバート

ロイヤルアルバートについて

バラを中心としたデザインで、イギリスらしい食器を作り続けるロイヤルアルバート。

高い品質とその美しいデザインから、イギリス王室のみならず、世界50カ国で愛される代表的な食器メーカーです。

ロイヤルアルバートとは

親子であるトーマス・ワイルドとトーマス・クラーク・ワイルドによって、1896年に創業されました。

王室御用達の歴史ある食器メーカーで、リーズナブルなボーンチャイナを製造することで有名なロイヤルアルバート。

イギリスの代表的な花々を取り入れた英国的なデザインとエレガントなシェイプで、カラフルな色使いが特徴的な華やかさを持ち合わせています。

定番の「モントローズシェイプ」は紅茶が最もおいしく飲めるカップの形として知られており、見た目だけではなく実用面での評価も高いのが特徴です。

ロイヤルアルバートの歴史

1896年に食器メーカー「トーマスワイルドカンパニー」として、トーマス・ワイルドとトーマス・クラーク・ワイルド親子が創業しました。

創業者が英国王室を敬愛していたことから、当時の王室メンバーの名前を借りてブランド名を「アルバート」としました。

創業の翌年にはビクトリア女王即位60周年記念の記念品を依頼されており、当時から高い技術力を持っていたことが伺えます。

1904年にヴィクトリア女王より「ロイヤル」の称号を受け、ロイヤルアルバートと名称を変更、1978年にはエリザベス女王より輸出貢献に関する賞を受賞しました。

その後1997年には、インドネシアにメインの工場を移し、リーズナブルで実用的なボーンチャイナを実現し続けています。

2014年にはミランダ・カーとのコラボレーションシリーズを販売するなど、新しいものを融合しつつ、今なおアグレッシブに進化を続ける歴史的食器メーカーです。

ロイヤルアルバートの人気シリーズと買取相場

ロイヤルアルバートにはたくさんのシリーズがあります。

その中でも以下の8シリーズは特に人気が高く、高値で取引されている高級食器です。

オールドカントリーローズ

1962年に発売された、色鮮やかなローズとゴールドの縁が調和した、英国のクラシックシェイプといえるロイヤルアルバートの代表シリーズです。

総生産1億ピース以上を誇る華やかなデザインは、金を含ませたスポンジで食器を叩きながら付着させていくスティンプル装飾で作り上げられています。

最も人気のあるカップ＆ソーサー1客で500～1000円前後、ティーセットになると1～2万円前後の値がつき、人気の高さが伺えます。

エンチャントメント

淡いターコイズブルーのストライプに白いバラ、中心部に赤いバラをあしらった、洗練されつつもかわいらしいデザインが特徴です。

1971年～1995年に製造され、現在は廃盤となっています。

買取相場は、カップ＆ソーサーで1客あたり1,000前後で取引されており、セットになると1万円前後の値がつくこともあります。

ムーンライトローズ

写実的なバラが特徴的なシリーズで、発売当時はオールドカントリーローズシリーズの色違いとして発売されました。

すでに廃盤となっていますが、青をメインカラーとした幻想的なデザインは、現在も高い人気を誇っています。

人気のあるティーポットとソーサー＆カップのセットなどであれば、1～2万円の買取価格になるでしょう。

レディハミルトン

1939年～1999年までの長きにわたり愛され続けた、エンジ色にゴールドを特徴とする、色とりどりのバラがモチーフとなったシリーズです。

マルベールと呼ばれる下がすぼまったカップ形状がおしゃれで、モチーフのバラと絶妙にマッチしています。

すでに廃盤になってしまったシリーズですが、高貴なデザインに人気が集まり、現在でもセットで1～2万円前後の買取価格がつくほどの高い評価を得ています。

特にカップ＆ソーサー＆プレートのトリオに人気があり、高値買取が期待できるシリーズです。

プチポワン

フランス語で「小さな針」を意味するプチポワン（Petit Point）は、オーストリアのハプスブルク家発祥の「プチポワン刺繍」をモチーフとしたドット柄が特徴的です。

かわいらしいイメージの食器が多く、女性に人気があります。

マリー・アントワネットが好んだといわれるこのデザインは、残念ながら現在は廃盤になっており、中古でしか入手することができません。

カップ＆ソーサーが人気で、1客あたり1,000円前後の値がつく歴史ある逸品です。

レディーカーライル

18世紀に流行した耽美で官能的なロココ調をイメージしたデザインを採用しており、甘く優しいピンクと爽やかなブルーの2つのタイプが販売されています。

エレガントなピンク色をベースに、縁を彩るゴージャスな金彩、そして色鮮やかな花々とスクロール（渦巻き）を取り入れた、美しい洗練されたデザインが特徴です。

エイボンシェイプと呼ばれる、コーヒーと紅茶の両方に使える口径の広さが特徴です。

見た目の美しさと実用性の高さから女性を中心に人気を集め、カップ＆ソーサー1客でおよそ1000円前後、ティーセットになると1万円を超える高値がつくこともあります。

ミランダカーコレクション

デザインの段階からすべての工程にミランダ・カーが携わったコラボレーションシリーズです。

食器全体に優しい色合いの牡丹や蝶がふんだんに配置されたフェミニンなティーウェアで、大人の女性に似合う、気品あるデザインが特徴です。

ホワイトの「フレンドシップ」 イエローの「ジョイ」 グリーンにハート型が特徴的な「ブレシング」 桃色とピンクの牡丹をふんだんに使った「グラティテュード」 ターコイズとホワイトをベースとした「デヴォーション」

上記のような豊富なラインナップも魅力の一つです。

現在でも販売されていますが、新品でも入荷待ちとなっている人気の高いコレクションなので、まだ相場が定まっていません。

人気の高い食器は高値査定が期待できますので、ぜひウリエルの無料査定で、買取額をチェックしてみてください。

トレジャーチェスト

原色をはじめとする花模様とフルーツを繊細なタッチで描いたデザインとスプレー金彩が特徴ですが、すでに廃盤となっています。

流通量が少なかったため、プレミアム食器として扱われており、知名度は低いながらもアンティークとして重宝されているシリーズです。

専門家やアンティークコレクターにとっては垂涎の一品で、買取価格もカップ＆ソーサー1客で、大体5000円前後とかなりの高額査定が期待できます。

その他

イザベラ

1983年にエンプレスシリーズ としてエカテリーナ、クレオパトラ、イザベラ、ジョセ フィーヌの4人のバージョンが同時に発売されました。

4つのバーションをすべて集めたいというコレクション性の高さも相まって、箱なしでも1,000円前後の買取価格がつきます。

100年記念コレクション

ロイヤルアルバートの創業100周年を記念して作られた記念シリーズです。

1900年代からの過去10年ごとの代表パターンをモチーフを使った、復刻版の特別なシリーズで、買取実績が少なく、高値査定が期待できます。

ぜひ無料査定で、買取額をチェックしてみてください。

その他、ロイヤルアルバートの買取はウリエルにお任せください。

アーカイブティー アフェクション イングリッシュローズ ウィンサム ヴィンテージティー エンプレス オフェリア カデュー コノシュアー ダッチェス サマータイム チーキーピンク トランキュリティ ニューカントリーローズ ハーティントン フォンティーン フラワーオブザマンス ボタニカルティー ポルカブルー ポルカローズ マドンナ マルガリータ メモリーレーン ライラックレーン レディーアスコット ローザ ローズクラウド ローズコンフェッティ

このようなロイヤルアルバートは高価買取いたします

ロイヤルアルバートは価値ある陶磁器ですが、以下の3つの条件が揃っていると高値で買取ができます。

セットが揃っている

食器のようなテーブルウェアでは、カップ＆ソーサー、ポットなどがセットになって販売されているのが一般的です。

そのため、すべてのセットが揃っていると高値での買取が期待できます。

保存状態が良い

誰しも使用感のある食器は敬遠するものです。

色落ちや欠けがあるとマイナス査定となり、査定額は極端に落ちてしまいます。

ロイヤルアルバートは実用面での評価も高く、なおかつデコレーション用途への需要も高いので、保存・現物状態によって買取価格が異なります。

こすれによる色落ちや使用による着色がないものは美品として高値がつくことが多く、特に未使用のものは買い手も多いので、ウリエルでも高値査定を出すことが可能です。

アンティーク物

アンティークものはすでに廃盤になっているので現存数が少なく、買取価格が高くなる傾向があります。

需要が高ければ高いほど高値で買取が可能なので、希少性のあるものや人気のシリーズではさらに買取価格が上がる可能性があります。

ロイヤルアルバートの顔ともいえるオールドカントリーローズシリーズ、流通量が少なく希少性が高いトレジャーチェストは、アンティークとしての需要もあり、高額査定をつけやすいといえます。

ロイヤルアルバートを少しでも高く売るために

箱・付属品をセットに

ロイヤルアルバートはコレクターが多く、シリーズとして収集している人も多いため、箱や付属品がすべて揃っている状態だと喜ばれます。

箱や保証書だけでなく、説明書や保存袋なども残しておくと、プラス査定となりますので、廃棄しないようにしましょう。

手入れしてから査定

丁寧に磨いて状態を整えるだけで、食器全体が明るくなり、見た目の印象を良くすることができます。

汚れている状態だと着色があるように見えたりするので、高額査定が期待できません。

摩擦に弱いのでお手入れの際はゴシゴシとこすらず、洗浄する場合もやわらかいスポンジなどを使って洗いましょう。

自動食器洗浄機で洗うと、食器同士がぶつかり合って傷や色落ちの危険があるので、手洗いをおすすめします。

売却は早めに

アンティーク・ビンテージ食器以外は、早めに売りに出すことをおすすめします。

ロイヤルアルバートが価値ある食器といえども、デザインは時代に合わせて新しくなっています。

定期的にシリーズの特徴が変わったり、世間的に好まれるデザインが変わっていくため、新しいシリーズの方が比較的高値がつく傾向にあるのです。