イッタラ

イッタラ(iittala)について

イッタラとは

イッタラは、フィンランド生まれのインテリアデザイン企業です。

イッタラの理念は、「毎日の生活のどんなときにも、そこに楽しみと喜びをもたらす、美しく機能的で、丈夫な製品を提供すること」で、シンプルかつ食卓のアクセントになるようなデザインの食器を展開しています。

また、他のシリーズと組み合わせても合うデザインになっていて、食卓のコーディネートを楽しむことができます。

イッタラのような北欧デザインは、女性を中心に人気があり、需要が高いです。

特に、鳥の形をしたガラス工芸品の「イッタラバード」の価値が高く、単体で1万円以上の買取価格がつきます。

また、「マリアテレジアシリーズ」や「ウィンナーローズシリーズ」も中古市場でよく取引がされており、高額買取が期待できます。

イッタラの歴史

イッタラは、1881年にフィンランドの南部にあるイッタラ村にガラス工場が設立されたところからスタートしました。

創業者は、ピーター・マグナス・アブラハムッツンです。

創業当初は、「吹きガラス」「型押しガラス」「磨きガラス」「彩色ガラス」「彫刻ガラス」などのガラス製品をつくっていましたが、20世紀に入ってからテーブルウェアの生産をはじめました。

20世紀初期の食器は、デザイン性が重要視される傾向にありましたが、そこに機能性を付け加えた製品を発表し、多くの人の手に渡るようになりました。

その後も「アルヴァ・アアルト」「アイノ・アアルト」「カイ・フランク」など数多くのデザイナーによって新しい製品が開発されています。

現在では、アラビア、ハックマン、ボダノバ、ロールストランドなど、多くの子会社を抱える大企業となっています。

イッタラの人気シリーズと買取相場

バード バイ トイッカ

バードバイトイッカは、鳥の形をしたガラス工芸品である、「イッタラバード」の1つです。

オイバ・トイッカがデザインするバードが、バードバイトイッカと呼ばれ、1996年から毎年新作が発表されています。

1年間のみの生産で、生産された年が製品に刻まれている限定バードです。

希少価値が高いので、コレクターから厚い支持を集めています。

買取相場は～20万円と、イッタラの中でも高額な値段が付きます。

オリゴ

オリゴは、シンプルなシェイプに、色とりどりなストライプが施されているシリーズです。

カラーは、オレンジ、ベージュ、グリーンなどが展開されていて、食卓を彩ります。

オリゴはイッタラの代表的な製品となっており、北欧食器やインテリアに詳しい方であれば、すぐにオリゴと分かるほどです。

この斬新なストライプ柄が話題となり、デザイン賞を受賞したり、フィンランドを舞台にした映画「かもめ食堂」に登場したりしました。

食器愛好家やフードコーディネーターなど、幅広い人から支持を受けているシリーズです。

カップ、プレート、ボウル、マグカップなどがあり、買取相場は～3万円です。

カステヘルミ

カステヘルミは、ガラスの粒が均等に並べられたデザインが特徴的です。

1964年にオイバ・トイッカによって製作されました。

カステヘルミとは、フィンランド語で「露のしずく」を意味し、名前の通り、露のしずくからインスピレーションを受けたデザインです。

1988年に一度廃版となりますが、人気は冷めることなく、2010年に復刻版が登場します。

お刺身や冷たい麺類の盛り付けにも合うデザインなので、日本でも人気があります。

プレート、ボウル、タンブラー、ジャーなどがあり、買取相場は～1万円です。

カルティオ

カルティオは、無駄を省いたとてもシンプルな食器です。

フィンランドのデザイナー、カイ・フランクが1958年にデザインをしました。

カイ・フランク特有のシンプルなデザインが、イッタラのガラス製品の美しさを前面に押し出しています。

シンプルなデザインが食卓に馴染みやすいので、幅広い人から支持があります。

クリア、モスグリーン、グレーサンドなど、カラー展開も豊富です。

グラス、タンブラー、ピッチャーなどがあり、買取相場は～1万円です。

ティーマ

ティーマは、装飾がない非常にシンプルなデザインの食器です。

シンプルを追及するデザイナー、カイ・フランクによって1952年にデザインされました。

機能性が高く、手入れが簡単で、オーブンや電子レンジ、食洗機にも対応しています。

テラコッタ、ブルー、ターコイズ、イエロー、ドッテグレー、ドッテブルーなどの、豊富なカラー展開は、いかなるシーンにも対応でき、発売当初から安定的な人気があります。

プレート、マグカップ、ボウル、プラターなどがあり、買取相場は～1万円です。

フローラ

フローラは、丸みのある草花柄が、ガラスの表面に浮き出たデザインが特徴的です。

フィンランドのデザイナー、オイバ・トイッカによってデザインされ、1966年の誕生から現在まで愛される、イッタラのロングセラー製品です。

生産場所や生産時期によって何種類かに分けられ、アンティークやヴィンテージのフローラは買取価格が高い傾向にあります。

製造方法が「機械吹き」と「マウスブロー」に分かれ、マウスブローでつくられたフローラは、二度と作ることができない唯一無二の製品です。

グラス、タンブラー、ピッチャー、ボウルなどがあり、買取相場は～5万円です。

レンピ

レンピは、カジュアルなデザインの脚付きグラスです。

無駄が省かれたシンプルなデザインは、アイスコーヒーやワインなどの飲み物やフルーツの盛り付けにぴったりです。

豊富なカラー展開で、クリアやグレー、ライトブルー、ダークライラックなどがあります。

脚付きですが、重ねて収納することができ、様々な色を組み合わせて収納されている様は鮮やかで美しいです。

グラス、タンブラーがあり、買取相場は～8,000円です。

このようなイッタラは高価買取いたします

セットが揃っている

セットが揃っているイッタラ製品は高価買取いたします。

単品の製品よりも、カップ＆ソーサ―やプレートセット、ディナーセットなど、揃った状態の方が需要があるので、買取価格が高くなります。

また、購入した際についてくる箱も一緒に査定に出すと、使用済みの食器であっても買取価格が高くなります。

保存状態が良い物

保存状態が良いイッタラ製品は高価買取いたします。

使用済みの製品であっても、美品であれば買取価格が高くなるので、欠けやカビ、埃などが気にならないかを確認しましょう。

また、イッタラ製品にはブランドロゴの赤いシールがついています。

シールを剥がさないまま使用する人も多いので、シールを剥がさないで査定に出した方が高い買取が期待できます。

バード・希少な「ロリポップ」

バード・希少な「ロリポップ」をお持ちであれば、ウリエルで高価買取いたします。

バードとロリポップは、どちらともオイバ・トイッカ作のガラス製品です。

名前の通り、バードは鳥、ロリポップはロリポップキャンディーをイメージして製作されました。

バードは、流通した数が少ないものもあり、長年に渡って根強いコレクターが存在します。

ロリポップは、2004年の登場以来毎年のように新作が個数限定で発売されていて、入手が難しい製品です。

「オリゴ」「ティーマ」の廃盤色・限定カラー

「オリゴ」「ティーマ」の廃盤色・限定カラーをウリエルでは高価買取いたします。

廃盤色や限定カラーは、ヴィンテージショップでもなかなか出会うことができないので、中古市場でも需要があります。

オリゴの廃盤色・限定カラーは、ライトブルー、ブラウン、ミックス、グリーンなどで、ティーマは、ドッテドブルー、ライトブルー、セラドングリーンなどです。

イッタラを少しでも高く売るために

付属品も一緒に査定に出す

イッタラ製品を少しでも高く売るために、付属品も一緒に査定に出しましょう。

特に、製品を購入したときについてくる共箱は、査定額に大きく影響します。

共箱は製品の情報が詰まっており、イッタラ製品であることの証明にもなります。

共箱があるだけで、買取価格が2倍、3倍となることがあるので、食器と一緒にきれいに保管するようにしましょう。

汚れを落としてから査定に出す

イッタラ製品を少しでも高く売るために、汚れを落としてから査定に出しましょう。

新品に近ければ近いほど、買取価格がアップします。

製品の表面に埃や汚れがついている場合は、柔らかい布で優しく拭き取りましょう。

強くこすってしまうと、傷や色褪せの原因にもなるので注意してください。

使用済みの食器は、食べカスや茶渋などがないかを確認し、気になる場合は取り除くようにしましょう。

また、共箱の状態も査定額に大きく影響します。

つぶれや汚れ、カビがないかを確認し、香水やタバコなどの臭いが付かないところで保管するようにしてください。