ロブマイヤー

ロブマイヤー(LOBMEYR)について

ロブマイヤーは、オーストリアの首都ウィーンに拠店を置く、創業200年の伝統と歴史を誇るクリスタルガラスのメーカーです。

食器やグラス、花瓶、シャンデリアなど高品位なガラス製品を製造し、国内の王侯貴族を顧客としていることでも世界的に名を知られています。

その最大の特色は大量生産に向く「レッド（鉛）クリスタル」を使用せず、カリウム酸化物の含有率が特に高い「カリクリスタル」を使用していること。

そうすることで「軽く」「硬質で壊れにくい」、そして「薄く気品ある形」に製作することを可能としています。

ロブマイヤー(LOBMEYR)とは

加工に手間のかかる「カリクリスタル」をあえて使用し、一つひとつ職人の手作業によって細かい注文に技術で応える職人気質の工房で、特別な存在として注目されています。

ロブマイヤーの食器は手間を惜しむことのない丁寧な創作が魅力。

その美しい仕上がりで世界中の富裕層に愛され続けてきました。

昨今、特に中国人バイヤーの爆買いで、一部のコレクター向けからグローバルで取引される時代になり、リユース品ブランド食器の需要も高まっています。

今ならステムの長さとグラスの薄さが特徴のバレリーナや、熟練工が見事に仕上げるシェーンブルンなど、すべてのシリーズに高価買取が期待できるでしょう。

ロブマイヤーの歴史

ロブマイヤーはガラス職人ヨーゼフ・ロブマイヤーによって、1823年にオーストリアで創業され、6代目となる現在まで創業者一家での経営が続いてます。

創業12年目には、「貴族のなかの貴族」と称されたハプスブルク家より皇室御用達の称号を受け、同時期にウィーンにある数個の宮殿にシャンデリアを納めたことでも有名です。

現在ではオーストリア国賓へのギフトや大統領府、世界各地の大使館で使用され、その気品ある逸品は世界中のブランドファンを魅了し続けています。

ロブマイヤーの人気シリーズと買取相場

シリーズには普段使いのグラスから、特別なゲストのおもてなし用に「アドルフ・ロース」など名高い芸術家によるデザイーズグラスまでラインナップされています。

ここでは、ロブマイヤーの人気シリーズと買取相場をご紹介します！

アンティーク

アンティークの定義は製造されてから100年以上経過したもの、そして美術的・芸術的価値のあるものの呼称です。

ロブマイヤーアンティークは、数々の万国博覧会にて絶大な評価を得ることにより、その装飾的なガラス技法の名を知らしめた「初代や2代目の時代」の製品を指します。

時代を象徴する金彩やエナメルを利用した豪華な装飾も多いですが、古く劣化している製品も多くあり、食器としての買取相場は1脚およそ3,000～20,000円前後でしょう。

シェーンブルン

3代目ステファン・ラートが、1905年にデザインした美しいグラヴィールが施されたグラスのことを指し、雅子様がご成婚の際に購入したことで話題となりました。

グラヴィールとは絵画的な文様を表す技法のことで、銅盤などの回転工具を用いてガラス表面を削ってデザインされます。

しかしシェーンブルンは、回転器具を使わない、手作業による美しいグラヴィールを施されているのが特徴です。

18世紀のバロック様式ボヘミアンガラスをモチーフにした華麗な装飾は大変美しく、世界中の自国大使館でも使われており、買取相場は1脚およそ8,000～10,000円前後でしょう。

チューリップ

最高峰なバレリーナワイングラスのシャンパングラスとして、展開するのがバレリーナ・チューリップです。

さすがに貴族やセレブからも絶賛のグラスだけあって、美術品のようなウットリするシルエット、シャンパーニュが持つ雰囲気との相性も抜群と評価されます。

香りを引き出す膨らみのあるボウル、シャンパーニュが持つ芳醇な香りを際立たせるチューリップ、その買取相場は1脚およそ2,000円前後でしょう。

トラベラー

トラベラーはレザーケース付きのキャリーモデルで、ワインラバーには優雅な旅に出るのも、食事会にお出掛けするにも良きパートーナーになってくれます。

キャリーケースが一体となったトラベラーは、ワインからシャンパンまで応用でき、持ち運び用の「マイグラス」として人気です。

中でもバレリーナのシリーズが筒状のケースにすっぽりと収まるので使い勝手がよく、買取相場としては1脚5,000～7,000円あたりが期待できるでしょう。

バレリーナ

ガラスのプリマとも呼ばれるバレリーナ、そのフォルムの美しさ、エレガントさ、真に強い女性のイメージはロブマイヤーを代表する傑作の1つと言えます。

デザイナー「ポール・ヴィーザー」により、英国のプリマドンナ「マーゴ・フォンティーン」がティップ・トゥで立つ優美な姿をイメージさせたデザインだそうです。

背の高い1や2、赤ワインなら3、白ワインやビールなら4などたくさんの形状があるのも特徴です。

そのため買取価格も様々で1脚3,000～5,000円が相場でしょう。

ミツコ

19世紀末頃にハインリッヒ・クーデンホーフ・カレルギー伯爵の妻、日本人「ミツコ」伯爵夫人が自邸に社交界の友人を招く際に愛用したシリーズです。

2代目ルードヴィッヒ・ロブマイヤーによるデザインで、ハンドポリッシュの見事な輝きに加え独創的なカットが特徴、上流階級の人々が好んで利用していました。

日本人伯爵夫人に敬意を表してか、その価値は高く評価されていて買取市場では需要が高い一品です。

そのため1脚5,000～7,000円の高値が期待できるでしょう。

パトリシアン

ウィーンを代表する建築家でもあるアーティスト「ヨーゼフ・ホフマン」がデザインし、ロブマイヤーの熟練職人の技で生まれた極薄のグラスシリーズです。

カリクリスタルと宙吹きガラス（モスリングラス）による極薄のグラスは、バランスのとれたエレガントなフォルムと口当たりの良さが素晴らしいと言われます。

今でもロブマイヤーの傑作として受け継がれている人気シリーズ、その買取相場はおよそ1脚5,000～7,000円位は期待して良いでしょう。

その他

ロブマイヤーには他にも極薄モスリングラスの名品シリーズが存在し、目利きのマニア達に絶賛されています。

というのも、欧米に流通しているこれらのロブマイヤーには、一切マークが入らず品質のみで見分けなければならない製品仕様。

そのため高価買取が期待できるシリーズです。

アンバサダー

1925年「パリ装飾博覧会」に出展された極めて薄いモスリングラスの名品シリーズ、建築家オズワルド・ヘルテルのデザインによって作られました。

なんと、日本向けにのバレリーナシリーズには特別にマークが刻印されていて、日本人は品質だけでは判断できないからとの理由だそうです。

ロース

建築家アドルフ・ロースのデザインによるウィーンにある伝説の「アメリカン・バー」のために制作され、現代欧州デザインの基になったと言われる作品です。

これまた、日本向けバレリーナシリーズの一部にマークの刻印があります。

ロータス

2代目オーナーであるルードヴィヒ・ロブマイヤーが自らデザインしたシリーズ、1856年から続く極薄モスリングラスの定番シリーズとなります。

取扱は最も神経を使うと言われ、非常に薄くて繊細だからですが、ロブマイヤーの歴史はここから始まったと感じさせるシリーズです。

このようなロブマイヤーは高価買取いたします！

ウリエルではロブマイヤーの製品ならシリーズにかかわらず買取強化中、その中でも次のようなロブマイヤーなら高価買取いたします。

たとえば、希少なアンティークのエナメル彩の作品やシェーンブルンシリーズは非常に人気が高く、是非とも欲しいシリーズです。

安定した人気のバレリーナシリーズのシャンパンチューリップやパトロシアンシリーズなども、併せて欲しいアイテムの1つになります。

さらに下記のような製品コンディションなら高価買取を約束します！

セットが揃っている

ロブマイヤーは大切な方へ真心のこもったギフトとしても人気なので、キャリーケースとグラスがセットのトラベラー （バーガンディ・ブラック）は高価買取の対象です。

また、限定品の日本酒が付いた「アルファ カクテルグラス for SAKE 2色セット・4色セット」も高価買取の対象になります。

耳より情報として、他のロブマイヤーや他ブランドの食器をまとめて査定に出すと、買取価格が上がる場合も多いです。

保存状態が良い

新品であっても保管の状態が悪いと「カビやひび割れ」「色あせ」などの原因となり、ホコリが付着している可能性があります。

加えて箱の表面が日焼けしてしまうこともあるため、直射日光を避けた場所で保存されていた製品なら高値買取の対象です。

保存状態が良いロブマイヤーなら、喜んで高価買取いたします。

ロブマイヤーを少しでも高く売るために

市中やネットにはたくさんの買取ショップが存在しますが、相談するならその分野の専門店をおすすめ、目利きの査定士が価値をしっかり査定するウリエルなら安心です。

特にブランド食器となると実績や商品知識のない買取ショップに相談してしまうと、ロブマイヤーを正しく評価してもらえない可能性があります。

ウリエルは高価買取で業界NO.1の実績、愛着あるロブマイヤーを少しでも高く売るために次の3つに注目してください。

箱・付属品をセットに

ロブマイヤーに付属していた「箱」「しおり」がすべてそろっている。

専用の箱はお品物が動かないよう設計されているので査定にも有利です。

何も残ってなくてどのシリーズか分からない場合でも、ウリエルなら出長査定時に特定、またお問い合わせの際に写真添付して頂ければ確認させていただきます。

もちろん、箱やしおりが無くとも、確かな査定士が丁寧に査定し買取いたしますのでご安心下さい。

手入れしてから査定

たとえ未使用のロブマイヤーでもほこりが被っていたりしては、外箱も含めて印象が良くありません。

きれいな見た目は査定もアップする傾向にありますが、お品物は無理に汚れを落とそうとせず、簡単に表面を拭いたり・洗っておく程度にしましょう。

売却は早めに

ロブマイヤーとは言え食器やインテリア製品にも流行があり、そのとき流行しているものは査定がUPし高価買取が可能です。

逆に流行が終われば、流通量の多いお品物は供給過多のため査定が下がることもありますが、ロブマイヤーの人気は先述の理由もあり継続と予想します。

しかし希少なアンティークや高級美術品など一部をのぞいて、ほとんどのブランド品は時間が経つにつれて価値が目減りしていく傾向です。

お手持ちのロブマイヤーが「もう使う機会もないし」「置くとこにも困る」など使う予定が無いなら、なるべく早めの相談をおすすめします。

多くの買取ショップの中でウリエルは……

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