鹿児島×食器

鹿児島県には代表的な伝統工芸品「薩摩焼」があります。

• 薩摩焼

  鹿児島県で製作される伝統工芸品の一つです。
  この陶器は2種類に分けられ、華やかで多色使いされた配色の「白もん（白薩摩）」と、日常で使用されている「黒もん（黒薩摩）」があります。
  2007年には、フランスの国際的な美術館「セーヴル陶磁器美術館」で薩摩焼を主とした展示会が開かれるなど、世界中で高い注目を集めいます。
  有名な作家の作品は、高い金額で買取されることも珍しくありません。

• 十五代目　沈　壽官

  1959年、古くから薩摩焼の伝統を受け継ぐ「沈壽官窯」の元に生まれ、幼少期は陶器を身近に感じながら育ちました。
  その後、日本の工業試験場で修行を積み、更にはイタリアの陶芸学校で西洋の技術を身につけました。
  白薩摩の作品「金襴手」などは、代々伝わる技術が用いられており、余白の使い方や形には15代目沈嘉官独自の工夫が加えられています。
  2010年には、全国で「15代沈壽官展」を開くなど20年以上もの陶芸人生を通して、今も多くの薩摩焼を生み出し続けています。