大分×食器

大分県には代表的な伝統工芸品「小鹿田焼」があります。

• 小鹿田焼

  小鹿田焼（おんたやき）は、大分県日田市小鹿田で作られている焼き物です。
  1705年に日田の黒木十兵衛が福岡県小石原村の陶工、柳瀬三右衛門を招き、窯業に適した環境が整っていた小鹿田に登り窯を築いたことから始まりました。
  1931年、民藝運動家の柳宗悦が小鹿田焼を絶賛したことをきっかけに、広く知られるようになりました。
  陶工がカンナや刷毛で丁寧に施す幾何学模様が特徴的で、1995年には国の重要無形文化財に指定されています。

• 柳瀬朝夫

  柳瀬朝夫（やなせあさお）は、小鹿田焼を代表する陶芸家です。
  お皿などの日用雑器から、壺や甕のような大型の陶器まで、多種多様な作品の数々を生み出して小鹿田焼の伝統を守ってきました。
  2020年に76歳で逝去するまで、現場で作り手として小鹿田焼の作陶を牽引し続けました。
  現在は、息子の柳瀬裕之氏によってその技術が受け継がれています。